海神アオハル

華子

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海神コンビ結成

海神コンビ結成06

「また来たのかよ、カス」

 広々とした校庭にででんっと登場した濱口は、首をコキッと一回鳴らす。

「しかもなんだ。肩車なんかしてもらっちゃって、お前はガキか」

 海の肩に腰を据えた俺は、濱口よりも高い位置から彼を睨みつけた。

「よく聞け、ハマー」
「変なあだ名つけんなコラ」
「じゃあハマグリ」
「殺すぞ」
「この前俺がてめえに負けたのは、タッパのせいだ。断じて実力のせいではない」
「ああ?」
「だから今日は、てめえをこの目線からぶっ潰す」

 ボキボキと指を鳴らし、肩も回せば準備は万端。騎馬戦の騎手のように構えた俺を見て、濱口は呆れ笑った。

「んな不安定なとこから?この俺を?アホじゃねえの?」
「不安定じゃねえよ。俺の足になるのは名村海だ」
「知らねえー」
「じゃあ今日覚えて帰れ」

 俺から海へと視線を移した濱口は、けっと嘲笑ってから視線を戻す。海は斜めに唾を吐いていた。

「じゃあ、ふたりまとめてボッコボコにしてやるよ」

 濱口の闘志にも火が灯ったところで、試合ゲームは始まった。
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