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第八章 『特殊な部隊』の宴会
第17話 上座のチビ、下座の英雄
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月島屋のある豊川駅前商店街の駐車場に到着したとき、誠はようやく解放された気がして、思わず涙が出そうになった。
予想通り、後部座席に押し込められた彼は、かなめにベタベタと触られ、そのたびにカウラの冷たい視線が刺さる。
さらに助手席では、明らかにかなめのふしだらな態度に『特殊な部隊の風紀委員長』の異名を持つランが不満を募らせて貧乏ゆすりを続けており、その振動が座席を通じて誠の心をじわじわと削っていた。
そんな息苦しさから逃れるように、ランのあとに続いて車を降りた。
「西園寺、ちょっと確認したいことがあるんだが……」
助手席から降りたランが、後部座席から這い出してきたかなめに鋭い視線を向けて声をかけた。
カウラが制止しようとしたが、ランの圧に気づいた彼女は肩にかけた手を引っ込めた。
「ベルガー。最近、月島屋からの請求が増えてる。別にケチって言ってるんじゃない。仲が良いのはいーことだ。アタシもそれが狙いで金を出してやっているんだ。ただな、たまには別の店も試してみろ。神前も焼鳥以外を食いたいだろ。焼鳥ばかりじゃ口が忘れちまうぞ」
ランの言葉で、後部座席に押し込まれた不満からかなめが誠に八つ当たりする展開は避けられた。
「ていうか中佐、うちの飲み代、全部出してくれてたんですか?本当にすみません……」
誠は素直に頭を下げた。
「いいって。アタシには『どうしても金を使ってほしい』って言ってくる義理堅い旦那がいてな。住まいもそいつに世話になってる。いずれ紹介するよ。義理と人情の間で悩むのが人生だ、覚えとけ」
誠はその言葉に安心する。どうやらツケはランの私費ではないらしい。
「つまんねえなぁ。たまにはゲーセンでも寄って帰ろうぜ?」
かなめの提案には、ランの鋭い視線が返ってきた。かなめは言葉を飲み込んだ。
「冗談に決まってんだろ……ほんと冗談が通じねぇ。だから姐御は特殊詐欺に引っかかるんだよ」
挑発的なかなめに対し、ランは冷静に返す。
「ああん?また降格にしてやろうか?それに今月はまだ詐欺に引っかかってねーし。まー地球に出張して東和を留守にしてたわけだから当然だけどな」
かなめが思わず敬礼して取り繕うと、道行く親子連れが奇妙な視線を向けてくる。
月島屋の前では、看板娘・小夏が誠たちを見つけて声を上げる。
「あ、ベルガーの姐御と……クバルカの姐御に……ゴキブリ?」
「誰がゴキブリだっ!」
小夏の容赦ない一言に、かなめが怒鳴るが、その視線の先には既にランがいた。
「お母さん、『特殊な部隊』の人たち来たよー」
小夏が店内に声をかける。カウンターで仕込みをしていた春子が振り返り、ランに微笑んだ。
「おかえり、ランさん。地球はどうだった? それに本配属、おめでとう。ちょっと長かったかしら?」
「いやー、春子さん、これからもよろしくな。うちの馬鹿共が迷惑かけるだろうが、勘弁な。地球はメカが多すぎて目が回ったよ。進歩も結構だけど、あれじゃ落ち着かねえ」
そこへかなめが余計な一言を挟んだ。
「気づかなかったわ、小さすぎて……うげっ!」
ランのストレートが炸裂した。かなめが前のめりになるのを尻目に、ランは笑顔で店内へ入っていく。
「叔父貴、もう来てるんじゃねえか?バスとモノレールで来たんだろうが、帰りの金あるのか?」
カウラが携帯端末で確認する。
「隊長はもうすぐ着くって。それと茜は車で来るってさ。運転代行も手配済み。……どこかの人間失格とは違うな」
カウラはそう言って笑った。
「よし、行くか」
ランはのれんをくぐり、二階の座敷へ向かった。
「この店、二階もあったんだ……」
誠は初めて知ったかのようにつぶやく。
二階の座敷にたどり着いた誠が一番奥の席に座ろうとしたとき、ランが言った。
「気の利かねー奴だな」
「え……?」
ランはため息をつきながら、自分が上座に陣取った。
「神前、下座。順番くらい覚えとけ。出世したいんだろ?」
「神前は下座。姐御の隣が叔父貴、アメリアと茜は隣のテーブルか」
