イケメン目指して転生したら美少女になってました

かつしげ

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Chapter 36 初めての行商人

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目がさめる。
右を向くとルキナがいる。左を向くとアナスタシアがいる。まさに両手に花だ。
俺は日課の胸揉みをする。先ずはアナスタシアだ。最近食べているからかだいぶ肉がついてきた。揉み応えも最高だ。乳首も触りたいがあんまりやると目を覚ます。このぐらいで終わりにしよう。
お次はルキナだ。ルキナの身体は昨夜も好きにしてるし結構ヤバい事までやっているからかあんまりドキドキはしない。いや興奮しないって意味じゃないぞ?アナスタシアと違って目を覚まされても問題ないって意味だ。興奮はしている。当たり前だろう。安眠屋戻ったらマジでレズセックスしてみよう。ルキナは拒否しないだろう。

まあ。そんなことよりなにより…


「…腹減ったな。」



********************


部屋に2人を残して宿の外へと出る。今日もお日様は元気に輝いている。ふと疑問に思ったがあれは地球から見ていた太陽なのだろうか?宇宙には太陽みたいなのは他にもあるというが所在が違うだけでここは同じ時間軸にある世界なのではないだろうか。だがここで俺は考えることをやめた。面倒臭いのは嫌いだし何より地球の事はもうどうでもいい。そんなことよりメシだ。
周りを見渡すが何も無い。木々はあるがそこに宿がぽつんとあるだけ。仕入れとかは王都まで行ってんのか?これじゃどうしようもなさそうだな。朝一で王都まで帰って美味屋コースが妥当か。
そう思っているとダンジョンとは逆の方から何かがこちらに来る気配を感じる。一応は手を前に出していつでも魔法を使う準備をする。全開で魔法をぶっ放してやる。俺はナメプなどしない。必要以上に火力を撒き散らしてやる。
しかしこちらへ向かって来るのは馬車であった。二頭の馬が馬車を引いて向かって来る。俺はそれを見ていると御者と目が合う。すると御者は馬を止まらせて話しかけてくる。50代ぐらいのおっさんだ。うぜぇな。


「これはこれは、冒険者かい?」

「そうです。」

「エアストダンジョンに来る冒険者は久しぶりに見たな。ガネーシャに荷を下ろすなんてよっぽどの事がないとないからねぇ。」


世間話なんかいいよ。俺は貴様に用は無い。口説き落とせるなんて思ってんじゃねえぞ。


「俺はこれからアーマイゼンに行商に行くんだ。」

「アーマイゼン?」

「知らないかい?こっからずっと先にある街の名前さ。ヴィルトシュヴァイン領の中じゃ割と栄えている所だぜ。」


ドビに乗ってる時にそういえば大きめの街があったな。


「どうだいお嬢ちゃん、何か要り物でもあるかい?アンタの腰にある剣に匹敵するような装備は持ってねぇが食い物とかならあるぜ。」

「えっ、食べ物あるんですか?」


マジかよおっさん。それはありがたい。悪かったな無下にしちまって。


「まあ保存食中心になっちまうけどな。干し肉と堅いパオンならあるぜ。」

「じゃあそれお願いします。3人分を3日分で。」


今日には帰るけど一応念の為な。保存食ならすぐに傷んだりしないだろうし。これからは保存食はダンジョン行く前に必ず持って行こう。


「毎度!全部で木貨600枚だけどいいかい?」


安いな。それだけ質が悪いのか?でもおっさんが持ってる干し肉はどうみてもビーフジャーキーにしか見えない。それに一枚がデカイ。パンは…まあ微妙か。給食のパンみたいに不味そうなやつだ。でも今日の男汁シチューよりは絶対マシ。

「じゃあ銅貨1枚で。お釣りはいいです。」

「いいのかい?」

「はい。その代わりもしまたどこかで会ったら情報とかでもいただけたら嬉しいです。」


情報は大事だ。このおっさんが行商人ってんならまたどっかで合う可能性がある。その時に有益な情報を教えてもらったり何らかのイベントが発生するかもしれんしな。その程度のチップで仲を作れるなら安いもんだ。


「ああもちろんだ。俺の名前はラップス。これでもヴィルトシュヴァイン王国では少しは名の知れた商人だ。何か困った事があったら頼ってくれ。お嬢ちゃんの名は?」

「私は渡辺凛です。」

「リンちゃんだな。わかった。それじゃ俺はもう行くぜ。ありがとうな。」


そう言っておっさんことラップスは街道を走り出した。
ふむ。有名な商人だったのかラップスよ。やはりこの繋がりは大きいかもな。これが後々きっと大きな事に発展しそうな予感がするがとりあえずはどうでもいいや。まずは、


