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おまけの小話(オフェリア視点+サルヴァドール視点)
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「ラティスラでは一年に一回、流星群が見れますの。夜空一面が流れ星に染まって、とっても綺麗でしたわ」
「ほう、それは面白いな」
「ただ、困ったことに見れるのは真夜中なので、子供の時は流星群が始まるより先に寝てしまうのが毎年のことでした。そこである年、妹と協力して流星群が始まるまで、おしゃべりして起きてようって約束しましたの」
「ふむ。それで、見れたのか?」
「いいえ。知らぬ間に、二人とも朝までぐっすりでした。それで、何で起こしてくれなかったのと、朝から妹と喧嘩になりましたわ」
「……ふっ」
窓を開け放ち、祭りを楽しむ街の人々の声を聞きながら、私達はたわいの無い話をしていた。
今夜の祭りは、貴族を除く全国民のためのものであり、祭りの間は無礼講となっていた。酒を飲むも良し、賭博をするも良し。思い思いに、人々は自由な時間を過ごすのだ。
そして街の人々が気を使わず存分に楽しめるように、祭りが始まったら王室含む貴族は朝まで外出せず、室内で静かに過ごすのが暗黙の了解となっていた。
テーブルにはコーヒーと甘いクッキーが並び、さながら夜のお茶会といったところだ。昼とは違い何だか特別感があり、少しワクワクしている自分がいた。
「サルヴァドール様は子供の頃、義姉様とどんな風にお過ごしでしたか?」
「……顎で使われていた記憶しかないな」
そう言ったサルヴァドールは、何時になく渋い顔をしていた。
彼の姉上は既に結婚しており離れて暮らしているが、私達の結婚式で一度会ったことがある。とても淑やかで、美しい女性という印象だったのを覚えている。
人使いが荒いなど、まったく想像が出来なかった。
「自分が食べたくない野菜を私の皿に乗せてきたり、ヴァイオリンの練習がしたいからと永遠ピアノの伴奏をやらされたり、果ては恋文の代筆を頼まれたり。姉上とは、主人と下僕の関係と言った方が正しい」
「……っ、ふふっ」
大変だったのだろうが、眉間に皺を寄せながらせっせと恋文をしたためるサルヴァドールを想像して、つい吹き出してしまう。
「笑いすぎだ」
「だ、だって……っ、ふふっ」
「やれやれ」
上体を屈めて大笑いする私を見て、少し困ったようにサルヴァドールも微笑んだ。
彼と会話を重ねる度、胸の辺りに温かな感覚が広がる。それは、かつてユリウスと過ごした日に感じたものであった。
ユリウスに対して、特別な感情が無かったと言えば嘘になる。
偽りであったとしても、王子と過ごす日々はキラキラと輝いていた。恋文を書く時は気持ちが踊り、彼と話す時は自然と笑みが零れた。
彼との婚約が決まった時嬉しかったのは、妹を助けられるから、という理由だけではなかったのは事実だろう。
しかしそれは、もう過去の話だ。
「こんな風に、お前と心から笑い合う日が来るなんて思わなかったな」
コーヒーを一口飲みながら、サルヴァドールは呟いた。
これまで、彼は私のことを根掘り葉掘り聞こうとはしなかった。今思えば、彼は急にまとまった縁談が訳ありであることを察していたのかもしれない。
何も聞かずにそっとしておいてくれたのは、彼なりの優しさだろう。
それでも、嫌われるのを覚悟で今まで自分がしでかしたことを洗いざらい話したいと思ったのは、私なりの誠意だった。
偽りの上に出来上がった関係はいずれ崩れる。そんなことは、二度としたくなかったのだ。
私が話している間、サルヴァドールは黙って耳を傾けてくれていた。どこまで信じてくれたか確かめようが無いが、頭ごなしに否定されなかっただけで十分嬉しいことだ。
そして、いつの間にか話は生まれ育った祖国のことや家族の話題に移り、今に至る。
