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14.大それた望み
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「どうやら領地の南の方で大雨が降ってるらしい。内地に渡る大橋も被害を受けてるんじゃねえかな。だから、エマはしばらく帰れねえ」
「ふぁ!?」
屋敷に帰った途端の突拍子もないテオドールの発言にびっくりして目をかっ開く私とは対照的に、おじさまは何の疑問も差し挟まずにただ頷いた。
「なるほど、それならエマには滞在を延ばしてもらうしかないね。伯爵夫妻にも手紙を書いて知らせなければ」
「ええぇ!?」
仰天する私に、おじさまは少々わざとらしく小首をかしげて見せた。
「災害には逆らえないから仕方ないでしょう。何もない辺境で悪いけれど、せめてのんびり羽を伸ばすと良い」
あまりにもその言葉が自然に発せられたのが不自然すぎる。
「あの…もしかして、最初から…?」
「ん?」
おじさまはにっこりしただけだった。
「さあテオドールにエマ、昼食にしよう」
「おう」
あれあれ?狐につままれたような気持ちだ。私は自分で計画を立てて、二人に話して、自分の意思でここに来た。それなのに、何だかまるでおじさまとテオドールが初めから私をここで暮らさせるために連れて来たみたいだ。二人には以前から遊びに来るよう何度も誘われていたし、殊に最近はおじさまから
「テオドールが近頃忙しくてなかなか来られないから、ぜひエマが我が家へ」
と来る度に言われていた。だが両親から許可は出なかった。今回も、おじさまはどんな手を使って説得したんだろうと不思議だった。もしかしたらそれは説得ではなく、もっと強硬なものだったのかもしれない。私は少しだけ怖くなった。
「はい、でもあの…両親にはバレてしまうと思うんですけど…」
食堂に向かいながら、私はぼそぼそと不安を口にした。
「大丈夫大丈夫、辺境の天気なんて内地の噂にもならないよ。それに、もし何か言ってきたって彼らには君を無理に連れ戻す権利は無い。親族を悪く言いたくはないが、君に対して適切な扱いをしてこなかった証拠を私は持っているから」
テーブルにつきながら、こともなげにおじさまが言う。
「証拠?」
「まあ、詳しくはまた今度ね。今日は大切な日だし、お腹も空いたし。墓参りが終わったから、ここからはお祝いだ。テオドール、誕生日おめでとう」
高らかに言うおじさまに私も続いた。
「お誕生日おめでとう!」
「祝わなくていいっつーのに…お袋の死んだ日だぞ、何もめでたくねえよ」
「それとこれとは別!」
私がそう言うと、おじさまもそうだそうだと同調しながら茶色い包みを取り出してテオドールに手渡した。中身は寝袋だった。
「今持っているのは少し窮屈だって言っていたから。これなら野営も少しは快適だろう」
「…ありがとう」
「私からは、これ」
「なんだよ、お前まで」
「まあそう言わず、開けてみてよ」
テオドールは私から受け取った小さな包みを破いて中身を取り出した。テオドールはびっくりした顔をした。
「おい、これ…高かったろ、よく買ったなこんなもん」
それは火起こしに使う道具だった。火打ち石の役割をする、擦ると火花の出る金属の棒と火吹き棒が洒落た皮のケースに入っている。このお屋敷に来る途中、自分の髪飾りを買った街でテオドールが猟銃や火薬を見に行っている間にこっそり手に入れたのだ。私のささやかな財産はかなり減ったが、ちっとも惜しくはなかった。テオドールが喜んでくれるなら安いものだ。
「あると便利かなと思って。…それともこういうのは、必要なかったかな?テオドールならいざとなったら原始人方式でもすぐに火起こし出来そうだものね」
「てめえ俺をなんだと思ってやがる…」
「でも、せっかくだから使ってちょうだいな」
「ああ。…これな、いつか買おうと思ってたんだよ。ありがとな、エマ」
「どういたしまして。ふふふ」
良かった、喜んでくれた。昼食の給仕にやってくる使用人たちも、代わる代わる口々に祝いの言葉をテオドールに伝える。お墓参りから帰って来たら誕生祝いに切り替えるのだと事前におじさまから聞いてはいたが、この家では完全にそれが慣習になっているらしかった。初子を産んで数時間後に亡くなってしまったおばさまの命日も、テオドールの誕生日も大切にしているのだ。やはり私はここが好きだと思った。
「ぼっちゃまももう18ですか、こんなに大きくなられて嬉しいです」
と目を潤ませる家政婦長に、
