遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』の死闘

橋本 直

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第七章 『特殊な部隊』のスパルタ

第15話 クバルカ式地獄教練

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「おいテメェら、邪魔すんな!今日も神前を鍛えんだよ!あいつには素質があんだ。『メンテに付き合え?』んな暇あるか、バーカ!」

 ランの怒鳴り声に、誠はシュツルム・パンツァーのアーム前にある手すりから身を乗り出した。そこでは射爆場から帰って来た機体の整備をコックピットで手伝っていた誠に指示を出していた整備班員を怒鳴りつけるちっちゃなランの姿があった。三号機、誠の05式乙型はすでに定位置に固定されていた。

「よし、さっそくシミュレーションで腕を見せてもらうぜ。昨日あれだけの実験を成功させたんだ、戦闘訓練なんざ楽勝だろ?」

 作業服の襟を乱暴につかまれ、誠は振り返った。ランははるかに大きい誠を掴んでずるずると引きずり始める。その常に働く『身体強化』の法術の生み出すランの腕力は無限だった。

「大丈夫です!逃げたりしませんってば!」 

 そう叫ぶ誠を鋭い目つきでにらみながらランはようやく手を離した。

 「いいか?アタシは期待してる奴にしかぶっ叩いたりしねえ。オメーには期待してんだ。逆に、見込みがねえって判断したら……島田みたいにな。そういう奴にはさっさとパイロット辞めろって言うのがアタシの流儀だ」

 ランはそう言って誠に笑いかけた。

「そうですか。でも叩くのは止めてくださいね。それってパワハラですから」

 誠は迫力満点のちっちゃな英雄であるランに向けてそう言い返した。

「でもな……アタシは期待してる奴しか叩かねー。それにパワハラじゃねえ、『愛のムチ』だ!」
 
 そう言ったランの声が、少しだけ柔らかくなった。
 
「オメーには期待してんだよ。だから、気合入れてけや」
 
 ランはいつもならここで竹刀を取りに倉庫に向かうところだが、今日は黙って誠を見つめて笑っていた。
 
「そうだ、クラウゼ!」 

 廊下で運航部の女子達とはしゃいでいたアメリアにランはそう呼び掛けた。アメリアはそのまま跳ね上がるように立ち上がるとそのまま駆け足でランのところまでやって来た。

「お前も付き合えよ。シミュレータなら使えるんだろ?オメーも一応、予備のパイロットだ。久しぶりのシミュレータの訓練くらいできなくてどうする」 

 そう言ってつかつかとグラウンドを横切ってランはハンガーに戻っていく。誠とアメリアはお互い顔を見合わせるとその後に続いた。

「地球圏から帰って以来だからな……どこまで伸びてることか。期待してるかんな!」 

 ハンガーに入って口を開いたランはそこまで言うとまた誠をにらみつけた。かわいらしい少女とも見えたが、その目つきの悪さは誠の背筋を冷やすのには十分だった。

「なんだ?その面は?アタシの顔になんかついてんのか?」 

 そう言うとランは誠に近づいてくる。

「いえ!何でもないであります!」

 ランの久しぶりのスパルタ訓練に付き合わされて誠は少し動揺していた。 

「声が裏返ってるぞ。まあいいや、さっさと乗れよ。パイロットスーツなんかいらねーからな」 

 そう言うとランは敬礼している整備兵達を押しのけシミュレーションルームへと歩いていった。

「大変ですねえ、神前さん。でもクバルカ中佐はああいう人ですから」 

 西が苦笑いを浮かべながら耳打ちをする。

「分かってはいるんだけどねえ……付き合うこちらは大変だよ」

 誠にはそう言って愚痴ることしかできなかった。

「あの様子じゃ地球で嫌なものでも見たんでしょうね。それにしても島田班長は本当についてますねえ、今の時期にベルルカンに出張で。ストレスが溜まって張り切ってるクバルカ中佐にとって班長はちょうどいいカモですからね。なんと言ってもクバルカ中佐は班長の保護者を自認してますから」 

