間違いを愛したかっただけ 〜年下の男の子達に挟まれて〜

西浦夕緋

文字の大きさ
36 / 65

36

しおりを挟む

「ばれたから何?」
 大地くんが言います。私の服に手をかけながら。その手を制するのは私の手、さらにその手を遮って、
「そんなことで終わるの?」
 大地くんの声音が私の耳元でそよぐのであります。きっとこの人は知っている、これで私の動きが鈍くなると。
「大地くんほかに好きな人いるって」
 ですから反対に私のほうから大地くんの動きを緩めます、この言葉で。案の定、私の服の中をまさぐっていた大地くんの手が動きを止めました。
「あいつが言ったの?」
 大地くんにしても緋実くんのことをあいつと言うのでした。
「そんな戯言を信じるわけ」
 大地くんの手が私のタートルネックを持ち上げブラジャーもかき上げそこに顔を埋めますからその目を見ることはできません。
「俺らを引き裂こうとしてるだけだから」
 生温かいものが私の突起に触れ、私の身体は電気にでも触れたかびくりと震えます。
「割って入ろうとしてんの。そうはさせないよ」
 大地くんの右手が私のスカートの中、そのずっと奥のほうに割って入ってきて、こうなればもはや制御不能、なんともだらしのない身体を有する一人の女でありました。

 椅子がぎしぎし唸ります。何せ定員オーバーですから。大地くんの座る椅子、その上に私はいるのです。もはや大地くんの身にしがみつき、これは何かのダンスでしょうか、大地くんの両手に尻を掴まれながら私は彼の身体の上で上下に激しく揺れています。虜か、つまるところやみつき、要するに愚かでした、ですから、
「見せつけてやろう」
 耳元で大地くんがそう言って初めて窓の外に見物人がいることに気づいたわけです。
 私はさっと後ろを振り向きました。大地くんの手が窓のほうへ伸びていて、閉めきっていたはずのレースのカーテンをわずかに開けておりました。その隙間に見えたものは二つの目、よく知った、あの、つぶらな。
「見に来たんだからさ」
 大地くんが笑ってそう言います。
「お願い、やめて」
 私は即座に大地くんの身体のほうへ向き直りそこへ顔を埋めて緋実くんの視線から逃れました。いいや逃れられるわけもない。大地くんの手に捲し上げられたスカート、その下で私の尻は露わになっているのです。
「あいつ一人でするんかな。見てみてえな」
 私の尻を掴む大地くんの握力が一層増し、より激しく私を突き上げるのでした。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。 カレンと晴人はその後、どうなる?

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

身体の繋がりしかない関係

詩織
恋愛
会社の飲み会の帰り、たまたま同じ帰りが方向だった3つ年下の後輩。 その後勢いで身体の関係になった。

×一夜の過ち→◎毎晩大正解!

名乃坂
恋愛
一夜の過ちを犯した相手が不幸にもたまたまヤンデレストーカー男だったヒロインのお話です。

愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。 そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。 相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。 トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。 あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。 ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。 そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが… 追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。 今更ですが、閲覧の際はご注意ください。

処理中です...