21 / 52
等価交換
しおりを挟む
片方の手を繋いだまま、ヴィルヘルムは私をシーツの上に組み敷いた。薄暗闇の中で、自然と身体的な距離は縮まっていく。しかし、不思議なことに恐怖は感じなかった。
それはきっと、彼の穏やかな性格を知った上で、ことに及んでいるからだろう。
「……レイチェル」
「っ、ん」
引き寄せられるかのように、私たちは唇を重ねた。
初めは唇の柔らかさを感じただけなのに、口付けは手繋ぎよりも一段深い‘‘触れ合い’’の始まりであった。ヴィルヘルムが、舌を口内にゆっくりと滑り込ませてきたのである。
「ん……っ、う」
舌が絡まり合うたびに、鳥肌が立つのが分かる。どうするのが正解なのかが分からず、私は内心焦りを募らしていた。
(キスの時の呼吸の仕方も、舌の絡め方も、閨の授業では習ってないわよ……!)
とりあえず私は、息を止めて彼に身を任せる形で、ファーストキスを乗り切ることにした。しかし、大きく息を吸っている訳でもないので、すぐに息苦しさがやってきたのだった。
いきなり崖っぷちに立たされた……と思った矢先、ヴィルヘルムは唇の繋がりを絶ったのだった。
「……っ、はっ……はっ、はっ、けほっ」
反射的に激しく息を吸うと、途中でむせてしまった。すると彼は、半ば呆れたように言った。
「そんなに無理をするな。……今、息を止めてただろ」
「っ、申し訳、ございません」
「初めからこの調子だと、身が持たんぞ?」
ヴィルヘルムの言うとおりだ。夫婦の時間は始まったばかりなのに、我ながら酷い有様である。すでに私は、穴があったら入りたい気分であった。
(こ、ここから、巻き返さなきゃ……!)
内心焦りつつ呼吸を整えていると、ヴィルヘルムは私の頬を撫でてきたのだった。
「レイチェル」
「っ……」
「慌てる必要はないし、初めから上手くだなんて目指さなくていい。分かったか?」
「っ、ありがとうございます」
先程までの会話では自分が主導権を握っていたはずなのに、いつの間にか私は、ヴィルヘルムのペースに呑まれ始めていた。とはいえそれは不快ではなく、むしろ夜会でエスコートしてもらうような安心感を、私は抱き始めていた。
私が頷いたところで、ヴィルヘルムは寝着のシャツのボタンを外し始めた。鍛えられた厚い胸板が顕になるにつれて、心臓の鼓動がうるさくなっていく。
脱いだシャツをベッドの隅に放ってから、彼は私のナイトドレスに手をかけた。一抹の不安を感じつつも、私はそれを止めることはなかった。暗闇に近い状況ならば、きっと大丈夫と思えたのだ。
「……ところで、レイチェル」
「はい?」
ナイトドレスとドロワーズを脱がせてから、ヴィルヘルムは‘‘私がもっとも恐れていた’’一言を口にしたのだった。
「夜灯石は器に三つ用意させてるはずなんだが……いつも夜になると、一つしかないんだ。残り二つ、どこにあるか知らないか?」
「!!」
そう。初夜以降、彼が寝室に来る前に夜灯石を隠すのは、もはや日課となっていた。朝になったらこっそり器に戻していたのだが、どうやらバレてしまったらしい。
無論、何も手につかなかった今夜も忘れることなく、私は夜灯石二つをサイドテーブルの引き出しに隠していた。
「さ、さあ……?」
動揺を悟られないように顔を背けるものの、ヴィルヘルムはさらに続けた。
「枕の下か。……もしかして、ゴミ箱の中か?」
「……分かりません」
「ふむ。だったらベッドの下か……さては、サイドテーブルの引き出しの中か?」
そこまで言われても、私は口を割らなかった。シーツにあずけた背中には、冷や汗がじっとりと滲んでいた。
「よし分かった、引き出しだな」
「な、何で分かったの!?」
