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ブルーインパルス(淡い恋心)
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俺は明石市に住む高校二年の黒島渉。友達にはクロと呼ばれていた。
「わたる!何時だと思ってるの!?」
俺はいつものように鬼の怒号を飛ばされて起きた。
「もう…朝か…」
ふと携帯を見てみると友達である吉田颯人からメールが来ていた。内容は
【まだ、寝てるのかよwほらほら早く学校に行こうぜクロ!】
窓を開けて下を覗いて見た…
するとそこには仁王立ちをして、いかにも怒ってるというオーラをかもしだしている颯人がいた。
「やべ!アイツ怒ってるやん!」
そう言って俺は急いで支度して颯人が待つ玄関先へと走っていった。その途中で親が喧嘩してるところを見た。
「朝から喧嘩かよ…」と親に聞こえないような小さな声で呟いた。
玄関を開けるとかなり怒っている颯人が待っていた。
「遅い!」
「すみません…」
なんで忘れてたんだろ…
「大体お前はいつもこうだ!マイペースにも、程があるだろ!」
「その通りでございます…」
その後もグチグチ言ってるのを聞き流しながら歩いた。
「今日ジュース奢れよな!」
「もちろんです…」
「よし!この話は終了な」
颯人はぐちぐちと言う奴じゃない。一度終了した話はアイツからは絶対に持ってこない。
「ありがとうございます…」
「おい!クロ!あれ里菜じゃね?」
「あ…ホントだ」
颯人が指差す先には幼馴染の秋元里菜が登校していた。
「お~い!里菜~!」
「あ!クロ!私も一緒に登校してもいい?」
「もちろん!」
俺に聞いていたのに颯人が答えた。
「颯人…なんでお前が答えんだよ~」
「いいじゃんか!それくらい」
颯人は気にせずいつも通りのテンションだ。
「あのな…」
「じゃあ、里菜行こうか」
「うん!」
「おいおい!俺の話聞けよ!」
二人は俺の話を聞かずに別の話をし始めた。
「たっく…アイツら…」
俺はうんざりしながら二人を追うように歩いた。
しばらくして学校に着いた。俺と里菜は2-A組だけど颯人は2-B組だ。
「お二人さん そんじゃあまた」
「おう!昼来いよ!」
「わぁってる」
だるそうに返して颯人はB組に入っていった。
「里菜、今日って部活何時から?」
「えーと多分四時だと思うけど」
里菜は少し考えた後、そう言った。
「部活だりぃー…」
「そうかな?私はクロと話せて楽しいよ」
お前そういうとまるで俺のこと好きって言ってるように聞こえるぞ
「それ部活じゃなくね?」
「確かにそうだね」
「里菜は天然だな~」
少しからかった。
「天然じゃあないもん!」
ぷくぅ~とほっぺたを思いっきり膨らませていた。里菜は怒ってる様子だ。
俺は最近思っていることがある。里菜はかなりモテる。しかし告白されてもすべて断っているらしい。その断る理由は好きな人がいるからだそうだ。俺はその里菜が好きな人が誰なのかがものすこく気になっているのだ。俺は昔から幼馴染である里菜が好きだ。だから、いつ取られるのかと不安で不安でしょうがないのだ。
「クロ!起きろ!」
「う、う、うん?…」
俺は寝ぼけていた。
「お前寝過ぎだよ」
「う…授業は?」
「終わったわ!馬鹿野郎!ほら、弁当持って屋上行くぞ!」
「お、おう…」
午前中の授業は気付けば終わっていたようだ。もう少し寝ていたかったなと思いつつもやはりお腹も減っていた。
「あ、そうだ。クロ部活何時から?」
「確か…えーと…何時だっけ?」
俺はまだ寝ぼけているのかすっかり忘れていた。
「四時でしょ」
「あ、そうだそうだ。確か里菜も言ってたな…って里菜なんでいるの!?」
俺は豪快に驚いた。
「私が屋上に来ちゃダメっていつ言ったの?」
「言ってないけど、いきなり来たからビックリしただけ」
「それより朝、自分から部活何時から?って聞いてきたのに忘れるってクロ、人の話真面目に聞いてよ」
「ごめん…」
俺今日みんなに怒られてる。
「あ!!」
颯人が急に大きな声を出した。
「おおう!なんだよ颯人?どうした?」
「クロ!早くジュース奢れ!約束だろ」
あ、確かそんな約束したような
「はいはい」
午後の授業も終わり、俺と里菜は写真部がある部室に向かっていた。
「里菜~里菜~」
「……」
どうした?と心の中にハテナマークがいくつも現れた。
「里菜ってばぁ!」
「わぁ!なに!?」
うん、やっぱりおかしい
「なにぼーっとしてんだよ」
「うん…考え事しててね」
なるほど。でも里菜にもあったとは意外だな。
「里菜にしては珍しいな?」
「そう…?そんなことはないと思うけどな…」
「元気ないけどホントに大丈夫?」
「うん…大丈夫だよ…」
その返事でますます俺は心配になった。
「言ってみろって、俺相談に乗るぜ?」
「うん…でもホントに大丈夫だから!」
「そうか…」
これ以上聞くと逆に迷惑だからな
「うん!だから気にしないで!そんなことよりも今日はなに撮りに行く?」
「うん、そうだな…」
結局里菜はその日相談して来なかった。
ピピピピ!ピピピピ!ピピピピ!
