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その後もクラリッサの不調は続くかに思えたが、彼女は意外と冷静だった。授業中にぼけっとすることもなく、相変わらず淑女の鑑のように過ごしている。
でもスキマ時間にお茶を持ってサイモンの研究室を訪れているようなので、やはり惚れたと見て間違いなさそうだ。クラリッサはもともと欠席した子にノートを貸したり、朝早くきて教室に花を飾ったりする面倒見の良さがあった。だからこそ、サイモンのようなズボラ男子に惹かれたのかもしれない。
サイモンは研究に没頭すると寝食を忘れるらしく、クラリッサは勉強会のときに「困ったものですわ」と愚痴をこぼしていた。完全に世話焼き女房である。
『いや~、本当に意外でしたね。まさかクラリッサがサイモン氏に惚れるとは……。どう思いますか、ティナさん』
『確かに意外ですが、落ち着くべきところに落ち着いたとも言えるでしょう。彼女は母性豊かなタイプですから、サイモン氏のような男性にはお似合いかと思いますねぇ』
今日は自習室で刺繍の練習をしている。周囲にはひと気がなく、私とティナだけだ。だからふざけて日本語でお喋りしていたのだが、突然うしろから別の声が響いた。
「やっぱり、こいつら変だろ?」
「そうだな。いまの言語は聞いたことがない」
ぎくっ!
私とティナは硬直し、そろってギギギ……とぎこちなく後ろを振りかえる。
予想通り、カイラーと――
「で、殿下……」
金の髪の少年が立っていた。
殿下の口元はほのかに笑っていたものの、目は冷たい海のようである。怖ぁ。
「ど、どうして? 自習室のドアはずっと閉じてたのに」
ティナが青ざめながらつぶやくと、カイラーがにやっと笑った。
「自習室には図書館からも入れるんだよ。でも図書館がわのドアには鍵がかかってて、その鍵は生徒会室で保管してるってわけ。ドアは本棚の影になってるから、開いたとこも見えないだろ?」
カイラーが指差す方向には天井につくほど大きな本棚がある。なるほど、あの巨大な本棚のうしろにもう一つドアがあったのか。知らなかった……。
殿下はゆっくりと歩みより、私の横に座った。カイラーはティナの横。私たちは完全に包囲され、逃げ場のないねずみのような気分だった。窮鼠は猫を噛めるんだろうか。雰囲気的に無理です。
「以前から不思議に思っていたんだ。ルシー嬢は変なハサミを作ったり、ブランコを作ったりしていたよね。あれはどこから得た知識なんだ?」
「えっ。ブランコって――あ、ヤバッ」
「お、ティナもブランコに反応するのか。やっぱり知り合いなんだな? しかも、ずっと前から知り合いだったみたいな感じでさ……おまえら、変だぞ」
カイラーの言葉に、私は思わず唇を噛んだ。くっ、脳筋かと思ってたのに意外と鋭いじゃないか。
逆の方向から殿下も言葉を畳みかけてくる。
「ティナ嬢が階段から落ちた日、きみは泣きながら看病していたよね。それまで親しくもなかったのに。少し違和感があったよ」
「そうそう。おまけに鉢植えが落ちるってのも知ってたし、変な言葉しゃべってるし。おまえら何者なんだ?」
だらだらと汗が垂れてくる。ちらっと横のティナを見ると、彼女の目も激しく泳ぎまくっていた。かなり動揺している様子だ。もう打ち明けてしまった方がいいかもしれない。
「話してもいいですけど、あまりに荒唐無稽な話なので信じて貰えないかもしれません」
「は、話すの!?」
「もう隠し通せるような雰囲気じゃないし、話した方がいいと思う。私たち別に、悪いことしてるわけじゃないでしょ? まあ、頭がおかしいと思われるかもしれないけど……」
「いいよ、話してごらん。頭がおかしいなんて思わないから」
「そーそー。俺と殿下は心が広いからな!」
本当に? その言葉を信じるからね。
