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リュドミラの恋占い
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フリージアの一件が起きてから数ヶ月が経ち、気付けば季節は秋へと移り変わっていた。
そして今日は、リュドミラの芸術祭の日であった。無事に祭りは終わり、私とヴィルヘルムは宮殿に戻ってお茶をしていたのだった。
「芸術祭、お疲れ様でした」
「ああ、無事に終わって良かった。義兄上たちも、楽しんでくれただろうか」
「ええ、もちろんですわ」
実は今日の芸術祭は、ヴィルヘルムの提案で私の家族みんなを招待していたのだ。一緒に祭りを見学したあと夕食を共にして、宮殿に一泊してから明日帰る予定となっている。
今回に限らず、私はヴィルヘルムと私の家族が交流する場を定期的に設けていた。彼と家族が不仲なままではなく、少しでも距離を縮めてほしかったのだ。
「子供が懐いてくれるのは、やはり嬉しいものだな」
「ふふっ、ヴィルヘルム様ってば、嬉しいって顔に書いてありますよ」
当然ながら、ヴィルヘルムと両親や兄姉たちとでは、まだぎこちない空気が漂っている。しかしナタリヤは、だんだんとヴィルヘルムに慣れてきたのだ。夕食の時も、彼と一番話していたのはナタリヤであった。
とはいえ、そんな兄上たちとのギクシャクした関係にも改善の兆しが見えてきたのも事実である。
芸術祭では、今年はヴィルヘルムも出展していた。その作品を見て、兄上たちはとても驚いていたのを私は見逃さなかった。
作品の繊細な筆使いも優しげな色使いも、ヴィルヘルムに抱いていた印象と大分かけ離れたものだったのだろう。
また、驚いていたのは私の家族だけではなかった。ヴィルヘルムの作品を初めて見た人々も、目を丸くしていたのだった。
黒狼も本当は優しい性格であり、怖くなんてない。それがいつか皆に伝わればいいなと、密かに私は願っていた。
「そう言えば。昨日、フリージア様からお手紙が届きましたの。お元気そうで、安心しましたわ」
事件後、フリージアは両公爵家話し合いの結果、不起訴となった。そしてツァレンテ公爵家側から、正式に謝罪されたのだという。
事件が起きた現場がリュドミラの宮殿内ということもあり、ヴィルヘルムはこの一件を公にしないことを決めた。それにより、事件は闇に葬られたのだった。
フリージアはというと、家でしばらく休養しているらしい。彼女が平穏な生活を送れるようになるまで、まだ時間がかかるかもしれない。しかし、頼もしい兄や姉に囲まれているのだから、きっと心配ないだろう。
ルードガレスの宮殿で私を池に突き落としたのは、結局フリージアだった。彼女はジュリエッタを狙ったようだが、似たような格好をしていた私を誤って襲ったのだという。
ハンデルク公爵は可能な限りの賠償に応じると、私に申し出た。しかし、それはきっぱりとお断りした。フリージアと再び仲良くできるならば、私はそれで良かったのだ。そして今では、時折手紙を送り合っているのだった。
「良かったじゃないか。また落ち着いたら、食事にでも誘ってみるといい」
「ありがとうございます」
ヴィルヘルムはそう言いながら、皿に並べられたクッキーを一枚手に取った。スミレの砂糖漬けが乗っている、可愛らしいクッキーである。
「ふふっ」
「どうした?」
「いえ、結婚式後の晩餐会でこのクッキーが出された時……ヴィルヘルム様、やけに食べるのが早かったので、よほどお好きなんだなって……まさか、こんな可愛らしいお菓子が好物だとは思わなくてびっくりしたのを思い出しただけですわ」
「なっ……気付いてたのか?」
「ええ、とっくの昔にお見通しですわ」
「……笑うなら、好きなだけ笑ってくれ」
きまり悪そうに、ヴィルヘルムはクッキーを口に放り込んだ。そんな子供じみた夫の姿を見て、私はとうとう吹き出したのだった。
「それに。この前、前王妃様もスミレがお好きと聞いて……二人共そっくりだなと思って」
私がそう言うと、ヴィルヘルムは少しだけ硬い表情となった。実は私たちは、もう一つの重要なイベントを控えているのだ。
「……喜んでもらえるだろうか」
「あら、事前のリサーチは万全ですから。ご安心くださいな」
明日は、前王妃様の誕生日だ。なので、私とヴィルヘルム、そして前王妃様の三人で食事することになったのだ。
それだけではない。ヴィルヘルムはサプライズで、前王妃様にプレゼントを用意しているのだ。彼が選んだのは、スミレの飾りが付いた小さな帽子。前王妃様には事前に何が欲しいか、私がそれとなく聞いていたので、間違いなく喜ばれるだろう。
「プレゼントが、というよりも……食事するのも何年ぶりかも分からない息子にいきなり食事に誘われて、不快に思ってないかという心配の方が強いかもしれない」
「ふふ……大丈夫ですわよ、絶対に」
