気がついたら貴方が隣に寝ていて、これは一夜の過ちですか!?

尾道小町

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婚約者と名乗る女。1

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謁見の間で話し合いの続きをしている。



王太子だったのね! 

彼が説明してますね、私どうなるの?

地下牢に幽閉とか?

こんなことになるなんて、謝罪ではすまない?
泣きそうです、侵害賠償金とか払うことになるのかな?


さっきからマリリンが挙動不審なので王妃様が話しはじめました。


「ご免なさいね、スチュアートが半年前から、マリリンちゃんの姿絵を観て一目惚れして結婚したいと言い出してね」


 えっ、私の絵姿をなんで、スチュアート王太子殿下が見たの?


「宰相に、相談したら『娘の了解を取ってくれって』言い出してね、本当に意地悪よね」

お父様は知ってたのね、睨みつけたら目を逸らしていました。


「それで夜会でマリリンちゃんがシャンパン飲んだりケーキ食べたり踊ったり、楽しんでたわね、でもねマリリンちゃん可愛いから危ないこと、沢山あってね全部スチュアートが守っていたのよ」


まさか、今までも守ってくれてたの?
「申し訳ありません、気付いていませんでした」



「そんなこと、気にしないでね、ただ、昨日は洒落にならない程の事件がおきそうになって、相手の侯爵家の嫡子を半殺しにしてね!今日、書状で抗議してきたわ」


「今日起きたらスチュアートが隣に寝ていたでしょう?」

「はい」
それは美しい姿を拝見しました。殿方で、あの美しさは、もはや絵画にして飾るのはどうでしょうか?


「あの部屋に侯爵の馬鹿息子が、マリリンちゃんを連れ込んでいたの、スチュアートは半狂乱で探し出して守ったのよ」

「そうだったのですか、私は頭の中お花畑で本当に、ご免なさい、そして、ありがとうございます」

彼女を守る!それが使命だ!
「構わないよ俺が好きでしたんだ」

「スチュアート様、気付いてあげなくて、申し訳ありません、あの、こんな私でも良かったら、こ、こ、婚約してくれますか?」

女の私から、思わずプロポーズしてしまった。いいのでしょうか?

「婚約だけか?」

「あっ、結婚してください」

スチュアートは、片膝を着けマリリンの手の甲にキスをして、キリッと告白をした。
「マリリン僕と結婚してください」

マリリンはニッコリ笑い。
「はい」と、答えた。

 スチュアートはマリリンを、お姫様、抱っこしてキスをし一生だいじにすると誓ったのだ。


童話に出てくる、お話の一場面のようで、とっても幸せです。









スチュアート王太子には元婚約者がいたようです。

王太子妃、教育の為お城で滞在することになりました。

毎日マナーからダンス身のこなしに、この国の歴史に3国語以上学びペラペラになること!
近隣諸国の歴史、食文化など王族なら習得必至であります。

そう何度もお説教されて泣きながら王太子妃教育を頑張っておりますが、もう限界ですが部屋で朦朧としながら他国のスペルを覚えていました。


侍女ユメルが大きな声で私を呼んでいる。
「お嬢様、大変です!スチュアート王太子殿下の元婚約者と名乗る御方が、お嬢様に会いたいと謁見の間でお待ちです」

飲んでた紅茶をふいて、侍女ユメルの顔に少々かけていました!

「ごめんなさいユメル、心から謝罪します」

それにしても何故、元婚約者が謁見の間にきてるの?


侍女ユメルにお化粧を直してもらい、お髪(おぐし)も整えてもらい、淑女が完成しました。

1人で対応するのは不安です、心臓が口から飛び出してきそうです。


謁見の間に着いて私の名を呼ばれました。

背筋ビシッとし扉の向こう側に進みます。


うわー良いのかな?私が王様や王妃様とならんで座っても。


「グレイス・ヴィーレ侯爵令嬢、面を上げよ直答を許す」


何よ私が座るはずだったのに何故あんな、あんな女が座っているのよ。
「突然来ましたのに、謁見してくださり、ありがとうございます」



今更なにしにきたんだ?スチュアートが婚約した噂話を聞いて、慌てたか?
「いや、構わんよ、ただ、今更、何か用事でもあるのかな?儂の記憶では、グレイス侯爵令嬢は浮気してスチュアートから婚約破棄されたはずだが!」

なんて、図々しい女なんだ!

まさか、もう一度スチュアートと婚約したいと言い出すのか?





















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