「もうママったら泣いちゃって!今日はおめでたい日でもあるのにすみません~」
と笑うピア。ここで勤めてる母親って家政婦長のことだったのか、と私はこの時知った。そう言われると確かに顔がそっくりだった。
テーブルにはテオドールの好物がたくさん並んだ。鹿肉のステーキと猪肉の黒胡椒グリル、具だくさんのミネストローネ、山盛りのグリーンサラダ。全粒粉のパンにはバジルバターとクリームチーズが添えられていた。今日の食事もとても美味だった。辺境伯領は「ディアムンド王国の食糧庫」と呼ばれているだけあって素材からして上質なのだが、このお屋敷のシェフの腕が素晴らしいのもあって最高のものになっている。私はおいしいものを遠慮せずお腹いっぱい食べられる喜びを噛み締めた。
ここでしばらく暮らせるなら嬉しい。おじさまとテオドールと一緒に、居心地の良く快適な暮らしをほんのわずかな間だけでも楽しめるなら幸せなことだろう。だが、ずっと続くわけではないのだ。私があの家の娘である以上、あまり長居はできない。近いうちに帰らなければならないだろう。
(嫌だ)
私は思った。あの人たちは私の誕生日をこんなふうに祝うどころか、誰一人覚えてすらいない。どんなに劣っていようが、地味だろうが、もしこの屋敷の人たちだったら決して無視なんてしないはずだ。それなら私もこういう場所でずっと暮らしたい。今朝、花屋の主人から言われた言葉をふと思い出した。
(婚約者…花嫁…)
テオドールは再従兄弟で、大切な友人だ。男性として意識するべきではないのだろう。でも、つい考えてしまう。テオドールと夫婦として暮らす想像をしてしまう。一緒に食事をしたり、お出かけしたり、それに…
(あの腕で抱きしめられたり、あの唇でキスされたり…)
そう思うだけでギャーッと叫びそうになった。そんなのは夢であっても耐えられそうにない。おそらく心臓が爆ぜる。そう思うのに、今の私はそれを望んでしまっていた。
だめだ、やっぱり好きだ。ぶっきらぼうで口が悪くて気難しいところはあるけれど、優しくて公平でまっすぐなテオドールのことが大好きだ。以前はただ綺麗だなあとしか思っていなかったあの髪に触れたい。あの目を見ていたい。
(テオドールは、嫌かな)
私は鹿肉を頬張るテオドールをちらりと見た。
(私は今の環境が嫌で、逃げようとしているだけなのかな)
自問自答する。しかし深く考えるまでもなく、私の心はテオドールを求めていた。
それがはっきりした今、進むべき道がやっと見えた気がした。
「ふぁ!?」
屋敷に帰った途端の突拍子もないテオドールの発言にびっくりして目をかっ開く私とは対照的に、おじさまは何の疑問も差し挟まずにただ頷いた。
「なるほど、それならエマには滞在を延ばしてもらうしかないね。伯爵夫妻にも手紙を書いて知らせなければ」
「ええぇ!?」
仰天する私に、おじさまは少々わざとらしく小首をかしげて見せた。
「災害には逆らえないから仕方ないでしょう。何もない辺境で悪いけれど、せめてのんびり羽を伸ばすと良い」
あまりにもその言葉が自然に発せられたのが不自然すぎる。
「あの…もしかして、最初から…?」
「ん?」
おじさまはにっこりしただけだった。
「さあテオドールにエマ、昼食にしよう」
「おう」
あれあれ?狐につままれたような気持ちだ。私は自分で計画を立てて、二人に話して、自分の意思でここに来た。それなのに、何だかまるでおじさまとテオドールが初めから私をここで暮らさせるために連れて来たみたいだ。二人には以前から遊びに来るよう何度も誘われていたし、殊に最近はおじさまから
「テオドールが近頃忙しくてなかなか来られないから、ぜひエマが我が家へ」
と来る度に言われていた。だが両親から許可は出なかった。今回も、おじさまはどんな手を使って説得したんだろうと不思議だった。もしかしたらそれは説得ではなく、もっと強硬なものだったのかもしれない。私は少しだけ怖くなった。
「はい、でもあの…両親にはバレてしまうと思うんですけど…」
食堂に向かいながら、私はぼそぼそと不安を口にした。
「大丈夫大丈夫、辺境の天気なんて内地の噂にもならないよ。それに、もし何か言ってきたって彼らには君を無理に連れ戻す権利は無い。親族を悪く言いたくはないが、君に対して適切な扱いをしてこなかった証拠を私は持っているから」
テーブルにつきながら、こともなげにおじさまが言う。
「証拠?」
「まあ、詳しくはまた今度ね。今日は大切な日だし、お腹も空いたし。墓参りが終わったから、ここからはお祝いだ。テオドール、誕生日おめでとう」
高らかに言うおじさまに私も続いた。