 そんな西の言葉で誠は整備班の異変に気付いた。

 いつもなら誠をいじってくるあの整備班長のヤンキー島田正人曹長の姿が見えない。あの自己顕示欲の塊がハンガーで大人しくしていることなど考えられなかった。島田の姿が目に入らないことに誠はただ不安しか感じなかった。

「そう言えば姿が見えないけど……島田先輩がどうかしたのか?」 

 そう尋ねる誠に西は後悔をしたような表情を浮かべる。そしてゆっくりと語り始めた。

「班長は出張です。場所は……班長が『極秘任務!』とか言って教えてくれなかったんですよ。クバルカ中佐とはすれ違いで良かったなあとか言ってるんじゃないですか?今頃。まあどこに居るのかは知らないですけど」

 西はあっさりとそう答えた。そしていつも島田に押さえつけられている反動か、ニヤニヤ笑いながら誠に近づいてきた。

「班長は元々パイロット志願で、クバルカ中佐の教導受けていたんですよ。ですがクバルカ中佐はああ言う人でしょ?パイロットなんか辞めちまえ!って言われてそのままパイロットを辞めて技官になったんですよ。今でも時々酒を飲んだときとか愚痴られて……」 

 エレベータが止まる。シャムの機体を見るとこちらをにらみつけるランの姿が見える。西は誠の後ろに隠れてランの視線から隠れた。

「まあがんばってくださいね」 

 シミュレータに乗り込む誠に西は冷ややかな視線を浴びせる。誠はそのまま整備の完了しているシミュレータを起動させた。点灯した全周囲モニターの一角にランの顔が映る。鋭い視線が誠をうがつ。

『神前。秘匿回線に変えろ!』 

 鋭いランの一言に誠はつい従ってアメリアの映っているモニターに映像が映らないように回線をいじった。

『西にいろいろ言われただろ?アタシが島田をどつきまわしてパイロットをあきらめさせたとかなんとか』 

 まるで会話を聞いていたように言われた誠は静かにうなづくしかなかった。

『まあ、アタシの教導は確かに厳しいと思っておいて間違いねーよ。だがな、それはオメー等のためなんだ。戦場じゃあ敵は加減なんてしてくれねーし、味方がいつも一緒に居るとは限らねー。自分のケツも拭けねー奴に何ができるってんだ。だからアタシは加減はしねーし怒鳴るときは怒鳴るからな』 

 相変わらず乱暴な言葉遣いのランがそこまで言うと、不意にこれまで見たこともないようなやわらかい子供のような表情を浮かべた。

『でもまあ、アタシは期待している奴しかぶっ叩いたりしねーよ。アタシはオメーに期待してるんだ。まあ才能の片鱗とやらを見せてくれよ』 

 そう言うとランの顔に無邪気な笑顔が浮かんだ。見た感じ8歳くらいに見えるランの見た目の年齢の子供達が浮かべるような笑顔がそこにあった。

『まあそんなわけだ。回線を戻せ』 

 そう言ったランはまた不機嫌そうな表情に戻った。その表情の切り替えの早さに誠は唖然とした。

 シートの上で何度か体を動かして固定すると、誠はシミュレーションモードを起動した。瞬時に映っていた外の光景が漆黒の闇に塗り替えられる。

「宇宙?」 

 そうつぶやく誠の顔の前にウィンドウが開いて、アメリアのにやけた顔が浮かんだ。

「なんでアメリアさんがシミュレータに乗ってるんですか?」

 誠は意外な人物の登場に驚いてそう口走っていた。

『どうしたの?びっくりしちゃった?今日は私が誠ちゃんの相棒って訳。一応、私もパイロット資格ももってるの。運用艦艦長としての当然のたしなみってところかしら。かなめちゃんの機体はサイボーグ用でどうにもならないけど、他のパイロットが駄目になった時は私が代わりに出撃するの。何事も備えってものが大事ってことよ』 

 気楽に操縦系のチェックをしているようでアメリアが手をあちらこちらに振りかざす。誠も同じように機体チェックプログラムを起動、さらに動力系のコンディションを確認する。