二人を包み込むように部屋に広がったコーヒーの香りは、不思議と私の心を落ち着かせた。
「オフェリア」
「はい、サルヴァドール様」
「私も、お前に言ってなかったことがある。聞いてくれるか?」
「ふふっ、勿論でございます」
彼が何を言ったとしても、私は受け入れるつもりだ。私は口を閉ざし、サルヴァドールの言葉を待った。
しかし、彼は黙ったままであった。
「困ったな。何も言葉が出てこない」
困惑したように、彼は言った。やはり彼は、普段口下手な部類の人間らしい。
急かすつもりは無かったが、話しやすい環境を整えるのも良いだろうと思い、私は一つ提案をした。
「ふふっ、コーヒーも飲み終わったところですし、続きはもう少し静かなところでお話ししませんか?」
テーブルの上で、彼の手に掌を重ねる。サルヴァドールの手の温もりを感じながら返事を待っていると、指を絡めるように手が繋がれた。
「……そうだな」
こうして、私達はベッドへ向かったのである。
+
「ずっと私は、お前が離れていくことを恐れていた」
「ひ、ぁ……っ、ん、っ、」
「そして、ユリウスがお前を迎えに来たらと考えては、勝手に敵意を抱いていた」
私を跨ぐようにして繋がったオフェリアは、突き上げる度に可愛らしく喘ぎ、身体をびくつかせる。快楽にむせぶ顔も、揺れる乳房も、二人の結ばれた箇所も一望できるので、身体的な興奮は増すばかりであった。
自身の存在を覚え込ませるように、ひたすら最奥を穿つ。幾らやっても物足りないと感じるあたり、自分は救いようの無い程に強欲なのだろう。
「サルヴァドール様、ぁ、」
「ん、もう限界か?」
「ぁ、だって、奥ばっか、」
「は、少し休むか」
力が抜けたのか、オフェリアは覆い被さるように上体を倒してきた。身体を折り曲げたことにより、先程吐き出した白濁が結合部から流れ出る。腰の動きを止めて彼女を抱きとめると、オフェリアは私の首元に顔を寄せ、口付けてきたのだった。
彼女は覚悟をもって、全てを話してくれた。だから、自分も想いを伝え切ることを決めた。
今まで抱えてきた不安、苛立ち、そしてユリウスに対する嫉妬に至るまで、口から止めどなく溢れ出る。我ながら支離滅裂な言葉の羅列であったが、伝えたい気持ちが先行して、どうすることもできなかった。
「彼奴とお前が過ごした時間の長さを考える度、行き場の無い苛立ちが募った。苛立ちや不安を抑えるため、お前をずっと束縛していたんだ」
オフェリアは荒い呼吸を繰り返すが、首元に顔を埋めているため、表情は分からなかった。
「本当に、我ながら姑息で臆病な男だ。今だって、お前に嫌われたら、と、これが最後の交わりになったならと恐れている」
「……っ」
「お前は、私に嫌われるのが怖くなかったのか?」
疑問を投げかけると、オフェリアは私の両頬に手を添え、真正面から此方を見つめてきた。
「勿論、怖かったです。でも、それでも貴方に全部知って欲しかった。愛して欲しかった。貴方に嫌われたなら……きっと、また振り向いて貰えるよう努力しようと、その覚悟の上で、言いました」
「……っ、オフェリア」
「私は、過去よりも貴方と歩むこれからを大事にしたい。それに……」
私の胸に手を当てながら、彼女は穏やかに微笑んだ。
「もし誰かが私を迎えに来たとしても、貴方が守ってくれるのでしょう?」
そう言って、オフェリアは私に抱きついた。それは、愛する女が真の意味で自分の手に落ちた瞬間だった。
「……オフェリアっ!!」
「ああっ!!」
起き上がってシーツの上に彼女を押し倒し、私は激しく抜き差しを始めた。
「……っ、何よりも、誰よりも愛してる、誰にも渡すものか」
「あっ、ああっ、ああああ!!」
唇で彼女の言葉を奪うことはしなかった。代わりに、ひたすらに愛の言葉を投げかける。今まで抱いていた不安は、もう消えていた。
「オフェリア……っ、あっ、ぐっ、……っ」
最愛の女の名を呼び、胎内に精を吐き出す。