前王妃様は、幼き日のヴィルヘルムを描いた絵をアトリエに飾っていた。そしてヴィルヘルムも、庭園で過ごす前王妃様を描いた絵をアトリエに飾っていた。それを見て、本当は二人共仲良くしたいのだと、私は直感していたのだ。
ヴィルヘルムを安心させるように、私は彼の手に手のひらを重ねた。すると彼は、手をひっくり返して指を絡めるように繋いできたのだった。
いわゆる‘‘恋人繋ぎ’’となった手を見つめていると、不意に私はあることを思い出したのだった。
「そう言えば、ヴィルヘルム様」
「?」
「だいぶ前に、番占いには別の名前があるとローレンス様にお聞きしたのですが……ご存知ですか? 結局何なのか聞きそびれてしまって」
「ああ、恋占いのことか」
「え?」
「番占いは、別名恋占いとも言うんだ。恋に落ちる……夫婦となる相手を選ぶ、という意味でな」
「……素敵」
占いで選ばれたからといって、恋に落ちるとは限らない。けれども、間違いなく私は彼と恋に落ちたし、夫婦にもなれた。だからか、恋占いという名はやけに甘美な響きに聞こえたのだった。
「私たちの子は、どんな人と結ばれるのかしら」
これから私たちの元へやって来る我が子に思いを馳せながら、私は呟いた。
すると、ヴィルヘルムは意外な言葉を口にしたのだった。
「……ああ。実は、占いでその相手を決めなくてもいいのではないかと、思ってもいるんだ」
「え?」
一瞬驚いたものの、私はその言葉の意味をすぐに理解した。
私たちやヴィルヘルムの両親のように、仲睦まじい夫婦となれるならば、占いで決めても問題ないだろう。しかし、彼の祖父上たちのように不仲となってしまうならば、占いで相手が決まってしまうのは不幸なことだ。
「じゃあ、本人にどうしたいか聞いてみるのもいいかもしれませんね」
「そうだな。まあ、まだ生まれてすらなくて、気が早いような気もするが」
「ふふふっ」
とはいえ、新たな家族のことは考えるだけで楽しいことだ。どうやらそれは、ヴィルヘルムも同じようだった。
「私とお前だと、どんな子が生まれてくるのか想像もつかないな」
「そうですね……とびっきりおしゃべりで、狼みたいにかっこいい子が生まれてきたら、どうします?」
「冗談はよしてくれ。……まあ、それもいいか。お前との子なら、可愛いに違いないからな」
示し合わせた訳でもないのに、私たちはいつの間にか見つめ合っていた。
「レイチェル、愛してる。だから……これからもずっと、傍にいてくれ」
「もちろんです、ヴィルヘルム様」
そして私たちは、そっと唇を重ねた。
終わり。
そして今日は、リュドミラの芸術祭の日であった。無事に祭りは終わり、私とヴィルヘルムは宮殿に戻ってお茶をしていたのだった。
「芸術祭、お疲れ様でした」
「ああ、無事に終わって良かった。義兄上たちも、楽しんでくれただろうか」
「ええ、もちろんですわ」
実は今日の芸術祭は、ヴィルヘルムの提案で私の家族みんなを招待していたのだ。一緒に祭りを見学したあと夕食を共にして、宮殿に一泊してから明日帰る予定となっている。
今回に限らず、私はヴィルヘルムと私の家族が交流する場を定期的に設けていた。彼と家族が不仲なままではなく、少しでも距離を縮めてほしかったのだ。
「子供が懐いてくれるのは、やはり嬉しいものだな」
「ふふっ、ヴィルヘルム様ってば、嬉しいって顔に書いてありますよ」
当然ながら、ヴィルヘルムと両親や兄姉たちとでは、まだぎこちない空気が漂っている。しかしナタリヤは、だんだんとヴィルヘルムに慣れてきたのだ。夕食の時も、彼と一番話していたのはナタリヤであった。
とはいえ、そんな兄上たちとのギクシャクした関係にも改善の兆しが見えてきたのも事実である。
芸術祭では、今年はヴィルヘルムも出展していた。その作品を見て、兄上たちはとても驚いていたのを私は見逃さなかった。
作品の繊細な筆使いも優しげな色使いも、ヴィルヘルムに抱いていた印象と大分かけ離れたものだったのだろう。
また、驚いていたのは私の家族だけではなかった。ヴィルヘルムの作品を初めて見た人々も、目を丸くしていたのだった。
黒狼も本当は優しい性格であり、怖くなんてない。それがいつか皆に伝わればいいなと、密かに私は願っていた。
「そう言えば。昨日、フリージア様からお手紙が届きましたの。お元気そうで、安心しましたわ」
事件後、フリージアは両公爵家話し合いの結果、不起訴となった。そしてツァレンテ公爵家側から、正式に謝罪されたのだという。
事件が起きた現場がリュドミラの宮殿内ということもあり、ヴィルヘルムはこの一件を公にしないことを決めた。それにより、事件は闇に葬られたのだった。
フリージアはというと、家でしばらく休養しているらしい。彼女が平穏な生活を送れるようになるまで、まだ時間がかかるかもしれない。しかし、頼もしい兄や姉に囲まれているのだから、きっと心配ないだろう。
