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Chapter 3 ジュノー・マグノリア
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「いいぞ美人の姉ちゃん!!やっちまえ!!」
「そんなオッさんに負けんなよ!!」
店内は凄い盛り上がりを見せる。呑んだくれオヤジに絡まれている美少女を美少女が助けに入りあまつさえ剣を抜いているのだ。盛り上がらない訳が無い。
だが正直大ピンチだ。助けに入ったはいいが勝てる保証はどこにも無い。俺は元の世界で中学時代、剣道をやっていて初段の腕前ではある。だが決して強い訳では無い。剣道経験者ならわかると思うが初段ぐらいなら3年間やってれば普通は取れるぐらいの価値だ。現に大会では地区で二回戦負けが俺の現実だ。普通に考えればこのオヤジに俺が勝てる訳が無い。ワンチャンあるとすれば異世界最強で転生してるお決まりのパターンだ。大体の異世界物はチート、最強、即死が王道だ。それのどれかが俺に備わっていればこんなオヤジに負ける訳が無い。後はやって見るしか無い。
「オイ、姉ちゃん。分かってて剣を抜いてんだろうな?」
「…何がだよ?」
「この国では剣を抜くって事は決闘の合図だ。男も女も関係ねえ。剣を抜かれて逃げたら一生腰抜けのレッテルを貼られる事になる。それが分かっててやってんだろうなあ!!」
…いや、知らないっす。そんなの知ってたら剣なんか抜いて無いっす。だからこんだけ盛り上がってるわけか。それじゃあ剣を抜かないで止めに入るだけならこんな大事にならなかったのか?そういう設定は最初に言ってくれよ。
「…知ってるに決まってるだろ。女に暴力振るうような不届き者は成敗してくれる。」
ヤケクソだ。俺の大好きだった時代劇のような台詞は一度言ってみたかった。これで死んでも悔いはない。もう一回転生できたら今度こそイケメンに転生出来ますように。
オヤジが奇声を上げながら剣を引き抜く。俺の台詞に怒り心頭といった感じだ。怒りによって明らかに攻撃力が上がってるだろう。アレで斬られたら間違いなく死んじゃうな。痛いのは嫌だな。だから凍死を選んだのにな。
「ちょっと顔が良いからって調子に乗ってんじゃねえ!!!」
オヤジが剣を振り上げ俺に斬りかかって来る。ヤバい。どうしよう。とりあえず剣を受けようか?でも剣を受けた時に鍔迫り合いになって拳を切ったりしないだろうか。痛いのは嫌だ。なら躱して間合いを取る方がいいか?でも躱したつもりになって斬られたら痛いなんてもんじゃ済まないよな。どうしよう。どっちにすれば…
だがそんな事を考えている間にオヤジの剣が俺に迫る。躱して間合いを取る程の時間は残っていないので仕方なく俺はオヤジの剣を受ける事にする。
しかしここで予想外の事が起こる。俺はオヤジの剣を受けようとした。確かに受けようとしたが体が勝手に動き、そのまま剣を弾き飛ばしてオヤジの喉元に剣を突きつけていた。脳で考えるよりも速く体が動いたのだ。細胞が反応してこの一連の動作を行なった、そんな感じだった。
俺の動きに先程まで盛り上がりを見せていた店内が静寂に包まれる。それと同時に店のドアが開き、店内にお揃いのマントと制服を身につけた連中がなだれ込んで来る。その連中に俺とオヤジは囲まれてしまう。
「何を遊んでいる。さっさと帰るぞ。」
その中の1人の男が俺の背後からそう話しているが誰に言ってるんだ?このオヤジか?このオヤジの仲間なら結構マズイ。10人以上を1人で相手にしなくてはならない。囲まれてるから逃げる事も出来ない。さて、どうする。どうするの俺?
