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勾玉
八
しおりを挟む「お前…どこでそれを…」
「なにがー!!」
少年が指した指の先には
紅からの贈り物である赤いバッジがあった
「これは紅さんが俺にくれたものだよ!!厳密に言えば、紅さんが禊萩さんに渡して、禊萩さんが俺に着けてくれて…」
「推薦された者の証…」
「……………」
少年同様、喧嘩を仲裁した少女や周りの受験者も驚いているようだった
「えーっとー、、、、、なに、、、」
先程の視線よりも身動きが取れない或
「チッ…」
そんな或に舌打ちをすると、少年はどこかに行ってしまった
「これ…そんなにやばいのか…な…」
何となく手で隠す或に
「次の方ーーー!!前へ!!」
受付の者が手招きして呼んだ
「あっ!はい!!」
会場に入って数十分だったが
疲労を感じながらなんとか受付を済ませ、受験者の集まる広間に行くことができた
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