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真夏に輝く君(嬉しいハート)
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「ごめん!…」
「え……」
俺は今にでも死にそうだ。
「クロの気持ちは嬉しい…でも付き合えない…」
「好きな人でもいるのか?」
真っ白の頭で考えた結果これしか出てこなかった。
その時里菜は微かに泣きそうな顔になっていた。
「え…?いないよ?」
「ホントか?」
もしかしてあの噂は嘘だったのか?
「いないけど、どうして?」
「あの…噂でな、里菜が告られて振る理由が好きな人が、いるからって…」
「え…うん、ホントだよ…」
どっちだよ!好きな人いるのか?いないのか?俺は振られたショックを隠すことができていなかった。
「誰?…ううん…なんでもない…」
「ク…」
そう言った里菜は苦しそうだった。
「ク?どうした?お腹でも痛いのか?」
「ううん、違うのそういうのじゃなくて…」
里菜は何が言いたいのか俺にはまったくもって理解不能だった。
「うん、どうした?」
「あのね…実はね、さっき言った好きな人なんだけどね…」
里菜は再び苦しそうな表情になった。
「別に無理して言わなくてもいいよ?」
だって俺が里菜の好きな人を知ったらそいつに何をするかわかんねぇし。
「いや、言いたいの…」
俺は少し気分が落ちた。俺はこれから里菜の好きな人を知らされる。はぁー、嫌だな。
「そうか…」
「その好きな人はね…」
「うん」
せめて、里菜を幸せにしてくれる人ならいいな…
「クロなの」
「そうなんだ…うん…うん!?今なんて!?」
俺はやっと落ち着くことができた頭がまた真っ白になった。いや待てよ、俺と名前が一緒の場合があるからな
「何度も言わせないで…私が好きな人はクロなの」
「え…、クロって俺?」
これで俺じゃなかったら死ねる自信あるわ
「他に誰がいるの?」
俺は今までにないくらいテンションが上がり自分でも馬鹿だと思うくらい舞い上がっていた。しかし、心は複雑だった。
「じゃあなんで俺と付き合えないの?」
俺のこと好きなのになんで付き合えないのかがものすごく気になった。
「それはね…言えないの…」
里菜は涙をポロポロ流していた。
「なんで?」
「ごめん…」
里菜は涙を流しながら走って部室を後にした。
翌日。
俺はいつものように颯人と学校に登校していた。前にはいつもより落ち込んで歩いてみえる里菜がいた。
「り~な―」
「やめろ!」
俺は無意識に颯人の口を抑えていた。
「なんでだよ、お前まさか」
「あー、そうだよ、振られた…」
コイツなんて言うんだろな。俺が颯人の立場なら気まずくてここから逃げてるかもな…
「なるほど。なんて言われて断られたんだ?」
意外にも颯人は冷静に話していた。
「えーと…」
そして、颯人に今までに起こったことを話した。
「なんで里菜逃げたんだろう?」
「そりゃあ、やっぱ秘密にしていることがあるんじゃねぇか」
颯人はやはり冷静だった。
「アイツとまともに話せればな~」
「クロ、今は無理だろ…」
だよな~話しかけても無視されそうだわ
「部活来るのかな?」
「聞いてみれば?」
颯人が少しからかいにきた。おそらく俺を笑わそうときたのだろう。そういうところはかなり尊敬できる。
「聞けるんだったら聞いてるって」
「だよな、まぁ、頑張れよな」
かなり明るく颯人は振る舞っているが無理しているだろう。
「うん、じゃあな」
「おう!」
そして、放課後
俺は今日里菜と話すことが出来なかった。何度か話してみようとしたが俺にそんな勇気はなかった。
「おう!クロ!里菜と話したのか?」
「いや、話せてない…」
颯人は困った顔をした。
「里菜今日部活来るのか?」
「わからない…」
「そっか…」
颯人は俺に気を遣っているのかいつもより声のトーンを低くして話している。
「まぁ、お前なら大丈夫だって!明日話してみたらどうだ?」
「う~ん…」
「おはようとかそんなんでいいから」
「それくらいならいけるかも」
俺は太陽を見た。そこには今までに見たことなかったオレンジ色に輝く太陽が地平線に浮かんでいた。
「振られたからって死ぬなよ」
「のわけ、死んでたまるか!」
俺は夏の太陽に強く強く叫んだ。
「え……」
俺は今にでも死にそうだ。
「クロの気持ちは嬉しい…でも付き合えない…」
「好きな人でもいるのか?」
真っ白の頭で考えた結果これしか出てこなかった。
その時里菜は微かに泣きそうな顔になっていた。
「え…?いないよ?」
「ホントか?」
もしかしてあの噂は嘘だったのか?
