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本編
American Lemonade~忘れられない~
American Lemonade~忘れられない~
潤は真央をベッドに横たえるとそのまま覆い被さる。そのまま唇を重ね、舌でそれをなぞり真央のそれを開けさせる。
「ふっ」
潤は口腔内を蹂躙していく。やがて捉えた真央の舌に自身のを絡める。それにおずおずと答えていた真央も徐々に大胆になってくる。それと同時に潤は真央の胸の膨らみを揉みしだく。
「真央は相変わらず感度がいいね」
「なに、を……。あっ」
潤が真央のシャツをスカートから抜き取り裾から手を入れて直にそれに触る。すると、その頂はすぐに硬くなる。潤はあっという間に剥ぎ取るとブラジャーを押し上げ、片方の赤いその実にむしゃぶりつく。
「あぁぁ。だ、だめ……」
「ダメじゃないだろ?」
「そ、それ、以上は……」
真央が漏らす声は言葉にならない。久しぶりに与えられる感覚に息が上がる。抗えないその感覚に真央は潤の頭を掻き抱く。潤は赤い実を強く吸い付き甘噛みする。
「ああ、やっぱり真央は最高だ」
「潤?」
潤は真央の肌の触り心地を確かめるかのように丹念に撫でまわす。不埒に這い回るその手は桃を撫でまわし、足の付け根へと向かう。ショーツの横から指を忍び込ませるとそこで一瞬潤の動きが止まった。
「真央、何で……」
驚きとともに目を見開く潤。そこにあるべきはずの茂みがなかったからだ。真央はどう答えるべきか逡巡する。
「そこは聞かないで」
「なんで?」
「女子には色々事情があるのよ」
「事情、ねぇ。それを教えてくれるつもりは?」
いつになく意地悪に囁く潤に真央は羞恥で顔を背けた。
「いいよ。あとでたっぷり聞かせて貰うから」
「潤?」
「久しぶりだから覚悟して」
その言葉に真央は戦慄く。それを察した潤は優しく唇を重ねる。その間にもショーツに忍ばせた指は秘裂の奥にある花芯を探り当てなぶり始める。
「あぁん……」
「すごいな。あっという間に蜜があふれてきた」
潤はわざと耳元で囁く。真央は目を潤ませ先を強請るように腰をくねらせる。潤は一度起き上がるとシャツを脱ぎ捨て、スラックスの前をくつろげる。蜜に濡れたショーツを剥ぎ取り、そそり立つ自身を秘裂に這わせる。先端が花芯を擦る。それがもたらす感覚に真央は身を震わせる。
「このまま入れていい?」
「いいよ」
「もし、痛かったら俺の肩を噛んで良いから」
潤は蜜口に自身を鎮めていく。中はキツく締め付けてくる。それを押し広げ、奥へと進める。全部を納めたところで息を吐く。真央も同じよう苦しいのかシーツをしっかりと握りしめている。その手に自分の手を重ねしっかりと指を絡める。
「潤……」
「真央、動くよ」
そう言うと潤は抽挿を始める。真央を気遣いゆっくりと動き始めたが、奥へと誘うように蠢く肉壁がそれを阻む。腹筋に力を入れてやり過ごそうとするが、肉壁は貪欲に快楽を求めるように収縮を繰り返す。それは潤の理性を焼き切るのに十分だった。
「くっ、これ以上は無理、だ」
「あぁぁぁぁぁ!!!」
潤は激しく押しを打ち付ける。ベッドが激しく軋み、隠微な水音と真央の嬌声が響き渡る。真央が絶頂へと駆け上がるのを見て取り最奥を穿つ。甲高い嬌声を上げ、背をそらせる。それまで蠢いていた肉壁は潤を搾り取るように締め上げ熱の解放を促してくる。それに抗うことなく解き放つ。二人は折り重なって絶頂の余韻に身を委ねた。
どちらともなく口付けを交わす。潤は力を失った自身を引き抜き、真央の隣へ横たわる。真央はその身を潤に預け、潤もまたそれを抱き留めるように腕を回した。
「ごめん……」
「何?」
「親父にも佳織さんにも雫にも言われてたのに……」
「潤?」
真央は何事かと思い体をひねる。すると、足の付け根からトロリとしたものが腿に伝わるのを感じた。それが何かわからない真央ではない。潤は避妊しなかったことを詫びているのだ。真央は頬に唇を寄せ囁く。『気にしないで』と……。
「それはそうと、なんで真央は、その……」
「?」
潤が言いにくそうにしている。真央はクスクス笑いながらその問いに答えた。
「私、白い下着ばっかりだから」
「関係あるのか?」
「ある。透けるのよ」
「ああ、そういうことか」
潤は納得したようだった。真央は少し恥ずかしくなって胸に顔を埋めた。ふと、あることに気づいた。先程の情事で擦れる感覚がなかった。それは潤にもそれがないということを現している。
「なら、潤は何で剃ってるの?」
「俺?」
「そうよ」
「これはハンブルグの友人から『そんなことじゃ女にモテないぞ!』って言われたから」
「え?」
「強引にエステに連れていかれて永久脱毛させられたんだ」
「嘘……」
「ホント。向こうはこれが当たり前なんだ。そのせいか、前戯が長い。おまけにドイツでは体の相性確認してから付き合うらしい」
「そうなんだ」
「勿論、女を紹介される前に全部断った。というか、雅紀さんが先に釘を刺してくれていた。俺には迎えに行くと決めてる女がいるから余計な事しないでくれって」
潤は真央の額に口付けを落としながら微笑む。真央の肩に腕を回し抱き寄せる。真央は全てを預けるように彼の胸に顔を埋める。
「ありがとう」
「真央?」
「こんな私のことずっと思っててくれて……」
「それはこっちの台詞」
お互いの温もりを感じながら、しばしまどろみの中へと落ちていくのだった。
二人が目を覚ますと、日は既に西へと傾いていた。
「シャワー、浴びる?」
「だな」
潤は一緒にと言い張ったが、真央は頑なに拒んだ。何かしら企んでいるように感じたからだ。なにより、二人の初めても部室のシャワールームだった。今の潤なら一度で終わるとは到底思えない。だから、真央は拒んだのだった。潤はふて腐れて口をとがらせている。真央と入れ替わるようにバスルームに消えていったのだった。
(なんだかあの頃に戻ったみたい)
真央は苦笑せざるを得なかった。潤がバスルームから出てくるのを待つ間、飲みたい気分になる。キッチンの横に置いてある亡き祖父が残した戸棚の中からいくつか取りだし、カウンターでカクテルを作る。
「さっぱりした」
そこに潤がリビングに現れる。真央は微笑みかけカウンターに座るように促した。
「へぇ、キッチンにも置いてるんだ」
「おじいちゃんのコレクションみたいなものよ」
「ふ~~ん」
「潤も飲む?」
「じゃあ、昨日出してくれたヤツ。なんて言ったっけ?」
「オリンピック?」
「それ」
真央はリクエストに応えて『オリンピック』を作り、差し出す。そして、真央は別のカクテルを作り自分の前に置いた。
「潤はカクテル言葉って知ってる?」
「いや」
「花言葉や宝石言葉ってあるでしょう?同じようにカクテルにも意味があるの。そして、人々が思いを伝えあうためのカクテルが存在する」
「オリンピックってどんな意味があるんだ?」
潤はグラスを手に取りながら尋ねる。真央は一度深呼吸をしてから言葉にする。
「待ち焦がれた再会……」
その一言に潤は口を付けかけたグラスを戻す。その真意を探るように真央の目を見つめる。それに対して苦笑いを浮かべる。その様子に何かを感じたようで潤は真央の前に置かれたカクテルを見つめながら尋ねる。
「なら、そのカクテルは?」
「これは『アイ・オープナー』よ。込められた言葉は自分で確認するといいわ」
真央はカウンターの下からメニュー表を差し出した。潤はそれを広げて『アイ・オープナー』の意味を探す。五十音順に並べられたそれはすぐに見つけることができた。そして、その言葉に顔を上げる潤。
「真央、これ……」
潤はその言葉の意味に鼓動が早くなる。顔を上げると真央は小さく息を吐きながら潤の目を見て言葉を紡ぐ。
「私にとってあなたとの出会いは『運命』だったの。あなたにとってはどうだったの?」
「俺にとっても『運命』だったと思ってる。でなかったら、あんなふうに体を重ねたりはしない」
「そっか」
「真央、俺たち遠回りしてきたけど……」
「うん、もう一度初めから」
二人はグラスを掲げて乾杯をする。カクテルを飲み干したあと、潤はなんとなくメニュー表に視線を落とす。そこで一つのカクテルに目をとめる。
「真央、アメリカンレモネードを作ってくれないか?」
「潤?」
「君ならわかるだろ?これを頼む意味が」
真央は言われるままにカクテルを作り始める。
タンブラーにレモン・ジュースと砂糖、ミネラル・ウォーターを注ぎステアしてレモネードを作り、氷を入れる。そこに赤ワインを静かに注ぎ、フロートさせる。
出来上がったそれを静かに差し出した。それを潤は一口だけ飲み、タンブラーを置く。
「色々あったけどさ。やっぱり俺には真央しかいないって思った。このカクテルのようにね」
潤はメニュー表にある『アメリカンレモネード』の文字を指でなぞる。そこに込められた言葉は『忘れられない』。
