【完結】断罪待ち悪役令息と絶対断罪しない王太子殿下

みやこ嬢

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またしても王太子を辱めてしまいました

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 酒のグラスを取り上げられたローガン様は不満そうな顔で私を睨みつけた。

「俺はまだ飲める」
「二日酔いでほとんど寝ていたのは誰でしたっけ? 飲み過ぎると、明日は馬車にすら乗れなくなりますよ」
「やかましい。グラスを返せ、ヴァイン!」

 私に手首を掴まれて怒っている。怒っているのだが、若干呂律が回っていない。振り解こうとする腕にも力が入っておらず、もう酔いが回っているのは明らかだ。

 こんなに酒に弱くて大丈夫かと心配になった。早急に慣らしたほうが良い気もするし、もし人前で飲む時は必ず同席せねばと強く思う。

「ローガン様。まだ飲みたいのですか?」
「さっきからそう言っているだろーが」
「では、こうしましょう」

 片手でローガン様の手首を掴みつつ、空いたほうの手でグラスを持つ。目の前で私がグラスの酒をあおると、ローガン様が眉を吊り上げて抗議した。

「なんでおまえが飲……ッ」

 ローガン様を引き寄せ、唇を重ねる。そのまま口内に含んでいた酒を流し込んでやると、戸惑いながらも飲み下した。こくり、と喉が鳴ってから唇を離すと、先ほどより顔を赤くしたローガン様と間近で視線が交わった。

「口移しでなら望むだけ飲ませて差し上げます」

 こう言えば流石に諦めるだろうと考えての行動だったのだが、既に酔っているせいか正常な判断が出来なかったらしい。ローガン様は私の襟首を掴むと、自ら唇を合わせてきた。喰らいつくように私の口内を舐めていく。逃れようとしても、後頭部を強く掴まれて動けない。

「んむ、んっ」

 しばらくして、ようやく唇が離された時には互いに息が上がっていた。荒い呼吸の中、ローガン様が不敵な笑みを私に向ける。

「男に二言はないな? ヴァイン」
「……ええ。もちろんです」

 負けず嫌いもここまで来ると逆に可愛く思えてくる。私は再び酒を含み、ローガン様に口移しで飲ませた。

「まだ飲みますか? ローガン様」
「うう、まだまだ……」

 何度か繰り返すうちに、酒なしで唇を貪るだけの時間が増えていった。当初の目的を忘れ、無我夢中で互いの口内を舐め、唾液を飲み込む。とろんとしたローガン様の顔を見ているうちに我慢ができなくなり、そばにあった長椅子に押し倒した。

「おや、反応していますよ」

 仰向けに寝転がるローガン様を見れば、ズボンの布地を押し上げるように膨らんでいる部分があった。するりと撫でてやると、面白いくらいに腰が跳ねる。

「仕方ないだろ、あんな口付けをされたら」
「口付けではなく口移しですよ。と言っても、お酒はもうありませんが」

 グラスはとっくにカラになっている。最初のうちはひと口ずつ口移ししていたが、後半まどろっこしくなって一気に飲み干してしまったのだ。ローガン様は私の口内に残った酒精で酔っているだけ。

 ベルトを外し、前をくつろげて直に触れる。すっかり硬くなった男性器は先端から蜜を滴らせている。指先でつつくと、また腰が跳ねた。

 このまま犯したい衝動に駆られるが、明日も一日馬車での移動だ。あまり無理をさせると座っていられなくなってしまう。

「今日は前だけで気持ち良くなりましょうか」
「前だけ?」
「はい。おとなしくしていてくださいね」
「え、え? 一体なにを」

 長椅子に仰向けで転がるローガン様の上に跨り、私もズボンの前を開けて自分のものを取り出した。いきなり下半身を晒す私に驚き、ローガン様が体を起こそうとするが逃してはやらない。そのままのしかかり、互いの男性器を一緒に握り込んだ。

「ちょっ、ヴァイン!」
「静かに」

 私の手のひらの中でローガン様と私のものが擦れ合う。先端からあふれた蜜が淫らな音を立て、摩擦を和らげてくれている。粘り気のある水音と長椅子が軋む音、ローガン様が漏らす吐息が私の耳を刺激した。

「気持ち良いですか? 達しそうになったら教えてくださいね」
「だ、誰が言うか!」

 握り込んだ手を上下に擦りながら問うと、ローガン様は顔を真っ赤にして拒絶した。

「おや。いいんですか? 教えてくださらないと服を汚してしまいますよ? 服の手入れは使用人に任せているのに、精液をべったりつけた服を見せるつもりですか?」
「そ、それは……」

 私の言葉に、明らかに狼狽えるローガン様。

「事前に教えてくだされば、私が手のひらで受け止めます。服を汚さずに済みますよ」
「うう……」

 追い込むように問いかけながら手を動かし続ける。先走りをまとわせて擦れ合わせているからか、もう限界が近いようだった。手のひらの中でビクビクと震え、今にも弾けそうになっている。

「わ、わかった。言うから!」
「本当ですか?」
「も、無理。出る……ッ」

 果てたのは言葉とほぼ同時だった。

 先端を覆うようにかぶせ、熱いほとばしりを手のひらで受け止める。達する瞬間の顔を見たら抑えきれなくなり、唇を無理やり重ねた。数秒遅れて私も達する。片手では収まらないくらいの白濁を慌てて手拭いで拭き取った。



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