褐色ショタを犯しても宇宙人なら合法だよな?

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落

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第3話

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 昨日は――余裕で日付が変わっていたので正確には今日だが――、何とか頑張って寝た。
 そしていつものように、朝五時に携帯のバイブレーションが作動し、起きた。

 起きるのが早い?
 それはいつも会社に一時間以上早く出社しているためだ。
 定時の間はミーティングや上司や先輩から振られる突発的な仕事、後輩社員のサポートなどで、かなりの時間を使うことになる。ルーティンワークやメールの返信は定時前と定時後が本番であると言っていい。
 残業代?
 もちろん月45時間以上は支払われない。業務は自動化されていないのに、残業代のカットは自動化されている。
 社畜を舐めてはいけない。

 さて。
 朝は、明るい。

 当たり前のことではある。
 当たり前のことが、こんなにヤバい状況を引き起こすとは思わなかった。

「……」

 まだ寝ている褐色少年・ダイキの姿が、極めてヤバい。

 今は上向きに寝ていて、左腕が上がっている。
 タンクトップゆえに丸見えの、わきの下。
 裾が乱れているゆえに丸見えの、おへそ。
 気のせいか昨日の晩よりモッコリしている気がする、股間。

 俺は立ち上がって布団から離れるはずが、またしゃがみこんでしまった。
 頭がそれを求めてしまっていることを、何とか否定したい。が、もはや言い逃れはできないだろう。
 近くで、よく見たい。

 股間は……間近で見ると、やはり少し大きくなっている気がする。
 ボクサーパンツに形がくっきり浮いていないのは、完全な朝立ちではないためか、皮が剥けていないからなのか。謎だ。
 なぞりたくなる衝動は何とか抑える。

 タンクトップの中も日焼けはするようで、おへそはきれいな褐色のくぼみ。
 指を突っ込みたくなる衝動は何とか抑える。

 わき毛はまだ生えていないか、それとも薄すぎて見えないだけか。
 ルーペが必要か? もちろんないが。
 腋窩に触れたくなる衝動は何とか抑える。

 それにしても総じて肌がきれいすぎる。
 SNSでたまに見かける神絵師の絵がそのまま実体化したかのような、そんな感じだった。

 これは俺でなくても手を伸ばしたくなるのではないか?
 ……と謎の言い訳が浮かんだことが敗因だった。
 せっかく抑えていた手が、無意識に動いてしまっていた。

「おはよう、タケトさん」
「あ、おはよう」

 起きたようだ。
 危ない。
 もう一秒遅かったら彼に到達していたであろう手で、とりあえず自分の頭を叩いておいた。

「あはは。何やってんの」

 笑っている。呑気なものだ。

 俺は会社に行く準備をした。
 いつも朝食は、会社の近くの牛丼チェーンで朝定食を食べている。
 彼に食事代を渡し、自分の家に帰るときは鍵をしめてドアの郵便受けに入れるよう伝え、出発した。



 ◇



「おかえり、タケトさん」
「ただいま……と言いたいところだが。なぜまたいる?」

 仕事を終え、終電の一本前で帰ると、また彼が満面の笑みで出迎えてくれた。

「掃除したよ。ホラ見て」

 そして俺は腕を引っ張られ、部屋に連行される。

「……たしかにホコリがない。でもなぜ掃除を?」
「だって、タケトさん時間がないって言ってたじゃん。オレは時間あるから」

 もう嫌な予感しかしなかった。

「まさか今日も……?」
「泊まるよー!」



 また夜は拷問タイムか?
 そう予想していた俺だったが、現実はさらに過酷だった。

 彼は足を絡めてくるだけにとどまらなかった。
 布団に入ると俺の腕を引っ張り、横向きで、かつ至近距離で向き合って寝るようなかたちにさせられた。
 そして――。

「―ー!?」

 俺の左手を取り、タンクトップの中に滑り込ませ――自身の腹部に当てたのだ。
 そしてそのままスライドさせ、みぞおちのあたり持っていき、両手で抱え込んだ。
 手のひらに伝わってくる温かさと異様なきめ細かさが、魔性すぎた。

「おい、まずいだろ」

 さすがに注意した。

「ん……? ううん……たぶんこれは大丈夫……」

 しかし彼はそのような意味不明なことを言って、眠りに入ろうとする。

 いや、何が大丈夫なんだ?
 そう思って、彼の腹部に触れていた手をスッと外した。
 彼に背中を向ける。

 ……。

 もしかしてこれが毎日続くのか?
 我慢が続けられる自信はない。いつか事故る可能性が高い。

「ダイキ、やっぱりこういうのは良くない。もし帰るところがないのなら、警察か児童相談所に相談――」

 そう言った瞬間、背中に感触が。

「――!」

 後ろから抱き抱えられた。

「ダメだよ……タケトさん……」

 そしてさらに、今度は俺の胸に、温かいものが置かれた。
 不覚にも、体がビクンと反応した。
 彼の手が俺の寝間着の中に入ってきて、みぞおちのあたりを触ったのである。

「○▽※△☆△※◎☆○……」

 半分寝ているのか、言葉が意味不明になり、やがて途切れ、聞こえてくるのは寝息だけになった。



(続く)
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