「良いじゃない。王国の風紀を乱す者を炙り出せたんだから。」
もう1人俺の背後で声を出す人間が増えた。だがこの声の主は誰だか分かる。俺は確認の為に背後を振り返るとオヤジに絡まれていた金髪美少女が何事も無かったかのように立ち上がっていた。
「王国内での婦女子に対する暴行は重罪よ。その男を連れて行きなさい。」
「はっ!」
金髪美少女が命じるとマントの男たちが元気良く返事をし、オヤジを連行して行く。オヤジは暴れるがマントの男たちが力ずくでそれを組み伏せて強制的に店外へと連れ出して行った。
それを見届けると金髪美少女が俺に近づきニコッと微笑む。
「助けてくれてありがとう。あなたそんな可愛い顔して強いのね。あ、自己紹介がまだだったわね。私はジュノー。ジュノー・マグノリア。」
「あ…俺、じゃなくて私は凛、渡辺凛。」
「ワタナベリン?名字が最初なんて珍しいわね。」
異世界でも欧米的な読み方なんだな。日本的な読み方は珍しいのか。ジュノーに見惚れちゃってテンパってしまった。
「ジュ、ジュノーってあのジュノーか…!?」
「マグノリアの家名を名乗ってんだ間違いねえよ!!」
ジュノーの名前を聞くと静寂に包まれていた店内がざわつき始める。ジュノーって有名人なのか。これだけの美少女なんだから王国のミスコンでグランプリとか取っててもおかしく無いもんな。
「驚かせちゃったみたいだけど、私は騎士団の一員なの。王国の風紀を乱す者を取り締まる為に潜入捜査をしていたって感じかな。だから怖がらないね。ねっ!あなたはーー」
「ジュノー、そろそろ王宮へと戻らねばならぬ時間だ。」
ジュノーが俺に何かを言いかけようとした時に男がそれを阻害する。
「ふぅ…せっかく同い年ぐらいの強い女の子に会えてワクワクしてるのにマティスは空気が読めないわね!」
「何とでも言え。」
「ごめんね、リン。本当はあなたともっとお話ししてたかったんだけど仕事に戻らなきゃいけないの。何か困った事があったら騎士団の詰所に来て。必ず力になるわ。」
「う、うん…!」
「じゃあまたね。バイバイ!」
女の子らしい可愛い手の振り方をしながらジュノーとマティスは店を出て行った。
凄い可愛かったな。やっぱり異世界はレベルが高かった。俺自身も超絶可愛かったがジュノーも超絶可愛かった。やっぱり転生して良かった。
そんな事を考えながら呆けていると美味屋のオッさんに背中をバシッと叩かれる。
「お嬢ちゃんやるじゃねえか!!ただの旅人じゃなかったんだな!!店の騒ぎを抑えてくれたんだ、今日は俺が奢ってやる!!すぐにリゾット作るから待ってな!!」
オッさんはニカッと笑いながら厨房へと戻って行った。それを皮切りに他の客たちも俺に賞賛の声を浴びせて来る。凄いとか只者じゃ無いとか言われて俺は正直嬉しかった。ここまで人に褒められた事なんて今までの俺の人生には無い事だ。これだけで俺は異世界に転生して良かったと本当に思ってしまった。
*************************
「マグノリア隊長、隊衣です。」
「ありがとう。」
ジュノーが隊士からマントと上着を受け取り身に付ける。隊服に着替えたジュノーからは先程凛と話した時のような女の子らしさは無く凛々しい顔つきに変わっていた。
「もう潜入捜査はやめる事だな。聖騎士としての威厳が感じられん。」
「はいはい。それにしてもさっきの娘、強かったなぁ。見ない顔だったけど旅人かしら?」
「あの動きは只者では無いな。帝国の間者の線もある。隊士に見張らせるか?」
「それは無いわよ。目を見ればわかるわ。リンは間者では無い。その必要は無いわ。」
「ジュノーがそう言うのなら構わないが…帝国の連中が何やら嗅ぎ回っているらしい。戦が始まる可能性は否定できんぞ。」
「わかってるわ。その時が来たら私が王国の為の剣になる。この身を捧げる覚悟は出来ている。」
そう話すジュノーの青い瞳には決意の炎が灯っている。国の為に命を捧げるという強い信念と愛情が彼女には有った。
この世界を取り巻く環境を渡辺凛はまだ知らない。そして凛自身、この世界の渦に巻き込まれて行くことになる事をまだ知らない。
「そんなオッさんに負けんなよ!!」
店内は凄い盛り上がりを見せる。呑んだくれオヤジに絡まれている美少女を美少女が助けに入りあまつさえ剣を抜いているのだ。盛り上がらない訳が無い。
だが正直大ピンチだ。助けに入ったはいいが勝てる保証はどこにも無い。俺は元の世界で中学時代、剣道をやっていて初段の腕前ではある。だが決して強い訳では無い。剣道経験者ならわかると思うが初段ぐらいなら3年間やってれば普通は取れるぐらいの価値だ。現に大会では地区で二回戦負けが俺の現実だ。普通に考えればこのオヤジに俺が勝てる訳が無い。ワンチャンあるとすれば異世界最強で転生してるお決まりのパターンだ。大体の異世界物はチート、最強、即死が王道だ。それのどれかが俺に備わっていればこんなオヤジに負ける訳が無い。後はやって見るしか無い。
「オイ、姉ちゃん。分かってて剣を抜いてんだろうな?」
「…何がだよ?」
「この国では剣を抜くって事は決闘の合図だ。男も女も関係ねえ。剣を抜かれて逃げたら一生腰抜けのレッテルを貼られる事になる。それが分かっててやってんだろうなあ!!」
…いや、知らないっす。そんなの知ってたら剣なんか抜いて無いっす。だからこんだけ盛り上がってるわけか。それじゃあ剣を抜かないで止めに入るだけならこんな大事にならなかったのか?そういう設定は最初に言ってくれよ。
「…知ってるに決まってるだろ。女に暴力振るうような不届き者は成敗してくれる。」
ヤケクソだ。俺の大好きだった時代劇のような台詞は一度言ってみたかった。これで死んでも悔いはない。もう一回転生できたら今度こそイケメンに転生出来ますように。
オヤジが奇声を上げながら剣を引き抜く。俺の台詞に怒り心頭といった感じだ。怒りによって明らかに攻撃力が上がってるだろう。アレで斬られたら間違いなく死んじゃうな。痛いのは嫌だな。だから凍死を選んだのにな。
「ちょっと顔が良いからって調子に乗ってんじゃねえ!!!」
オヤジが剣を振り上げ俺に斬りかかって来る。ヤバい。どうしよう。とりあえず剣を受けようか?でも剣を受けた時に鍔迫り合いになって拳を切ったりしないだろうか。痛いのは嫌だ。なら躱して間合いを取る方がいいか?でも躱したつもりになって斬られたら痛いなんてもんじゃ済まないよな。どうしよう。どっちにすれば…
だがそんな事を考えている間にオヤジの剣が俺に迫る。躱して間合いを取る程の時間は残っていないので仕方なく俺はオヤジの剣を受ける事にする。
しかしここで予想外の事が起こる。俺はオヤジの剣を受けようとした。確かに受けようとしたが体が勝手に動き、そのまま剣を弾き飛ばしてオヤジの喉元に剣を突きつけていた。脳で考えるよりも速く体が動いたのだ。細胞が反応してこの一連の動作を行なった、そんな感じだった。
俺の動きに先程まで盛り上がりを見せていた店内が静寂に包まれる。それと同時に店のドアが開き、店内にお揃いのマントと制服を身につけた連中がなだれ込んで来る。その連中に俺とオヤジは囲まれてしまう。
「何を遊んでいる。さっさと帰るぞ。」
その中の1人の男が俺の背後からそう話しているが誰に言ってるんだ?このオヤジか?このオヤジの仲間なら結構マズイ。10人以上を1人で相手にしなくてはならない。囲まれてるから逃げる事も出来ない。さて、どうする。どうするの俺?
「良いじゃない。王国の風紀を乱す者を炙り出せたんだから。」
もう1人俺の背後で声を出す人間が増えた。だがこの声の主は誰だか分かる。俺は確認の為に背後を振り返るとオヤジに絡まれていた金髪美少女が何事も無かったかのように立ち上がっていた。
「王国内での婦女子に対する暴行は重罪よ。その男を連れて行きなさい。」
「はっ!」
金髪美少女が命じるとマントの男たちが元気良く返事をし、オヤジを連行して行く。オヤジは暴れるがマントの男たちが力ずくでそれを組み伏せて強制的に店外へと連れ出して行った。
それを見届けると金髪美少女が俺に近づきニコッと微笑む。
「助けてくれてありがとう。あなたそんな可愛い顔して強いのね。あ、自己紹介がまだだったわね。私はジュノー。ジュノー・マグノリア。」
「あ…俺、じゃなくて私は凛、渡辺凛。」
「ワタナベリン?名字が最初なんて珍しいわね。」
異世界でも欧米的な読み方なんだな。日本的な読み方は珍しいのか。ジュノーに見惚れちゃってテンパってしまった。
「ジュ、ジュノーってあのジュノーか…!?」
「マグノリアの家名を名乗ってんだ間違いねえよ!!」
ジュノーの名前を聞くと静寂に包まれていた店内がざわつき始める。ジュノーって有名人なのか。これだけの美少女なんだから王国のミスコンでグランプリとか取っててもおかしく無いもんな。
「驚かせちゃったみたいだけど、私は騎士団の一員なの。王国の風紀を乱す者を取り締まる為に潜入捜査をしていたって感じかな。だから怖がらないね。ねっ!あなたはーー」
「ジュノー、そろそろ王宮へと戻らねばならぬ時間だ。」
ジュノーが俺に何かを言いかけようとした時に男がそれを阻害する。
「ふぅ…せっかく同い年ぐらいの強い女の子に会えてワクワクしてるのにマティスは空気が読めないわね!」
「何とでも言え。」
「ごめんね、リン。本当はあなたともっとお話ししてたかったんだけど仕事に戻らなきゃいけないの。何か困った事があったら騎士団の詰所に来て。必ず力になるわ。」
「う、うん…!」
「じゃあまたね。バイバイ!」
女の子らしい可愛い手の振り方をしながらジュノーとマティスは店を出て行った。
凄い可愛かったな。やっぱり異世界はレベルが高かった。俺自身も超絶可愛かったがジュノーも超絶可愛かった。やっぱり転生して良かった。
そんな事を考えながら呆けていると美味屋のオッさんに背中をバシッと叩かれる。
「お嬢ちゃんやるじゃねえか!!ただの旅人じゃなかったんだな!!店の騒ぎを抑えてくれたんだ、今日は俺が奢ってやる!!すぐにリゾット作るから待ってな!!」
オッさんはニカッと笑いながら厨房へと戻って行った。それを皮切りに他の客たちも俺に賞賛の声を浴びせて来る。凄いとか只者じゃ無いとか言われて俺は正直嬉しかった。ここまで人に褒められた事なんて今までの俺の人生には無い事だ。これだけで俺は異世界に転生して良かったと本当に思ってしまった。
*************************
「マグノリア隊長、隊衣です。」
「ありがとう。」
ジュノーが隊士からマントと上着を受け取り身に付ける。隊服に着替えたジュノーからは先程凛と話した時のような女の子らしさは無く凛々しい顔つきに変わっていた。
「もう潜入捜査はやめる事だな。聖騎士としての威厳が感じられん。」
「はいはい。それにしてもさっきの娘、強かったなぁ。見ない顔だったけど旅人かしら?」
「あの動きは只者では無いな。帝国の間者の線もある。隊士に見張らせるか?」
「それは無いわよ。目を見ればわかるわ。リンは間者では無い。その必要は無いわ。」
「ジュノーがそう言うのなら構わないが…帝国の連中が何やら嗅ぎ回っているらしい。戦が始まる可能性は否定できんぞ。」
「わかってるわ。その時が来たら私が王国の為の剣になる。この身を捧げる覚悟は出来ている。」
そう話すジュノーの青い瞳には決意の炎が灯っている。国の為に命を捧げるという強い信念と愛情が彼女には有った。
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