47 / 183
第46話 エンフォード親子
しおりを挟む
覚悟を決め静かに話す。
『俺はグロウド・エンフォードだ。お前の名を教えてくれ。』
『アマクサ・ハヤトだ。』
俺は覚悟を決めたグロウドを見据える。
『ハヤトか、、いつも逆らわない息子達が俺を必死に止めた訳が分かった・・・。
息子達は俺が無理矢理連れて来たんだ。許してやってくれ。頼む・・・。』
グロウドが頭を下げる。
息子達が目を丸くして驚く。父親が頭を下げたところなど見たことがなかったからだ。自分が悪くても決して、意地でも下げなかった頭を自分達の為に下げたのだ。
そして悟る今から父親が死ぬんだと・・。
怒られてばかりだった。殴られてばかりだった。だけど、自分達の為に頭を下げる父親が目の前にいる。
涙が溢れてくる、、、早くしないと・・・
息子達が同時に動く!!
父親の前に出て地面に頭を付けて土下座する。
『お父さんを殺さないで!!!!!俺達が悪かったんだ!!!お願いだ!お願いしますぅぅぅーー!!!!』
エウロが涙と鼻水でまみれ額から血を流しながら土下座する。
『ハヤトさん!!俺達のお父さんを殺さないで!!!俺に出来ることならなんでもする!!!!お願いだから!!!お願いだからあぁぁぁぁ!!』
アウロイも泣きながら額を地面に擦り付けて頭を下げる。
『お、お前達・・・・・こんな俺を・・』
グロウドの頬に涙が流れる。
エンフォード親子の姿を見て、これぐらいで許してやるかと笑みが溢れた。
『息子達を大事にしろよ!お前の命の恩人だからな!』
息子達は安堵で泣き崩れる。
俺は魔力を収め号令をかける。
『皆んな!終わったぞ!集まってくれ!』
アースジャベリンを解除するとオッサン達が崩れ落ちる。
エンフォード親子が目の前にへたり込んでいる。
『ここは簡単にお金で方を付けようか!』
俺は問答無用で条件を出す。
ここに来た人間1人につき金貨3枚、合計金額
金貨369枚。治療費白金貨3枚。
合計、白金貨6枚、大金貨6枚、金貨9枚
これで手打ちだ』
グロウドが顔を上げて口を開く。
『ハヤト殿、治療費とは何のことだ?文句を言う訳ではないが教えてくれ。』
俺はため息をつき指を差す。
『あんたらの治療費だよ!!そんな身体で仕事出来るのか?金を稼げるのか?
治療しなくていいと言うなら良いけどね!』
グロウドはもう治らないと諦めていたので頭が追いつかない。
『ハ、ハヤト殿、この怪我が・・治るのか?』
恐る恐るグロウドが聞く。
『何を言ってるの?!師匠に治せない怪我や病気がある訳ないじゃない!!そこら辺の治癒士と一緒にしないでよ!!』
エマがドヤ顔で話している。
『取り敢えずお前らを治すぞ。お前ら、親父の腕を持て!いくぞ、【パーフェクトヒール】!!』
魔力の固まりが親子を包む。
グロウドの腕が元に戻り問題なく動く。足も傷がなくなり元通りになる。息子達の怪我も全て治った。
3人共身体を動かして確認する。
『凄い・・・あれだけの怪我が一瞬で・・・ん?膝の古傷まで治っている・・・』
息子達も驚いている。
『ハヤト殿、感謝する!これからは息子達とやり直す!時間は掛かるだろうがな!』
親子揃って頭を下げる。
『それはいいけど後ろのオッサン達を連れて帰ってくれよ。歩けるぐらいは回復しておいたから。』
『分かった。明日出直してくる。本当にすまなかった。』
エンフォード親子の後ろ姿を見送る。
『ロウ、今から俺と一緒に王宮までアルノー達を迎えに行ってくれ。』
『はい!分かりました!』
『他は、先に休んでいてくれ!行ってくる。』
『はい!!』
俺とロウはドラゴンに乗って飛び立つのだった。
『俺はグロウド・エンフォードだ。お前の名を教えてくれ。』
『アマクサ・ハヤトだ。』
俺は覚悟を決めたグロウドを見据える。
『ハヤトか、、いつも逆らわない息子達が俺を必死に止めた訳が分かった・・・。
息子達は俺が無理矢理連れて来たんだ。許してやってくれ。頼む・・・。』
グロウドが頭を下げる。
息子達が目を丸くして驚く。父親が頭を下げたところなど見たことがなかったからだ。自分が悪くても決して、意地でも下げなかった頭を自分達の為に下げたのだ。
そして悟る今から父親が死ぬんだと・・。
怒られてばかりだった。殴られてばかりだった。だけど、自分達の為に頭を下げる父親が目の前にいる。
涙が溢れてくる、、、早くしないと・・・
息子達が同時に動く!!
