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第3章 北方領土にいる盗賊国民達
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西暦2024年、北方領土の択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島(無人)にはコロシア人の盗賊約18000人が不法占拠し住んでいるが、北方領土の島々を歩いて観ると、乾涸びた昭和を思い出させる古い住居ばかりだった。
何故に古びた小さな島から盗賊は引き揚げないのか。それは、頭目の腐った脳裏にある思考(表裏卑怯者)にある。
コロシア連邦(国)の頭目(大統領)の考えは、ウクライナン奪取だけでなく、北方領土を起点として日本から更に北海道を盗み取ることだった。
その計画の前段として、コロシア連邦は北方領土に第18機関重砲兵1個師団3500人を常時配備していた。
その師団員達の心が揺れ動いていた。
原因は、
『令和6年5月18日16時30分丁度に、日本国土全てが大きく軋みクウオオンと呻きを出し始めた。地震とは違う初めての感覚…。日本国に住んでいる人々皆がキーンと鼓膜がなり始め、脳を揺さぶられたような…。一瞬だが違和感を感じていた。
それと同時に急に地面の高度が上ったような感じがして、多くの民がめまい、頭痛、吐き気をし出した。
それから瞬時に元の状態に戻ったが…。目の前の生活環境が変わり出して来ていた。』
と言うことだった。
この同じことが北方領土の島々でも起こっていた。
日本国が正式に発表したのは、『日本国土全体がタイムスリップし、西暦1281年の世界に来てしまった。』とのこと。だが、北方領土の島々では、タイムスリップは神の啓示との噂が走り、北方領土にあるコロシア連邦の役場には、住民達が殺到し声を上げた。
「北方領土の島々は日本国土?コロシア連邦ではないのか。」
「13世紀には、コロシア連邦はあるのか。」
「コロシアが無い状態で、これからの生活物資はどうするんだ。」
「大国コロシア連邦の後ろ盾がないと、日本がきっと攻めてくるぞ。お前たちが守ってくれるのか。」
役場の職員達が住民達の殺気に困り果て、師団へ助けを呼び師団員が銃を持ち警護にあたったが、師団員達も動揺していた。
択捉島にある第18機関重砲兵1個師団の駐屯地の司令官室へサハリンナ州知事のパブリチェンコが来団していた。
パブリチェンコとは、一昨年前に45歳にしてサハリンナ州知事に任命された超エリートで、見た目と、その狡猾の性格からホワイトフォックス(白狐)と呼ばれていた。
パブリチェンコは客席へ案内されソファーに座ったが、司令官が中々来ないため、イライラして右足の貧乏ゆすりが始まっていた。
そのところに、50歳過ぎの将校が部屋へ入って来て、「遅くなって失礼しました。今日は何かありましたか?」
と言いながら、右手を出しパブリチェンコと握手を交わした。
お互い向かい合わせのソファーに座った後、パブリチェンコが話を切り出した。「早速ですが、司令官(ゴーマン大佐)殿、私達は本当にタイムスリップしたのですか?実は日本のデマ情報ではと思い極東連邦管区へ何度も電話やメールをしたのですが、繋がらず。駐日(コロシア連邦)大使館へ電話もしたけれど分からないとの返答だけだった。今日は(コロシア連邦)軍では何かご存じだと思い、こちらにまかり越しました。」
「はっきり言いまして、我が北方領土の島々は、違う時代へとワープし孤立していると言わざるを得ないと思慮します。我らも軍本部とも連絡が取れないため、日本のメディアからの蒙古軍襲来の(※注 蒙古襲来編を参照方)情報映像を解析しました結果、信じられないこと…ですが。事実と言うことが分かりました。」
「んん~ん。知事の責務として島員18000人の命を守るためにも、日本から資源を奪って経済的自立をしなければならないが…。貴殿指揮下にある1個師団で資源の宝庫の北海道を獲ることが出来ないか?」
ゴーマン大佐は傲慢のような格好で足や腕を組み少し目をつむった後、にたっと笑い答えた。
「日本の自衛隊員は20数万人がいますので、我が1個師団3500人で北海道を獲ることは並み大抵でありませんが、やり方によっては…。」
