18 / 41
幼年期
#15 偶然
しおりを挟む
砂埃の元へ向かうと、貴族らしき子供を後ろに庇った騎士と中等部の生徒が対峙していた。
どうやら砂埃を起こしたのは騎士の剣が起こした風圧らしい。
「レック様の未来を愚弄するなど!!許さん!!」
「え、ちょ、ちょっと待ってください?たかが占いで…」
「問答無用!」
「あぶね!なにするんですか!」
これは酷いケンカになる前に割って入るしかねぇな。
まぁもうすでに危ない状況だけど。
俺とターシャは二人の間に割って入り話を聞くことにする。
「はい、警備係です、落ち着いて下さい」
「お話を聞かせてもらっても?」
「この男が我が主マルート伯爵の御子息、レック様の未来が暗闇だと占ったのだ!どうだ!これは侮辱というものだろう!?」
「ん?マルート?」
「む?なんだ?何か文句があるのか?」
「とりあえず危ないのでちょっとこっちに向けてる剣を仕舞っていただけます?」
「は、はい…ってふざけているのか貴様!…おい、聞いているのか!」
ん?マルート…マルート家…ん~?どこかで聞いたことがあるような…
そこで一つのことを思い出す。
「マルート家って!!姉さんが嫁いだ所じゃないですか!」
「は?」
そこらいったいの空気が、は?という包まれる。
「だからマルート家!!ライル=マルート!!」
大声でそう言うと、騎士の後ろからヒョコっとレック様と呼ばれた少年が顔を出した。
年齢は4歳ぐらい、あどけない顔立ちだが将来はかなりのイケメンになるだろう。
「ミサおねえちゃんをしってるの?」
「もちろん、知ってるとも、僕の自慢のお姉さんだからね」
俺が胸を張ると目の前に立っていたはずの騎士が目の前で跪いた。
「ッ!!まさかこのミダム、ミサ婦人の弟君に剣を向けていたとは…ッ!誠に申し訳ございません、どうぞこの身を煮るなり焼くなりしてください」
「いや、あの…頭を上げてください!!」
するとミダムは顔を上げ、目尻に涙を浮かべた。
「なんっと!寛大な御方だ!流石は麗しきミサ婦人の弟君、このミダム感服致しました、この恩忘れません!」
「は、はぁ…あ、でも問題を起こした以上、規則なので」
そういい俺は拘束用の縄をミダム手首にかけ、縛り、連行する。
「はい、このミダム潔く罪を受け入れましょう、学生の方申し訳ございませんでした、このミダム反省致します」
「はぁ…」
中等部の占い師は急に丸くなったミダムの態度に困惑しながら、連行されていく彼を苦笑いを浮かべながら見送ったのだった。
それから小一時間ミダムは教師から説教を受け、それの見届け人としてそこに残された俺は貴重な時間を他人の説教を聞かされるという地獄のような時間で潰された。
_____________________________________
「連れていかれちゃった…」
レイくんがミダムさんを連れていったが為に私はレック君と二人きりで置いてかれた。
ふむ…どうするかな…
「おねえちゃん、あとどれくらいでミダムはかえってくるの?」
「う~ん一時間は帰って来ないかもね~その間どうしようか?」
まぁ…答えは二つに一つなんだけどね。
「一緒に回ってみようか、魔法祭」
「うん!」
「それじゃあ…出発進行!」
とりあえず私とレック君はレイくんとミダムさんが帰ってくるまで魔法祭を二人で回ることにした。
何か大事な物が無いような気がするけど回ることにした。
「おねえちゃん!!あそこのおみせ!あれ食べたい!!」
レック君がピョンピョンと跳び跳ねてはしゃぐ様子はとても可愛い。
お店の近くまで来て私はようやく大事な物の正体に気付いた。
お金だった、財布を寮に忘れたことが頭からスッポ抜けていた。
どうしよう…
「レック君ごめんね、お姉ちゃんお金お家に置いてきちゃって」
ポリポリと頬を掻きながらレック君に伝える。
「おかねならもってるよ?」
そう言うとレック君は肩から下げているバッグから金貨が10枚ほど入った袋を出した。
太陽の光に照らされた金貨がギラギラと輝いて、私の目に反射する。
ま、まぶしいッ!さ、流石は貴族の息子ッ!持ってる額も量も常人とは桁が違うッ!
