王太子様こんなに側室いらっしゃいます、私一人居なくてもよろしいですわね。

尾道小町

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ジュリエット公爵令嬢15歳はオリオン王太子17歳を好いておりました残念です。

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『気がつくのが遅かった』




            
私は、ジュリエット大公爵令嬢です。
両親からは蝶よ花よと育てられ、10歳でオリオン王太子殿下と婚約したのですから、将来この国の国母、王妃になると思っていました。


気が付けば、この国のオリオン王太子殿下の側室の方々が私を入れて20人も居るのです!まだ王様に即位しても、いないのですよ。


信じられません、オリオン王太子殿下のお気持ちが解らない疎まれていますよね?


私は王太子妃ではなく側室の方々と同じ扱いです、オリオン王太子殿下は、お嫁さんになってと仰いましたのに私は、オリオン王太子殿下に騙されてるようです。


女官長が一週間後『閨の儀が行われる』と私に告げました。ショックのあまり倒れてしまい3日間寝込んでおりました。


このままだと本当に只の側室の1人になってしまいます、オリオン王太子殿下はどう思っておられるのでしょうか?








〖オリオン王太子殿下の話です〗




俺はオリオン王太子15歳の誕生日に寝室に知らない女が『王命で参りました』と天涯ベッドに忍び込んで俺の下半身を触りだした。


この頃すでにジュリエットの事が好きだった俺は怒りで侍女をベッドから蹴り落としていた。
「出ていけ2度と顔を見せるな」


泣きながら謝罪していた!

「申し訳ありません」
侍女は足を引きずり泣きながら出ていった。


(捻挫したようだ)


今思えば、もう少し優しく接すれば良かったと後悔している、一応あの者には主治医に治療するよう命じた。


父王ではなく、宰相が命じたようで胸糞が悪くなった。宰相には俺に会う年頃の令嬢がおらず、自分の命令で動く者の娘を寄越して、俺を思い通りに操ろうと考えていたようだ。


俺は書物で閨を学んでいるジュリエットが好きなので、それで良いと思っていた。
要らん、お世話だ!


また同じ用に女を送り込んできたら赦さない!






〖ジュリエットの話〗




目覚めると、侍女のユリナが心配そうに手を取り見詰めていて、私と目が会うとニッコリ笑ってくれて安心しました。


ユリナは、私より2歳上の17歳、男爵令嬢です。

「有り難う何時も面倒を見てくれて感謝しているわ」

荷造りして、こっそり王宮から逃げ出して、実家に戻り家族に相談しました。


父は心配そうに訊いてきた。
「ジュリエットどうした?何かあったのか?」


母は半泣きで訊いてきた。
「ジュリちゃん3日も寝込んでいたようだけど大丈夫なの?」


「私は、オリオン様が王太子妃にと仰いましたから王宮で暮らし勉強やダンスに外国語、この国の歴史も覚えました。それなのに、私、以外側室が20人、私は、その内の1人なのです」


父が怒りだした。
「ジュリエットが他の側室と同じ扱いだって!」
おかしいだろう、思わずテーブルを叩き上げ壊していた。


母も怒りだした。
「今の王様は、旦那様の弟君で王になれたのは旦那様のお陰ですのに!」
手に握っていた扇を片手で粉々にしてます。


父は執事セバスチャンに命令しました。
「正式な抗議文を作成し王に送ってくれ思わず顔色が青くなるようなやつをな」


執事セバスチャンは不気味な微笑みを浮かべ返事をした。
「はい」





〖父ヤンバルクイナと母マリエルの話し〗




父と母は、17年前、隣国ユートピア王国との戦争中、父はユーゴスラビア国の将軍として母はユートピア王国の将軍として戦い父は母の強さにトキメキ求婚しました。


戦争中で、それも敵国の王太子と王女、反対された母はユーゴスラビア国に亡命し父は王位継承を弟に譲りヤンバルクイナ大公爵となり母と結婚したのです。



そして私、ジュリエットが産まれたのですが弟もいます、まだ3才ですが、あっとゆう間に大きくなるでしょう。


2人は滅茶苦茶、強いので久し振りに暴れようと、ニコニコしながら作戦を思案中です結局書状を送ることにして相手の出方しだいでは戦争だと思っているようです。





王様は執務室で執事セバスサンから書状が届いていると訊かされていた。


執事セバスチャンと執事セバスサンは兄弟で一族皆、男子は執事で女子は侍女です。


「兄上からの書状だって読み上げろ」


「はい」




        可愛い弟とよ



僕の娘ジュリエットがオリオンの嫁、(式はまだだがな!)王太子妃に成るため城で暮らし初め早いもので5年程経つね!


