海神アオハル

華子

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海神コンビ結成

海神コンビ結成03

 つけ麺屋を後にした俺等は、『この後どうする会議』をする為に、コンビニへと立ち寄った。
 各々雑誌を暫し読み、各々選んだドリンクを購入し、イートインに腰を下ろす。

「うげ。なんだよ海の飲み物」

 得体の知れぬ真白なドリンクを、ぐびぐびと喉へ通す海。

「これ?杏仁豆腐ジュース。新発売だったから買ってみた」
「気持ちわっる……」
「神もひとくちいるか?」
「一生いらねえ」

 見た目も中身も、海という人間ほとんどを愛してやまない俺だが、食の好みだけは好きになれぬ。むしろ、変えて欲しいと願っている。
 俺が嫌なそれを、次から次へと体内へ注入していく海を呆然と眺めていると、背後からこんな声がした。

「うわやべえ、海神かいじんコンビじゃんっ。店変えようぜっ」

 振り向くと、そこには顔も名も知らぬ男子学生がふたりいた。俺と目がかち合えば、彼等がおののいていくさまがわかった。

「あ?なにお前等。誰」

 そう聞けば、ピシッと姿勢を正されて「失礼しました!」と頭を下げられる。不可解な彼等の行動に小首を傾げていると、脱兎だっとの如く逃げ去られる。
 傾けた首のまま、海に聞く。

「あれ、東校の制服じゃんね。なんで俺等のこと知ってんだろ」

 俺が後ろを向いているそのあいだに、海のドリンクはからになっていた。

「西校でのあの一件が、噂になってんだろ」
「あんなんでえ?」
「そ。あんなんで」

 ふぅんと俺は、ブラックコーヒーへ口をつける。早々に手持ち無沙汰となってしまった海は、この場を出たがった。

「俺んち行くか」
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