父親の前に出て地面に頭を付けて土下座する。
『お父さんを殺さないで!!!!!俺達が悪かったんだ!!!お願いだ!お願いしますぅぅぅーー!!!!』
エウロが涙と鼻水でまみれ額から血を流しながら土下座する。
『ハヤトさん!!俺達のお父さんを殺さないで!!!俺に出来ることならなんでもする!!!!お願いだから!!!お願いだからあぁぁぁぁ!!』
アウロイも泣きながら額を地面に擦り付けて頭を下げる。
『お、お前達・・・・・こんな俺を・・』
グロウドの頬に涙が流れる。
エンフォード親子の姿を見て、これぐらいで許してやるかと笑みが溢れた。
『息子達を大事にしろよ!お前の命の恩人だからな!』
息子達は安堵で泣き崩れる。
俺は魔力を収め号令をかける。
『皆んな!終わったぞ!集まってくれ!』
アースジャベリンを解除するとオッサン達が崩れ落ちる。
エンフォード親子が目の前にへたり込んでいる。
『ここは簡単にお金で方を付けようか!』
俺は問答無用で条件を出す。
ここに来た人間1人につき金貨3枚、合計金額
金貨369枚。治療費白金貨3枚。
合計、白金貨6枚、大金貨6枚、金貨9枚
これで手打ちだ』
グロウドが顔を上げて口を開く。
『ハヤト殿、治療費とは何のことだ?文句を言う訳ではないが教えてくれ。』
俺はため息をつき指を差す。
『あんたらの治療費だよ!!そんな身体で仕事出来るのか?金を稼げるのか?
治療しなくていいと言うなら良いけどね!』
グロウドはもう治らないと諦めていたので頭が追いつかない。
『ハ、ハヤト殿、この怪我が・・治るのか?』
恐る恐るグロウドが聞く。
『何を言ってるの?!師匠に治せない怪我や病気がある訳ないじゃない!!そこら辺の治癒士と一緒にしないでよ!!』
エマがドヤ顔で話している。
『取り敢えずお前らを治すぞ。お前ら、親父の腕を持て!いくぞ、【パーフェクトヒール】!!』
魔力の固まりが親子を包む。
グロウドの腕が元に戻り問題なく動く。足も傷がなくなり元通りになる。息子達の怪我も全て治った。
3人共身体を動かして確認する。
『凄い・・・あれだけの怪我が一瞬で・・・ん?膝の古傷まで治っている・・・』
息子達も驚いている。
『ハヤト殿、感謝する!これからは息子達とやり直す!時間は掛かるだろうがな!』
親子揃って頭を下げる。
『それはいいけど後ろのオッサン達を連れて帰ってくれよ。歩けるぐらいは回復しておいたから。』
『分かった。明日出直してくる。本当にすまなかった。』
エンフォード親子の後ろ姿を見送る。
『ロウ、今から俺と一緒に王宮までアルノー達を迎えに行ってくれ。』
『はい!分かりました!』
『他は、先に休んでいてくれ!行ってくる。』
『はい!!』
俺とロウはドラゴンに乗って飛び立つのだった。
8
あなたにおすすめの小説
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
没落貴族と拾われ娘の成り上がり生活
アイアイ式パイルドライバー
ファンタジー
名家の生まれなうえに将来を有望視され、若くして領主となったカイエン・ガリエンド。彼は飢饉の際に王侯貴族よりも民衆を優先したために田舎の開拓村へ左遷されてしまう。
妻は彼の元を去り、一族からは勘当も同然の扱いを受け、王からは見捨てられ、生きる希望を失ったカイエンはある日、浅黒い肌の赤ん坊を拾った。
貴族の彼は赤子など育てた事などなく、しかも左遷された彼に乳母を雇う余裕もない。
しかし、心優しい村人たちの協力で何とか子育てと領主仕事をこなす事にカイエンは成功し、おまけにカイエンは開拓村にて子育てを手伝ってくれた村娘のリーリルと結婚までしてしまう。
小さな開拓村で幸せな生活を手に入れたカイエンであるが、この幸せはカイエンに迫る困難と成り上がりの始まりに過ぎなかった。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる