天才魔術師から逃げた令嬢は婚約破棄された後捕まりました

「ねぇ、アデラ。僕は君が欲しいんだ。」

目の前にいる艶やかな黒髪の美少年は、にっこりと微笑んで私の手の甲にキスを落とした。

「私が殿下と婚約破棄をして、お前が私を捕まえることが出来たらな。」

軽い冗談が通じない少年に、どこまでも執拗に追い回されるお話。
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