「うわ!ビビった…アラームの音大きすぎたな」
そんな起きた俺のもとにピロリンと携帯が鳴った。携帯を開いてみると颯人からだった。
【今日は遅れるなよ、約束だからな!今そっちに向かってるから準備して待ってろよ】
いつもの待ち合わせの時刻は八時十五分。時計を見るとすでに八時十分になりかけていた。
「やべ!また、怒られる」
俺はバタバタと準備して玄関へと向かった。玄関を開けてみるとまだ、颯人は居なかった。
「ふぅ~良かった~」
そんな小さな呟きがもれたとき、ちょうど颯人が来た。
「よう!今日は間に合った様だな」
「まぁ、ギリギリセーフだけどね」
「やっぱな!」
え?俺お前に見られてんのか?
「なんで?」
「髪がボサボサだもん」
なるほど。俺は髪がボサボサだったのか。
「え!?そんなに!?」
「気付いてねぇのかよ」
「うん…気付かなかった…」
気付けるはずがねぇ。だって鏡見てないし。
「まあまあ落ち着けよ。そっちの方がカッコイイぞ」
コイツ調子に乗ってきたな…
「思ってねぇだろ…まったく…」
「怒んなよ~」
「怒ってねぇよ!」
俺は大声を出した。
「そんなことよりさぁ」
「そんなことだと!?」
俺はかなりキレてるようだ。
「悪かったよ~ジュース奢るから~」
まぁ、こういうやり取りは昔からだからもう慣れた。
「まったく…約束な」
「おう!約束は絶対に守る男だから俺は」
これはホントだ。俺はコイツと会ってから一度も約束を破られたことはないからだ。
「確かにそうだな」
「話戻すぞ。お前さぁ」
「おん」
「ぶっちゃけ里菜のことどうなの?」
俺はその言葉に激しく動揺した。
「!?!?ど、どうって?」
「好きなんじゃねぇの?」
「んなわけ!」
バレたくないという心が動いてそう発言した。
「じゃあ俺が里菜に告るわ」
はっ?やめろよお前!さらに俺は動揺した。
「え…なんで?」
「好きだからに決まってんじゃん」
「え…」
俺の頭は真っ白になった。
「あー!お前さぁ…好きなんじゃねぇの?里菜のこと?後悔したくねぇんだったら一回告ってみれば?振られたらあれだけど…もし…があるだろ?」
「でも…颯人は…」
「あー!もう!俺は里菜のことはただの幼馴染だと思ってるよ!だから、それ以上のことはねぇ!さっきのは嘘だよ。」
颯人は怒っていた。しかし俺は良かったという感情の方が強かった。
「でも、俺にそんな勇気はな…」
「じゃあ他の人が里菜と付き合ったらどんな気持ちになる?」
「嫌な気持ち…」
俺はこんなに熱く語る颯人を初めて見た。
「だろ?そんな気持ちになるんだったら気持ちぶつけてみろよ!俺はお前に後悔してもらいたくねぇんだよ!」
そう言った颯人は涙を流していた。
「颯人…」
「てか、なんで俺が泣いてんだろうな。」
俺は今コイツと出会えて良かったと心からそう思った。
「わかったよ」
「なにが?」
そんな颯人を見て決心した。
「告って振られてくるよ」
「ホントか?ならそうしてこい!」
「振られたら俺が馬鹿にしてやるよ」
「やめろよ」
嘘だ…コイツは振られた奴のことを絶対に馬鹿にしたりなんてしない。
「頑張れよ、クロ!」
「もちろんだ!気持ちぶつけてくるよ!」
「わたる!何時だと思ってるの!?」
俺はいつものように鬼の怒号を飛ばされて起きた。
「もう…朝か…」
ふと携帯を見てみると友達である吉田颯人からメールが来ていた。内容は
【まだ、寝てるのかよwほらほら早く学校に行こうぜクロ!】
窓を開けて下を覗いて見た…
するとそこには仁王立ちをして、いかにも怒ってるというオーラをかもしだしている颯人がいた。
「やべ!アイツ怒ってるやん!」
そう言って俺は急いで支度して颯人が待つ玄関先へと走っていった。その途中で親が喧嘩してるところを見た。
「朝から喧嘩かよ…」と親に聞こえないような小さな声で呟いた。
玄関を開けるとかなり怒っている颯人が待っていた。
「遅い!」
「すみません…」
なんで忘れてたんだろ…
「大体お前はいつもこうだ!マイペースにも、程があるだろ!」