あ、でもこのままその袋をバッグから出してたらスリとかに遭うんじゃ…
「あれ?おかねの袋どこにいった?」
「え?早速?」
私とレック君が疑問符を浮かべると、少し前を歩くコートを着た男性がこっちを見て少しニヤッと笑ったのが見えた。
きっとあの人ね、とっちめてやりましょう。
「レック君お金の袋をとった人を見つけたからちょっと捕まえてくるね」
「え?おねえちゃんまっ…」
レック君の返答を聞く前に私は走り出した。
おっと…新しい人の財布をスルつもりですね、そうはさせませんよ。
「残念でした」
私は人混みに紛れようとしている男性の襟を掴み、うつ伏せに倒した後に剣を首筋に突きつけます。
「警備係です、持っているものすべてを出しなさい」
「くっ…」
するとコートの中からたくさんの財布や巾着がドサドサと出てきた。
「これまた沢山スったな…」
私が呆れていると、先輩の警備係の人が近寄ってきたので犯人を預けて、私はあの人が盗った財布や巾着を係に落とし物として預けることにした。
「レック君の袋は…と、あった」
とりあえずレック君の袋をレック君に手渡して、一緒に落とし物係のテントに行くことにした。
こんな風に人知れず犯罪が行われているのだなぁ、勉強になった。
_____________________________________
先生によるミダムに対する説教が終わり俺はやっと解放された。
解放されたは良いけど…ターシャとレック君の姿が見当たらない。
そうして俺はあるものが無いことに気が付いた、財布がポケットから消えていた。
えぇ…盗られたか…クソッ…
落とし物係の所にあるかね…
「えっとミダムさん…ん?」
するとミダムも一生懸命ポケットを漁っている様子だった。
「このミダム、財布を落としてしまったようです」
お前もかよ。
「俺もです、とりあえず落とし物係のテントに行ってみましょう」
「なっ!!このミダムの財布のみならずレイ様の財布まで盗るとは…ッ!!許せん!!」
「いや、盗られたとは決まってないですから」
行きましょう、と苦笑いを浮かべ、俺とミダムは落とし物係のテントを目指し、歩き始めたのだった。
_____________________________________
テントに着くとターシャとレック君が居た。
するとレック君がミダムに気付き、走って近寄ってきた。
「ミダム~!!」
「あぁレック様!何も問題はありませんでしたか?!」
「ん~おかねの袋を男の人にとられた位かな」
「なっ…そんな男許せません!今どこに?…このミダム、その男に一太刀浴びせなければ気が済みません!」
「でもね!おねえちゃんがとりかえしてくれたんだ!かっこよかったよ!」
レック君がターシャの動きを真似して教える。
それを見てターシャは顔を紅潮させる。
「おぉ!!ありがとうございます!!感謝を申し上げたく!」
「いえいえ!」
と二人がペコペコする。
日本人か! と突っ込みが出そうになったがなんとか堪える。
ってか俺…空気じゃね?
するとターシャが俺の方を向いてニヤニヤと笑いながら話しかけてきた。
「レイくん…財布無いでしょ?」
「ま、まぁ…」
まさか…本当に同一人物に盗られてたのかっ?!
