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4・三峰美保(みつみね・みほ)
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「全員がお前に感謝するとは限らない。よけいなお節介だって奴もいる。だから刺された」
「そうだけど……」
「本来は朋美を救うつもりでいたんだろ。だったらそっちだけやって、この女まで関わろうとするな。それでも朋美の修正ができないなら、そこまでのこと」
言い分は理解できる。だが納得できない。
この説得をしても、美保の得には何もならない。
だから却下するのは当然でもある……、本当にそれでいいのか?
美保の幸せって?赤ファイルになったのだから、それは結局得られなかったのに。
迷走しながら、周りを巻き込んで不幸を増幅していくことは不本意ではないのか?
「何があってあんな風になってしまったんだろう。小さい頃に何かあったのかな?」
「それは、教育学的見地から沸いた疑問なのか?」
まっすぐ健全に育った者には、相容れないもの。だから朋美も理解しようとして近づき、死ぬことになった。
「あんな風、というのはお前の価値観だ。あれが正論な連中もどこかにはいる」
「今日は何だか冷たいね。私悪いことしてる?」
「……いや、お前が心配なだけだって」
夏のじりじりとした夕焼けが、背中に刺さる。
再び降り立ったのはとある高級住宅地の一角だった。
ここに美保が家族と十歳まで過ごしていた屋敷がある。このタイムポイントでの美保はまだ四歳。四つ年上の姉と仲良く遊んでいる頃だろう。モネは街路樹の陰に佇み、庭の様子をうかがった。
並びたつ他の家屋よりもさらに区画が大きい。
白塗りの壁に、広く作られたテラス。どこかの別荘にも見えるほどの豪華な家だった。
「本当に遠くから見るだけだぞ?正直ここに来るのも俺は嫌だったんだから」
「わがまま言ってごめんね。でもどうしても見たかったの」
誰だって生まれ落ちた時は穢れない赤子のはずだ。元からの悪人なんていない。
きっと彼女にも天使のように無垢な時代はあった、そう思いたかった。
「いーち、にーい、さーん」
幼い声が木の側で響いている。鬼ごっこで姉が鬼になっているようだ。美保はどこかに隠れている。
と、急に家の中から何か飛び出てきて、姉が叫んだ。
「きゃあ!」
茶色の子犬だった。
犬が姉とじゃれる様子を、美保はいたずらっぽい笑顔で見ている。幼いながら後の容貌を匂わす、整った顔立ちが遠目からでもわかる。無邪気に笑っていれば、天使のようなのに。
今はまだ平穏な世界に住む、あどけない子供なのだろう。一体どこをどう防いだら彼女のゆがみを阻止できるのか。モネは姉妹の遊ぶ芝生へと足を踏み入れた。
「あ、おいこら。行くなって」
カノンの声も聞こえない。モネは愛らしい姉妹に魅入られて近づいて行く。クライアントである美保には、幼くてもモネの姿を見ることはできた。
「……白いお姉ちゃん、誰?」
ベランダから呼ぶ声がして、姉が犬を抱いて入っていく。だが美保が続いて入ろうとした刹那サッシは閉ざされ、庭に取り残された。
「え、どういうことなの」
「おくしゃまがきてるから」美保は悲しむ風も驚きもなく告げた。
「奥様?」
「お姉ちゃんのママをおくしゃま、美保のママはママって言うの。おくしゃまが帰ってくると、ママが来るまで美保は隠れなきゃいけないの」
愕然とする。
姉と美保とは母が違う?しかも母たちも同居?