「その通りでございます…」
その後もグチグチ言ってるのを聞き流しながら歩いた。
「今日ジュース奢れよな!」
「もちろんです…」
「よし!この話は終了な」
颯人はぐちぐちと言う奴じゃない。一度終了した話はアイツからは絶対に持ってこない。
「ありがとうございます…」
「おい!クロ!あれ里菜じゃね?」
「あ…ホントだ」
颯人が指差す先には幼馴染の秋元里菜が登校していた。
「お~い!里菜~!」
「あ!クロ!私も一緒に登校してもいい?」
「もちろん!」
俺に聞いていたのに颯人が答えた。
「颯人…なんでお前が答えんだよ~」
「いいじゃんか!それくらい」
颯人は気にせずいつも通りのテンションだ。
「あのな…」
「じゃあ、里菜行こうか」
「うん!」
「おいおい!俺の話聞けよ!」
二人は俺の話を聞かずに別の話をし始めた。
「たっく…アイツら…」
俺はうんざりしながら二人を追うように歩いた。
しばらくして学校に着いた。俺と里菜は2-A組だけど颯人は2-B組だ。
「お二人さん そんじゃあまた」
「おう!昼来いよ!」
「わぁってる」
だるそうに返して颯人はB組に入っていった。
「里菜、今日って部活何時から?」
「えーと多分四時だと思うけど」
里菜は少し考えた後、そう言った。
「部活だりぃー…」
「そうかな?私はクロと話せて楽しいよ」
お前そういうとまるで俺のこと好きって言ってるように聞こえるぞ
「それ部活じゃなくね?」
「確かにそうだね」
「里菜は天然だな~」
少しからかった。
「天然じゃあないもん!」
ぷくぅ~とほっぺたを思いっきり膨らませていた。里菜は怒ってる様子だ。
俺は最近思っていることがある。里菜はかなりモテる。しかし告白されてもすべて断っているらしい。その断る理由は好きな人がいるからだそうだ。俺はその里菜が好きな人が誰なのかがものすこく気になっているのだ。俺は昔から幼馴染である里菜が好きだ。だから、いつ取られるのかと不安で不安でしょうがないのだ。
「クロ!起きろ!」
「う、う、うん?…」
俺は寝ぼけていた。
「お前寝過ぎだよ」
「う…授業は?」
「終わったわ!馬鹿野郎!ほら、弁当持って屋上行くぞ!」
「お、おう…」
午前中の授業は気付けば終わっていたようだ。もう少し寝ていたかったなと思いつつもやはりお腹も減っていた。
「あ、そうだ。クロ部活何時から?」
「確か…えーと…何時だっけ?」
俺はまだ寝ぼけているのかすっかり忘れていた。
「四時でしょ」
「あ、そうだそうだ。確か里菜も言ってたな…って里菜なんでいるの!?」
俺は豪快に驚いた。
「私が屋上に来ちゃダメっていつ言ったの?」
「言ってないけど、いきなり来たからビックリしただけ」
「それより朝、自分から部活何時から?って聞いてきたのに忘れるってクロ、人の話真面目に聞いてよ」
「ごめん…」
俺今日みんなに怒られてる。
「あ!!」
颯人が急に大きな声を出した。
「おおう!なんだよ颯人?どうした?」
「クロ!早くジュース奢れ!約束だろ」
あ、確かそんな約束したような
「はいはい」
午後の授業も終わり、俺と里菜は写真部がある部室に向かっていた。
「里菜~里菜~」
「……」
どうした?と心の中にハテナマークがいくつも現れた。
「里菜ってばぁ!」
「わぁ!なに!?」
うん、やっぱりおかしい
「なにぼーっとしてんだよ」
「うん…考え事しててね」
なるほど。でも里菜にもあったとは意外だな。
「里菜にしては珍しいな?」
「そう…?そんなことはないと思うけどな…」
「元気ないけどホントに大丈夫?」
「うん…大丈夫だよ…」
その返事でますます俺は心配になった。
「言ってみろって、俺相談に乗るぜ?」
「うん…でもホントに大丈夫だから!」
「そうか…」
これ以上聞くと逆に迷惑だからな
「うん!だから気にしないで!そんなことよりも今日はなに撮りに行く?」
「うん、そうだな…」
結局里菜はその日相談して来なかった。
ピピピピ!ピピピピ!ピピピピ!