不運なことに、ヴィルヘルムは隠し場所を一回で当ててしまったのである。つい敬語を忘れてしまうほど、私はびっくり仰天してしまったのだった。
「何でだろうな、番の勘といったところか」
ヴィルヘルムは引き出しから夜灯石を取り出し、器に戻した。すると室内は、互いの表情まではっきり見える明るさになったのである。
「これで、互いによく見えるな」
再び私を組み敷いたヴィルヘルムの表情は、口角が上がっているからか、やけに楽しげに見えた。
「っ、こ、こんな身体……み、見ないでください……っ!」
何も身に着けていない胸元を腕で隠しながら、私は嫌だ嫌だと身体を捩った。
服を着た状態ならば、厚めの肌着を着れば貧相な胸も幾分かマシに見える。しかし、裸となればそうはいかない。私はもはや、焦りを通り越してパニックになっていた。
「それはなぜだ?」
「……っ、きっとヴィルヘルム様に、幻滅されてしまいますから……」
そこまで言ったところで、私は強く目を瞑った。寄せ上げという‘‘魔法’’の解かれた胸を目の当たりにして絶句する彼を想像するだけで、すでに泣きそうである。
「……よし、分かった」
「っ、申し訳ございません」
「だったら、等価交換というのはどうだ?」
「……え?」
今日は部屋を暗くしよう、と言われるかと思いきや、ヴィルヘルムは想定外の提案をしてきたのだった。
「私だって、全部脱いだらお前をがっかりさせる可能性も十分にある。だから、不安なのはお互い様じゃないのか?」
「そ、それは……」
石像のごとく身を固くする私を、そのままヴィルヘルムは包み込むように抱きしめた。そして幼子をあやすように背中をポンポンとしてから、私に言い聞かせるように彼は続ける。
「とはいえ、お前になら全てを晒しても構わないとも、実は思ってるんだ。さらけ出す不安と自分を知ってほしいという欲を天秤に掛けてみると、後者を選びたいというのが私の気持ちだ」
「……っ」
「だが、お前が私という存在にさほど興味がないならば、無理して恥をかけというのは酷な話だ。レイチェル。お前はどうしたい?」
興味がないどころか、彼については知りたいことばかりである。それは趣味嗜好を知りたいなどという内面的なことに限らず、‘‘身体的な’’ことも込みで、だ。
当然ながら、男性の身体など人生で一度も目にしたことがない。医学書で男の裸体が描かれたページは見たことがあるものの、それは平面的で無機質なものであり、興奮を煽るようなものではなかった。ひょっとしたら、自分は性欲というものが弱いのかもしれない、とすら思った程である。
それが、どうしたことか。ヴィルヘルムに与えられた抱擁の熱は、私のいやらしい欲求を呼び覚ますものであった。彼の匂いが鼻を掠め、声を聞くたびに、身体の奥が切なく疼くのが嫌でも分かる。
夫の裸が見てみたいだなんて、口が裂けても言えない不埒な欲だ。しかし今、ヴィルヘルムは‘‘お互いを知るため’’という大義名分を用意してくれている。
「……っ、でしたら」
ヴィルヘルムの腕の中で、私はおそるおそる胸を隠していた腕を解いたのだった。
それはきっと、彼の穏やかな性格を知った上で、ことに及んでいるからだろう。
「……レイチェル」
「っ、ん」
引き寄せられるかのように、私たちは唇を重ねた。
初めは唇の柔らかさを感じただけなのに、口付けは手繋ぎよりも一段深い‘‘触れ合い’’の始まりであった。ヴィルヘルムが、舌を口内にゆっくりと滑り込ませてきたのである。
「ん……っ、う」
舌が絡まり合うたびに、鳥肌が立つのが分かる。どうするのが正解なのかが分からず、私は内心焦りを募らしていた。
(キスの時の呼吸の仕方も、舌の絡め方も、閨の授業では習ってないわよ……!)