するとターシャが俺の財布を掲げた。
「道端に落ちてたよ!」
「いや盗られてないんかい!」
思わず口から出た、そのツッコミは学園中に響いたらしく、後からその事で弄られるとはこの時の俺は知るよしもない。
どうやら砂埃を起こしたのは騎士の剣が起こした風圧らしい。
「レック様の未来を愚弄するなど!!許さん!!」
「え、ちょ、ちょっと待ってください?たかが占いで…」
「問答無用!」
「あぶね!なにするんですか!」
これは酷いケンカになる前に割って入るしかねぇな。
まぁもうすでに危ない状況だけど。
俺とターシャは二人の間に割って入り話を聞くことにする。
「はい、警備係です、落ち着いて下さい」
「お話を聞かせてもらっても?」
「この男が我が主マルート伯爵の御子息、レック様の未来が暗闇だと占ったのだ!どうだ!これは侮辱というものだろう!?」
「ん?マルート?」
「む?なんだ?何か文句があるのか?」
「とりあえず危ないのでちょっとこっちに向けてる剣を仕舞っていただけます?」
「は、はい…ってふざけているのか貴様!…おい、聞いているのか!」
ん?マルート…マルート家…ん~?どこかで聞いたことがあるような…
そこで一つのことを思い出す。
「マルート家って!!姉さんが嫁いだ所じゃないですか!」
「は?」
そこらいったいの空気が、は?という包まれる。
「だからマルート家!!ライル=マルート!!」
大声でそう言うと、騎士の後ろからヒョコっとレック様と呼ばれた少年が顔を出した。
年齢は4歳ぐらい、あどけない顔立ちだが将来はかなりのイケメンになるだろう。
「ミサおねえちゃんをしってるの?」
「もちろん、知ってるとも、僕の自慢のお姉さんだからね」
俺が胸を張ると目の前に立っていたはずの騎士が目の前で跪いた。
「ッ!!まさかこのミダム、ミサ婦人の弟君に剣を向けていたとは…ッ!誠に申し訳ございません、どうぞこの身を煮るなり焼くなりしてください」
「いや、あの…頭を上げてください!!」
するとミダムは顔を上げ、目尻に涙を浮かべた。
「なんっと!寛大な御方だ!流石は麗しきミサ婦人の弟君、このミダム感服致しました、この恩忘れません!」
「は、はぁ…あ、でも問題を起こした以上、規則なので」
そういい俺は拘束用の縄をミダム手首にかけ、縛り、連行する。
「はい、このミダム潔く罪を受け入れましょう、学生の方申し訳ございませんでした、このミダム反省致します」
「はぁ…」
中等部の占い師は急に丸くなったミダムの態度に困惑しながら、連行されていく彼を苦笑いを浮かべながら見送ったのだった。
それから小一時間ミダムは教師から説教を受け、それの見届け人としてそこに残された俺は貴重な時間を他人の説教を聞かされるという地獄のような時間で潰された。
_____________________________________
「連れていかれちゃった…」
レイくんがミダムさんを連れていったが為に私はレック君と二人きりで置いてかれた。
ふむ…どうするかな…
「おねえちゃん、あとどれくらいでミダムはかえってくるの?」
「う~ん一時間は帰って来ないかもね~その間どうしようか?」
まぁ…答えは二つに一つなんだけどね。
「一緒に回ってみようか、魔法祭」
「うん!」
「それじゃあ…出発進行!」
とりあえず私とレック君はレイくんとミダムさんが帰ってくるまで魔法祭を二人で回ることにした。
何か大事な物が無いような気がするけど回ることにした。
「おねえちゃん!!あそこのおみせ!あれ食べたい!!」
レック君がピョンピョンと跳び跳ねてはしゃぐ様子はとても可愛い。
お店の近くまで来て私はようやく大事な物の正体に気付いた。
お金だった、財布を寮に忘れたことが頭からスッポ抜けていた。
どうしよう…
「レック君ごめんね、お姉ちゃんお金お家に置いてきちゃって」
ポリポリと頬を掻きながらレック君に伝える。
「おかねならもってるよ?」
そう言うとレック君は肩から下げているバッグから金貨が10枚ほど入った袋を出した。
太陽の光に照らされた金貨がギラギラと輝いて、私の目に反射する。
ま、まぶしいッ!さ、流石は貴族の息子ッ!持ってる額も量も常人とは桁が違うッ!
