年下の婚約者

尾道小町

文字の大きさ
3 / 3

八歳の婚約者

しおりを挟む


隠り世は、大体いつも春の気候で24度から27度で、過ごしやすく花は年中咲いています。


私は、なぜか綾小路忠仁様の豪邸の大広間に通されていますが、正座が苦手な私も頑張って正座しておりますが、このままだと立つ事は無理で、きっと立つことが出来ずに倒れるでしょう。


何だか曾祖母、お父様、お母様、お兄様、お姉様?に忠仁様が横並びで、正座されております。


「私が鬼塚茜です」


曾祖母、多分ですが、三百歳位なのに見た目は四十代です。鬼のパワー凄いです。


「私は、鬼の婿様を探しに参りました。鬼塚時子です貴女の曾孫です」


「そうですか、遠路遙々、会えて嬉しいです、私の主人は、此方におります宗正と申します」


「綾小路宗正だ。孫をよろしく頼む」


「此方こそ、よろしくお願いします」





叔父様が話されました!
「うちの次男坊を、鬼塚家のお嬢様と婚約するなんて目出度いことだ!」


「えっ!私は十歳上ですよ?十八歳なのに良いのですか?」


「そんなこと何の心配もいりません、鬼は八歳でも子作りできますから!」


えええっマジですか?てか、何時私は婚約者になったのでしょうか?
「そ、それは、閨のことですか?」



「そうですよ、他にありますか?」


鬼の考え方が普通ではないのですが!



フカフカの、お布団に包まれていい匂いもしています。


ハッそうだ。気を失って誰かに運んで貰ったの?


何だか腕枕かしら?


起きて見ると綾小路忠仁が腕枕をしてくれています。


思わず手で顔を覆い悲鳴を・・・・・・。


きぇぇーー。と、変な悲鳴を上げて、どうせなら可愛らしい悲鳴を出したかったです。


忠仁様は起き上がり私を見て言われました。


「曲者か?」


「ごめんなさい、忠仁様に腕枕されていたのが、始めてで、ビックリしました」


全身真っ赤になっていて、顔を覆った隙間からこっそり忠仁様を見ると微笑んでおられます。


見た目は十八歳ですが、中身八歳なのに私より大人なのよね・・・・・・。



忠仁は、時子の美しい御髪に触れながら、愛おしい婚約者に接吻していた。


「俺は、婿養子になり現し世で暮らしても構わない」


時子は、まだ八歳の鬼の忠仁が知り合いも居ない、現し世で暮らせるのか心配だった。
本当に良いのかしら、私に気をつかい現し世で暮らすと、言っているなら断わる方が彼のためになるはずだ。


「しばらくの間、婚約者になり、現し世で暮らす間、貴方の信頼する者を一緒に連れてきてください」


「そうか解った」



隠り世に、おもいきって来てよかった。婚約者様に、めぐり逢えたし、婚約発表は1年後、結婚も上手くいきますように!












しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

あんなにわかりやすく魅了にかかってる人初めて見た

しがついつか
恋愛
ミクシー・ラヴィ―が学園に入学してからたった一か月で、彼女の周囲には常に男子生徒が侍るようになっていた。 学年問わず、多くの男子生徒が彼女の虜となっていた。 彼女の周りを男子生徒が侍ることも、女子生徒達が冷ややかな目で遠巻きに見ていることも、最近では日常の風景となっていた。 そんな中、ナンシーの恋人であるレオナルドが、2か月の短期留学を終えて帰ってきた。

ジルの身の丈

ひづき
恋愛
ジルは貴族の屋敷で働く下女だ。 身の程、相応、身の丈といった言葉を常に考えている真面目なジル。 ある日同僚が旦那様と不倫して、奥様が突然死。 同僚が後妻に収まった途端、突然解雇され、ジルは途方に暮れた。 そこに現れたのは亡くなった奥様の弟君で─── ※悩んだ末取り敢えず恋愛カテゴリに入れましたが、恋愛色は薄めです。

幼馴染の許嫁

山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。 彼は、私の許嫁だ。 ___あの日までは その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった 連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった 連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった 女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース 誰が見ても、愛らしいと思う子だった。 それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡 どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服 どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう 「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」 可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる 「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」 例のってことは、前から私のことを話していたのか。 それだけでも、ショックだった。 その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした 「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」 頭を殴られた感覚だった。 いや、それ以上だったかもしれない。 「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」 受け入れたくない。 けど、これが連の本心なんだ。 受け入れるしかない 一つだけ、わかったことがある 私は、連に 「許嫁、やめますっ」 選ばれなかったんだ… 八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。

王宮勤めにも色々ありまして

あとさん♪
恋愛
スカーレット・フォン・ファルケは王太子の婚約者の専属護衛の近衛騎士だ。 そんな彼女の元婚約者が、園遊会で見知らぬ女性に絡んでる·····? おいおい、と思っていたら彼女の護衛対象である公爵令嬢が自らあの馬鹿野郎に近づいて····· 危険です!私の後ろに! ·····あ、あれぇ? ※シャティエル王国シリーズ2作目! ※拙作『相互理解は難しい(略)』の2人が出ます。 ※小説家になろうにも投稿しております。

完結 貴方が忘れたと言うのなら私も全て忘却しましょう

音爽(ネソウ)
恋愛
商談に出立した恋人で婚約者、だが出向いた地で事故が発生。 幸い大怪我は負わなかったが頭を強打したせいで記憶を失ったという。 事故前はあれほど愛しいと言っていた容姿までバカにしてくる恋人に深く傷つく。 しかし、それはすべて大嘘だった。商談の失敗を隠蔽し、愛人を侍らせる為に偽りを語ったのだ。 己の事も婚約者の事も忘れ去った振りをして彼は甲斐甲斐しく世話をする愛人に愛を囁く。 修復不可能と判断した恋人は別れを決断した。

貧乏男爵家の末っ子が眠り姫になるまでとその後

空月
恋愛
貧乏男爵家の末っ子・アルティアの婚約者は、何故か公爵家嫡男で非の打ち所のない男・キースである。 魔術学院の二年生に進学して少し経った頃、「君と俺とでは釣り合わないと思わないか」と言われる。 そのときは曖昧な笑みで流したアルティアだったが、その数日後、倒れて眠ったままの状態になってしまう。 すると、キースの態度が豹変して……?

悪役令嬢だったので、身の振り方を考えたい。

しぎ
恋愛
カーティア・メラーニはある日、自分が悪役令嬢であることに気づいた。 断罪イベントまではあと数ヶ月、ヒロインへのざまぁ返しを計画…せずに、カーティアは大好きな読書を楽しみながら、修道院のパンフレットを取り寄せるのだった。悪役令嬢としての日々をカーティアがのんびり過ごしていると、不仲だったはずの婚約者との距離がだんだんおかしくなってきて…。

婚約者が実は私を嫌っていたので、全て忘れる事にしました

Kouei
恋愛
私セイシェル・メルハーフェンは、 あこがれていたルパート・プレトリア伯爵令息と婚約できて幸せだった。 ルパート様も私に歩み寄ろうとして下さっている。 けれど私は聞いてしまった。ルパート様の本音を。 『我慢するしかない』 『彼女といると疲れる』 私はルパート様に嫌われていたの? 本当は厭わしく思っていたの? だから私は決めました。 あなたを忘れようと… ※この作品は、他投稿サイトにも公開しています。

処理中です...