(ああ、潤も同じだったのね)
そう思うと自然と心を温かいものが満たしていくのだった。
潤は真央をベッドに横たえるとそのまま覆い被さる。そのまま唇を重ね、舌でそれをなぞり真央のそれを開けさせる。
「ふっ」
潤は口腔内を蹂躙していく。やがて捉えた真央の舌に自身のを絡める。それにおずおずと答えていた真央も徐々に大胆になってくる。それと同時に潤は真央の胸の膨らみを揉みしだく。
「真央は相変わらず感度がいいね」
「なに、を……。あっ」
潤が真央のシャツをスカートから抜き取り裾から手を入れて直にそれに触る。すると、その頂はすぐに硬くなる。潤はあっという間に剥ぎ取るとブラジャーを押し上げ、片方の赤いその実にむしゃぶりつく。
「あぁぁ。だ、だめ……」
「ダメじゃないだろ?」
「そ、それ、以上は……」
真央が漏らす声は言葉にならない。久しぶりに与えられる感覚に息が上がる。抗えないその感覚に真央は潤の頭を掻き抱く。潤は赤い実を強く吸い付き甘噛みする。
「ああ、やっぱり真央は最高だ」
「潤?」
潤は真央の肌の触り心地を確かめるかのように丹念に撫でまわす。不埒に這い回るその手は桃を撫でまわし、足の付け根へと向かう。ショーツの横から指を忍び込ませるとそこで一瞬潤の動きが止まった。
「真央、何で……」
驚きとともに目を見開く潤。そこにあるべきはずの茂みがなかったからだ。真央はどう答えるべきか逡巡する。
「そこは聞かないで」
「なんで?」
「女子には色々事情があるのよ」
「事情、ねぇ。それを教えてくれるつもりは?」
いつになく意地悪に囁く潤に真央は羞恥で顔を背けた。
「いいよ。あとでたっぷり聞かせて貰うから」
「潤?」
「久しぶりだから覚悟して」
その言葉に真央は戦慄く。それを察した潤は優しく唇を重ねる。その間にもショーツに忍ばせた指は秘裂の奥にある花芯を探り当てなぶり始める。
「あぁん……」
「すごいな。あっという間に蜜があふれてきた」
潤はわざと耳元で囁く。真央は目を潤ませ先を強請るように腰をくねらせる。潤は一度起き上がるとシャツを脱ぎ捨て、スラックスの前をくつろげる。蜜に濡れたショーツを剥ぎ取り、そそり立つ自身を秘裂に這わせる。先端が花芯を擦る。それがもたらす感覚に真央は身を震わせる。
「このまま入れていい?」
「いいよ」
「もし、痛かったら俺の肩を噛んで良いから」
潤は蜜口に自身を鎮めていく。中はキツく締め付けてくる。それを押し広げ、奥へと進める。全部を納めたところで息を吐く。真央も同じよう苦しいのかシーツをしっかりと握りしめている。その手に自分の手を重ねしっかりと指を絡める。
「潤……」
「真央、動くよ」
そう言うと潤は抽挿を始める。真央を気遣いゆっくりと動き始めたが、奥へと誘うように蠢く肉壁がそれを阻む。腹筋に力を入れてやり過ごそうとするが、肉壁は貪欲に快楽を求めるように収縮を繰り返す。それは潤の理性を焼き切るのに十分だった。
「くっ、これ以上は無理、だ」
「あぁぁぁぁぁ!!!」
潤は激しく押しを打ち付ける。ベッドが激しく軋み、隠微な水音と真央の嬌声が響き渡る。真央が絶頂へと駆け上がるのを見て取り最奥を穿つ。甲高い嬌声を上げ、背をそらせる。それまで蠢いていた肉壁は潤を搾り取るように締め上げ熱の解放を促してくる。それに抗うことなく解き放つ。二人は折り重なって絶頂の余韻に身を委ねた。
どちらともなく口付けを交わす。潤は力を失った自身を引き抜き、真央の隣へ横たわる。真央はその身を潤に預け、潤もまたそれを抱き留めるように腕を回した。
「ごめん……」
「何?」
「親父にも佳織さんにも雫にも言われてたのに……」
「潤?」
真央は何事かと思い体をひねる。すると、足の付け根からトロリとしたものが腿に伝わるのを感じた。それが何かわからない真央ではない。潤は避妊しなかったことを詫びているのだ。真央は頬に唇を寄せ囁く。『気にしないで』と……。
「それはそうと、なんで真央は、その……」
「?」
潤が言いにくそうにしている。真央はクスクス笑いながらその問いに答えた。
「私、白い下着ばっかりだから」
「関係あるのか?」
「ある。透けるのよ」
「ああ、そういうことか」
潤は納得したようだった。真央は少し恥ずかしくなって胸に顔を埋めた。ふと、あることに気づいた。先程の情事で擦れる感覚がなかった。それは潤にもそれがないということを現している。
「なら、潤は何で剃ってるの?」
「俺?」
「そうよ」
