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8, 魔法学校とクラス決め
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リリリリリリッ
そんな音が聞こえ、ベッドから起き上がり大きく伸びをする。
どうやら着いたようだ。
荷物を取りに行くため、ソファーと机の置いてある始めの部屋に移動する。
そこには本を読んでいるルナがいた。どうやら、ルナは寝なかったらしい。
「目が覚めましたカ?では、荷物を持って早く行きましょウ」
読んでいた本をパタンと閉じ、ルナも何やら大きな鞄に手をかけながら言った。
ティアは…机にうつ伏せになるような格好で寝ていた。
「途中までお話をしていたのですが、急に電池が切れるかのように眠ってしまったんですノ」
バンバンッと、音をたてながらティアの背中を叩きながらそう教えてくれた。
「………ンッンン…ふァーー……、…もう着いたの?」
暫く何か蠢いていたが、欠伸をしながら起きたようだ。私もつられて欠伸をする。
「あぁ。着いたぞ」
目を軽く擦りながらそう答える。
窓から外を覗くと真っ暗だ。もう夜なのか?…時間の流れが違うのだろうか?
人の流れに乗りながら、汽車から出る。(汽車から出た途端スィーが元の大きさに戻った)
汽車から出ると窓から外を覗いた時と同じように真っ暗だったが、まわりは見える。それは私の夜目が効くと言うのもあると思うが、赤、黄、朱、緑、青、桃、紫…様々な色の光の玉や炎だったり、シャボン玉みたいな物だったり……。それらが自ら光を発していて、まわりを明るく照らしてくれるからだ。
光があるため周りが良く見える。
汽車から降りてすぐ目に止まる大きな城。見た目的に言ったらランス大聖堂のように細かい造りで出来ている感じだ。ただ真っ白ではなくどちらかと言えば黒が多い。そしてその城のまわりをぐるッと透き通るほど綺麗な湖が広がっている。その湖の上を光の玉や炎とかが飛んでいて色とりどりで幻想的だ。
その様子を見ていると「止まらないでねー」「勝手に別行動するなよ」と、懐かしい声が聞こえてきた。
声がする方に向かうとルーとエドが見えた。小さく手を振ってみる。彼方も此方に気がついたみたいだ。ルーがにっこりと笑ってきた。
「久しぶりね。話したいところだけど入学式があるから、スピリット城に続く橋を渡っててね」
湖の方に指を指しながら教えてくれた。
あの城スピリット城って言うんだな。「ありがとな」そうお礼を言いながら、ルナとティアとルーの指した湖の方向に進んでいく。
(うわぁー…)
スゲーな。湖の方に着くと思わずそう思った。
何故なら湖の上に橋があったからだ。いや、これはあまり驚くところではないんだが、その橋が少し、いや、かなり変わっていた。湖の水面から水で出来た橋があったからだ。
水の橋に足を乗せてみる。靴は濡れない。冷たくもないし暖かくもない。しかし、水の感触はある。…何か不思議な感じだ。
「うーわーー」
そうティナも驚いたようで声を出している。
私達は、トランクを引っ張りながらその橋を渡っていった。
城の前に来ると、さっき見たときよりもずっと大きく見える。
どうやら動物は中に連れていけないらしく、スィーを他の先生らしき人に預ける。(置いていくの?と、でも言いたげなうるうるとした瞳がキツかった)動物小屋に行くらしい。
城の中に入って行くと、ルーとエドが新入生を引率していた。引率係になったのか?
その後ろを蟻の行列よろしくぞろぞろと着いていき、何やら小さな部屋に案内された。後ろの人達が押し合い、へし合い入っていくのが見えた。
パンパンパンッ
「はいー。注目してねー。
…さて、これから入学式式が始まりますが、その前に簡単な説明をします。
始めにクラス決めをします。クラスは【ダイヤモンド】、【ルビー】、【サファイア】、【エメラルド】の4つがあります。
決まったクラスで3年間、卒業するまで共に学びます。何になったとしても喧嘩をせずにしましょう」
へぇー。クラス決めをするんだ。
「ブラック姉様と同じクラスになれるといいですワ」
ルナがコソッと話しかけてきた。
確かに同じクラスになれるといいな。
ルナの後ろでティアが「僕は?僕は?」と、アピールをしているがルナは、思いっきり無視してる。…ティアとも同じクラスだといいな。
「それでは、皆さん行きましょう」
ルーが扉を開けて、中に入ることを促す。
部屋に入るときと同じようにぞろぞろと移動する。
中に入ると思ったよりも広かった。大広間だろうか。
……しかし、誰もいない。何にもない。
もぬけの殻だ。新入生達が不思議に思ったらしくざわざわと騒ぎ出す。
すると───
パパンッ
クラッカーを鳴らしたような音と共に紙吹雪が上から落ちてくる。
「「「「「「「「「「入学おめでとーー!!!新入生達よ!」」」」」」」」」」
壁から、床から上から物陰から…様々な場所から生徒がわらわらと出てくる。
「……」
誕生日会みたいなノリだな…。
それと同時に木で出来たデスクや椅子が出てくる。…一体どんな原理なんだろう?