『最初に言っておくけど手加減なんかしねーからな。全力で来い!』 

 ランはそう言って笑う。ここでその顔を見たらかなめなら切れていたことだろう。

『わかりました。じゃあこれから作戦会議ぐらいさせてくださいよ』 

 そう言ったアメリアにランは少し考えた後、頷いた。

「じゃあ、秘匿回線にしますね」 

 誠も通信を切り替えた。アメリアは運用艦『ふさ』の艦長という立場とは言え、本来はパイロット上がりである。期待して誠は彼女が口を開くのを待った。

『じゃあ誠ちゃんはとりあえず突撃と言うことで』 

 それだけ言ってアメリアは髪を手櫛でとかしていた。誠は少しばかり失望した。

「そんな突撃なんて、作戦じゃないじゃないですか!もっと迂回するとか何かに隠れるとか何かあるでしょ?それが作戦でしょ?違います?」 

 そう言う誠を宥めるようにアメリアは口を開く。

『クバルカ中佐に小手先で何とかなるわけないじゃないの。まずどんな策でも私達の技量じゃ考えるだけ無駄。それにあの人の教導はその素質を伸ばすと言うのがモットーよ。誠ちゃんのどこが伸びるところなのか見極めるには下手に作戦を立てるより、今ある全力を見せるのが一番だと思うの』

 珍しく正論を言うアメリアを誠は呆然と見つめる。

『どうしたの?もしかして私に惚れたの?』 

「そう言うわけでは……確かにアメリアさんの言う通りですけどそれじゃあ作戦会議をする意味が無いじゃないですか」 

『えー!やっぱり私じゃあだめ?じゃあ誰だったら良いのよ?やっぱりカウラちゃんのように純情乙女以外は受け付けないんだ。誠ちゃんも。典型的な東和の遼州人の男の思考だわね、それって』 

 そう言ってアメリアは目の辺りを拭う。誠はこれがいつもの彼女だとわかりなぜかほっとする。

『おい!いつまで会議してんだ!ぐだぐだしてねえでさっさと終わらすぞ!』 

 画面に向けてランが怒鳴りつけている。

『別にそんなこと一言も言ってないじゃないですか!それよりアメリアさん!じゃあ、がんばりましょう!』

 アメリアはそう言うと通信を切った。

『よし、それじゃあ開始!』 

 そう言うとランも通信を切った。

 誠もすでに部隊に来て三ヶ月、作戦開始時には状況の把握を優先するだけの余裕ができていた。

『近くにデブリは無し。機影も無し。クバルカ中佐、これは決闘のつもりか?』 

 アメリア機が後ろにいる以外、レーダーもセンサーにも反応は無かった。

『油断しちゃ駄目よ!05式のステルス性能は天下一品だから。おそらく索敵範囲ぎりぎりに……!』 

 そう言った瞬間、長距離レールガンの狙撃でアメリアの機体の右腕が吹き飛んでいた。

「嘘だろ!レーダー……!」 

 誠はようやく気付いた。ランはレーダーやセンサーなどあてにはしていない。法術師の干渉空間展開能力をフルに活動させ空間に干渉を開始、同時にこちらの精神反応を確認してマニュアルで望遠射撃をしてきている。

「ならこちらも!」 

 誠も感覚を集中させる。誠も索敵用の目に見えない薄い干渉空間を展開しランの位置を探った。

 誠の五感が研ぎ澄まされる。空間に走る微細な『ひずみ』が、まるで指先をくすぐるように知覚された。

『これが……空間干渉?まるで身体のすべてがレーダーになったみたいだ』
 
 見えない『気配』を真上に感じた。誠は即座に反応した。
 
「ビンゴ!直上です!距離800!アメリアさん!僕の感覚データそちらに送ります!」 

 そう言うとそのまま誠は異質な干渉空間の発生源へと進撃した。

『片手が無くても支援ぐらいはできるわよ』 

 そう言いながら誠に付き従うアメリアの目は笑っている。ロックオンされた時のような痛みにも似た感覚が、誠があたりをつけた宙域から感じられた。

『感覚を掴むんだ、そこんところは理屈じゃあ説明できねーから』

 以前ランがシミュレーターから降りたときに言った言葉が誠の心に響いた。閃光、そして弾道。すべてが誠の思い通りに進むかに見えた。もうレーダーもランの機体を確認している。オートでロックオンすることも可能だが、ランは動かない。