私とティナはお互いに言葉を補いながら殿下とカイラーに今までのことを説明した。「前世」の単語が出た時点で二人は変な顔をしていたが、話すように脅した責任を感じているのか、最後まで黙って聞いてくれた。
――でも。
「前世……日本という国…………。この世界がゲームだと……?」
「いくらなんでも、信じろって言うほうが無理だぜ!――っていいたいとこだけどな。くそぉ、どうして俺は心が広いなんて言っちまったんだ……!」
話すようにせっついたくせに、二人は頭を抱えて唸っている。だから言ったのに。
「でも辻褄は合っているな。未来に起こることを知っていたから、先に動けたわけだ。しかしすでにゲーム通りではなくなっているんだろう? 今後はどうなるんだ?」
「ええと……。ゲームのシナリオでは、殿下がティナに惚れたあとに落とし穴が作られます」
「……ん? なんだって?」
「殿下がティナに恋をしたあと、誰かが落とし穴を掘るはずなんです。で、その穴にティナが落ちて殿下が犯人を断罪します」
「ああ、それで前に落とし穴って言ってたのかぁ」
「僕がティナ嬢に……。でも僕は、好きな人は自分で選びたいんだ。ゲームだの何だの関係なく、自分の意思で……」
そう言うと殿下は体の向きを変え、真っすぐに私の目を見つめた。
僕を見てくれオーラをびしばし感じる。
「殿下。あまりに露骨なやり方はどうかと思います。私はぐいぐいくるタイプは苦手です」
「……でもきみ、引いて待ってたら、これ幸いとばかりに僕を忘れるだろう?」
「よくご存知で」
「…………。少しの可能性もないのか? 僕はきみを諦めないといけない?」
ご主人様を待つ犬のような目をされて、少しばかり心がグラッとゆれ動く。確かに殿下にはお世話になってるけどさ。抱っこしてもらったり、サイモンを紹介してもらったり、サイモンに指輪を作るように言ってもらったり……今、ちょっとだけサイモンに同情した。
「す、少しは可能性、あります…………けど」
「それは良かった! 頑張るよ!」
握手を交わす私と殿下のうしろで、ティナが不満そうにブツブツ言う。
「ふんだ。わたしもう、ヒロインなんかやめてやるもんね。好きに生きてやるんだから」
「すねんなよ。おまえだって充分、可愛い顔してるんだからさ」
わしわしとティナの頭をなでるカイラー。しかし効果は微妙だったらしい。
「チッ」
「だから舌打ちすんなって!」
これで良かったんだろうか。ほっとしたような、不安なような……変な気持ちだ。
殿下とカイラーを巻き込んじゃって悪いなぁと思ったり、でもこれで落とし穴が掘られても私のせいにはならないかもと安心したり。
まさか二人が私たちの仲に気づくとは思わなかった。今後はカイラーを脳筋だと侮らないようにしよう。
でもスキマ時間にお茶を持ってサイモンの研究室を訪れているようなので、やはり惚れたと見て間違いなさそうだ。クラリッサはもともと欠席した子にノートを貸したり、朝早くきて教室に花を飾ったりする面倒見の良さがあった。だからこそ、サイモンのようなズボラ男子に惹かれたのかもしれない。
サイモンは研究に没頭すると寝食を忘れるらしく、クラリッサは勉強会のときに「困ったものですわ」と愚痴をこぼしていた。完全に世話焼き女房である。
『いや~、本当に意外でしたね。まさかクラリッサがサイモン氏に惚れるとは……。どう思いますか、ティナさん』
『確かに意外ですが、落ち着くべきところに落ち着いたとも言えるでしょう。彼女は母性豊かなタイプですから、サイモン氏のような男性にはお似合いかと思いますねぇ』
今日は自習室で刺繍の練習をしている。周囲にはひと気がなく、私とティナだけだ。だからふざけて日本語でお喋りしていたのだが、突然うしろから別の声が響いた。
「やっぱり、こいつら変だろ?」
「そうだな。いまの言語は聞いたことがない」
ぎくっ!