檻に閉じ込めるかのようにきつく抱きしめると、オフェリアは小さく呟いた。
「私も、誰よりも愛してます……サルヴァドール様」
その言葉は、何よりも自分を満たしてくれたのだった。
「ほう、それは面白いな」
「ただ、困ったことに見れるのは真夜中なので、子供の時は流星群が始まるより先に寝てしまうのが毎年のことでした。そこである年、妹と協力して流星群が始まるまで、おしゃべりして起きてようって約束しましたの」
「ふむ。それで、見れたのか?」
「いいえ。知らぬ間に、二人とも朝までぐっすりでした。それで、何で起こしてくれなかったのと、朝から妹と喧嘩になりましたわ」
「……ふっ」
窓を開け放ち、祭りを楽しむ街の人々の声を聞きながら、私達はたわいの無い話をしていた。
今夜の祭りは、貴族を除く全国民のためのものであり、祭りの間は無礼講となっていた。酒を飲むも良し、賭博をするも良し。思い思いに、人々は自由な時間を過ごすのだ。
そして街の人々が気を使わず存分に楽しめるように、祭りが始まったら王室含む貴族は朝まで外出せず、室内で静かに過ごすのが暗黙の了解となっていた。
テーブルにはコーヒーと甘いクッキーが並び、さながら夜のお茶会といったところだ。昼とは違い何だか特別感があり、少しワクワクしている自分がいた。
「サルヴァドール様は子供の頃、義姉様とどんな風にお過ごしでしたか?」
「……顎で使われていた記憶しかないな」
そう言ったサルヴァドールは、何時になく渋い顔をしていた。
彼の姉上は既に結婚しており離れて暮らしているが、私達の結婚式で一度会ったことがある。とても淑やかで、美しい女性という印象だったのを覚えている。
人使いが荒いなど、まったく想像が出来なかった。
「自分が食べたくない野菜を私の皿に乗せてきたり、ヴァイオリンの練習がしたいからと永遠ピアノの伴奏をやらされたり、果ては恋文の代筆を頼まれたり。姉上とは、主人と下僕の関係と言った方が正しい」
「……っ、ふふっ」
大変だったのだろうが、眉間に皺を寄せながらせっせと恋文をしたためるサルヴァドールを想像して、つい吹き出してしまう。
「笑いすぎだ」
「だ、だって……っ、ふふっ」
「やれやれ」
上体を屈めて大笑いする私を見て、少し困ったようにサルヴァドールも微笑んだ。
彼と会話を重ねる度、胸の辺りに温かな感覚が広がる。それは、かつてユリウスと過ごした日に感じたものであった。
ユリウスに対して、特別な感情が無かったと言えば嘘になる。
偽りであったとしても、王子と過ごす日々はキラキラと輝いていた。恋文を書く時は気持ちが踊り、彼と話す時は自然と笑みが零れた。
彼との婚約が決まった時嬉しかったのは、妹を助けられるから、という理由だけではなかったのは事実だろう。
しかしそれは、もう過去の話だ。
「こんな風に、お前と心から笑い合う日が来るなんて思わなかったな」
コーヒーを一口飲みながら、サルヴァドールは呟いた。
これまで、彼は私のことを根掘り葉掘り聞こうとはしなかった。今思えば、彼は急にまとまった縁談が訳ありであることを察していたのかもしれない。
何も聞かずにそっとしておいてくれたのは、彼なりの優しさだろう。
それでも、嫌われるのを覚悟で今まで自分がしでかしたことを洗いざらい話したいと思ったのは、私なりの誠意だった。
偽りの上に出来上がった関係はいずれ崩れる。そんなことは、二度としたくなかったのだ。
私が話している間、サルヴァドールは黙って耳を傾けてくれていた。どこまで信じてくれたか確かめようが無いが、頭ごなしに否定されなかっただけで十分嬉しいことだ。
そして、いつの間にか話は生まれ育った祖国のことや家族の話題に移り、今に至る。
二人を包み込むように部屋に広がったコーヒーの香りは、不思議と私の心を落ち着かせた。
「オフェリア」
「はい、サルヴァドール様」
「私も、お前に言ってなかったことがある。聞いてくれるか?」