「これは…また、大掛かりなやり方ですワ……」
ルナは、そう感想を述べた。
「…………」
「おい、…おい。どうしたんだ?……ダメだ。固まっている」
ティナは、驚きで固まってしまっていた。
「順番で呼ぶので1人ずつ前に出てきてください」
ルーが羊皮紙を広げながらそう言った。
「アクアオーラ・リリ!」
背が低い女の子がギギギッと音がしそうなほどロボットのように前に出てきた。緊張しているな。まぁ、無理もない。1番始めだからな。
ルーは近くにつまれていたバングルを1つ取り、その女の子につける。カチッと音が聞こえ、バングルが薄いピンク色の光を放った。光が収まると、そのバングルには真っ赤な情熱の赤─ルビーが埋め込まれていた。
…なるほどな。
あの子のクラスは【ルビー】だと言うことか。
女の子は、【ルビー】のクラスの先輩たちのところに拍手で迎えられた。
まぁ、こんな感じに段々と決まってきた。1つ1つ説明はしていきたいところだが、時間がかかるため、省略させていただく。
恐らくだが、見ていくと順番は出生地か何人かの順番だと思う。
そうこうしているうちに、ルナとティアのクラスは決まった。2人とも【ダイヤモンド】だ。私も同じクラスになれるか?
そう思いながら、クラス決めを見ていく。日本人らしき人がちらほら呼ばれてきたな。もうそろそろか……。
「ブラックダイヤモンド!」
そんな音が聞こえ、ベッドから起き上がり大きく伸びをする。
どうやら着いたようだ。
荷物を取りに行くため、ソファーと机の置いてある始めの部屋に移動する。
そこには本を読んでいるルナがいた。どうやら、ルナは寝なかったらしい。
「目が覚めましたカ?では、荷物を持って早く行きましょウ」
読んでいた本をパタンと閉じ、ルナも何やら大きな鞄に手をかけながら言った。
ティアは…机にうつ伏せになるような格好で寝ていた。
「途中までお話をしていたのですが、急に電池が切れるかのように眠ってしまったんですノ」
バンバンッと、音をたてながらティアの背中を叩きながらそう教えてくれた。
「………ンッンン…ふァーー……、…もう着いたの?」
暫く何か蠢いていたが、欠伸をしながら起きたようだ。私もつられて欠伸をする。
「あぁ。着いたぞ」
目を軽く擦りながらそう答える。
窓から外を覗くと真っ暗だ。もう夜なのか?…時間の流れが違うのだろうか?