「これはハンブルグの友人から『そんなことじゃ女にモテないぞ!』って言われたから」
「え?」
「強引にエステに連れていかれて永久脱毛させられたんだ」
「嘘……」
「ホント。向こうはこれが当たり前なんだ。そのせいか、前戯が長い。おまけにドイツでは体の相性確認してから付き合うらしい」
「そうなんだ」
「勿論、女を紹介される前に全部断った。というか、雅紀さんが先に釘を刺してくれていた。俺には迎えに行くと決めてる女がいるから余計な事しないでくれって」
潤は真央の額に口付けを落としながら微笑む。真央の肩に腕を回し抱き寄せる。真央は全てを預けるように彼の胸に顔を埋める。
「ありがとう」
「真央?」
「こんな私のことずっと思っててくれて……」
「それはこっちの台詞」
お互いの温もりを感じながら、しばしまどろみの中へと落ちていくのだった。
二人が目を覚ますと、日は既に西へと傾いていた。
「シャワー、浴びる?」
「だな」
潤は一緒にと言い張ったが、真央は頑なに拒んだ。何かしら企んでいるように感じたからだ。なにより、二人の初めても部室のシャワールームだった。今の潤なら一度で終わるとは到底思えない。だから、真央は拒んだのだった。潤はふて腐れて口をとがらせている。真央と入れ替わるようにバスルームに消えていったのだった。
(なんだかあの頃に戻ったみたい)
真央は苦笑せざるを得なかった。潤がバスルームから出てくるのを待つ間、飲みたい気分になる。キッチンの横に置いてある亡き祖父が残した戸棚の中からいくつか取りだし、カウンターでカクテルを作る。
「さっぱりした」
そこに潤がリビングに現れる。真央は微笑みかけカウンターに座るように促した。
「へぇ、キッチンにも置いてるんだ」
「おじいちゃんのコレクションみたいなものよ」
「ふ~~ん」
「潤も飲む?」
「じゃあ、昨日出してくれたヤツ。なんて言ったっけ?」
「オリンピック?」
「それ」
真央はリクエストに応えて『オリンピック』を作り、差し出す。そして、真央は別のカクテルを作り自分の前に置いた。
「潤はカクテル言葉って知ってる?」
「いや」
「花言葉や宝石言葉ってあるでしょう?同じようにカクテルにも意味があるの。そして、人々が思いを伝えあうためのカクテルが存在する」
「オリンピックってどんな意味があるんだ?」
潤はグラスを手に取りながら尋ねる。真央は一度深呼吸をしてから言葉にする。
「待ち焦がれた再会……」
その一言に潤は口を付けかけたグラスを戻す。その真意を探るように真央の目を見つめる。それに対して苦笑いを浮かべる。その様子に何かを感じたようで潤は真央の前に置かれたカクテルを見つめながら尋ねる。
「なら、そのカクテルは?」
「これは『アイ・オープナー』よ。込められた言葉は自分で確認するといいわ」
真央はカウンターの下からメニュー表を差し出した。潤はそれを広げて『アイ・オープナー』の意味を探す。五十音順に並べられたそれはすぐに見つけることができた。そして、その言葉に顔を上げる潤。
「真央、これ……」
潤はその言葉の意味に鼓動が早くなる。顔を上げると真央は小さく息を吐きながら潤の目を見て言葉を紡ぐ。
「私にとってあなたとの出会いは『運命』だったの。あなたにとってはどうだったの?」
「俺にとっても『運命』だったと思ってる。でなかったら、あんなふうに体を重ねたりはしない」
「そっか」
「真央、俺たち遠回りしてきたけど……」
「うん、もう一度初めから」
二人はグラスを掲げて乾杯をする。カクテルを飲み干したあと、潤はなんとなくメニュー表に視線を落とす。そこで一つのカクテルに目をとめる。
「真央、アメリカンレモネードを作ってくれないか?」
「潤?」
「君ならわかるだろ?これを頼む意味が」
真央は言われるままにカクテルを作り始める。
タンブラーにレモン・ジュースと砂糖、ミネラル・ウォーターを注ぎステアしてレモネードを作り、氷を入れる。そこに赤ワインを静かに注ぎ、フロートさせる。
出来上がったそれを静かに差し出した。それを潤は一口だけ飲み、タンブラーを置く。
「色々あったけどさ。やっぱり俺には真央しかいないって思った。このカクテルのようにね」
潤はメニュー表にある『アメリカンレモネード』の文字を指でなぞる。そこに込められた言葉は『忘れられない』。
(ああ、潤も同じだったのね)
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