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2巻
2-1
しおりを挟む第一章 再会と出会い
しがない三流テイマーだった俺――バーツ・フィリオンの冒険者生活は、かつての弟子の一人、ノエリーと再会したことで大きな変化を遂げた。
十年以上前、テイマーとしての心得を教え始めた八人の弟子の一人であるノエリー。
彼女は突然現れると、俺をセラノス王国の新しい防衛組織の幹部――王聖六将の一人として招きたいと言い出した。
真剣に訴えるノエリーの話に乗り、セラノス王国の王都へ向かったわけだが、そこで待っていたのは、彼女と同じくテイマーとしての心得を教えていたかつての弟子たちであった。
一代にして国内最大規模を誇る商会のトップとなったミネット。
魔法兵団に所属し、将来を有望視されている死霊魔術師のメイ。
一流冒険者パーティーに所属し、期待の若手冒険者として期待されるフィオナ。
八人のうち四人と再会を果たしたが、みんな俺の想像を遥かに超えた活躍ぶりで、大国であるセラノス王国を支える重要人物に成長していたのである。
そんな彼女たちに師匠と呼ばれている俺は、育成者としてとんでもない実力があると噂になり、王都内を歩いていてもやたら注目された。
少し困るが、四人の活躍ぶりが嬉しいことに違いはない。
それに、まだ会っていない残りの四人の現在も気になっていた。
ノエリーたちの話を聞く限り、どうやらこちらの四人も国内で要職についているらしく、なかなか会う機会はなかったのだが……受けていた依頼が落ち着いて、王聖六将としての呼び出しもまだなので、彼らの成長を確かめに行けたらいいな。
セラノス王国の騎士団長、ラングトンから受けた交易路の異変調査を終え、数日後。
俺はパートナー魔獣である白狼のシロン、リザードマンのクロス、不死鳥のクウタたちを連れて、騎士団の詰め所を訪れていた。
ノエリーかメイに、まだ会っていない弟子たちについて聞くためだ。
「おはようございます、バーツさん」
「今日はどうなさったんですか?」
「ノエリーでしたら、厩舎の方で演習場に連れていく馬の世話をしているはずです。ちょうど目的地が同じということでメイも一緒ですよ」
すれ違う騎士たちは爽やかに挨拶をしてくれ、おまけに何も言わなくても、こちらが求めている情報をサラッと教えてくれる。
俺が前までいた冒険者たちの住む町――ラウディにいた頃とは、まるで環境が違うな。あっちは些細な情報を仕入れるためにもお金を要求されたりしたし。
「昔とは待遇が違うっすね、旦那」
「当たり前だろ。今は立場がまるで異なるのだから」
「あと、それだけ周りから信頼されているという証だと思いますよ」
クロス、シロン、クウタが口々にそう言う。
「ありがとう、みんな」
パートナーとして活動していた時期が違うとはいえ、クロスもシロンもクウタも俺が苦労していたのをよく知っているからな。環境が大きく変わったことを素直に喜んでもらえているようだ。
教えてもらった通り、俺たちは騎士団詰め所近くの厩舎へ移動。
ここでは騎士団が管理する馬が飼育されており、二人はちょうどエサやりをしているところだった。
「ノエリー、メイ」
「あっ、師匠」
「バーツ様!」
俺の姿を確認すると、ノエリーとメイはパッと花が咲いたように明るい笑顔を見せてくれる。
まるで幼かったあの時のように可愛い――いや、ノエリーたちは今も可愛い。ただ、それは子どもに対する可愛いとは意味が異なる。それに、可愛いだと少し幼い印象を与えるから、美人になったというべきか。
そういえば、ここまで会ったのはみんな女の子だったな。
まあ、そもそも八人のうち男の子は二人だけだったから、そんなものかもしれない。
軽く挨拶を済ませると、俺はまだ会っていない残りの弟子の所在について聞いてみる。
一人は城に勤めているという話だったので行けば会えるのだろうが、詳しい役職は聞いてないけど結構偉くなってそうだし、時間を取ってもらうのは難しそうだ。
残りの三人は、前に聞いた時は国外にいるって話だったけど……
「すみません、師匠。三人はまだ戻ってないみたいです」
「そうか……」
じゃあまだしばらくは会えないかな。
俺がそう思っていると、メイが首を傾げて尋ねてくる。
「お城にはもう行かれましたか?」
「いや、城勤めなら忙しくて俺なんかに会っている暇はないだろう」
「そんなことはありません。ぜひ会いに行ってあげてください」