とりあえず私は、息を止めて彼に身を任せる形で、ファーストキスを乗り切ることにした。しかし、大きく息を吸っている訳でもないので、すぐに息苦しさがやってきたのだった。
いきなり崖っぷちに立たされた……と思った矢先、ヴィルヘルムは唇の繋がりを絶ったのだった。
「……っ、はっ……はっ、はっ、けほっ」
反射的に激しく息を吸うと、途中でむせてしまった。すると彼は、半ば呆れたように言った。
「そんなに無理をするな。……今、息を止めてただろ」
「っ、申し訳、ございません」
「初めからこの調子だと、身が持たんぞ?」
ヴィルヘルムの言うとおりだ。夫婦の時間は始まったばかりなのに、我ながら酷い有様である。すでに私は、穴があったら入りたい気分であった。
(こ、ここから、巻き返さなきゃ……!)
内心焦りつつ呼吸を整えていると、ヴィルヘルムは私の頬を撫でてきたのだった。
「レイチェル」
「っ……」
「慌てる必要はないし、初めから上手くだなんて目指さなくていい。分かったか?」
「っ、ありがとうございます」
先程までの会話では自分が主導権を握っていたはずなのに、いつの間にか私は、ヴィルヘルムのペースに呑まれ始めていた。とはいえそれは不快ではなく、むしろ夜会でエスコートしてもらうような安心感を、私は抱き始めていた。
私が頷いたところで、ヴィルヘルムは寝着のシャツのボタンを外し始めた。鍛えられた厚い胸板が顕になるにつれて、心臓の鼓動がうるさくなっていく。
脱いだシャツをベッドの隅に放ってから、彼は私のナイトドレスに手をかけた。一抹の不安を感じつつも、私はそれを止めることはなかった。暗闇に近い状況ならば、きっと大丈夫と思えたのだ。
「……ところで、レイチェル」
「はい?」
ナイトドレスとドロワーズを脱がせてから、ヴィルヘルムは‘‘私がもっとも恐れていた’’一言を口にしたのだった。
「夜灯石は器に三つ用意させてるはずなんだが……いつも夜になると、一つしかないんだ。残り二つ、どこにあるか知らないか?」
「!!」
そう。初夜以降、彼が寝室に来る前に夜灯石を隠すのは、もはや日課となっていた。朝になったらこっそり器に戻していたのだが、どうやらバレてしまったらしい。
無論、何も手につかなかった今夜も忘れることなく、私は夜灯石二つをサイドテーブルの引き出しに隠していた。
「さ、さあ……?」
動揺を悟られないように顔を背けるものの、ヴィルヘルムはさらに続けた。
「枕の下か。……もしかして、ゴミ箱の中か?」
「……分かりません」
「ふむ。だったらベッドの下か……さては、サイドテーブルの引き出しの中か?」
そこまで言われても、私は口を割らなかった。シーツにあずけた背中には、冷や汗がじっとりと滲んでいた。
「よし分かった、引き出しだな」
「な、何で分かったの!?」
不運なことに、ヴィルヘルムは隠し場所を一回で当ててしまったのである。つい敬語を忘れてしまうほど、私はびっくり仰天してしまったのだった。
「何でだろうな、番の勘といったところか」
ヴィルヘルムは引き出しから夜灯石を取り出し、器に戻した。すると室内は、互いの表情まではっきり見える明るさになったのである。
「これで、互いによく見えるな」
再び私を組み敷いたヴィルヘルムの表情は、口角が上がっているからか、やけに楽しげに見えた。
「っ、こ、こんな身体……み、見ないでください……っ!」
何も身に着けていない胸元を腕で隠しながら、私は嫌だ嫌だと身体を捩った。
服を着た状態ならば、厚めの肌着を着れば貧相な胸も幾分かマシに見える。しかし、裸となればそうはいかない。私はもはや、焦りを通り越してパニックになっていた。
「それはなぜだ?」
「……っ、きっとヴィルヘルム様に、幻滅されてしまいますから……」
そこまで言ったところで、私は強く目を瞑った。寄せ上げという‘‘魔法’’の解かれた胸を目の当たりにして絶句する彼を想像するだけで、すでに泣きそうである。
「……よし、分かった」
「っ、申し訳ございません」
「だったら、等価交換というのはどうだ?」
「……え?」
今日は部屋を暗くしよう、と言われるかと思いきや、ヴィルヘルムは想定外の提案をしてきたのだった。