「……愛人の子ってことか。ファイルには出てなかったな」
表向きは二人とも、同じ両親の子として届け出ている。だが実際はこうして家の中に見えない戒律が敷かれ、姉妹であっても同じようには扱われない。美保は四歳で、すでにそれを当然と受け入れている。
「しかし家の中に愛人と妻が両方いるって、どんなイカレ親父なんだかな。金持ちか知らんが、子供にはわからんと思ってんのか」
世間体ゆえか美保も気づく年頃と考えての措置なのか、後年に姉たちと住まいを分けている。けれどもう幼い頃に、その立場は嫌と言うほどすり込まれている。手遅れだ。
美貌、学力、家柄……それらを持ってしても朋美に勝てないと言った美保の本心は、もっと他のところにあったのか。
自分の出生に関しては、決して語らなかった美保。あれだけ卑怯な手を使いながら、その件においては過剰なくらいフェアだった。
「この子を、根本から救う手はどうにかないの?」
「おい、聞こえてるぞ!」
美保がそばにいた。でもモネは止まらない。
「白いお姉ちゃん、鳥さんと何お話してるの?」
きらきらとした瞳がモネを見上げる。
声を多少ひそめるが、美保にところどころ聞かれている。
「今ならまだ間に合うわ。いっそここから連れ出して、別の場所で……」
それでも出自は消せない。いつかまたここに自力で戻ることがあれば、そこで向き合うことになる。
「誰が育てる?身よりのない子にすれば、また別の苦しみを負うぞ」
「じゃあ私たちが、あの部屋で」
モネは自分で守ろうと考え、咄嗟に言った。
「あの空間は時間が流れない。子供のままおいておく気か?」
「それは……」
せめて親たちが出生時にすぐ、他の家に何食わぬ顔で養女に出していれば。いや、それは第三者が口出しできることではない。親なりに受け入れようとした結果なのだから。
それがまるで裏目に出たとしても。
立ちつくすモネを、まっすぐ見上げ美保は微笑んだ。
「だいじょうぶだよ。美保泣かないし、お外で待ってても平気なの。雨にぬれても、ママが迎えに来てぎゅっとしてくれればあったかいし」
彼女と同じ境遇の子がすべて、あのような人生を歩むのか?
それはちがう。
けれどこの状況を見てしまうと、どんなに彼女が悪かったとしても手加減せざるを得なくなる。もし今日から毎日のように、ここへ来て美保を見守り何かを変えられるのなら何度だって来るだろう。
そう決意させるほど四歳の美保はけなげで愛らしく、痛々しかった。
「なるほどね、悲劇のカリスマか。この女の武器は」
「ね?この時間帯に彼女を日々慈しみ、管理するような人材はいないの?今すぐ検索して、探そうよカノン」
「おい、落ち着けって言っただろ。お前、おかしい……」
「じゃないと、この子悪魔になっちゃうのよ?」
モネはまくし立てるように叫んだ。無垢な瞳が悲しみを帯びて見る。
「あくま?美保、あくまになるの?」
「そうだけど……」
「本来は朋美を救うつもりでいたんだろ。だったらそっちだけやって、この女まで関わろうとするな。それでも朋美の修正ができないなら、そこまでのこと」
言い分は理解できる。だが納得できない。
この説得をしても、美保の得には何もならない。
だから却下するのは当然でもある……、本当にそれでいいのか?
美保の幸せって?赤ファイルになったのだから、それは結局得られなかったのに。
迷走しながら、周りを巻き込んで不幸を増幅していくことは不本意ではないのか?
「何があってあんな風になってしまったんだろう。小さい頃に何かあったのかな?」
「それは、教育学的見地から沸いた疑問なのか?」
まっすぐ健全に育った者には、相容れないもの。だから朋美も理解しようとして近づき、死ぬことになった。
「あんな風、というのはお前の価値観だ。あれが正論な連中もどこかにはいる」
「今日は何だか冷たいね。私悪いことしてる?」
「……いや、お前が心配なだけだって」
夏のじりじりとした夕焼けが、背中に刺さる。
再び降り立ったのはとある高級住宅地の一角だった。
ここに美保が家族と十歳まで過ごしていた屋敷がある。このタイムポイントでの美保はまだ四歳。四つ年上の姉と仲良く遊んでいる頃だろう。モネは街路樹の陰に佇み、庭の様子をうかがった。
並びたつ他の家屋よりもさらに区画が大きい。
白塗りの壁に、広く作られたテラス。どこかの別荘にも見えるほどの豪華な家だった。
「本当に遠くから見るだけだぞ?正直ここに来るのも俺は嫌だったんだから」
「わがまま言ってごめんね。でもどうしても見たかったの」
誰だって生まれ落ちた時は穢れない赤子のはずだ。元からの悪人なんていない。
きっと彼女にも天使のように無垢な時代はあった、そう思いたかった。
「いーち、にーい、さーん」
幼い声が木の側で響いている。鬼ごっこで姉が鬼になっているようだ。美保はどこかに隠れている。
と、急に家の中から何か飛び出てきて、姉が叫んだ。
「きゃあ!」
茶色の子犬だった。
犬が姉とじゃれる様子を、美保はいたずらっぽい笑顔で見ている。幼いながら後の容貌を匂わす、整った顔立ちが遠目からでもわかる。無邪気に笑っていれば、天使のようなのに。
今はまだ平穏な世界に住む、あどけない子供なのだろう。一体どこをどう防いだら彼女のゆがみを阻止できるのか。モネは姉妹の遊ぶ芝生へと足を踏み入れた。
「あ、おいこら。行くなって」
カノンの声も聞こえない。モネは愛らしい姉妹に魅入られて近づいて行く。クライアントである美保には、幼くてもモネの姿を見ることはできた。
「……白いお姉ちゃん、誰?」
ベランダから呼ぶ声がして、姉が犬を抱いて入っていく。だが美保が続いて入ろうとした刹那サッシは閉ざされ、庭に取り残された。
「え、どういうことなの」
「おくしゃまがきてるから」美保は悲しむ風も驚きもなく告げた。
「奥様?」
「お姉ちゃんのママをおくしゃま、美保のママはママって言うの。おくしゃまが帰ってくると、ママが来るまで美保は隠れなきゃいけないの」
愕然とする。
姉と美保とは母が違う?しかも母たちも同居?
「……愛人の子ってことか。ファイルには出てなかったな」
表向きは二人とも、同じ両親の子として届け出ている。だが実際はこうして家の中に見えない戒律が敷かれ、姉妹であっても同じようには扱われない。美保は四歳で、すでにそれを当然と受け入れている。
「しかし家の中に愛人と妻が両方いるって、どんなイカレ親父なんだかな。金持ちか知らんが、子供にはわからんと思ってんのか」
世間体ゆえか美保も気づく年頃と考えての措置なのか、後年に姉たちと住まいを分けている。けれどもう幼い頃に、その立場は嫌と言うほどすり込まれている。手遅れだ。
美貌、学力、家柄……それらを持ってしても朋美に勝てないと言った美保の本心は、もっと他のところにあったのか。
自分の出生に関しては、決して語らなかった美保。あれだけ卑怯な手を使いながら、その件においては過剰なくらいフェアだった。
「この子を、根本から救う手はどうにかないの?」
「おい、聞こえてるぞ!」
美保がそばにいた。でもモネは止まらない。
「白いお姉ちゃん、鳥さんと何お話してるの?」
きらきらとした瞳がモネを見上げる。
声を多少ひそめるが、美保にところどころ聞かれている。
「今ならまだ間に合うわ。いっそここから連れ出して、別の場所で……」
それでも出自は消せない。いつかまたここに自力で戻ることがあれば、そこで向き合うことになる。
「誰が育てる?身よりのない子にすれば、また別の苦しみを負うぞ」
「じゃあ私たちが、あの部屋で」
モネは自分で守ろうと考え、咄嗟に言った。
「あの空間は時間が流れない。子供のままおいておく気か?」
「それは……」
せめて親たちが出生時にすぐ、他の家に何食わぬ顔で養女に出していれば。いや、それは第三者が口出しできることではない。親なりに受け入れようとした結果なのだから。
それがまるで裏目に出たとしても。
立ちつくすモネを、まっすぐ見上げ美保は微笑んだ。
「だいじょうぶだよ。美保泣かないし、お外で待ってても平気なの。雨にぬれても、ママが迎えに来てぎゅっとしてくれればあったかいし」
彼女と同じ境遇の子がすべて、あのような人生を歩むのか?
それはちがう。
けれどこの状況を見てしまうと、どんなに彼女が悪かったとしても手加減せざるを得なくなる。もし今日から毎日のように、ここへ来て美保を見守り何かを変えられるのなら何度だって来るだろう。
そう決意させるほど四歳の美保はけなげで愛らしく、痛々しかった。
「なるほどね、悲劇のカリスマか。この女の武器は」
「ね?この時間帯に彼女を日々慈しみ、管理するような人材はいないの?今すぐ検索して、探そうよカノン」
「おい、落ち着けって言っただろ。お前、おかしい……」
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「あくま?美保、あくまになるの?」
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