ルードガレスの宮殿で私を池に突き落としたのは、結局フリージアだった。彼女はジュリエッタを狙ったようだが、似たような格好をしていた私を誤って襲ったのだという。
ハンデルク公爵は可能な限りの賠償に応じると、私に申し出た。しかし、それはきっぱりとお断りした。フリージアと再び仲良くできるならば、私はそれで良かったのだ。そして今では、時折手紙を送り合っているのだった。
「良かったじゃないか。また落ち着いたら、食事にでも誘ってみるといい」
「ありがとうございます」
ヴィルヘルムはそう言いながら、皿に並べられたクッキーを一枚手に取った。スミレの砂糖漬けが乗っている、可愛らしいクッキーである。
「ふふっ」
「どうした?」
「いえ、結婚式後の晩餐会でこのクッキーが出された時……ヴィルヘルム様、やけに食べるのが早かったので、よほどお好きなんだなって……まさか、こんな可愛らしいお菓子が好物だとは思わなくてびっくりしたのを思い出しただけですわ」
「なっ……気付いてたのか?」
「ええ、とっくの昔にお見通しですわ」
「……笑うなら、好きなだけ笑ってくれ」
きまり悪そうに、ヴィルヘルムはクッキーを口に放り込んだ。そんな子供じみた夫の姿を見て、私はとうとう吹き出したのだった。
「それに。この前、前王妃様もスミレがお好きと聞いて……二人共そっくりだなと思って」
私がそう言うと、ヴィルヘルムは少しだけ硬い表情となった。実は私たちは、もう一つの重要なイベントを控えているのだ。
「……喜んでもらえるだろうか」
「あら、事前のリサーチは万全ですから。ご安心くださいな」
明日は、前王妃様の誕生日だ。なので、私とヴィルヘルム、そして前王妃様の三人で食事することになったのだ。
それだけではない。ヴィルヘルムはサプライズで、前王妃様にプレゼントを用意しているのだ。彼が選んだのは、スミレの飾りが付いた小さな帽子。前王妃様には事前に何が欲しいか、私がそれとなく聞いていたので、間違いなく喜ばれるだろう。
「プレゼントが、というよりも……食事するのも何年ぶりかも分からない息子にいきなり食事に誘われて、不快に思ってないかという心配の方が強いかもしれない」
「ふふ……大丈夫ですわよ、絶対に」
前王妃様は、幼き日のヴィルヘルムを描いた絵をアトリエに飾っていた。そしてヴィルヘルムも、庭園で過ごす前王妃様を描いた絵をアトリエに飾っていた。それを見て、本当は二人共仲良くしたいのだと、私は直感していたのだ。
ヴィルヘルムを安心させるように、私は彼の手に手のひらを重ねた。すると彼は、手をひっくり返して指を絡めるように繋いできたのだった。
いわゆる‘‘恋人繋ぎ’’となった手を見つめていると、不意に私はあることを思い出したのだった。
「そう言えば、ヴィルヘルム様」
「?」
「だいぶ前に、番占いには別の名前があるとローレンス様にお聞きしたのですが……ご存知ですか? 結局何なのか聞きそびれてしまって」
「ああ、恋占いのことか」
「え?」
「番占いは、別名恋占いとも言うんだ。恋に落ちる……夫婦となる相手を選ぶ、という意味でな」
「……素敵」
占いで選ばれたからといって、恋に落ちるとは限らない。けれども、間違いなく私は彼と恋に落ちたし、夫婦にもなれた。だからか、恋占いという名はやけに甘美な響きに聞こえたのだった。
「私たちの子は、どんな人と結ばれるのかしら」
これから私たちの元へやって来る我が子に思いを馳せながら、私は呟いた。
すると、ヴィルヘルムは意外な言葉を口にしたのだった。
「……ああ。実は、占いでその相手を決めなくてもいいのではないかと、思ってもいるんだ」
「え?」
一瞬驚いたものの、私はその言葉の意味をすぐに理解した。
私たちやヴィルヘルムの両親のように、仲睦まじい夫婦となれるならば、占いで決めても問題ないだろう。しかし、彼の祖父上たちのように不仲となってしまうならば、占いで相手が決まってしまうのは不幸なことだ。
「じゃあ、本人にどうしたいか聞いてみるのもいいかもしれませんね」
「そうだな。まあ、まだ生まれてすらなくて、気が早いような気もするが」
「ふふふっ」
とはいえ、新たな家族のことは考えるだけで楽しいことだ。どうやらそれは、ヴィルヘルムも同じようだった。
「私とお前だと、どんな子が生まれてくるのか想像もつかないな」
「そうですね……とびっきりおしゃべりで、狼みたいにかっこいい子が生まれてきたら、どうします?」
「冗談はよしてくれ。……まあ、それもいいか。お前との子なら、可愛いに違いないからな」
示し合わせた訳でもないのに、私たちはいつの間にか見つめ合っていた。
「レイチェル、愛してる。だから……これからもずっと、傍にいてくれ」
「もちろんです、ヴィルヘルム様」
そして私たちは、そっと唇を重ねた。
終わり。
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