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第85話 王宮ってスゴ技仕事人の宝庫?
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「うううーん、今日もいい天気」
朝さんぽもいいけど、おやつの後の午後のお散歩もやっぱりいい。
お庭をでて、すーっと建物沿いにあるいてみたりして。
「おおおぉ……!」
目の前が真っ白だ。
「どうなさいました、サファさま?」
ちがうちがう。目の前が真っ暗だ、みたいな意味じゃなくて、物理。
物理的に目の前が真っ白。
「これぇ、ぜんぶおせんたくものなの? すっっごおおい!」
真っ白なシーツやタオルやシーツやタオルが、何列も何列も干されて、風にパタパタしてる。
真っ白なシーツ畑みたいで、なんかすごい。
「そうですね。使用人たちの宿舎の洗濯物でしょうね。すごい数です」
「ふわぁぁぁ……ここは、たっくさん人がいるんだねぇ。こんなにシーツが――」
近くにいってシーツ畑の間を歩いてみると、どれもこれも、ほんとに真っ白で新品みたいに――
「あれ? えっ! これ、すんごいピン!ってしてるけど、え? ぜんぶ新品……じゃないよね!?」
「あら、サファさま。ふふふ……違いますよ、でも、新品みたいに真っ白でピンとしてるでしょう?」
近くでどんどん洗濯物を干していたらしいお姉さんが、シーツの間から顔を出した。
「ほんとうに! すごい、どうやったらこんなに真っ白でピン!てなるの?」
「ここでは、特製の真っ白になる洗剤を使ってるんですよ」
「ピン!ってなるのは、洗剤と干し方にちょっとしたコツがあるんです」
「おお!」
お姉さんがもう一人、向こうのシーツの隅っこから顔を出して教えてくれる。
「今日は、いいお洗濯日和なので、がんばってたーっくさん干しました」
「ふふふ」
「わあああ、すごいねぇぇぇ。こーんなにあるのに、1日で干したの!? すごいっ!」
「あらやだ。そんなに褒められることないから、ふふふ……でも嬉しい」
「そこまで言われると、張り合いがありますわー、ふふっ」
「ええっ、こんなにすごいのに、あんまり褒められないの!? ええっ」
「あら、うふふふ」
「こんなにすごいのに……」
「やだぁ、嬉しいっ」
「ねー、なんかやる気出ちゃう。じゃ、2人でもうひと頑張りしちゃう?」
「そうしよっかー」
「わああ、まだがんばるの!? もうこんなにがんばったのに?」
「はい! もうちょっとなので、ババって片付けちゃいます」
「わーえらい! はたらきもの!」
こーんなに、畑になるほどシーツをたくさん干したのにまだ頑張るなんて、働き者がすぎる。
「あ、そうだぁ!」
いいことを思いた! ポケットの中にたしかぁ――
「あった!」
ちょうど5つある。
「はい! これ、あげるねぇ。ババっとが終わったら2人で食べてねぇ」
2人の手に、ふたつずつ、キャンディの包みを乗せる。
「ええっ、いいんですかぁ?」
「わ、うれしいっ」
「うん! いいよぉ。これ、おすすめのおいしいやつだから、どうぞー」
「わーー、ありがとうございますっ!」
「いただきますぅ」
おお、喜んでもらえて何よりぃ。やっぱり、ポッケに美味しいものは大正解だなー。
「じゃあ、またねぇえ」
「はーい、また!」
「ばいばーい!」
シーツの隙間のお姉さんたちに何度も手を振ってお散歩へ、ゴーだ。
はぁ、やっぱり天気がいい日は、ちょっといいことがあるなぁ。
朝さんぽもいいけど、おやつの後の午後のお散歩もやっぱりいい。
お庭をでて、すーっと建物沿いにあるいてみたりして。
「おおおぉ……!」
目の前が真っ白だ。
「どうなさいました、サファさま?」
ちがうちがう。目の前が真っ暗だ、みたいな意味じゃなくて、物理。
物理的に目の前が真っ白。
「これぇ、ぜんぶおせんたくものなの? すっっごおおい!」
真っ白なシーツやタオルやシーツやタオルが、何列も何列も干されて、風にパタパタしてる。
真っ白なシーツ畑みたいで、なんかすごい。
「そうですね。使用人たちの宿舎の洗濯物でしょうね。すごい数です」
「ふわぁぁぁ……ここは、たっくさん人がいるんだねぇ。こんなにシーツが――」
近くにいってシーツ畑の間を歩いてみると、どれもこれも、ほんとに真っ白で新品みたいに――
「あれ? えっ! これ、すんごいピン!ってしてるけど、え? ぜんぶ新品……じゃないよね!?」
「あら、サファさま。ふふふ……違いますよ、でも、新品みたいに真っ白でピンとしてるでしょう?」
近くでどんどん洗濯物を干していたらしいお姉さんが、シーツの間から顔を出した。
「ほんとうに! すごい、どうやったらこんなに真っ白でピン!てなるの?」
「ここでは、特製の真っ白になる洗剤を使ってるんですよ」
「ピン!ってなるのは、洗剤と干し方にちょっとしたコツがあるんです」
「おお!」
お姉さんがもう一人、向こうのシーツの隅っこから顔を出して教えてくれる。
「今日は、いいお洗濯日和なので、がんばってたーっくさん干しました」
「ふふふ」
「わあああ、すごいねぇぇぇ。こーんなにあるのに、1日で干したの!? すごいっ!」
「あらやだ。そんなに褒められることないから、ふふふ……でも嬉しい」
「そこまで言われると、張り合いがありますわー、ふふっ」
「ええっ、こんなにすごいのに、あんまり褒められないの!? ええっ」
「あら、うふふふ」
「こんなにすごいのに……」
「やだぁ、嬉しいっ」
「ねー、なんかやる気出ちゃう。じゃ、2人でもうひと頑張りしちゃう?」
「そうしよっかー」
「わああ、まだがんばるの!? もうこんなにがんばったのに?」
「はい! もうちょっとなので、ババって片付けちゃいます」
「わーえらい! はたらきもの!」
こーんなに、畑になるほどシーツをたくさん干したのにまだ頑張るなんて、働き者がすぎる。
「あ、そうだぁ!」
いいことを思いた! ポケットの中にたしかぁ――
「あった!」
ちょうど5つある。
「はい! これ、あげるねぇ。ババっとが終わったら2人で食べてねぇ」
2人の手に、ふたつずつ、キャンディの包みを乗せる。
「ええっ、いいんですかぁ?」
「わ、うれしいっ」
「うん! いいよぉ。これ、おすすめのおいしいやつだから、どうぞー」
「わーー、ありがとうございますっ!」
「いただきますぅ」
おお、喜んでもらえて何よりぃ。やっぱり、ポッケに美味しいものは大正解だなー。
「じゃあ、またねぇえ」
「はーい、また!」
「ばいばーい!」
シーツの隙間のお姉さんたちに何度も手を振ってお散歩へ、ゴーだ。
はぁ、やっぱり天気がいい日は、ちょっといいことがあるなぁ。
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