「お誕生日おめでとう!」
「祝わなくていいっつーのに…お袋の死んだ日だぞ、何もめでたくねえよ」
「それとこれとは別!」
私がそう言うと、おじさまもそうだそうだと同調しながら茶色い包みを取り出してテオドールに手渡した。中身は寝袋だった。
「今持っているのは少し窮屈だって言っていたから。これなら野営も少しは快適だろう」
「…ありがとう」
「私からは、これ」
「なんだよ、お前まで」
「まあそう言わず、開けてみてよ」
テオドールは私から受け取った小さな包みを破いて中身を取り出した。テオドールはびっくりした顔をした。
「おい、これ…高かったろ、よく買ったなこんなもん」
それは火起こしに使う道具だった。火打ち石の役割をする、擦ると火花の出る金属の棒と火吹き棒が洒落た皮のケースに入っている。このお屋敷に来る途中、自分の髪飾りを買った街でテオドールが猟銃や火薬を見に行っている間にこっそり手に入れたのだ。私のささやかな財産はかなり減ったが、ちっとも惜しくはなかった。テオドールが喜んでくれるなら安いものだ。
「あると便利かなと思って。…それともこういうのは、必要なかったかな?テオドールならいざとなったら原始人方式でもすぐに火起こし出来そうだものね」
「てめえ俺をなんだと思ってやがる…」
「でも、せっかくだから使ってちょうだいな」
「ああ。…これな、いつか買おうと思ってたんだよ。ありがとな、エマ」
「どういたしまして。ふふふ」
良かった、喜んでくれた。昼食の給仕にやってくる使用人たちも、代わる代わる口々に祝いの言葉をテオドールに伝える。お墓参りから帰って来たら誕生祝いに切り替えるのだと事前におじさまから聞いてはいたが、この家では完全にそれが慣習になっているらしかった。初子を産んで数時間後に亡くなってしまったおばさまの命日も、テオドールの誕生日も大切にしているのだ。やはり私はここが好きだと思った。
「ぼっちゃまももう18ですか、こんなに大きくなられて嬉しいです」
と目を潤ませる家政婦長に、
「もうママったら泣いちゃって!今日はおめでたい日でもあるのにすみません~」
と笑うピア。ここで勤めてる母親って家政婦長のことだったのか、と私はこの時知った。そう言われると確かに顔がそっくりだった。
テーブルにはテオドールの好物がたくさん並んだ。鹿肉のステーキと猪肉の黒胡椒グリル、具だくさんのミネストローネ、山盛りのグリーンサラダ。全粒粉のパンにはバジルバターとクリームチーズが添えられていた。今日の食事もとても美味だった。辺境伯領は「ディアムンド王国の食糧庫」と呼ばれているだけあって素材からして上質なのだが、このお屋敷のシェフの腕が素晴らしいのもあって最高のものになっている。私はおいしいものを遠慮せずお腹いっぱい食べられる喜びを噛み締めた。
ここでしばらく暮らせるなら嬉しい。おじさまとテオドールと一緒に、居心地の良く快適な暮らしをほんのわずかな間だけでも楽しめるなら幸せなことだろう。だが、ずっと続くわけではないのだ。私があの家の娘である以上、あまり長居はできない。近いうちに帰らなければならないだろう。
(嫌だ)
私は思った。あの人たちは私の誕生日をこんなふうに祝うどころか、誰一人覚えてすらいない。どんなに劣っていようが、地味だろうが、もしこの屋敷の人たちだったら決して無視なんてしないはずだ。それなら私もこういう場所でずっと暮らしたい。今朝、花屋の主人から言われた言葉をふと思い出した。
(婚約者…花嫁…)
テオドールは再従兄弟で、大切な友人だ。男性として意識するべきではないのだろう。でも、つい考えてしまう。テオドールと夫婦として暮らす想像をしてしまう。一緒に食事をしたり、お出かけしたり、それに…
(あの腕で抱きしめられたり、あの唇でキスされたり…)
そう思うだけでギャーッと叫びそうになった。そんなのは夢であっても耐えられそうにない。おそらく心臓が爆ぜる。そう思うのに、今の私はそれを望んでしまっていた。
だめだ、やっぱり好きだ。ぶっきらぼうで口が悪くて気難しいところはあるけれど、優しくて公平でまっすぐなテオドールのことが大好きだ。以前はただ綺麗だなあとしか思っていなかったあの髪に触れたい。あの目を見ていたい。
(テオドールは、嫌かな)
私は鹿肉を頬張るテオドールをちらりと見た。
(私は今の環境が嫌で、逃げようとしているだけなのかな)
自問自答する。しかし深く考えるまでもなく、私の心はテオドールを求めていた。
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