人の流れに乗りながら、汽車から出る。(汽車から出た途端スィーが元の大きさに戻った)
汽車から出ると窓から外を覗いた時と同じように真っ暗だったが、まわりは見える。それは私の夜目が効くと言うのもあると思うが、赤、黄、朱、緑、青、桃、紫…様々な色の光の玉や炎だったり、シャボン玉みたいな物だったり……。それらが自ら光を発していて、まわりを明るく照らしてくれるからだ。
光があるため周りが良く見える。
汽車から降りてすぐ目に止まる大きな城。見た目的に言ったらランス大聖堂のように細かい造りで出来ている感じだ。ただ真っ白ではなくどちらかと言えば黒が多い。そしてその城のまわりをぐるッと透き通るほど綺麗な湖が広がっている。その湖の上を光の玉や炎とかが飛んでいて色とりどりで幻想的だ。
その様子を見ていると「止まらないでねー」「勝手に別行動するなよ」と、懐かしい声が聞こえてきた。
声がする方に向かうとルーとエドが見えた。小さく手を振ってみる。彼方も此方に気がついたみたいだ。ルーがにっこりと笑ってきた。
「久しぶりね。話したいところだけど入学式があるから、スピリット城に続く橋を渡っててね」
湖の方に指を指しながら教えてくれた。
あの城スピリット城って言うんだな。「ありがとな」そうお礼を言いながら、ルナとティアとルーの指した湖の方向に進んでいく。
(うわぁー…)
スゲーな。湖の方に着くと思わずそう思った。
何故なら湖の上に橋があったからだ。いや、これはあまり驚くところではないんだが、その橋が少し、いや、かなり変わっていた。湖の水面から水で出来た橋があったからだ。
水の橋に足を乗せてみる。靴は濡れない。冷たくもないし暖かくもない。しかし、水の感触はある。…何か不思議な感じだ。
「うーわーー」
そうティナも驚いたようで声を出している。
私達は、トランクを引っ張りながらその橋を渡っていった。
城の前に来ると、さっき見たときよりもずっと大きく見える。
どうやら動物は中に連れていけないらしく、スィーを他の先生らしき人に預ける。(置いていくの?と、でも言いたげなうるうるとした瞳がキツかった)動物小屋に行くらしい。
城の中に入って行くと、ルーとエドが新入生を引率していた。引率係になったのか?
その後ろを蟻の行列よろしくぞろぞろと着いていき、何やら小さな部屋に案内された。後ろの人達が押し合い、へし合い入っていくのが見えた。
パンパンパンッ
「はいー。注目してねー。
…さて、これから入学式式が始まりますが、その前に簡単な説明をします。
始めにクラス決めをします。クラスは【ダイヤモンド】、【ルビー】、【サファイア】、【エメラルド】の4つがあります。
決まったクラスで3年間、卒業するまで共に学びます。何になったとしても喧嘩をせずにしましょう」
へぇー。クラス決めをするんだ。
「ブラック姉様と同じクラスになれるといいですワ」
ルナがコソッと話しかけてきた。
確かに同じクラスになれるといいな。
ルナの後ろでティアが「僕は?僕は?」と、アピールをしているがルナは、思いっきり無視してる。…ティアとも同じクラスだといいな。
「それでは、皆さん行きましょう」
ルーが扉を開けて、中に入ることを促す。
部屋に入るときと同じようにぞろぞろと移動する。
中に入ると思ったよりも広かった。大広間だろうか。
……しかし、誰もいない。何にもない。
もぬけの殻だ。新入生達が不思議に思ったらしくざわざわと騒ぎ出す。
すると───
パパンッ
クラッカーを鳴らしたような音と共に紙吹雪が上から落ちてくる。
「「「「「「「「「「入学おめでとーー!!!新入生達よ!」」」」」」」」」」
壁から、床から上から物陰から…様々な場所から生徒がわらわらと出てくる。
「……」
誕生日会みたいなノリだな…。
それと同時に木で出来たデスクや椅子が出てくる。…一体どんな原理なんだろう?
「これは…また、大掛かりなやり方ですワ……」
ルナは、そう感想を述べた。
「…………」
「おい、…おい。どうしたんだ?……ダメだ。固まっている」
ティナは、驚きで固まってしまっていた。
「順番で呼ぶので1人ずつ前に出てきてください」
ルーが羊皮紙を広げながらそう言った。
「アクアオーラ・リリ!」
背が低い女の子がギギギッと音がしそうなほどロボットのように前に出てきた。緊張しているな。まぁ、無理もない。1番始めだからな。
ルーは近くにつまれていたバングルを1つ取り、その女の子につける。カチッと音が聞こえ、バングルが薄いピンク色の光を放った。光が収まると、そのバングルには真っ赤な情熱の赤─ルビーが埋め込まれていた。
…なるほどな。
あの子のクラスは【ルビー】だと言うことか。
女の子は、【ルビー】のクラスの先輩たちのところに拍手で迎えられた。
まぁ、こんな感じに段々と決まってきた。1つ1つ説明はしていきたいところだが、時間がかかるため、省略させていただく。
恐らくだが、見ていくと順番は出生地か何人かの順番だと思う。
そうこうしているうちに、ルナとティアのクラスは決まった。2人とも【ダイヤモンド】だ。私も同じクラスになれるか?
そう思いながら、クラス決めを見ていく。日本人らしき人がちらほら呼ばれてきたな。もうそろそろか……。
「ブラックダイヤモンド!」
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