「ふふっ、勿論でございます」
彼が何を言ったとしても、私は受け入れるつもりだ。私は口を閉ざし、サルヴァドールの言葉を待った。
しかし、彼は黙ったままであった。
「困ったな。何も言葉が出てこない」
困惑したように、彼は言った。やはり彼は、普段口下手な部類の人間らしい。
急かすつもりは無かったが、話しやすい環境を整えるのも良いだろうと思い、私は一つ提案をした。
「ふふっ、コーヒーも飲み終わったところですし、続きはもう少し静かなところでお話ししませんか?」
テーブルの上で、彼の手に掌を重ねる。サルヴァドールの手の温もりを感じながら返事を待っていると、指を絡めるように手が繋がれた。
「……そうだな」
こうして、私達はベッドへ向かったのである。
+
「ずっと私は、お前が離れていくことを恐れていた」
「ひ、ぁ……っ、ん、っ、」
「そして、ユリウスがお前を迎えに来たらと考えては、勝手に敵意を抱いていた」
私を跨ぐようにして繋がったオフェリアは、突き上げる度に可愛らしく喘ぎ、身体をびくつかせる。快楽にむせぶ顔も、揺れる乳房も、二人の結ばれた箇所も一望できるので、身体的な興奮は増すばかりであった。
自身の存在を覚え込ませるように、ひたすら最奥を穿つ。幾らやっても物足りないと感じるあたり、自分は救いようの無い程に強欲なのだろう。
「サルヴァドール様、ぁ、」
「ん、もう限界か?」
「ぁ、だって、奥ばっか、」
「は、少し休むか」
力が抜けたのか、オフェリアは覆い被さるように上体を倒してきた。身体を折り曲げたことにより、先程吐き出した白濁が結合部から流れ出る。腰の動きを止めて彼女を抱きとめると、オフェリアは私の首元に顔を寄せ、口付けてきたのだった。
彼女は覚悟をもって、全てを話してくれた。だから、自分も想いを伝え切ることを決めた。
今まで抱えてきた不安、苛立ち、そしてユリウスに対する嫉妬に至るまで、口から止めどなく溢れ出る。我ながら支離滅裂な言葉の羅列であったが、伝えたい気持ちが先行して、どうすることもできなかった。
「彼奴とお前が過ごした時間の長さを考える度、行き場の無い苛立ちが募った。苛立ちや不安を抑えるため、お前をずっと束縛していたんだ」
オフェリアは荒い呼吸を繰り返すが、首元に顔を埋めているため、表情は分からなかった。
「本当に、我ながら姑息で臆病な男だ。今だって、お前に嫌われたら、と、これが最後の交わりになったならと恐れている」
「……っ」
「お前は、私に嫌われるのが怖くなかったのか?」
疑問を投げかけると、オフェリアは私の両頬に手を添え、真正面から此方を見つめてきた。
「勿論、怖かったです。でも、それでも貴方に全部知って欲しかった。愛して欲しかった。貴方に嫌われたなら……きっと、また振り向いて貰えるよう努力しようと、その覚悟の上で、言いました」
「……っ、オフェリア」
「私は、過去よりも貴方と歩むこれからを大事にしたい。それに……」
私の胸に手を当てながら、彼女は穏やかに微笑んだ。
「もし誰かが私を迎えに来たとしても、貴方が守ってくれるのでしょう?」
そう言って、オフェリアは私に抱きついた。それは、愛する女が真の意味で自分の手に落ちた瞬間だった。
「……オフェリアっ!!」
「ああっ!!」
起き上がってシーツの上に彼女を押し倒し、私は激しく抜き差しを始めた。
「……っ、何よりも、誰よりも愛してる、誰にも渡すものか」
「あっ、ああっ、ああああ!!」
唇で彼女の言葉を奪うことはしなかった。代わりに、ひたすらに愛の言葉を投げかける。今まで抱いていた不安は、もう消えていた。
「オフェリア……っ、あっ、ぐっ、……っ」
最愛の女の名を呼び、胎内に精を吐き出す。
檻に閉じ込めるかのようにきつく抱きしめると、オフェリアは小さく呟いた。
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