「私だって、全部脱いだらお前をがっかりさせる可能性も十分にある。だから、不安なのはお互い様じゃないのか?」
「そ、それは……」
石像のごとく身を固くする私を、そのままヴィルヘルムは包み込むように抱きしめた。そして幼子をあやすように背中をポンポンとしてから、私に言い聞かせるように彼は続ける。
「とはいえ、お前になら全てを晒しても構わないとも、実は思ってるんだ。さらけ出す不安と自分を知ってほしいという欲を天秤に掛けてみると、後者を選びたいというのが私の気持ちだ」
「……っ」
「だが、お前が私という存在にさほど興味がないならば、無理して恥をかけというのは酷な話だ。レイチェル。お前はどうしたい?」
興味がないどころか、彼については知りたいことばかりである。それは趣味嗜好を知りたいなどという内面的なことに限らず、‘‘身体的な’’ことも込みで、だ。
当然ながら、男性の身体など人生で一度も目にしたことがない。医学書で男の裸体が描かれたページは見たことがあるものの、それは平面的で無機質なものであり、興奮を煽るようなものではなかった。ひょっとしたら、自分は性欲というものが弱いのかもしれない、とすら思った程である。
それが、どうしたことか。ヴィルヘルムに与えられた抱擁の熱は、私のいやらしい欲求を呼び覚ますものであった。彼の匂いが鼻を掠め、声を聞くたびに、身体の奥が切なく疼くのが嫌でも分かる。
夫の裸が見てみたいだなんて、口が裂けても言えない不埒な欲だ。しかし今、ヴィルヘルムは‘‘お互いを知るため’’という大義名分を用意してくれている。
「……っ、でしたら」
ヴィルヘルムの腕の中で、私はおそるおそる胸を隠していた腕を解いたのだった。
52
あなたにおすすめの小説
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
男嫌いな王女と、帰ってきた筆頭魔術師様の『執着的指導』 ~魔道具は大人の玩具じゃありません~
花虎
恋愛
魔術大国カリューノスの現国王の末っ子である第一王女エレノアは、その見た目から妖精姫と呼ばれ、可愛がられていた。
だが、10歳の頃男の家庭教師に誘拐されかけたことをきっかけに大人の男嫌いとなってしまう。そんなエレノアの遊び相手として送り込まれた美少女がいた。……けれどその正体は、兄王子の親友だった。
エレノアは彼を気に入り、嫌がるのもかまわずいたずらまがいにちょっかいをかけていた。けれど、いつの間にか彼はエレノアの前から去り、エレノアも誘拐の恐ろしい記憶を封印すると共に少年を忘れていく。
そんなエレノアの前に、可愛がっていた男の子が八年越しに大人になって再び現れた。
「やっと、あなたに復讐できる」
歪んだ復讐心と執着で魔道具を使ってエレノアに快楽責めを仕掛けてくる美形の宮廷魔術師リアン。
彼の真意は一体どこにあるのか……わからないままエレノアは彼に惹かれていく。
過去の出来事で男嫌いとなり引きこもりになってしまった王女(18)×王女に執着するヤンデレ天才宮廷魔術師(21)のラブコメです。
※ムーンライトノベルにも掲載しております。
【完結】呪いを解いて欲しいとお願いしただけなのに、なぜか超絶美形の魔術師に溺愛されました!
藤原ライラ
恋愛
ルイーゼ=アーベントロートはとある国の末の王女。複雑な呪いにかかっており、訳あって離宮で暮らしている。
ある日、彼女は不思議な夢を見る。それは、とても美しい男が女を抱いている夢だった。その夜、夢で見た通りの男はルイーゼの目の前に現れ、自分は魔術師のハーディだと名乗る。咄嗟に呪いを解いてと頼むルイーゼだったが、魔術師はタダでは願いを叶えてはくれない。当然のようにハーディは対価を要求してくるのだった。
解呪の過程でハーディに恋心を抱くルイーゼだったが、呪いが解けてしまえばもう彼に会うことはできないかもしれないと思い悩み……。
「君は、おれに、一体何をくれる?」
呪いを解く代わりにハーディが求める対価とは?
強情な王女とちょっと性悪な魔術師のお話。
※ほぼ同じ内容で別タイトルのものをムーンライトノベルズにも掲載しています※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる