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第31話 コンファメイション
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イリアス国の姫ヴィトーリアが
スパニアの地で何者かに誘拐された
「なんで姫をさらう
そもそもどの組織が」
「姫の王位継承の反対派ならば
お命が」
「落ち着けよ
やるなら人前の方が手っ取り早い
さらう意味が無い」
現場では警備隊長でもある
聖竜騎士団隊長のランスロットと
ナインたちがいる
マリーとティジャーンも
サイが連れて来て合流している
事情確認をしていると
姫の侍女がナインにメモを渡して来た
「これは?」
「姫からです」
言うとその侍女は姿を消した
ランスロットが中身を尋ねる
「ちょっと待ちなよ
今読むから」
ナインがその中身を確認する
そこにはある場所まで来るように
とだけ書かれている
指定された場所は
街の中心から離れた場所だった
ナインは仲間と急ぎそこに向かった
ランスロットにはその場で
情報を集めてもらうように頼む
指定された場所は
ただの民家だった
ドアをノックすると
少し開き
そこから見知らぬ男がナインを見た
「どちら様で?」
「俺はナイン
ここに来るように言われたんだけど」
すると奥から声が聞こえた
「知り合いです
通してください」
それは知っている声だった
ナインとその仲間が中に入ると
そこにはさらわれたはずの
ヴィトーリア姫がいた
「ナイン
こんなところで奇遇ね」
「奇遇ねじゃねーから
さっさと説明してくれ」
「その前に
あなたのお仲間をご紹介してくれませんか?」
ヴィトーリアは笑顔で返した
王族は隣国をはじめとする各国に間者を送り込み
そこで生活をさせている
逐一情報を本国へ送っている
いざという時の隠れ家も用意されている
ここはその一つ
ナインたちは
大きなテーブルに着いた
その家の人間が全員にコーヒーを淹れた
「このスパニアはお茶ではなく
このコーヒーが一般的だそうよ
ちょっと品性に欠ける飲み物かと思ってましたが
これはこれで悪くはないわね」
「悪くはないわねじゃねーの
だから!
さっさと状況を説明してくれって」
「言ってるじゃないの
まずはお仲間を紹介してくださいって」
ナインは頭を掻きながら紹介を始める
「こいつはサイ
これがジャン
それで
この娘が恋人のマリーだ」
「恋人なの?」
マリーが驚く
「え?」
ナインも驚く
「え?」
ヴィトーリアも驚く
「なに?」
サイとティジャーンは分かってない
「俺たち恋人だろ?」
「分からないの」
「分からないってなんだよ?」
「いやだってそうじゃなくて
自分でも正直分かってなくて」
「俺はずっと君の事を大事に思ってる」
「私だって
あなたを特別だとは思ってるけど
それって恋人ってことなの?」
ヴィトーリアは両手を鳴らしその場を制する
「はいはい
ストーップ
二人とも
どうなってるの
そこのところ
ハッキリしなさい」
ナインとマリーが見つめ合う
「ハッキリと言われても」
「いや
恋人だろ
俺たち」
ヴィトーリアが再び制する
「ナイン
相手にちゃんと確認しないで
恋人とか言っちゃだめよ!
あとマリーさん?
あなたも大事な人間だと思ったら
その事を相手に伝えないと!
まったく」
サイとティジャーンは
何が起こっているのかよくわからなかったので
目の前のコーヒーをひたすら飲んでいる
サイはコーヒーに大量の砂糖とミルクを足している
「あーもう面倒ですね
まずはそっちをキッチリしましょう」
ナインが突っ込む
「いやそれどころじゃねーだろ」
「それどころです!
私の事はその後にしっかりやります
まずあなた達二人の事を!」
「姫さん
ひょっとして
面白がってんのか?」
「こんなに面白い事が他にありますか?」
「とにかく!
俺はマリー
君の事を大事な人だと思ってる
君もそうだろ」
「それは
そうだけど」
「分かった
今は
姫さんのゴタゴタやら
俺はジュダの件
君も兄さんの件
色々と片づけないといけないことが
たくさんありすぎる」
「ええ」
「すべて片付いたら……」
「片付いたら?」
「結婚をしよう」
パコーン!
ヴィトーリアがナインの頭を叩く
「なんでいきなり
話が飛躍するの!」
「邪魔するなよ姫さん
今いいところなんだから」
「これのどこかいいところなのよ!
見てみなさいマリーの困った顔」
「え
あの
そ」
「良いんだよ
とりあえず
俺の気持ちを伝えたんだから
答えは全部終わってからだ
マリー
それでいいか?」
「ええ
全部終わったら
ちゃんと答えるわ」
「よし」
ナインが座り直し
ヴィトーリアの方を向く
「こっちの話しは一端決着だ
で
そっちの話しを聞かせてもらおうか?
姫さん」
スパニアの地で何者かに誘拐された
「なんで姫をさらう
そもそもどの組織が」
「姫の王位継承の反対派ならば
お命が」
「落ち着けよ
やるなら人前の方が手っ取り早い
さらう意味が無い」
現場では警備隊長でもある
聖竜騎士団隊長のランスロットと
ナインたちがいる
マリーとティジャーンも
サイが連れて来て合流している
事情確認をしていると
姫の侍女がナインにメモを渡して来た
「これは?」
「姫からです」
言うとその侍女は姿を消した
ランスロットが中身を尋ねる
「ちょっと待ちなよ
今読むから」
ナインがその中身を確認する
そこにはある場所まで来るように
とだけ書かれている
指定された場所は
街の中心から離れた場所だった
ナインは仲間と急ぎそこに向かった
ランスロットにはその場で
情報を集めてもらうように頼む
指定された場所は
ただの民家だった
ドアをノックすると
少し開き
そこから見知らぬ男がナインを見た
「どちら様で?」
「俺はナイン
ここに来るように言われたんだけど」
すると奥から声が聞こえた
「知り合いです
通してください」
それは知っている声だった
ナインとその仲間が中に入ると
そこにはさらわれたはずの
ヴィトーリア姫がいた
「ナイン
こんなところで奇遇ね」
「奇遇ねじゃねーから
さっさと説明してくれ」
「その前に
あなたのお仲間をご紹介してくれませんか?」
ヴィトーリアは笑顔で返した
王族は隣国をはじめとする各国に間者を送り込み
そこで生活をさせている
逐一情報を本国へ送っている
いざという時の隠れ家も用意されている
ここはその一つ
ナインたちは
大きなテーブルに着いた
その家の人間が全員にコーヒーを淹れた
「このスパニアはお茶ではなく
このコーヒーが一般的だそうよ
ちょっと品性に欠ける飲み物かと思ってましたが
これはこれで悪くはないわね」
「悪くはないわねじゃねーの
だから!
さっさと状況を説明してくれって」
「言ってるじゃないの
まずはお仲間を紹介してくださいって」
ナインは頭を掻きながら紹介を始める
「こいつはサイ
これがジャン
それで
この娘が恋人のマリーだ」
「恋人なの?」
マリーが驚く
「え?」
ナインも驚く
「え?」
ヴィトーリアも驚く
「なに?」
サイとティジャーンは分かってない
「俺たち恋人だろ?」
「分からないの」
「分からないってなんだよ?」
「いやだってそうじゃなくて
自分でも正直分かってなくて」
「俺はずっと君の事を大事に思ってる」
「私だって
あなたを特別だとは思ってるけど
それって恋人ってことなの?」
ヴィトーリアは両手を鳴らしその場を制する
「はいはい
ストーップ
二人とも
どうなってるの
そこのところ
ハッキリしなさい」
ナインとマリーが見つめ合う
「ハッキリと言われても」
「いや
恋人だろ
俺たち」
ヴィトーリアが再び制する
「ナイン
相手にちゃんと確認しないで
恋人とか言っちゃだめよ!
あとマリーさん?
あなたも大事な人間だと思ったら
その事を相手に伝えないと!
まったく」
サイとティジャーンは
何が起こっているのかよくわからなかったので
目の前のコーヒーをひたすら飲んでいる
サイはコーヒーに大量の砂糖とミルクを足している
「あーもう面倒ですね
まずはそっちをキッチリしましょう」
ナインが突っ込む
「いやそれどころじゃねーだろ」
「それどころです!
私の事はその後にしっかりやります
まずあなた達二人の事を!」
「姫さん
ひょっとして
面白がってんのか?」
「こんなに面白い事が他にありますか?」
「とにかく!
俺はマリー
君の事を大事な人だと思ってる
君もそうだろ」
「それは
そうだけど」
「分かった
今は
姫さんのゴタゴタやら
俺はジュダの件
君も兄さんの件
色々と片づけないといけないことが
たくさんありすぎる」
「ええ」
「すべて片付いたら……」
「片付いたら?」
「結婚をしよう」
パコーン!
ヴィトーリアがナインの頭を叩く
「なんでいきなり
話が飛躍するの!」
「邪魔するなよ姫さん
今いいところなんだから」
「これのどこかいいところなのよ!
見てみなさいマリーの困った顔」
「え
あの
そ」
「良いんだよ
とりあえず
俺の気持ちを伝えたんだから
答えは全部終わってからだ
マリー
それでいいか?」
「ええ
全部終わったら
ちゃんと答えるわ」
「よし」
ナインが座り直し
ヴィトーリアの方を向く
「こっちの話しは一端決着だ
で
そっちの話しを聞かせてもらおうか?
姫さん」
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