かなめが淡々と言って席に座る。
「別に階級なんていいじゃない。私は誠ちゃんの隣がいいなあ……」
背後から声がして振り返ると、アメリアが立っていた。
「かなめちゃんと私の仲じゃない。代わってよ……」
言い合う二人を横目に、カウラがさっさと誠の隣に座る。
「なに勝手に座ってんのよ!」
「ベルガー、テメエっ!」
二人がカウラに殺気を向ける中、誠はそっとカウラの方へ体を傾けた。そんな細かい動作もかなめとアメリアは見逃さなかった。
「……今、どっちに寄った?」
「今、絶対右に寄ったわよね。カウラちゃんが好きなの?純情乙女で男を知らない身体だから?」
アメリアの疑惑の声に、誠は慌てて否定した。
「いやいや!空気の流れで!物理法則的に……!」
カウラのそんな言葉を信じる様子もなく、二人の視線が刺さる。
「まあまあ。で、茜さんは?」
パーラが席に着きながら尋ねる。
「まだ来てねえな」
そう言ったところに嵯峨が階段を上ってきた。
「茜から交通費は出てるからな、俺」
小綺麗なジャケット姿の嵯峨が冗談を言う。
「俺、上座?やだなあ……偉そうにすんの苦手なんだよね。『プライドゼロ』が売りだからさ」
そう言いながら、ランの隣に座った。
「遅れてすみません」
茜が姿を現した。紫の江戸小紋姿に金髪が映える。誠はどこかコスプレめいているといつも感じていた。
「じゃあ、始めようか」
嵯峨の一言で宴が始まった。
「神前、手伝いなよ」
そんな嵯峨の言葉を聞いて下座の誠は階段を降りようとした。
「いいですよ、神前君。お客さんじゃないですか」
そう言って春子はビールのケースを誠に手渡した。それを見たかなめが二本ビールを取ってカウラに手渡す。カウラはすぐさま栓を抜いてアメリアに手渡した。
「まずは主賓から」
そう言うとアメリアはランの手にあるグラスにビールを注いだ。
「オメー等も座れよ。そんな儀式ばった集まりじゃねーんだからよ」
自然と上座に腰をかけたランがそう言って一同を見回した。
「それじゃあ、皆さんビールでいいかしら?ああ、カウラさんとパーラさんは烏龍茶だったわよね。それとかなめさんはいつものボトルで……」
そう言って春子はランを見た。
「春子さん、相変わらず若いな。アタシのと3つしか違わないのに……」
誠はランの言葉で春子の年齢が37歳であるという事実を初めて知った。
「クバルカ中佐、それは何度も言ってるけど戸籍上で話してちょうだいな」
いつものように客なれた調子でランの言葉を春子は軽くいなした。
「理不尽だ……この国は年齢の扱いがおかしい……」
誠は二人の年齢に似つかわしくない若さに呆れつつそうつぶやいた。
「いいんじゃねーの?」
そう言って頷く上座で腕組みをして座っている幼く見える上官をかなめとカウラは同じような生暖かい視線で見つめる。
「なんだよその目は」
「別に……」
かなめの視線に明らかに不愉快そうにランはおしぼりで手をぬぐいながらそう言った。
「しかし……茜。和服が似合わねえ女だな。顔が洋風なんだから洋服を着ろよ。それと騎士だって言ってるんだから西洋鎧でも着込んでくれば良いのによう」
とりあえず注がれたビールを飲んでいたかなめが茜にそう言った。
「私は『大正ロマンの国』の甲武の生まれなので着物の方が慣れていますの。それに戦場でもないのに鎧を着たがるのはかなめさんがあまりに攻撃的すぎるのではなくて?そう言うかなめさんこそお父様の部屋にある大鎧でお通いになったらいかがですの?好戦的なかなめさんにはその方がお似合いですわよ」
そう言うと茜はランの隣に座る。嵯峨もランが指差した上座に座って灰皿を手にするとタバコを取り出した。
「あの、隊長」
カウラが心配そうに声をかける。
「ああ、お子様の隣ってことか?わかったよ」
そう言うと嵯峨はタバコを仕舞った。ランはただ何も言わずにそのやり取りを見ているが、いつも目の前でタバコを吸われているので嵯峨の今だけの気遣いなど無用の長物に過ぎないのではと誠は思っていた。
「もう、空けましたか、中佐殿?中佐殿お注ぎしますね」
アメリアは満面の笑みを浮かべて、口元が引きつっているランのグラスにビールを注ぎ始める。
「おっ、おう。ありがとーな」
なみなみと注がれたビールをランは微妙な表情で眺める。気付けば茜やサラがビールを注いで回っている。
「オメエも気がつけよ」
そう言うとかなめは誠にグラスを向ける。気付いた誠は素早くかなめのボトルから愛飲するラム酒『レモンハート』を注いだ。
予想通り、後部座席に押し込められた彼は、かなめにベタベタと触られ、そのたびにカウラの冷たい視線が刺さる。
さらに助手席では、明らかにかなめのふしだらな態度に『特殊な部隊の風紀委員長』の異名を持つランが不満を募らせて貧乏ゆすりを続けており、その振動が座席を通じて誠の心をじわじわと削っていた。
そんな息苦しさから逃れるように、ランのあとに続いて車を降りた。
「西園寺、ちょっと確認したいことがあるんだが……」
助手席から降りたランが、後部座席から這い出してきたかなめに鋭い視線を向けて声をかけた。
カウラが制止しようとしたが、ランの圧に気づいた彼女は肩にかけた手を引っ込めた。
「ベルガー。最近、月島屋からの請求が増えてる。別にケチって言ってるんじゃない。仲が良いのはいーことだ。アタシもそれが狙いで金を出してやっているんだ。ただな、たまには別の店も試してみろ。神前も焼鳥以外を食いたいだろ。焼鳥ばかりじゃ口が忘れちまうぞ」
ランの言葉で、後部座席に押し込まれた不満からかなめが誠に八つ当たりする展開は避けられた。
「ていうか中佐、うちの飲み代、全部出してくれてたんですか?本当にすみません……」
誠は素直に頭を下げた。
「いいって。アタシには『どうしても金を使ってほしい』って言ってくる義理堅い旦那がいてな。住まいもそいつに世話になってる。いずれ紹介するよ。義理と人情の間で悩むのが人生だ、覚えとけ」
誠はその言葉に安心する。どうやらツケはランの私費ではないらしい。
「つまんねえなぁ。たまにはゲーセンでも寄って帰ろうぜ?」
かなめの提案には、ランの鋭い視線が返ってきた。かなめは言葉を飲み込んだ。
「冗談に決まってんだろ……ほんと冗談が通じねぇ。だから姐御は特殊詐欺に引っかかるんだよ」
挑発的なかなめに対し、ランは冷静に返す。
「ああん?また降格にしてやろうか?それに今月はまだ詐欺に引っかかってねーし。まー地球に出張して東和を留守にしてたわけだから当然だけどな」
かなめが思わず敬礼して取り繕うと、道行く親子連れが奇妙な視線を向けてくる。
月島屋の前では、看板娘・小夏が誠たちを見つけて声を上げる。
「あ、ベルガーの姐御と……クバルカの姐御に……ゴキブリ?」
「誰がゴキブリだっ!」
小夏の容赦ない一言に、かなめが怒鳴るが、その視線の先には既にランがいた。
「お母さん、『特殊な部隊』の人たち来たよー」
小夏が店内に声をかける。カウンターで仕込みをしていた春子が振り返り、ランに微笑んだ。
「おかえり、ランさん。地球はどうだった? それに本配属、おめでとう。ちょっと長かったかしら?」
「いやー、春子さん、これからもよろしくな。うちの馬鹿共が迷惑かけるだろうが、勘弁な。地球はメカが多すぎて目が回ったよ。進歩も結構だけど、あれじゃ落ち着かねえ」
そこへかなめが余計な一言を挟んだ。
「気づかなかったわ、小さすぎて……うげっ!」
ランのストレートが炸裂した。かなめが前のめりになるのを尻目に、ランは笑顔で店内へ入っていく。
「叔父貴、もう来てるんじゃねえか?バスとモノレールで来たんだろうが、帰りの金あるのか?」
カウラが携帯端末で確認する。
「隊長はもうすぐ着くって。それと茜は車で来るってさ。運転代行も手配済み。……どこかの人間失格とは違うな」
カウラはそう言って笑った。
「よし、行くか」
ランはのれんをくぐり、二階の座敷へ向かった。
「この店、二階もあったんだ……」
誠は初めて知ったかのようにつぶやく。
二階の座敷にたどり着いた誠が一番奥の席に座ろうとしたとき、ランが言った。
「気の利かねー奴だな」
「え……?」
ランはため息をつきながら、自分が上座に陣取った。
「神前、下座。順番くらい覚えとけ。出世したいんだろ?」
「神前は下座。姐御の隣が叔父貴、アメリアと茜は隣のテーブルか」
かなめが淡々と言って席に座る。
「別に階級なんていいじゃない。私は誠ちゃんの隣がいいなあ……」
背後から声がして振り返ると、アメリアが立っていた。
「かなめちゃんと私の仲じゃない。代わってよ……」
言い合う二人を横目に、カウラがさっさと誠の隣に座る。
