天才中学生高過ぎる知力で理不尽をぶっ飛ばす!

yoshikazu

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第148話 面倒臭い奴

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『ふう。なんかスッキリしたな!尻も洗ったし!奴らの言う通り平和も良いもんだ!
そうだ!!奴らの所へ行ってみよう!!』

『ジルバ様、奴が戻って来た様です。何故か笑顔で手を振っていますが・・・』

ジルバが眉間に皺を寄せて眺める。
『何があったか知らんが警戒しておけよ。』

『はっ!』

『おーい!!』
ザルフが大きく手を振りながらジルバ達の前に降り立つ。

ザルフが笑顔で右手を挙げる。
『よお!!さっきぶりだな!!元気だったか?』

ジルバ達は怪訝な顔でザルフを見ている。
『おい、お前。脳みそにミミズでも入ったのか?!さっきと性格が変わってるぞ?!』

ザルフは後頭部をかきながら笑う!!
『さっきお前達に啖呵切って〈英雄ハヤト〉の屋敷に行ったんだよ!!
そしたらよぉー!!執事にも勝てねぇーの!!あっはっはっはっはっ!!!!!
そのあと〈英雄ハヤト〉が出てきてよぉ!
前に立つ事も出来ずに地面にへばり付いて動けなかったんだよぉー!!笑ってくれよ!!
挙句の果てに全部漏らしちまってよー!!!
さっきまで尻を洗ってたんだ!!
あんた達の言う通り!!あれは無理!!!!
絶望的な力の差を体験してスッキリしたんだ!!なあ!!平和っていいな!!!』

ジルバ達はザルフの変貌ぶりに唖然とする。
(さ、さすが〈英雄ハヤト〉・・・魔族のプライドごとへし折るだけでなく性格まで変えてしまうとは・・・・恐るべし・・・)

ジルバ達は肩の力を抜いて鼻で笑う。
『ふん。それで今度は何の用だ?話し相手にでもなれってのか?!』

『おおーー!!その通り!!やっと穴蔵から出てきて知り合いも居ないんだよ!!頼むよ!良いだろう?!』
ザルフが顔の前で手を合わせる。

『まあ、たまに来るなら構わん。好きにしろ。』

『恩に着るぞ!!そうだ!!さっき〈剣王ガルーダ〉が封印されたままだと言ってたよな!!そいつも起こしてやろうぜ!!』

ジルバが渋い顔をする。
『あいつはやめておいた方がいい。なんと言うか・・・面倒臭い奴なんだ。
絶対に後悔するぞ!!』

『俺達は〈魔神〉たぜ?!〈剣王〉だったら言う事聞くだろう?大丈夫だって!!
〈ゼリオン王国〉に封印の祠があるらしいから探してくるぞ!!』

『おい!待てっ!!』

ザルフはジルバの制止を振り切り飛び立って行った。

『・・・あいつも・・・面倒臭いな・・・』


『本戦は〈ゼリオン王国〉で行われるわ!
選手はこれから移動してもらうから準備してね。こっちよ!』
アルメダの後をついて行く。

『あの!ギエンさん!私は叔父様と一緒に明日〈ゼリオン王国〉へ行きますね!!
楽しみにしてます!!!それじゃあ!!』

『ちょっと待ってくれ!!』
『え?ギエンさんどうしたのですか?』

ギエンはアイテムボックスからショートソードを取り出してミルアに差し出す。

『これを護身用に持って行ってくれ。この剣は仲間が作ってくれた特別製だ。
きっとミルアを護ってくれる筈だ!』

ミルアは剣を受け取ると頬を赤く染めて剣を抱きしめる。

『ギエンさん・・・ありがとうございます!明日また会いましょう!!』

ミルアは手を振りながら去って行った。

リンドはその光景を見ながら顔がニヤついていた。
『あららぁ??いい雰囲気じゃないですかぁ??』

ギエンがリンドに振り向きジト目で見る。
『何か言ったか?』

リンドが失言に気付く。
『わ、私もアルバイトの続きがあるので失礼します!!』

リンドは駆け足で去って行く。

ギエンはため息をつきながら2人を見送る。
(俺の弟子はどこに居るのかな・・・)


『この気配は・・・あっ!あそこだ!!!
何だ〈サリオン〉側に封印の祠があったんだな。〈ゼリオン〉まで行って損しだぜ!!』  


ザルフは祠の前に降り立つ。
『これだな!ちょっと待ってろよ・・・』
封印の剣を抜こうと手を伸ばす。

ばちぃぃぃぃぃぃ!!!!

『痛っ!!!』
伸ばした手が弾かれる!

『結界か?!ふん!中々強力だな!だがこれでどうだ!!!』

ザルフは剣に闘気を纏わせ上段から斬り下ろす!
『ふん!!【斬波】!!』
すると祭壇を吹き飛ばし結界すらも霧散する。
『こんなもんだな!さあ!〈剣王ガルーダ〉出て来い!!』

封印の剣に手をかけて一気に抜き去るのだった・・・。
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