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4歳 人喰い狼と、新たな人間

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 ローザが初めて人間の街へ降りることになった。
 といっても、なにもこの家を出て行くわけではない。
 ただ、他の人間達との交流に慣れるために一、二時間ほど離れるだけだ。

 この森でずっと暮らしていくのならよいが、そうでなければなるべく早いうちに他の人間との交流も持たせた方がいい。
 それがサラの主張だった。

 サラの主張はもっともだったが、私はローザがうまく他の人間に溶け込めるか心配でならなかった。
 これまでサラも私も出来る限り人間の知識や立ち振る舞いについてローザに教えてきたが、それとて完璧とは言えない。
 サラは炎の精霊で、私は魔狼なのだ。

 これまで他の人間と触れあったことのないローザが、その振る舞いがおかしいと他の人間から笑われたり、虐められたりするのではないか。
 それが最大の不安の種だった。

 自分たちとは違う。そう思われただけで、輪から外されることも多々あるのだ。
 ちょうど、魔力のない私が群れから切り捨てられたように。

「他の人間と触れあうのは、もう少ししてからでもよいのではないか。
 その、七歳になってからでも……」

 人間の子どもは、七歳になると学校へ行く。
 雪の国に暮らす以上、それは義務だった。
 どんな仕事に就くにしても、学校を卒業した証が必要とされるのだ。

 森でずっと隠れ暮らすのであれば学校に行かなくともよいが、そうするとローザの将来の選択肢を狭めてしまう。
 学校にはきちんと行かせるつもりだった。

 七歳になれば嫌でも他の人間と触れあわなければいけない。
 だから、それまではせめてのびのびと暮らしてもよいのではないか。

 そう言うと、サラは困ったように身体を明滅させた。

「あんたの気持ちもよく分かるわ。私も正直、心配だもの。
 でも、ローザを心配するならなおさら早いうちに人間と交流させた方がいいわ。
 幼いうちなら許される失敗も、成長するとそうはいかなくなるもの。
 魔狼だって、狩りを失敗して怪我をするかもしれないから成体になるまで狩りを教えない……なんてことは、無いでしょう」

 それは確かにサラのいうとおりだった。
 狩りは危険だが、狩りが出来なければ生きていくことも出来ない。
 だから魔狼は、子どもが少し歩けるようになると真っ先に狩りを教える。
 子どもがやがて成体になったとき、少しでも生き延びられる確率を上げるために。

 人間も同じだ。
 狩りのように生死に直結するわけではないが、ほとんどの人間は他人と交流しなければ生きていけない。
 マギアスも、人と関わるのはあまり好きではないと言っていたがそれでも多くの人間の中で生きていた。
 ローザが人間らしい生活を送ることを願うのなら、交流は必要なことだ。

「それに、ローザにもそろそろ同族の友達が必要だもの」
「友達、か……」

 友と呼べる相手は、マギアスにも何人かいた。
 雪の国の王に海の国の骨董屋、宝石の国の騎士団長……。
 頻繁に連絡を取り合っていたわけではないが、時折手紙のやりとりをしては顔をほころばせていたものだ。
 苦しいときや悲しいとき、心を支えてくれるといっていた。

 何かあったときに支えとなる同族の相手が、ローザにも出来たら。
 それはとてもよいことのように思えた。

「……分かった。
 ところで、どこへ連れて行くつもりだ?」
「銀花の街よ。知っているでしょう、マギアスがたまに通っていた場所」
「ああ、あそこか」

 銀花の街は 雪の国が創設された時に作られた歴史ある街だ。
 魔法使いが多く輩出される街でもあり、マギアスも時折銀花の街の学校へ通っていた。
 講師として大勢の子ども達の前で魔法を見せたり、私やサラと子ども達を触れあわせたりするためだ。

「サラはともかく、私がついていっても大丈夫なのか?
 留守番していても構わないが……」

 私がこの森に住む「人喰い狼」だと分かる人間はいないだろうが、街を魔狼が歩いていたら怯えさせてしまうかもしれない。
 下手をしたら、ローザが魔狼を街に連れ込んだと責められる可能性もある。
 サラの魔法を使えば、森の入口から銀花の街まで一瞬で移動できる。私がいなくとも大丈夫なはずだ。
 そう言うと、サラは「大丈夫よ」と優しい声で言った。

「銀花の街は魔法使いが多いから、騒ぎにはならないわ。
 魔法使いなら、あんたの首輪を見れば誰かの使い魔ってことはすぐにわかるもの。
 きっとローザか、ローザの保護者の使い魔だと思うでしょうよ。
 それにあんた、もう数百年も森から出ていないでしょう。きっといい気分転換になると思うわ」
「そうか……では、そうしよう」

 サラが言うのなら、きっと大丈夫だ。
 マギアスが生きていた頃も、いなくなった後も、サラの言葉は常に正しかった。
 少なくとも、私にとっては。

「ローザ」

 全てが決まったところで、サラがローザの名前を呼んだ。
 熱心にお絵かきをしていたローザがこちらを向いて、不思議そうに首を傾げる。

「お出かけしましょうか」
「お出かけ! どこへ行くの?」
「銀花の街よ」
「ぎんか……?」
「ええ。森とはちょっと違う場所よ。人間がたくさんいるの」
「ふうん……」

 サラの説明に、ローザはあまりしっくりきていないようだった。
 ただ、それもサラが取り出してきた服を見てすぐに吹き飛んでしまったようだが。

「今日のお出かけは、これを着ていきましょうね」
「かわいい!」

 サラが持ってきたのは、赤いエプロンドレスだった。
 もちろん、マギアスの私物ではない。彼はもっとシンプルで真っ黒な衣服を好んだ。
 一体どうしたのだろう。

「マギアスが遺したお金を使って、ローザが着られる大きさで似合いそうな服を買ってきたのよ。
 もともと、何かあったら遠慮無く使ってくれって言われてたから。
 さすがに、今の服で街に出かけると浮くもの」

 ローザが今まで着ていたのは、マギアスの服をローザ用に仕立て直したものだった。
 素材はよいが、サラ曰く「元が大人の男性用だし、数百年前のものだからデザインがちょっと……」ということらしい。

 確かに、エプロンドレスを着て髪にリボンを結んだローザは、普段とだいぶ変わった姿をしていた。
 人間の美醜の判断は私には出来ないが、姿見で自分の格好を見たローザは「おひめさまみたい」とにこにこしながら飛び跳ねている。
 ローザが憧れていた絵本のおひめさまは、袖が膨らんだ丈の長いドレスを着ていた。
 それと似た格好が出来て嬉しいのだろう。

「かわいい格好を、みんなに見せに行きましょうか」
「うん!」

 サラの言葉に大きく頷いて、ローザがこちらを振り返った。

「パステールも?」
「ああ、もちろん行くとも」

 そういうと、ローザは満面の笑みを浮かべて「みんなでお出かけ!」と喜んでいた。
 やはり、共に行くことにしてよかった。

「パステールも、おしゃれしよう!」
「い、いや。私はこのままで……」
「いや! リボン、おそろいにするの!」

 そうまで強く言われてしまっては、これ以上拒むことも出来ない。
 尻尾にはローザが付けているのと同じ赤いリボン。頭には黄色の花飾り。あげく肩には不要になったレースのカーテンを付けられてしまった。
 正直、リボンや花飾りはまだしもカーテンはどうかと思うのだが、ローザは「これがかわいいの」と言って譲らない。
 結局、そのまま出かけることになった。

「……似合ってるわよ、ええ」
「サラ。いつものように正直に言ってくれないか」
「そうね……その格好なら怖がられることもなさそうだし、まあいいんじゃない? って、思ってるわ」
「……そうか」

 まあ、確かにリボンと花とレースで飾られた魔狼を恐れる人間はいないだろう。
 そう考えると、これはこれでいいのかもしれない。
 無理矢理自分をそう納得させて、今か今かと待ちかねているローザを銀花の街へ連れて行くことにした。





「すごい、すごい! おうちのまわりと、ぜんぜんちがうね!」

 舗装された道に、一定の間隔で立ち並ぶ建築物。そして道を行き交うたくさんの人々。
 森とは全く違う始めて目にする風景に、ローザは先ほどから驚いてばかりだった。
 田舎から出てきた子どもが都会の風景に驚いていると思われたのか、人々がローザをみる視線は温かい。

 私を見て驚く人間は、あまりいなかった。
 魔法使いでなくとも、この格好をみれば私が野生の魔狼ではないと一目で分かるからだろう。

「みんな、後ろ足だけであるいてるね」
「ええ。みんな、ローザと同じ人間だもの」

 自分以外に二足歩行する生き物を見たことがなかったせいだろう。
 ローザは人間に興味津々のようだった。
 あちらこちらを見回しては、歓声を上げている。

「ローザ。いつものように、パステールから離れないようにね」
「うん!」

 サラの言葉に頷いて、ローザの小さな手が私の腹の毛をしっかりと握った。
 小さな歩調に合わせて舗装された道を歩いていると、数百年前にマギアスと共に生活していたときのことを思い出す。
 あの頃とは街の風景も人々の服装も全て変わってしまったが、それでも懐かしく感じるのは何故だろう。

 しばらく街を散策していると、開けた場所に着いた。
 それまでの舗装された道とは違って刈り揃えられた草が敷き詰められ、辺りには何本かの木々が一定の間隔で植えられている。

 人間達は、草の上で寝転んだり長椅子に腰掛けたりして思い思いに過ごしていた。
 中には、ローザと同い年ほどの子どもが追いかけっこをしているのも見える。
 サラがいうには、ここは「公園」という場所らしい。

 森を散策するときに比べればさほど長い距離を歩いたわけではないが、慣れない場所で過ごすのは予想以上に体力を使う。
 ローザが歩けなくなる前に、休むことにした。
 人々から少し離れた木陰に寝そべると、ローザが早速私に寄りかかった。

「ここ、人間と馬がいっぱいいるね」
「そうね。ここは人間の住む街だもの」
「あと、おひめさまみたいなドレスきてる人がいっぱいいた!」

 よほど街や人間が物珍しかったのか、ローザは目をきらきらとさせて話し続けた。
 人間を恐れたり、嫌ったりといった様子が見られないことにひとまず胸をなで下ろす。

 しばらくして、話しながら辺りを見回していたローザが「あれ、なあに?」と、公園の端にある花壇を指さした。
 低い柵に囲まれた一角に、色とりどりの花が規則正しく並んで咲いている。

「あれは花壇というものだ」
「かだん?」
「そうだ。いろんな草花を一カ所に集めている場所のことで……近くで見てみるか?」

 長々と説明するより、実際に見たほうが早いし分かりやすいだろう。
 そう思って尋ねると、ローザはすぐに「うん」と頷いた。
 花壇の花は決して摘んではいけないとよくよく言い聞かせてから、そちらへ向かう。

「お花、きれいだね!」
「うむ。森では見たことのないものばかりだな」

 珍しい草花に、ローザは先ほどからずっと「きれい」「かわいい」と繰り返していた。
 三色の花びらを持つ花に、紫のフリルを重ねたような球状の花、上に尖った花びらが特徴的な花……どれも、森では見かけないものばかりだ。
 気ままに咲く森の花々もいいが、模様を描くように一定の規則に則って植えられた花もまた美しかった。

「……あれ?」

 花壇に沿ってしばらく歩いていると、ローザがふと首を傾げた。
 何か気になるでも見つけたのだろうか。

「パステール。あそこの花だけ、色がちがうよ」

 そう言ってローザが指したのは、小さな花が丸く寄り集まっている可愛らしい植物だった。
 森では見かけないが、マギアスと共に街へ出かけた時にはよく見かけたものだ。
 その時に見かけたものも、今公園内に咲いているものも殆どは晴れた空のような色をしていたが、ローザが指したものだけは淡い赤に染まっていた。

「病気なのかな」
「いや……」

 確か、私も一度赤く染まった花を見たことがあった。
 その時にマギアスから理由を教わった筈なのだが、はてなんだっただろうか。
 彼の言葉なら全て覚えていると言いたいところだが、なにぶん数百年前のことだ。忘れてしまったことも多い。
 サラに尋ねようと口を開きかけた時、別の声が答えた。

「土の成分がちがうんだよ」

 幼い声に振り向くと、大きな本を抱えた少年が目に入った。
 歳はローザより一つか二つほど上だろうか。淡い金色の髪が太陽に照らされてきらきらと輝いている。
 そちらを向いたローザが「せいぶん?」と首を傾げる。

「それって、なに?」
「えっと……土の栄養みたいなものだよ。
 成分がちがうと、ハイドランジアは色がかわるんだ」

 そう言って、少年が花を指した。
 そうか、この花はハイドランジアというのか。すっかり忘れていたな。
 ローザがきらきらとした目で少年を見つめる。

「すごいすごい! お花のこと、いっぱい知ってるんだね!」
「図鑑を読むのが好きだから……」

 ローザの言葉に照れたのだろうか。少年が白い頬をほんのりと赤く染めてはにかんだ。

「じゃあ、このお花のこともわかる?」
「ああ、これはね……」

 ローザが指した三色の花びらを持つ花について話しながら、少年が本を開いた。
 見れば、花の絵や説明がたくさん載っている。どうやら、持っていたのは図鑑らしい。
 少年の説明にすっかり聞き入ってしまったローザに声をかけようか迷っていると、サラが「こっちよ」と二人から少し離れた場所で揺れた。

「あんまり傍にいると、話しづらいでしょ。あんたは特に、圧迫感があるんだから」
「うむ、そうだな。
 ところで、あれは友達になれたということなのだろうか」
「それはまだ分からないわ。でも、友達になる為の第一歩は踏み出せたんじゃないかしら。
 私たちがやきもきしたってこればかりはどうしようもないし、ここで見てましょう」