「なに勝手に座ってんのよ!」
「ベルガー、テメエっ!」
二人がカウラに殺気を向ける中、誠はそっとカウラの方へ体を傾けた。そんな細かい動作もかなめとアメリアは見逃さなかった。
「……今、どっちに寄った?」
「今、絶対右に寄ったわよね。カウラちゃんが好きなの?純情乙女で男を知らない身体だから?」
アメリアの疑惑の声に、誠は慌てて否定した。
「いやいや!空気の流れで!物理法則的に……!」
カウラのそんな言葉を信じる様子もなく、二人の視線が刺さる。
「まあまあ。で、茜さんは?」
パーラが席に着きながら尋ねる。
「まだ来てねえな」
そう言ったところに嵯峨が階段を上ってきた。
「茜から交通費は出てるからな、俺」
小綺麗なジャケット姿の嵯峨が冗談を言う。
「俺、上座?やだなあ……偉そうにすんの苦手なんだよね。『プライドゼロ』が売りだからさ」
そう言いながら、ランの隣に座った。
「遅れてすみません」
茜が姿を現した。紫の江戸小紋姿に金髪が映える。誠はどこかコスプレめいているといつも感じていた。
「じゃあ、始めようか」
嵯峨の一言で宴が始まった。
「神前、手伝いなよ」
そんな嵯峨の言葉を聞いて下座の誠は階段を降りようとした。
「いいですよ、神前君。お客さんじゃないですか」
そう言って春子はビールのケースを誠に手渡した。それを見たかなめが二本ビールを取ってカウラに手渡す。カウラはすぐさま栓を抜いてアメリアに手渡した。
「まずは主賓から」
そう言うとアメリアはランの手にあるグラスにビールを注いだ。
「オメー等も座れよ。そんな儀式ばった集まりじゃねーんだからよ」
自然と上座に腰をかけたランがそう言って一同を見回した。
「それじゃあ、皆さんビールでいいかしら?ああ、カウラさんとパーラさんは烏龍茶だったわよね。それとかなめさんはいつものボトルで……」
そう言って春子はランを見た。
「春子さん、相変わらず若いな。アタシのと3つしか違わないのに……」
誠はランの言葉で春子の年齢が37歳であるという事実を初めて知った。
「クバルカ中佐、それは何度も言ってるけど戸籍上で話してちょうだいな」
いつものように客なれた調子でランの言葉を春子は軽くいなした。
「理不尽だ……この国は年齢の扱いがおかしい……」
誠は二人の年齢に似つかわしくない若さに呆れつつそうつぶやいた。
「いいんじゃねーの?」
そう言って頷く上座で腕組みをして座っている幼く見える上官をかなめとカウラは同じような生暖かい視線で見つめる。
「なんだよその目は」
「別に……」
かなめの視線に明らかに不愉快そうにランはおしぼりで手をぬぐいながらそう言った。
「しかし……茜。和服が似合わねえ女だな。顔が洋風なんだから洋服を着ろよ。それと騎士だって言ってるんだから西洋鎧でも着込んでくれば良いのによう」
とりあえず注がれたビールを飲んでいたかなめが茜にそう言った。
「私は『大正ロマンの国』の甲武の生まれなので着物の方が慣れていますの。それに戦場でもないのに鎧を着たがるのはかなめさんがあまりに攻撃的すぎるのではなくて?そう言うかなめさんこそお父様の部屋にある大鎧でお通いになったらいかがですの?好戦的なかなめさんにはその方がお似合いですわよ」
そう言うと茜はランの隣に座る。嵯峨もランが指差した上座に座って灰皿を手にするとタバコを取り出した。
「あの、隊長」
カウラが心配そうに声をかける。
「ああ、お子様の隣ってことか?わかったよ」
そう言うと嵯峨はタバコを仕舞った。ランはただ何も言わずにそのやり取りを見ているが、いつも目の前でタバコを吸われているので嵯峨の今だけの気遣いなど無用の長物に過ぎないのではと誠は思っていた。
「もう、空けましたか、中佐殿?中佐殿お注ぎしますね」
アメリアは満面の笑みを浮かべて、口元が引きつっているランのグラスにビールを注ぎ始める。
「おっ、おう。ありがとーな」
なみなみと注がれたビールをランは微妙な表情で眺める。気付けば茜やサラがビールを注いで回っている。
「オメエも気がつけよ」
そう言うとかなめは誠にグラスを向ける。気付いた誠は素早くかなめのボトルから愛飲するラム酒『レモンハート』を注いだ。
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