キュートな悪魔の甘い蜜

月那

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 シャツのボタンはもどかしいけれど、それを一つずつ外していく作業は、今も昔も変わらずワクワクが止まらない。

 その後に出てくるのが、ブラジャーじゃないけれど、Tシャツにその存在が透けて見える乳首が無暗にエロいから、結局どっちにしろ、楽しみでしかないわけで。

 キスをしながら、Tシャツの上からソコを指で弄る。
 小さなその突起は、くりくりと指で遊んでると硬さを増してきて、その存在感を主張してくる。

「んんっ……くすぐったい」
 鹿倉が布地越しの感覚にじれて、自ら脱いでしまう。
 ついでに律の上も、裸に剥いた。

「かぐちゃん、手が早い」
「律の肌触り、好き」
 言って、胸を撫でながら突起に逆襲してくる。

 嫌いじゃない感覚。
 意外にココって気持ちいいんだな、と、不思議に感じる。
 女の子のコレ、弄って啼かせてる時もたまに逆襲には遭ったけれど、感じるまでには至らず。
 鹿倉にされると、即下半身に直結してて。
 しかも、律の目を見ながらピンクの舌でちろちろ舐めてくるから、完全にこっちの反応を楽しんでいるのがわかる。

「腹筋って、どうやったらこんなに割れるモンなわけ?」
 指先で、その筋を辿りながら、訊いてくる。
「かぐちゃんも、鍛えてみる?」
「俺は一個でいい」

 一個って何だ?
 実際。鹿倉のほんのりふわふわなお腹は、筋肉なんてうっすらとしかなくて。
 ただ、無駄な肉もないからまあ、一個っちゃー、一個か。
 鹿倉が、今度は腹筋を舌で辿る。

「それはちょっと、擽ったい」
「んじゃ、とっとと下まで行くよ?」
 にや、って嗤って。
 下。全部脱がせて。
 もう完全に勃起しているモノが弾け出てくるから、その頭にキス。

 しかも。
 わざとちゅ、と音を立てて。
 そんな可愛いことをされて、律の猛りがまた大きくなる。
 あったかい口の中に包まれて、ふう、と大きく息を吐く。

 ぞくぞくする。
 そのまま、食いちぎられるのか、ってくらいに吸い付かれて。
 律は鹿倉の頭を撫でた。

 目が、合う。
 にこ、ってほんとに、可愛く笑ってくる。

 でも次の瞬間、じゅぼじゅぼと先端を唇で扱いて、舌先でその割れ目を刺激する。
 そして、先端だけじゃなく、モノ全体をまるでソフトクリームでも舐めているように舌を這わせる。

 口だけじゃなく、手を使って袋をくりくりと球を転がすように弄び、その間もずっとモノへの刺激は忘れない。
 溢れてくる、透明な雫を舌先で舐め取ると、

「このまま、口ん中に、出す?」
 目を細めて、訊いてきた。

「挿れたい」
 はっきり、きっぱり。
 律が目を見て言うと、くふくふと笑った。

「しょおじきー」
 舌ったらずな言い方が、妙にエロいから。
「かぐちゃんのせいです」
 くるっと体勢を入れ替えて、布団に転がした。

「でも、俺まだ、解れてないよ?」
 下から、くるん、と目を輝かせて言う。
 あー、もう、可愛い。
 キャラメル色の瞳が、蛍光灯の光を受けて煌めく。

「自分で、しよっか?」
 この、エロエロ悪魔め。
 律の目の前で脚を拡げる。膝を立てて、モノも勃てていて。
 それを利き手である左の掌でさわさわとゆっくり扱く。
 そして、自分で右手の中指をちゅぷっと舐めると、その指を拡げた脚の間にある小さな蕾へと持っていき、くるくると周辺を撫でまわしてから、つぷ、と中へ入れる。

 その一連の動きで、律はごくりと喉を鳴らす。
目を、離せなくて。
 自分の屹立がまた、涎を垂らす。

「んんっ……ふっ……」
 指を入れて……中で動かして、また、そっと抜き出して。
 ゆっくりとしたその動作と共に、鹿倉の腰が快感に動く。
 快感に歪めている顔。なのに、それすらも色気を放っているから、律は吐息の洩れるそこに口づけた。

「手、除けて。俺がする。俺にさせて」
 押し倒して、指を舐め、鹿倉の孔へと差し込む。

「んあっんっ……」
 鹿倉の細い指とは、全然違う感覚だろうから。声が零れる。
 唾液の滑りだと、痛がらせそうで怖くて。
 律は自分のモノが漏らしている先走りを指に絡め、もう一度挿れなおした。

「も……やだ。指じゃなくて、律の太いの、挿れて」
 どっちが正直なんだか。
 耳元に聴こえた声が素直過ぎて可愛くて、律はふっと笑う。

 用意しておいたゴム――まあ、この状況になることは当然期待してましたから――を手早く装着した。
 潤滑オイルで――同じく――周辺を濡らすと、ソコはぬらぬらと淫靡に光る。
 欲しいと、その場所までもが言っていて。
 律はそっとソコに自身を宛がった。

 少しずつ体を進める。
 入口をぬめぬめとしていたら。
 鹿倉がぎゅっと体を引き寄せる。

「んあっ……ああ」
 待ちきれない、という鹿倉が体ごと挿入させた。
「かぐちゃん……も、ほんとに……」
「焦らさないで」
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