「そうですよ、師匠。みんなずっと師匠には会いたがっていたんですから、きっと無理やりにでも時間を作って話をしたいって思っていますよ」
メイの言葉にノエリーもそう続ける。
「そ、そうなのか?」
「「はい!」」
二人は元気よく返事をし、俺の背中を押してくれた。
おかげで決心はついたけど……城にいる弟子って誰なんだろうな。
城に向かった俺だが、もう顔パスで通れるようになっていた。
世の中には他人の姿形をそっくり真似する魔法もあるらしいので、衛兵が最低限のチェックはするのだが、あとはもう自由に城内を移動できる。
ここでも騎士団の詰め所と同じように、いろんな人が声をかけてくれた。
先日の交易路に巣食っていた魔獣討伐の件で、商人から騎士たちまで、俺にいい印象を抱いている者が多いとラングトンから教えてもらっていたが……それを実感するな。
そんなことを考えながら中庭に差しかかった時、気配を感じて足を止める。
「これは……魔獣か?」
そう、人間と契約する魔獣の気配だった。
しかし……なんだろう。
かなり異質だ。
テイマーとして、これまで数多くの魔獣を見て、実際に戦ってもきたわけだが、これほど異様な気配をまとう魔獣は非常に珍しい……いや、もしかしたら初めて出会う魔獣かもしれない。
その不思議な気配に導かれるようにして、中庭へと足を運ぶ。
色鮮やかで美しい花が咲き乱れるそこには、小さな蝶が飛び交っていた。
中央には大きな噴水があって、その脇を人工的に造られたであろう川が流れている。
まるで絵画のような光景を見ていると、使用人たちが丹精込めて手入れをしたというのが伝わってきた。
そこに魔獣らしき姿は確認できなかったが、その代わりに見知った人物の姿があった。
「む? ――おぉ! バーツじゃないか!」
こちらに気づいてにこやかに手を振るのは騎士団長のラングトン。
そんな彼の横には、見慣れぬ青年の姿があった。
短く切り揃えられた青い髪に黒縁のメガネ。いかにも仕事ができそうな男って印象を受けるが、年齢としてはまだかなり若そうだ。ノエリーやミネットと同じくらいで、二十歳前後といったところか。
身なりからして騎士ではないようだが……一体誰なんだ?
どこかで会ったことがある気はするんだけどな。
ゆっくりと近寄りつつ、顔をじっくり確認すると――自然と彼の名前が脳内に浮かび上がり、気がつくと叫んでいた。
「っ! ティオグ? ティオグじゃないか?」
「えっ――あっ!? バ、バーツ先生!?」
ラングトン騎士団長と話し込んでいた青年の名はティオグ。
かつてノエリーやミネットと同じく、あの教会で俺の教えを聞いていた子どものうちの一人だ。
「いやぁ、見違えたよ。随分と男前になったじゃないか」
「そんな……からかわないでくださいよ、先生」
外見は大きく成長しているが、照れると左眉を指先でかく癖は今も変わっていないようだ。
ティオグは当時からとても頭がよく、熱心に勉強に勤しんでいた。
それでいてメイと同じくらい大人しく、時にはやんちゃだったノエリーに泣かされていたっけ。気弱というより、優しすぎる子というのがとても強く記憶に残っている。
それが今では……こんなにも立派になっちゃって。
服装から察するに、恐らく文官かな?
ノエリーが、他のメンバーはみんな出世していると言っていたし、過去の性格からしてそうなっていても不思議じゃない。
するとティオグは俺の肩にとまっていたクウタに気づいて目を丸くする。
「クウタ! 君も久しぶりだな!」
「えぇ、お久しぶりです!」
「そっちの二匹も先生のパートナー魔獣か?」
「ああ、我はシロンだ」
「俺はクロス、よろしくな」
ティオグは面識のあるクウタと互いに再会を喜び合い、新しいパートナーであるシロンやクロスとも挨拶を交わす。
そんな彼を見ながら、俺は思わず言葉を漏らす。
「ここにティオグがいるのは意外だったな」
「彼は文官として非常に優秀と評判だよ」
ラングトンが言うと、ティオグは両手と首を物凄い勢いで横に振る。
「と、ととと、とんでもない! 僕なんてまだまだ先生の足元にも及びませんよ!」
「何を言う。王聖六将をはじめとする新しい国防組織の計画を最初に言い出したのは君じゃないか」
「へぇ、そうなのか」
ノエリーが俺を推薦してくれたのは知っていたが、そもそもその組織を作ろうと言い出したのがティオグだったとは。
でもそれって……かなり上の立場の者がすることじゃないか?
「ぼ、僕は議会で意見を求められたので、自分が考えてた最良の案を発表しただけなのですが……」
「それが優れていたから、国王陛下は新しい国防組織の設立を君に任せたんじゃないか」
「国王陛下直々の指名だったのか……」
俺が目を丸くしていると、ラングトンがニヤリと笑う。
「おまけに今じゃ大臣の右腕として大活躍しているよ」
「凄いじゃないか!」
もはや俺を軽く凌駕する活躍ぶりだと思うのだが、それでもティオグは昔と変わらずひたすらに腰が低い。
……そういえば、昔から自己評価の低い子だったな。
孤児院の学力試験では常に上位の成績を修めていたが、他者と争うのを嫌う性格だったため、時にはわざと負けるという手を使うこともあった。
そのたびに、俺は「手を抜いてわざと負けても喜ぶ相手ばかりじゃない」と諭したんだよな。ミネットやフィオナがそれに賛同してくれて、ティオグも考えを改めたのだ。
けど、そんな気弱なティオグがまさか、大臣の右腕と呼ばれるまでに成長するとはねぇ。
あの頃から才能を感じてはいたけど、ここまでやれたのは本人の努力の賜物だろうな。
そうだ、ちょうどいい機会だ。
王聖六将というポジションをいまひとつ実感できていなかったし、他の候補者もどんな者がいるのか気になるので尋ねてみよう。
一応、もう一人の王聖六将候補者であるニーナ――フィオナが所属する冒険者パーティーのリーダーである彼女とは一度、顔を合わせている。
だが、残りの四人については名前すら知らない状況だった。
そもそも具体的にどういう仕事をするのかさえ分からないが、同僚になる者の素性がまったく分からないというのは嫌だからな。
というわけで、早速ティオグに王聖六将候補者の情報を尋ねる。
ティオグは「コホン」と咳払いをして、話し始める。
「とにかくたくさんの人にコンタクトを試みました。あっ、もちろん、バーツ先生はノエリーの推薦を聞いて、すぐに所在確認に向かわせましたよ!」
「そ、そうか……」
「それで、他の候補者ですが――」
そう前置きして、ティオグは候補者の名前をいくつか挙げてくれたが……全員、俺でも知っている超大物ばかりだった。
「ただ、今挙げた方のほとんど……というかニーナさん以外の方は、すでに立場を確立しているということもあり、お断りがありまして。今は追加で四人、声をかけているところです。先ほど挙げた方々に匹敵する実力の持ち主ですが、また断られるかもしれないので、名前は伏せておきますね」
さっき挙がった名前は、確かにビッグネームだった。それなら今声をかけているという四人も、相当な実力者だろう。
ニーナだって、この世界でも数少ない、超一流の証とも言える三つ星ランクのパーティーをまとめるリーダーだ。
……俺は明らかに他のメンツより見劣りするだろうから心配だ。
ニーナは有名人だから、誰からも文句は出ないだろう。
でも俺の場合は、冒険者としての実績がないからな。一応、この国で名の知られているノエリーやミネットといった有望株の先生(師匠)ってことにはなっているけど、それ自体はまったく浸透していないだろうしねぇ。
「どうかしましたか、先生」
「いや、何でもないよ。――あれ?」
ティオグから心配されたその時、さっき感じた魔獣の気配が近づいていることに気づく。
もしかしたら……これはティオグのパートナー魔獣か?
