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第9話 女子には大不評なファッション・タンクトップ
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「……」
「あ、お兄さん。起きた?」
「起きた……って、なんだこれ!?」
意識を取り戻した俺は、裸になっているうえに、ベッドに手足を縛り付けられていた。
「解いてくれ!」
「だーめ」
「……」
褐色少年がニヤニヤしている。
頭を動かしてみる。この部屋はそんなに広くはないようだ。
窓が一つだけある、正方形の部屋だった。
「ここはどこだ?」
「お店の奥。ここは店と家がつながっててさ。まあオレの部屋だね」
「俺をどうする気だ?」
「どうするって、決まってるじゃん」
ややかすれ始めているが少年らしい高い声でそう言って、上に多い被さってくる。
彼はタンクトップと半ズボンの姿のままだったが、露出している脚や腕などから体温が伝わってきた。
「くー気持ちいい。お兄さん聖騎士さんでしょ? まさか来てくれるとは思わなかったよー! 顔も体もタイプだったんでうれしいな!」
彼も俺のことを知っているようだ。
……というのは問題ないのだが、タイプとはどういうことか。
嫌な予感しかしない。
「んじゃ遠慮なく触らせてもらうね」
「あっ、ちょっと!」
褐色少年が俺にまたがるように体勢を変え、大胸筋を揉んでくる。
「こ、こら!」
「うわー弾力あって気持ちいー」
こちらはそんな趣味はないので、基本的に変な意味での気持ちよさはない。
がっしり大胸筋を掴まれているときは十分に耐えられる。
だが問題は、少年の手が乳首を微妙にかすめるような軌道をとったときだ。
「うっ」
うかつにも声が漏れてしまった。
「お、弱点みーっけ」
バレたようだ。
少年が顔を近づけてくる。
「あぁっ!」
舐められた。舌をチロチロと動かされ、刺激される。
「ひもひいい?」
「うぅ……ぁぁっ……」
気持ちいい? と聞いているのだろうが、答える余裕はなかった。
「じゃあこっちもいこうかな」
「うああっ!」
モノを握られ、しごかれる。
「お。お兄さん、勃った。早っ」
ビデオ撮影のときはゴーグルを着けた男相手だった。
なので、体を触られても手コキされても、なかなか勃たなかった。撮影スタッフに「オカズになる映像でも流しておこうか?」と提案されたほどだ。
だが、この女の子とも見紛う褐色少年には簡単に陥落してしまった。あっというまにモノがそそり立つ。
「よーし、いくぜ……あ、口のほうが滑りがいいのかな」
「ふがあァっ!!」
子供にモノを咥えられるという、ありえない状況。
だがそんなことを考えていられないほどの生温かさと滑りが、俺を襲う。
「うああっ! ああぁッ!」
モノが溶けてしまうかのような感覚。
俺はまったく耐えることができなかった。
「あああッ! あっ、あうあぅっ! あっ、でっ、出――」
びゅるるっ! びゅるっ、びゅるるるるるっ!
「うああああッァっ!」
縛られたままの体がうねり、腰が何度も浮いた。
「はぁ、はぁ……っ、はぁ……うっ……」
イかされた――。
褐色少年は俺の出したものを飲み込んだようだ。
「ふー。いっぱい出たねお兄さん!」
果てた後に襲ってくるものは、射精した虚無感。
わけがわからないまま四肢を縛られ、イかされ、相手はかわいいとはいえ少年。
あまりのみじめさに、俺は泣きたくなった。
「あ、お兄さん。起きた?」
「起きた……って、なんだこれ!?」
意識を取り戻した俺は、裸になっているうえに、ベッドに手足を縛り付けられていた。
「解いてくれ!」
「だーめ」
「……」
褐色少年がニヤニヤしている。
頭を動かしてみる。この部屋はそんなに広くはないようだ。
窓が一つだけある、正方形の部屋だった。
「ここはどこだ?」
「お店の奥。ここは店と家がつながっててさ。まあオレの部屋だね」
「俺をどうする気だ?」
「どうするって、決まってるじゃん」
ややかすれ始めているが少年らしい高い声でそう言って、上に多い被さってくる。
彼はタンクトップと半ズボンの姿のままだったが、露出している脚や腕などから体温が伝わってきた。
「くー気持ちいい。お兄さん聖騎士さんでしょ? まさか来てくれるとは思わなかったよー! 顔も体もタイプだったんでうれしいな!」
彼も俺のことを知っているようだ。
……というのは問題ないのだが、タイプとはどういうことか。
嫌な予感しかしない。
「んじゃ遠慮なく触らせてもらうね」
「あっ、ちょっと!」
褐色少年が俺にまたがるように体勢を変え、大胸筋を揉んでくる。
「こ、こら!」
「うわー弾力あって気持ちいー」
こちらはそんな趣味はないので、基本的に変な意味での気持ちよさはない。
がっしり大胸筋を掴まれているときは十分に耐えられる。
だが問題は、少年の手が乳首を微妙にかすめるような軌道をとったときだ。
「うっ」
うかつにも声が漏れてしまった。
「お、弱点みーっけ」
バレたようだ。
少年が顔を近づけてくる。
「あぁっ!」
舐められた。舌をチロチロと動かされ、刺激される。
「ひもひいい?」
「うぅ……ぁぁっ……」
気持ちいい? と聞いているのだろうが、答える余裕はなかった。
「じゃあこっちもいこうかな」
「うああっ!」
モノを握られ、しごかれる。
「お。お兄さん、勃った。早っ」
ビデオ撮影のときはゴーグルを着けた男相手だった。
なので、体を触られても手コキされても、なかなか勃たなかった。撮影スタッフに「オカズになる映像でも流しておこうか?」と提案されたほどだ。
だが、この女の子とも見紛う褐色少年には簡単に陥落してしまった。あっというまにモノがそそり立つ。
「よーし、いくぜ……あ、口のほうが滑りがいいのかな」
「ふがあァっ!!」
子供にモノを咥えられるという、ありえない状況。
だがそんなことを考えていられないほどの生温かさと滑りが、俺を襲う。
「うああっ! ああぁッ!」
モノが溶けてしまうかのような感覚。
俺はまったく耐えることができなかった。
「あああッ! あっ、あうあぅっ! あっ、でっ、出――」
びゅるるっ! びゅるっ、びゅるるるるるっ!
「うああああッァっ!」
縛られたままの体がうねり、腰が何度も浮いた。
「はぁ、はぁ……っ、はぁ……うっ……」
イかされた――。
褐色少年は俺の出したものを飲み込んだようだ。
「ふー。いっぱい出たねお兄さん!」
果てた後に襲ってくるものは、射精した虚無感。
わけがわからないまま四肢を縛られ、イかされ、相手はかわいいとはいえ少年。
あまりのみじめさに、俺は泣きたくなった。
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