 そして有視界。ランの機体は230mmカービンを背中に背負い、サーベルを抜く格好をしていた。

『切削空間反応!飛ぶつもりよ!』 

 アメリアの声が響く。銀色の壁がランの機体を隠した。だが、誠は動じることなく230mmカービンを構えたままランの機体へ突入する。

「そして上!」 

 目前に銀の壁が立ちはだかる。誠は即座にブレーキをかけた。機体が軋み、重力制御が悲鳴を上げる。重力制御が軋む中、カービンを真上へと向けた。

「いた……!来る!」

 銀の膜が弾け、空間の裂け目からランの機体が飛び出してくる。

 銀色の壁の直前で誠は機体に急制動をかけると230mmカービンの銃口を真上に向けた。壁、切削空間は消え、誠の撃った230mmカービンの先に切削空間を展開するランの機体が現れる。

「アメリアさん!」 

 誠の叫びを聞いて、アメリア機は残った左腕の70mm榴弾砲を発射する。しかし、誠の弾は切削空間に飲み込まれ、アメリアの攻撃はすべて紙一重でかわされた。

『全弾回避?でもそれは織り込み済み!頼んだわよ誠ちゃん!』 

 アメリアは笑顔で誠に向けて叫んだ。ランはアメリアの姿勢制御の妨害を狙った攻撃に、跳ぶことを諦めて今度は誠の真下に銀色の平面が現れた。

『さすが『人類最強』!それも読んでたわけ?』

 アメリアの声が驚きに変わった。その銀色の平面から現れたランの機体から伸びたサーベルが誠機の左足を切り落とした。

「こなくそ!」 

 叫びながら誠はレールガンをランに投げつける。ランはそれを半分に切り分けるとさらに突き進む。だが、誠もすでにダンビラを抜いていた。

『クバルカ中佐の動きさえ止めればアメリアさんが何とかしてくれる』 

 そう心に浮かんだ言葉をアメリアへの指示にしようとしたときには、すでにランは切削空間を展開していた。誠のダンビラが空を切る。ランはすでに誠にかまっていない。

『ごめん!誠ちゃん!』 

 そんなアメリアの通信が途切れた。振り返れば誠についてきていたアメリアの機体が爆縮をはじめていた。

「得物は……?」 

 ダンビラではまだ距離が遠い。しかも左足を失った影響で重力制御が再調整中だ。運動性は著しく低下している。ランは無情に再び230mmカービンを構える。切削空間を展開しようとしたが、誠はいつもの訓練からそれが無駄であることを知っていた。視界が途切れれば必ずランは切削空間を使用した転移を行って回りこんで来た。

 とりあえずシールドとして使うための強固な銀色の干渉空間をいつでも展開できる体勢でランの機体を見つめた。ランは発砲しなかった。そのままダンビラを右手に引っ掛け、左手で230mmカービンを構えながら突入してくる。
 
 投擲榴弾を放った。誠の読み通り、ランが切削空間を展開する。投擲榴弾の破片が散らばり、視界が途切れた。誠はわざと動きを止めた。

 ランは誠の投擲榴弾が目くらましであることぐらいわかっていると誠は読んだ。そうなれば必ずこちらが切削空間を展開していた以上、転移を行うと読んでくるはずだ。その裏をかく。

 誠はサーベルを握り締めて爆発地点を中心にランの気配を探った。背中に直撃弾。そして撃墜を知らせる画面が全周囲モニターに映し出される。

「どうして?」 

『馬鹿だろ、オメー。アタシがお前と同じ行動を取ったらどうなるかぐらい頭がまわらねーのか?……第一小隊は役立たずぞろいだなあ。第二小隊の設立が早まらねえとヤベーことになるぞ』 

 ランはそう言うと素早く通信を切った。開くコックピットと装甲板。誠は呆然としながら、こちらを見上げているかなめとカウラの姿を見ていた。

 コックピットを出た誠の横を、ランが通り過ぎる。

「まーなんだ……神前、少しはマシになったな。アタシに今言えることはそれだけだ」
 
 それだけ言うと、ランは背を向けたまま去っていった。

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