それにしても、姿がどこにも見えない。
メイのパートナー魔獣である亡霊竜のように、肉眼では捉えられない魔獣なのかと思ったが、それとも違うみたいだ。
中庭という限られた空間でありながら、まったく姿を捉えられないとは。
しかも、同じ魔獣であるシロンやクロス、さらには魔獣を超える神獣と呼ばれるほどの力をつけたクウタでさえどこにいるか分かっていない様子だ。
「ははは、さすがのバーツもティオグのパートナー魔獣の正体は突きとめられなかったようだな。まあ無理もない。他の子たちの魔獣に比べたらサイズも小さいし、一体だけじゃないからな」
「小さい……一体だけじゃない……あっ!」
ラングトンのヒントでついに気づく。
ティオグの連れている魔獣とは何なのか。
答えは――
「ティオグ……君のパートナー魔獣は、中庭を気持ちよさそうに飛んでいる蝶たちだな?」
「っ! せ、正解です!」
「お、おいおい、本当に当てやがったな……」
「君のヒントのおかげだよ、ラングトン騎士団長」
それがなかったら、きっと一生正解にはたどり着けなかっただろう。
正解したところで、俺は再び蝶たちを眺める。
「それにしても凄いな……ここにいるのはすべて死千蝶だろう?」
「おおっ! さすがはバーツ先生ですね! 僕のパートナー魔獣の正体をここまで正確に見破ったのは先生が初めてですよ」
興奮気味に語るティオグ。
彼は誰も気づかなかったという風に語るが、こればっかりはテイマーとして魔獣の知識がなければたどり着けないかもな。
何せ、死千蝶は、そこら辺の花畑を飛んでいても違和感がないくらい、普通の蝶と変わらない。
あとはインパクト不足ってところも大きいだろう。
ノエリーの鋼鉄魔人や、ミネットの植物人形のように見ただけで「強そう」と思えるような魔獣じゃない。
一見すると、人間でも簡単に倒せそうなサイズだが……この魔獣の怖いところは、見た目からでは計れない。
最大の特徴は、鱗粉に含まれている猛毒。
こいつに触れると、体長十メートルを超える巨大魔獣でさえ一瞬にして戦闘不能に追い込まれるらしい。一説にはドラゴンさえ死に至らしめるのだとか。
まあ、テイマーの管理下にあるならば、契約している主の指示がなければまき散らすことはないが。
さらに、二枚の羽の色を自在に変えることで周りの景色に溶け込めるという迷彩能力も持っており、諜報活動もこなせる。
そういった特徴から、前述の魔獣たちのようにバリバリ戦闘をこなすタイプではなく、なんでもそつなくこなすオールマイティーな魔獣だと言われていた。
繰り返すが、死千蝶の外見は普通の蝶と何ら変わらない。
おまけにある一定の短い期間で、住処を変えてしまう習性もあるため、そもそも見つけることが困難だという。
だからこそ死千蝶は、ノエリーたちのパートナー魔獣同様、Sランクに分類される非常に珍しい魔獣だった。
それにしても、ティオグと共通している部分が多いので、相性はよさそうだな。
ティオグは昔から、器用な子だった。
あの頃に教えていた子どもたちは、それぞれに得意と苦手がハッキリしている子が多かった。
そんな中で、ティオグは運動でも勉強でも、なんでも苦にせずサラッとやってのけてしまう。言ってみれば天才肌だ。
性格も当時からどこか大人っぽく、周囲の喧嘩を止める仲裁役を買って出ていた。
お転婆なフィオナが転んで怪我をした時はすぐに救急箱を持ち出して治療し、メイがお気に入りの本をなくした時は教会中を探し回って見つけていた。
なんていうか、面倒見がいいんだよな。
あらゆるケースを想定して動いているという感じで、そんな彼の性格と死千蝶の持つ能力は見事にマッチしていると言えるだろう。
そういう意味では、今の彼の仕事は天職なのかもしれない。
けど、かつてのティオグは、そうした自分の器用さをむしろ嫌っている素振りがあった。
なんでもできてしまう反面、突出して秀でているものがなかったからだ。
ノエリーの剣術やミネットの商才など、特別得意な分野がなかったのである。
器用貧乏――というと語弊があるかもしれないが、周りと比べて落ち込むこともあったな。
凡人の俺から言わせてもらうと、贅沢な悩みだが。
できないよりできた方がいいに決まっているのだが……そこはやはり本人にしか分からない悩みだったのかな。
そんな昔のことを思い出しながら、俺はティオグに微笑みかける。
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