「うわ!ビビった…アラームの音大きすぎたな」
そんな起きた俺のもとにピロリンと携帯が鳴った。携帯を開いてみると颯人からだった。
【今日は遅れるなよ、約束だからな!今そっちに向かってるから準備して待ってろよ】
いつもの待ち合わせの時刻は八時十五分。時計を見るとすでに八時十分になりかけていた。
「やべ!また、怒られる」
俺はバタバタと準備して玄関へと向かった。玄関を開けてみるとまだ、颯人は居なかった。
「ふぅ~良かった~」
そんな小さな呟きがもれたとき、ちょうど颯人が来た。
「よう!今日は間に合った様だな」
「まぁ、ギリギリセーフだけどね」
「やっぱな!」
え?俺お前に見られてんのか?
「なんで?」
「髪がボサボサだもん」
なるほど。俺は髪がボサボサだったのか。
「え!?そんなに!?」
「気付いてねぇのかよ」
「うん…気付かなかった…」
気付けるはずがねぇ。だって鏡見てないし。
「まあまあ落ち着けよ。そっちの方がカッコイイぞ」
コイツ調子に乗ってきたな…
「思ってねぇだろ…まったく…」
「怒んなよ~」
「怒ってねぇよ!」
俺は大声を出した。
「そんなことよりさぁ」
「そんなことだと!?」
俺はかなりキレてるようだ。
「悪かったよ~ジュース奢るから~」
まぁ、こういうやり取りは昔からだからもう慣れた。
「まったく…約束な」
「おう!約束は絶対に守る男だから俺は」
これはホントだ。俺はコイツと会ってから一度も約束を破られたことはないからだ。
「確かにそうだな」
「話戻すぞ。お前さぁ」
「おん」
「ぶっちゃけ里菜のことどうなの?」
俺はその言葉に激しく動揺した。
「!?!?ど、どうって?」
「好きなんじゃねぇの?」
「んなわけ!」
バレたくないという心が動いてそう発言した。
「じゃあ俺が里菜に告るわ」
はっ?やめろよお前!さらに俺は動揺した。
「え…なんで?」
「好きだからに決まってんじゃん」
「え…」
俺の頭は真っ白になった。
「あー!お前さぁ…好きなんじゃねぇの?里菜のこと?後悔したくねぇんだったら一回告ってみれば?振られたらあれだけど…もし…があるだろ?」
「でも…颯人は…」
「あー!もう!俺は里菜のことはただの幼馴染だと思ってるよ!だから、それ以上のことはねぇ!さっきのは嘘だよ。」
颯人は怒っていた。しかし俺は良かったという感情の方が強かった。
「でも、俺にそんな勇気はな…」
「じゃあ他の人が里菜と付き合ったらどんな気持ちになる?」
「嫌な気持ち…」
俺はこんなに熱く語る颯人を初めて見た。
「だろ?そんな気持ちになるんだったら気持ちぶつけてみろよ!俺はお前に後悔してもらいたくねぇんだよ!」
そう言った颯人は涙を流していた。
「颯人…」
「てか、なんで俺が泣いてんだろうな。」
俺は今コイツと出会えて良かったと心からそう思った。
「わかったよ」
「なにが?」
そんな颯人を見て決心した。
「告って振られてくるよ」
「ホントか?ならそうしてこい!」
「振られたら俺が馬鹿にしてやるよ」
「やめろよ」
嘘だ…コイツは振られた奴のことを絶対に馬鹿にしたりなんてしない。
「頑張れよ、クロ!」
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