「お腹空いたから食べよっか。」




********************


朝食としてラップスから買ったパンと干し肉をみんなで食べた俺たちは支度をしてエアストダンジョンへと戻って来た。これなら昼は美味屋で食える。なんだか待ち遠しいぜ。おっさん元気にしてっかな。待ってろよおっさん、夜にはアナスタシアに飲み放題で高い酒ガンガン飲ませて潰してやるからな。俺をボリやがった罪はお前の血で払ってもらう。


「やあ、おはよう。」


兵士の1人が俺たちを見て挨拶をしてくる。あれ?もう1人はどこいった?死んだか?ダンジョンから強い奴出て来て討死か。哀れだな。


「おはようございます!あれ…?もう1人の方は…?」


アナスタシアが健気に兵士の挨拶に応えている。俺はともかくルキナはガン無視だ。ルキナは基本男は好きじゃないのかもしれんな。やはり天性の百合属性。俺が男に戻ったとして果たしてルキナは身体を捧げてくれるのだろうか。まあ今はとりあえずレズセックスについて考えよう。どうにかして今日ヤリたい。昨日からムラムラが治らない。ルキナみてると妙にムラっとくる。絶対ヤろう。


「ああ、アイツは仮眠だよ。ここは俺たち2人だけだからな。」

「えっ?それだと辛くありませんか?」

「そうでもないさ。3日で交代して3日は非番になる。その繰り返しだから意外と楽なのさ。それに今日の夜には交代要員が来るから尚更ね。」

「それなら良かったですねっ!」


チッ。しつこいなこのおっさん。俺のアナスタシアと楽しそうに喋ってんじゃねえよ。俺たちはさっさと帰るんだよ。邪魔してんなよボケ。ぶっ飛ばすぞ。


「それでは私たちは一旦王都へ戻ります。」

「ああ気をつけてな。」


おっさん兵士との会話を切り上げ近くにいるドビの元へと向かう。あれ?なんかドビ元気なくない?疲れてるような。てかメシあげたっけ?腹減ってんじゃね?そもそも日帰りの予定だったから食糧持って来なかったもんな。


「それじゃ帰りましょうか。」

「ねえアナスタシア。なんかドビ元気なくない?」

「えっ?」


アナスタシアもドビをマジマジと見る。やはり何かを感じ取ったのだろう。これはおかしいぞと思い始める。


「本当ですね…どうしたんだろう…」

「だよね?ルキナわかる?」

「いえ…ドビはスノウフレイクでは飼育していないので生態はちょっと…でもドビは3日に1度しか食事をしないはずなので空腹ではないかと…」


そうなのか。ドビ凄いな。俺は1日持たないぞ。


「ステステ草をあげないからだろう。」


俺たちがドビたちの前で考えていると兵士のおっさんがまた声をかけてくる。ウザい。でもなんだそのステステ草ってのは。


「なんですかそれ。」

「ステステ草を知らないのか?ドビは空輸した後にまた飛ぶ事は出来ない。飛ぶ為にはステステ草を食べないとダメなんだ。ドビ屋から言われなかったか?」


知らんがな。そんな事言われてもいないし。

「昨日帰る予定だったから店主が私たちに伝え忘れたんですね…どうしよう…」

「それなら俺が後で買って来よう。ここから国境を越えるとブルーメという大きな都がある。そこにならステステ草は売っているからな。」

「いいんですか?」

「ガネーシャの買い出しにも行かないといけないからついでだ。」

「ガネーシャが何か関係あるんですか?」

「ガネーシャは王国管理の施設なのさ。あそこの人間も王国兵だよ。」


なるほど。そういうことね。


「ただ馬で行っても戻りは夕方になってしまうが大丈夫か?」

「大丈夫です。それに歩いて王都に戻る方が時間かかりますからね。お願いしてもいいですか?」

「任せろ。それまでどうする?ガネーシャで休んでいるか?あいにくこの辺りは村も無いからな。」


ラップスからメシ買っといてよかった。流石に夜まではキツイ。ありがとうラップスお前のおかげだよ。


「ならそれまでダンジョン攻略しませんか?」


ルキナがさらりと言う。なんだやる気満々だなルキナは。昨晩俺に可愛がってもらって元気なのか?でも今日の夜には俺の性欲発散にお前の身体を使うからな。あんまり張り切ると夜が辛いぞ?


「そうだね。時間ムダにしたくないし。アナスタシアもそれでいい?」

「はいっ!大丈夫です!」



まあ、少し予定とは違ってしまったがダンジョン攻略をするなら良しとしよう。そして夜はルキナととうとう一線を越える。デュフフフフ。





********************


あけましておめでとうございます。かつしげです。
1週間ぐらいこちら執筆しますのでもしよかったら読んでやって下さい。




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