パブリチェンコは、左の唇を上げて、「何とかなるのか?」と狐のようなつり目をして言った。
それから、二人のおぞましい会話は深夜まで長々…。「出来るか。ウアッハ。」「お望みの通りに。ヒーツハッハアッ。」と続いた。
何故に古びた小さな島から盗賊は引き揚げないのか。それは、頭目の腐った脳裏にある思考(表裏卑怯者)にある。
コロシア連邦(国)の頭目(大統領)の考えは、ウクライナン奪取だけでなく、北方領土を起点として日本から更に北海道を盗み取ることだった。
その計画の前段として、コロシア連邦は北方領土に第18機関重砲兵1個師団3500人を常時配備していた。
その師団員達の心が揺れ動いていた。
原因は、
『令和6年5月18日16時30分丁度に、日本国土全てが大きく軋みクウオオンと呻きを出し始めた。地震とは違う初めての感覚…。日本国に住んでいる人々皆がキーンと鼓膜がなり始め、脳を揺さぶられたような…。一瞬だが違和感を感じていた。
それと同時に急に地面の高度が上ったような感じがして、多くの民がめまい、頭痛、吐き気をし出した。
それから瞬時に元の状態に戻ったが…。目の前の生活環境が変わり出して来ていた。』
と言うことだった。
この同じことが北方領土の島々でも起こっていた。
日本国が正式に発表したのは、『日本国土全体がタイムスリップし、西暦1281年の世界に来てしまった。』とのこと。だが、北方領土の島々では、タイムスリップは神の啓示との噂が走り、北方領土にあるコロシア連邦の役場には、住民達が殺到し声を上げた。
「北方領土の島々は日本国土?コロシア連邦ではないのか。」
「13世紀には、コロシア連邦はあるのか。」
「コロシアが無い状態で、これからの生活物資はどうするんだ。」
「大国コロシア連邦の後ろ盾がないと、日本がきっと攻めてくるぞ。お前たちが守ってくれるのか。」
役場の職員達が住民達の殺気に困り果て、師団へ助けを呼び師団員が銃を持ち警護にあたったが、師団員達も動揺していた。
択捉島にある第18機関重砲兵1個師団の駐屯地の司令官室へサハリンナ州知事のパブリチェンコが来団していた。
パブリチェンコとは、一昨年前に45歳にしてサハリンナ州知事に任命された超エリートで、見た目と、その狡猾の性格からホワイトフォックス(白狐)と呼ばれていた。
パブリチェンコは客席へ案内されソファーに座ったが、司令官が中々来ないため、イライラして右足の貧乏ゆすりが始まっていた。
そのところに、50歳過ぎの将校が部屋へ入って来て、「遅くなって失礼しました。今日は何かありましたか?」
と言いながら、右手を出しパブリチェンコと握手を交わした。
お互い向かい合わせのソファーに座った後、パブリチェンコが話を切り出した。「早速ですが、司令官(ゴーマン大佐)殿、私達は本当にタイムスリップしたのですか?実は日本のデマ情報ではと思い極東連邦管区へ何度も電話やメールをしたのですが、繋がらず。駐日(コロシア連邦)大使館へ電話もしたけれど分からないとの返答だけだった。今日は(コロシア連邦)軍では何かご存じだと思い、こちらにまかり越しました。」
「はっきり言いまして、我が北方領土の島々は、違う時代へとワープし孤立していると言わざるを得ないと思慮します。我らも軍本部とも連絡が取れないため、日本のメディアからの蒙古軍襲来の(※注 蒙古襲来編を参照方)情報映像を解析しました結果、信じられないこと…ですが。事実と言うことが分かりました。」
「んん~ん。知事の責務として島員18000人の命を守るためにも、日本から資源を奪って経済的自立をしなければならないが…。貴殿指揮下にある1個師団で資源の宝庫の北海道を獲ることが出来ないか?」
ゴーマン大佐は傲慢のような格好で足や腕を組み少し目をつむった後、にたっと笑い答えた。
「日本の自衛隊員は20数万人がいますので、我が1個師団3500人で北海道を獲ることは並み大抵でありませんが、やり方によっては…。」
パブリチェンコは、左の唇を上げて、「何とかなるのか?」と狐のようなつり目をして言った。
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