最近、側室が20人いると訊いたが本当かな?俺の大事な娘ジュリエットが、その内の1人だと訊いたよ?


僕の可愛いジュリエットが、何度も言うが側室の1人と訊いてビックリしてるよ、どうゆうことかな?


説明してもらおうかな、オリオンと2人で僕の屋敷に来てくれ。


この手紙読んだら直ぐ来い、こないと嫁と2人で城ごと潰しに行くぞ!

 兄より



兄様が怒っている!読み終わると王様がガタガタ震え出し、オリオンを呼べ。と叫んでいた!





王様とオリオン王太子は慌てて側室達や宰相プータンに話しを聞き愕然としながら馬車に乗り込み、ヤンバルクイナ大公爵の屋敷に向かった。









「兄上様、僕も、オリオンも知らなかったんです、20人も側室が居たなんて側室達に誰に呼ばれ城に上がったか訊ねたら、ブータン宰相が勝手なことをしていたのです今は投獄しております」


宰相が勝手なことしていたのか。
「一人も手を付けて、おらんなオリオン?」


叔父でジュリエットの父親、本当なら王様だった人物で、とても強い方だ!
「はい、勿論です!」


「では、訊くがオリオンは、ここ1年ジュリエットと真面に話しも、しないそうだが嫌いなのか?」


「エッ、違います大好き過ぎて心臓が、ジュリエットが側に来るとドキドキして顔を見ると熱が出たように成り真面に話もできなくなり、どうして良いか解らないのです」


半泣き状態で説明をしていた。


他の女達だと普通に話せるのにジュリエットだと話せなくて悩んでいた。
恥ずかしくて誰にも相談できないで、1人悩んでいたのだ。


「ジュリエットよオリオンは好きすぎて話せなくて悩んでいたらしいぞ?お前の心はどうなんだ?好きか嫌いか答えてみろ?」


モジモジしながらオリオン王太子殿下を見つめて。
「大好きです、愛してます」


走りだしオリオンに抱きついて頬っぺたにキスしたら、オリオンは口唇にキスをしだし王様と王兄から頭に拳骨をいれられていた。





その後プータン宰相は側室の親達から金銭を要求していたことが発覚し重臣は側室に付いて関与出来ない法律を可決された。


プータン宰相は役職を追われ爵位も剥奪されました。まあ、この方、財力は王族より、お持ちなので心配はないでしょう!


隠し財産が何処かに、あるようです。


オリオン王太子殿下とジュリエットは盛大な結婚式を挙げ1年たった頃、第一子誕生、男の子で名前をアルバートと名付けた。






〖新しく宰相に任命された男〗





侍女達が新しく宰相になった男の話で持ちきりです。30代前半の侯爵で美丈夫、独身、侍女が騒ぐのは解ります。


只、貴族は遅くとも17歳までには婚約を決めて結婚するのですが?


見た目が20代前半ですから良いのでしょうか? 


30歳で婚約者が居たことも、お付き合いしてると噂の女性の話しも無く一事は男色なのでは、と噂されていました。


その若くて美丈夫で独身のリューク・ドノバン宰相は年の離れた美しく頭も良いジュリエット王太子妃に恋をしていた。


普通なら夫がいる相手それも、この国の王太子殿下だ普通は諦めるが、オリオン王太子が何人もの女性と浮き名を流し(半分は男性が流した噂で、残りは、女性の方が流した嘘)ジュリエット王太子妃に恥をかかせ悲しませたのを見てきた。


彼女と初めて知り合ったのは10年前の王妃主催お茶会の日で、リューク・ドノバン公爵令息20歳だった頃です。


やはりお茶会など参加せず訓練でもしていた方が有意義に過ごせたはずだ。


煌びやかに着飾っているが個性がなく皆、同じようで話し掛けられるが男女の噂話や家督を誰が継いだとか廃嫡されたとか、うんざりだ!


毎日縁談の話しばかり訊かされて最近は男性の姿絵を渡される始末だ!(嫌がらせか?)