あ、でもこのままその袋をバッグから出してたらスリとかに遭うんじゃ…
「あれ?おかねの袋どこにいった?」
「え?早速?」
私とレック君が疑問符を浮かべると、少し前を歩くコートを着た男性がこっちを見て少しニヤッと笑ったのが見えた。
きっとあの人ね、とっちめてやりましょう。
「レック君お金の袋をとった人を見つけたからちょっと捕まえてくるね」
「え?おねえちゃんまっ…」
レック君の返答を聞く前に私は走り出した。
おっと…新しい人の財布をスルつもりですね、そうはさせませんよ。
「残念でした」
私は人混みに紛れようとしている男性の襟を掴み、うつ伏せに倒した後に剣を首筋に突きつけます。
「警備係です、持っているものすべてを出しなさい」
「くっ…」
するとコートの中からたくさんの財布や巾着がドサドサと出てきた。
「これまた沢山スったな…」
私が呆れていると、先輩の警備係の人が近寄ってきたので犯人を預けて、私はあの人が盗った財布や巾着を係に落とし物として預けることにした。
「レック君の袋は…と、あった」
とりあえずレック君の袋をレック君に手渡して、一緒に落とし物係のテントに行くことにした。
こんな風に人知れず犯罪が行われているのだなぁ、勉強になった。
_____________________________________
先生によるミダムに対する説教が終わり俺はやっと解放された。
解放されたは良いけど…ターシャとレック君の姿が見当たらない。
そうして俺はあるものが無いことに気が付いた、財布がポケットから消えていた。
えぇ…盗られたか…クソッ…
落とし物係の所にあるかね…
「えっとミダムさん…ん?」
するとミダムも一生懸命ポケットを漁っている様子だった。
「このミダム、財布を落としてしまったようです」
お前もかよ。
「俺もです、とりあえず落とし物係のテントに行ってみましょう」
「なっ!!このミダムの財布のみならずレイ様の財布まで盗るとは…ッ!!許せん!!」
「いや、盗られたとは決まってないですから」
行きましょう、と苦笑いを浮かべ、俺とミダムは落とし物係のテントを目指し、歩き始めたのだった。
_____________________________________
テントに着くとターシャとレック君が居た。
するとレック君がミダムに気付き、走って近寄ってきた。
「ミダム~!!」
「あぁレック様!何も問題はありませんでしたか?!」
「ん~おかねの袋を男の人にとられた位かな」
「なっ…そんな男許せません!今どこに?…このミダム、その男に一太刀浴びせなければ気が済みません!」
「でもね!おねえちゃんがとりかえしてくれたんだ!かっこよかったよ!」
レック君がターシャの動きを真似して教える。
それを見てターシャは顔を紅潮させる。
「おぉ!!ありがとうございます!!感謝を申し上げたく!」
「いえいえ!」
と二人がペコペコする。
日本人か! と突っ込みが出そうになったがなんとか堪える。
ってか俺…空気じゃね?
するとターシャが俺の方を向いてニヤニヤと笑いながら話しかけてきた。
「レイくん…財布無いでしょ?」
「ま、まぁ…」
まさか…本当に同一人物に盗られてたのかっ?!
するとターシャが俺の財布を掲げた。
「道端に落ちてたよ!」
「いや盗られてないんかい!」
思わず口から出た、そのツッコミは学園中に響いたらしく、後からその事で弄られるとはこの時の俺は知るよしもない。
0
あなたにおすすめの小説
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
唯一平民の悪役令嬢は吸血鬼な従者がお気に入りなのである。
彩世幻夜
ファンタジー
※ 2019年ファンタジー小説大賞 148 位! 読者の皆様、ありがとうございました!
裕福な商家の生まれながら身分は平民の悪役令嬢に転生したアンリが、ユニークスキル「クリエイト」を駆使してシナリオ改変に挑む、恋と冒険から始まる成り上がりの物語。
※2019年10月23日 完結
新作
【あやかしたちのとまり木の日常】
連載開始しました
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
ゴミ鑑定だと追放された元研究者、神眼と植物知識で異世界最高の商会を立ち上げます
黒崎隼人
ファンタジー
元植物学の研究者、相川慧(あいかわ けい)が転生して得たのは【素材鑑定】スキル。――しかし、その効果は素材の名前しか分からず「ゴミ鑑定」と蔑まれる日々。所属ギルド「紅蓮の牙」では、ギルドマスターの息子・ダリオに無能と罵られ、ついには濡れ衣を着せられて追放されてしまう。
だが、それは全ての始まりだった! 誰にも理解されなかったゴミスキルは、慧の知識と経験によって【神眼鑑定】へと進化! それは、素材に隠された真の効果や、奇跡の組み合わせ(レシピ)すら見抜く超チートスキルだったのだ!
捨てられていたガラクタ素材から伝説級ポーションを錬金し、瞬く間に大金持ちに! 慕ってくれる仲間と大商会を立ち上げ、追放された男が、今、圧倒的な知識と生産力で成り上がる! 一方、慧を追い出した元ギルドは、偽物の薬草のせいで自滅の道をたどり……?
無能と蔑まれた生産職の、痛快無比なざまぁ&成り上がりファンタジー、ここに開幕!
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる