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完全復活
完全復活05
ふうん、と腕を組んだ美咲は、俺と海を交互に見た。
「海神コンビが私にしたことは本当最低で、地獄へ堕ちろって思ってる」
それに言い返す言葉などない。身を縮ませるだけ。
大きく鼻から息を吐く美咲。
「けど、神人と海くんが恋愛関係だったってことを教えてくれたのは嬉しいっ」
海と俺が顔を上げたのは同時だった。
「み、美咲……」
「美咲……」
外人のように肩を竦めた彼女は呆れ顔。
「女を愛せなかったからって、海くんを笑い者になんかするわけないじゃんっ。私は海くんが女好きか男好きかで恋をしたんじゃないもの。普段の振る舞いや気遣いを見て好きになった。海くんの恋愛対象が男だと知っていても、きっと私はあなたを好きになってたよ」
「美咲……」
「今までありがとう海くん、楽しかった。神人はすぐ喧嘩するから、巻き込まれすぎないよう注意してね。毎朝怒鳴るこっちだって、疲れるんだからっ」
俺は女に恋をしたことはないけれど、その時確かに、胸からキュンと聞こえたんだ。美咲の健気な笑顔が、言葉が、素敵だと思えた。
ドリンクを飲み干した美咲は、最後に俺を睨み、指さした。
「海くんを次また殴ったら、神人の秘密バラしちゃうから」
「え、バラすって俺が男を好──」
「あんたがヤクザの肩乗って遊んでたことっ。そっちの方が全然やばいわっ。たまたまそこにいた私の親戚が、ムービーまわしてたっ」
ほらまた、キュンと嬉しくなる。
「美咲っていい奴~」
「え、バラすって言ってんのに?マゾ?」
俺等のことをすんなりと受け入れてくれた彼女には、感謝が募った。
「海神コンビが私にしたことは本当最低で、地獄へ堕ちろって思ってる」
それに言い返す言葉などない。身を縮ませるだけ。
大きく鼻から息を吐く美咲。
「けど、神人と海くんが恋愛関係だったってことを教えてくれたのは嬉しいっ」
海と俺が顔を上げたのは同時だった。
「み、美咲……」
「美咲……」
外人のように肩を竦めた彼女は呆れ顔。
「女を愛せなかったからって、海くんを笑い者になんかするわけないじゃんっ。私は海くんが女好きか男好きかで恋をしたんじゃないもの。普段の振る舞いや気遣いを見て好きになった。海くんの恋愛対象が男だと知っていても、きっと私はあなたを好きになってたよ」
「美咲……」
「今までありがとう海くん、楽しかった。神人はすぐ喧嘩するから、巻き込まれすぎないよう注意してね。毎朝怒鳴るこっちだって、疲れるんだからっ」
俺は女に恋をしたことはないけれど、その時確かに、胸からキュンと聞こえたんだ。美咲の健気な笑顔が、言葉が、素敵だと思えた。
ドリンクを飲み干した美咲は、最後に俺を睨み、指さした。
「海くんを次また殴ったら、神人の秘密バラしちゃうから」
「え、バラすって俺が男を好──」
「あんたがヤクザの肩乗って遊んでたことっ。そっちの方が全然やばいわっ。たまたまそこにいた私の親戚が、ムービーまわしてたっ」
ほらまた、キュンと嬉しくなる。
「美咲っていい奴~」
「え、バラすって言ってんのに?マゾ?」
俺等のことをすんなりと受け入れてくれた彼女には、感謝が募った。
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