「いないけど、どうして?」
「あの…噂でな、里菜が告られて振る理由が好きな人が、いるからって…」
「え…うん、ホントだよ…」
どっちだよ!好きな人いるのか?いないのか?俺は振られたショックを隠すことができていなかった。
「誰?…ううん…なんでもない…」
「ク…」
そう言った里菜は苦しそうだった。
「ク?どうした?お腹でも痛いのか?」
「ううん、違うのそういうのじゃなくて…」
里菜は何が言いたいのか俺にはまったくもって理解不能だった。
「うん、どうした?」
「あのね…実はね、さっき言った好きな人なんだけどね…」
里菜は再び苦しそうな表情になった。
「別に無理して言わなくてもいいよ?」
だって俺が里菜の好きな人を知ったらそいつに何をするかわかんねぇし。
「いや、言いたいの…」
俺は少し気分が落ちた。俺はこれから里菜の好きな人を知らされる。はぁー、嫌だな。
「そうか…」
「その好きな人はね…」
「うん」
せめて、里菜を幸せにしてくれる人ならいいな…
「クロなの」
「そうなんだ…うん…うん!?今なんて!?」
俺はやっと落ち着くことができた頭がまた真っ白になった。いや待てよ、俺と名前が一緒の場合があるからな
「何度も言わせないで…私が好きな人はクロなの」
「え…、クロって俺?」
これで俺じゃなかったら死ねる自信あるわ
「他に誰がいるの?」
俺は今までにないくらいテンションが上がり自分でも馬鹿だと思うくらい舞い上がっていた。しかし、心は複雑だった。
「じゃあなんで俺と付き合えないの?」
俺のこと好きなのになんで付き合えないのかがものすごく気になった。
「それはね…言えないの…」
里菜は涙をポロポロ流していた。
「なんで?」
「ごめん…」
里菜は涙を流しながら走って部室を後にした。
翌日。
俺はいつものように颯人と学校に登校していた。前にはいつもより落ち込んで歩いてみえる里菜がいた。
「り~な―」
「やめろ!」
俺は無意識に颯人の口を抑えていた。
「なんでだよ、お前まさか」
「あー、そうだよ、振られた…」
コイツなんて言うんだろな。俺が颯人の立場なら気まずくてここから逃げてるかもな…
「なるほど。なんて言われて断られたんだ?」
意外にも颯人は冷静に話していた。
「えーと…」
そして、颯人に今までに起こったことを話した。
「なんで里菜逃げたんだろう?」
「そりゃあ、やっぱ秘密にしていることがあるんじゃねぇか」
颯人はやはり冷静だった。
「アイツとまともに話せればな~」
「クロ、今は無理だろ…」
だよな~話しかけても無視されそうだわ
「部活来るのかな?」
「聞いてみれば?」
颯人が少しからかいにきた。おそらく俺を笑わそうときたのだろう。そういうところはかなり尊敬できる。
「聞けるんだったら聞いてるって」
「だよな、まぁ、頑張れよな」
かなり明るく颯人は振る舞っているが無理しているだろう。
「うん、じゃあな」
「おう!」
そして、放課後
俺は今日里菜と話すことが出来なかった。何度か話してみようとしたが俺にそんな勇気はなかった。
「おう!クロ!里菜と話したのか?」
「いや、話せてない…」
颯人は困った顔をした。
「里菜今日部活来るのか?」
「わからない…」
「そっか…」
颯人は俺に気を遣っているのかいつもより声のトーンを低くして話している。
「まぁ、お前なら大丈夫だって!明日話してみたらどうだ?」
「う~ん…」
「おはようとかそんなんでいいから」
「それくらいならいけるかも」
俺は太陽を見た。そこには今までに見たことなかったオレンジ色に輝く太陽が地平線に浮かんでいた。
「振られたからって死ぬなよ」
「のわけ、死んでたまるか!」
俺は夏の太陽に強く強く叫んだ。
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