庭園の大きな石に座って考えていたら、彼女が話し掛けてきた。


「あの、このハンカチどうぞお使いください」


「・・・・・・あっ、ありがとう泣いてるように見えましたか?」


「いえ、此れから泣きそうに見えました」


彼女は年の頃は5歳~8歳で銀髪のストレートで腰まで伸ばしていて、瞳はエメラルドグリーン色白の美少女に俺は恋をした。


勿論初恋だ只、年が離れすぎで、きっと変態と思われるはずだから誰にも話していない!


ジュリエットに俺の身分と氏名を名乗ると彼女は可愛らしくカテーシーで挨拶をした。


彼女が、15歳になったらサウスランデ家に結婚の申し込みに行こうと考えていたが、すでにオリオン王太子殿下と婚約していた!


あの時、俺は絶望していた。噂で訊いた話では何時も4~5人の女性を侍らすような軽薄な男とジュリエットは婚約をしたのか?


それでも彼女が王太子殿下と幸せになるなら仕方ないと諦めた。


最近では結婚してベビーが誕生したので、彼女の顔を見ることも無いと思っていたら宰相に抜擢され王宮に通うことになったのだ。


初恋の思い出を今でも毎日、思いだしていた。


彼女は、ジュリエット王太子妃になりアルパート第一王子を産んで、ますます美しくなられた。俺は登城するのが楽しみになっている。









『罪をおかした』








私は、リリアン・アルコル伯爵令嬢16歳です子供の頃からオリオン王太子を、お慕いしておりました。


ですが、いつの間にかジュリエット公爵令嬢と婚約が決まって盛大な結婚式も挙げられて私は諦めるしかないのでしょうか?


伯爵令嬢の身分です王妃は今は無理ですが側室にはなれるかもと思っております。


侍女になり御城に私室も用意されたので喜んでいたのですが夫婦仲が良くて私の入り込む隙がないのです。


それが!ジュリエット王妃の弟アルホンス様の、お誕生日に久し振りに里帰りされることになり三夜ジュリエット王妃が不在になります。


これは絶好のチャンスと思い、リリアンは色々作戦を考えていました。









侍女リリアンは同じ侍女のマーガレットと今日、オリオン王太子のお風呂の手伝いをすることになっていました。


チャンスと思い、お湯がかかると透けると聞いていた、制服を着て風呂場で待機していた。


マーガレットは真面目な侍女でオリオン王太子の着替えに、バスタオル、フェイスタオルに石鹸にシャンプー、オイルエッセンスを用意していた。



同じ侍女でもリリアンは、オリオン王太子の事ばかり考えて、マーガレットに注意を受けていたが気にせず作戦を練っていた。


オリオン王太子が入るとマーガレットが着衣のボタンを外し着ている物を脱がしていた。


リリアンは少しづつ湯をかけ石鹸を泡立て王様の身体を洗いはじめ、マーガレットは髪をシャンプーで洗っていた。


全身を洗い終わるとリリアンが、オイルエッセンスを
塗り、マッサージを始める。


マーガレットが嗜めるより早くオリオン王太子が優しいが、低い声で恐ろしい言葉を選んだように話された。


「君の実家はアルコル伯爵家で兄が爵位を継いだと聞いたが間違いないな?」


リリアンはオリオン王太子を誤解した。


私の実家を調べたんだわ、もしかして私、玉の輿に乗れるんだ!思わず右手で小さくガッツポーズをしていた。



「普通の貴族の男なら、お前のマッサージは喜ぶだろうが俺には苦痛でしかない!」
リリアンを押しのけ起き上がると。



リリアンは、オリオン王太子殿下の大事な部分を握り大声で叫んだ。


「分かりました。私がスッキリ・・・・・・!」
言葉を飲み込み身体が震え始めていた。
ガタガタ


オリオン王太子は般若の顔のようになり、声は奈落の底から這い上がった邪鬼ような声でリリアンに言い放った。


「お前の汚い手を俺の◯◯◯から離せ、この女を幽閉しろ!」


「護衛騎士が着たら、マーガレットお前が説明してくれ」

「はい」
マーガレットは、リリアンを馬鹿だとは思っていたがここまで救いようのない馬鹿とは思っていませんでした。


ドアから護衛騎士が入り、マーガレットは説明しリリアンを連行してもらった。


















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