私とティナは硬直し、そろってギギギ……とぎこちなく後ろを振りかえる。
予想通り、カイラーと――
「で、殿下……」
金の髪の少年が立っていた。
殿下の口元はほのかに笑っていたものの、目は冷たい海のようである。怖ぁ。
「ど、どうして? 自習室のドアはずっと閉じてたのに」
ティナが青ざめながらつぶやくと、カイラーがにやっと笑った。
「自習室には図書館からも入れるんだよ。でも図書館がわのドアには鍵がかかってて、その鍵は生徒会室で保管してるってわけ。ドアは本棚の影になってるから、開いたとこも見えないだろ?」
カイラーが指差す方向には天井につくほど大きな本棚がある。なるほど、あの巨大な本棚のうしろにもう一つドアがあったのか。知らなかった……。
殿下はゆっくりと歩みより、私の横に座った。カイラーはティナの横。私たちは完全に包囲され、逃げ場のないねずみのような気分だった。窮鼠は猫を噛めるんだろうか。雰囲気的に無理です。
「以前から不思議に思っていたんだ。ルシー嬢は変なハサミを作ったり、ブランコを作ったりしていたよね。あれはどこから得た知識なんだ?」
「えっ。ブランコって――あ、ヤバッ」
「お、ティナもブランコに反応するのか。やっぱり知り合いなんだな? しかも、ずっと前から知り合いだったみたいな感じでさ……おまえら、変だぞ」
カイラーの言葉に、私は思わず唇を噛んだ。くっ、脳筋かと思ってたのに意外と鋭いじゃないか。
逆の方向から殿下も言葉を畳みかけてくる。
「ティナ嬢が階段から落ちた日、きみは泣きながら看病していたよね。それまで親しくもなかったのに。少し違和感があったよ」
「そうそう。おまけに鉢植えが落ちるってのも知ってたし、変な言葉しゃべってるし。おまえら何者なんだ?」
だらだらと汗が垂れてくる。ちらっと横のティナを見ると、彼女の目も激しく泳ぎまくっていた。かなり動揺している様子だ。もう打ち明けてしまった方がいいかもしれない。
「話してもいいですけど、あまりに荒唐無稽な話なので信じて貰えないかもしれません」
「は、話すの!?」
「もう隠し通せるような雰囲気じゃないし、話した方がいいと思う。私たち別に、悪いことしてるわけじゃないでしょ? まあ、頭がおかしいと思われるかもしれないけど……」
「いいよ、話してごらん。頭がおかしいなんて思わないから」
「そーそー。俺と殿下は心が広いからな!」
本当に? その言葉を信じるからね。
私とティナはお互いに言葉を補いながら殿下とカイラーに今までのことを説明した。「前世」の単語が出た時点で二人は変な顔をしていたが、話すように脅した責任を感じているのか、最後まで黙って聞いてくれた。
――でも。
「前世……日本という国…………。この世界がゲームだと……?」
「いくらなんでも、信じろって言うほうが無理だぜ!――っていいたいとこだけどな。くそぉ、どうして俺は心が広いなんて言っちまったんだ……!」
話すようにせっついたくせに、二人は頭を抱えて唸っている。だから言ったのに。
「でも辻褄は合っているな。未来に起こることを知っていたから、先に動けたわけだ。しかしすでにゲーム通りではなくなっているんだろう? 今後はどうなるんだ?」
「ええと……。ゲームのシナリオでは、殿下がティナに惚れたあとに落とし穴が作られます」
「……ん? なんだって?」
「殿下がティナに恋をしたあと、誰かが落とし穴を掘るはずなんです。で、その穴にティナが落ちて殿下が犯人を断罪します」
「ああ、それで前に落とし穴って言ってたのかぁ」
「僕がティナ嬢に……。でも僕は、好きな人は自分で選びたいんだ。ゲームだの何だの関係なく、自分の意思で……」
そう言うと殿下は体の向きを変え、真っすぐに私の目を見つめた。
僕を見てくれオーラをびしばし感じる。
「殿下。あまりに露骨なやり方はどうかと思います。私はぐいぐいくるタイプは苦手です」
「……でもきみ、引いて待ってたら、これ幸いとばかりに僕を忘れるだろう?」
「よくご存知で」
「…………。少しの可能性もないのか? 僕はきみを諦めないといけない?」
ご主人様を待つ犬のような目をされて、少しばかり心がグラッとゆれ動く。確かに殿下にはお世話になってるけどさ。抱っこしてもらったり、サイモンを紹介してもらったり、サイモンに指輪を作るように言ってもらったり……今、ちょっとだけサイモンに同情した。
「す、少しは可能性、あります…………けど」
「それは良かった! 頑張るよ!」
握手を交わす私と殿下のうしろで、ティナが不満そうにブツブツ言う。
「ふんだ。わたしもう、ヒロインなんかやめてやるもんね。好きに生きてやるんだから」
「すねんなよ。おまえだって充分、可愛い顔してるんだからさ」
わしわしとティナの頭をなでるカイラー。しかし効果は微妙だったらしい。
「チッ」
「だから舌打ちすんなって!」
これで良かったんだろうか。ほっとしたような、不安なような……変な気持ちだ。
殿下とカイラーを巻き込んじゃって悪いなぁと思ったり、でもこれで落とし穴が掘られても私のせいにはならないかもと安心したり。
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