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♡ルイーセ、絶体絶命

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プレイ内容
+ルイーセの野外自慰行為
+ルイーセの野外おもらし(失禁)


 自慰の疲労感により眠りについたけれども、結局ぐっすり眠ることは出来ず、私は早朝に目を覚ましてしまったのだった。

 目を開けると、ウェンデはもう居なかった。きっと朝の鍛錬のために森へ行ったに違い無い。顔を合わせたならば罪悪感で胸が潰れてしまっていただろうから、ホッとしたのが本音である。

 このまま朝食の時間までゆっくりしても良いが、彼とどんな顔をして会えば良いのかが分からない。考えつつも、私は身支度を始めたのだった。

 それから、私も森へと向かった。昨夜見た淫らな夢のこともあり、寝室から離れて気分を切り替えたかったのである。

 来週になるまで、ウェンデと性的な接触をすることは無い。となれば、それまでは自分の欲を自分で何とかしなければならない。しかし、昨夜のように浴室や眠る彼の横で自涜するだけで乗り切れる気がしなかった。

 ならば、性欲以外で発散すべきなのだろうか。

 人間の三大欲求は性欲、食欲、睡眠欲である。性欲以外でとなれば、選択肢は二択に絞られてしまう。

 食べるのは好きだけれども、沢山食べて太りすぎるのは何としてでも避けたい。ならば、食欲に頼るのはやめた方が良さそうだ。

 とは言っても、寝るのはいくらなんでも限度がある。睡眠の質を高めることは出来ても、欲求不満の解消にまで結び付けるのは恐らく難しいだろう。

 ……どうしたものか。

 そんなことを考えながら歩いていると、気付けば森の深いところにまで来ていた。
そして遠目には、鍛錬に励んでいるウェンデの後ろ姿が見えた。

「ふっ、……っ、ふっ……」

 木の幹に身体を隠して様子を窺うと、ウェンデは少し高い所にある木の幹を掴んで、懸垂をしていた。

 距離は離れているのに、彼が身体を腕力で宙に持ち上げる度に激しい呼吸の音が聞こえてくる。身体を動かして暑くなったのか、ウェンデは上半身裸となっていた。

 懸垂すると動く、腕や背中の筋肉。思えば、彼の裸の後ろ姿をまじまじと見たのは初めてかもしれない。

 鍛えられた身体に汗が流れる光景を見て、昨夜の行為を脳内でフラッシュバックさせている自分がいた。

 自分の中の欲が高まるにつれて、ウェンデの存在が大きくなっていく。もう自分の中で彼は善良な夫ではなく、明確に性的な対象の''男''となってしまっていた。

 顔がかあっと熱くなり、身体の芯が切なく疼く。

 どうやら夜明け前まで時間をかけても、欲は十分に満たせていなかったらしい。私は脚をクロスさせて、秘所を刺激するように腹圧をかけた。

 けれども、そんなの何の足しにもならない。ウェンデが見ていないのを良いことに、私はドロワーズを脱いで、スカートの中に手を滑り込ませた。

「あっ……っ、んっ……は、っ」

 拙い指使いで、蜜濡れの秘花を乱していく。自慰について分かったこととしては、指一本では快楽を得られないこと、中を広げる動作よりも擦る動きの方が悦いということである。

 惚けた頭で、存分にウェンデの後ろ姿を堪能する。そうしていると、下腹部に違和感を感じたのだった。

 どうやら、尿意を催してしまったらしい。けれども、膀胱に溜まったものを堰き止めるのは何故か気持ち良く、快楽を煽っていく。湧き上がる排泄欲を我慢して、私は手淫を続けた。

 けれども、私が達するより前にウェンデは懸垂を止めてしまった。絶頂までもうすぐそこまで来ていたので、私は手を止められなかった。

「はっ……あっ、っ……っ!!」

 絶頂を迎えかけた丁度その時。

 一匹の野ウサギが、茂みから飛び出してきたのだった。

「ん?」

 あろうことか野ウサギはウェンデの目の前を横切り、私の方目掛けて駆けてきたのだった。ウサギを目で追っていたため、彼も自然とこちらを振り向く形となる。

 そして、私はウェンデに気付かれてしまったのである。

「……っ、ルイーセ!?」

「え、あっ……」

 木の幹で姿を隠しながら自慰に耽っていた私の姿にとても驚いたようで、ウェンデは瞠目していた。狼狽えた私は、スカートから手を出して反射的に後ずさる。

 すると、丁度背後の地面が窪んでいたこともあり、私は脚を大きく開いたまま尻もちを着いてしまったのだった。 

「きゃっ……!?」

 後ろに転んだ勢いでスカートがめくれて、恥ずかしいところを彼に晒す格好になっていた。
 
「ルイーセ、大丈夫か!?」

 慌ててウェンデは駆け寄ってきた。私は開脚した脚を閉じようとしたが、それより先に膀胱が限界を迎えたのである。

「あっ、あっ……」

 倒れた衝撃で、我慢していたものが流れ出るのを感じる。そしてジョロジョロと股の間から流れ出た尿が、地面を濡らしていったのだった。

 これ程までに夢であって欲しいの願ったのは、人生で初めてのことである。

「……」

 二人の間を風が吹き抜けて、草木を揺らす音が聞こえる。

 しかし私も彼も、何も言えなかったのだった。
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