 サラの言うとおり、こればかりはローザと少年に任せるしかない。
 私やサラが少年に「ローザと友達になってくれ」と迫って少年が頷いたところで、それが「友達」と呼べるものでないことくらいは私も理解できる。

 幸い、ローザと少年は気があったようだった。
 時折笑い声が聞こえてくるし、二人ともにこにこと笑い合っている。
 花が好き、という共通点がある為だろう。
 マギアス曰く「趣味が合う人とは仲がよくなりやすい」らしい。

「パステール!」

 しばらくして、少年と何かを話していたローザがこちらに駆け戻ってきた。
 もう話は終わったのだろうか。

「あのね、あっちの花壇にもこことちがうお花が咲いてるんだって!
 キースと一緒に、見てきていい?」
「あの少年は、キースというのか?」
「うん。わたしより、ひとつお兄さんなの!」
「そうか……うむ、よいぞ。転ばないようにな」

 どうやら、ローザは私が思っていたよりもずっと早くあの少年と仲良くなったらしい。
 ほっと胸をなで下ろしながらそう言うと、ローザは「うん」と大きく頷いて再びキースの所に戻っていった。
 手を繋いで少し離れた花壇へ駆けていく二人を見送って、その場に腰を下ろした。

 ここならば熊や狼が出てくることもないし、見晴らしがよいからローザに何かあればすぐに分かる。
 何事もない今は、ここでのんびりと日向ぼっこをするのもよいだろう。

「ローザは元気だな」
「何よ、急に。あんたも普段、ローザと一緒に駆け回ってるじゃない」
「私を拾ったばかりの頃にマギアスがそういっているのを聞いて、ずっと言ってみたかったんだ。
 格好いいだろう」
「私には、あんたの感性が理解出来ないわ」

 憧れの台詞をようやく口に出来たことに感じ入っている私とは裏腹に、サラの言葉は辛辣だった。
 優しい瞳で私を見てそう言ったマギアスはとても落ち着いて見えたのだが、サラにはそう見えないらしい。
 やはり、魔狼と精霊では感性に違いがあるのだろうか。

「魔狼と精霊の違いじゃなくて、あんたとマギアスの違いよ。単に」
「むう……どうすれば、マギアスのようになれるのだろうか」
「別にならなくてもいいと思うわ。あんたはあんただもの」

 そう言って、サラが私の頭に乗った。
 太陽とはまた違う、サラの温もりが身体にじんわりと広がっていく。
 
 ローザとキースが戻ってきたのは、日がだいぶ傾いてからのことだった。




「パステール、サラ!」

 辺りが夕日で赤く染まった頃、頬を薔薇色に染めたローザがこちらへもどってきた。
 隣にはキースも一緒だ。

 キースはこちらを見て「こんにちは」と恥ずかしげに微笑んだ。
 私やサラを見ても怯える様子がないことに、また一安心する。

「こんにちは。私はサラで、こっちがパステール。両方とも、ローザの保護者のようなものよ。
 ローザを誘ってくれて、ありがとう」

 サラの言葉に、キースは「ぼくもローザと遊びたかったから」とはにかんだ。
 ローザが、キースの方を振り向く。

「キース、ばいばい」
「うん、またね。ローザ。
 ……あしたも来る?」
「えっと……」

 言い淀んだローザに、サラが「明日も来ましょうか」と声をかけると、ローザとキースの顔が明るくなった。

「いいの?」
「ええ。せっかく友達が出来たんだもの」
「じゃあ、あした。あした、また遊ぼうね!」
「うん。またあした」

 そう言って、キースが公園を後にした。
 もうすぐ夜になる。自宅へ帰るのだろう。
 背に乗るように促すと、ローザは元気よく私に飛び乗った。

「楽しかった? ローザ」
「うん! キースにね、花壇のお花の名前をたくさんおそわったの。
 だからかわりに森のお花のことおしえてあげたんだ。
 あとね、お花の名前あてクイズしたんだよ!
 キース、すっごく物知りでわたしはまけちゃったけど、たのしかった」
「そうか。それはよかった」

 勝とうと負けようと、ローザが楽しかったのならそれが一番だ。
 そう言うと、ローザは「うん」と頷いて話を続けた。

「あとね、キースがわたしのこと、おひめさまみたいってほめてくれたの」
「ほう。それはよかったな」

 ローザの夢は、お姫様になることだ。
 それが少しでも叶ったのならよかった。

 それからもローザの話は続いたが、それを聞く限り嫌な思いはしなかったようだった。
 立ち振る舞いも、少々言葉遣いが昔風だと言われたこと以外は指摘を受けなかったようだ。
 どうやら私の心配は杞憂に終わったらしい。

「あした、なにをおはなししようかなあ」

 そう言ったローザの声は、とても明るかった。
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