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第153話 剣神の弟子
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『言いたい事は分かるよな!!外の化け物共を止めろ!!このドラゴン共も退けるんだ!!早くしろ!!』
男が息を巻く!!
しかし、顔を上げたミルアは口角を上げて男達を見据える。
『ふふふ・・貴方達はおかしいと思わなかった?
何故ドラゴン達が攻撃しなかったのか?
それにアルメダさん達が現れるのも知っていたのよ。
今、貴方達が人質に取っている人は私達と同じ弟子の卵なのよ!!』
ミルアがアルメダに言い放つ!!
『貴方に鍵は渡したわ!!開けるのは貴方よ!!貴方の信念は?!貴方はどうしたいの?!自分を信じて!!
この危機を!この理不尽を!切り抜けて!!
貴方には出来るはずよ!!』
アルメダが目を見開く!
『私はこの街を!この国を守るの!!誰も死なせない!!この国に降りかかる理不尽は私が全てぶっ飛ばしてやるわ!!!!』
アルメダが渡された剣の柄を握る!!
すると剣から闘気が溢れ出し頭の中に言葉が流れ込む!!
『【闘気解放】!!!』
『まずい!!その女を殺s・・・』
アルメダの全身から金色の闘気が噴き出す!!
アルメダを捕まえていた男は全身を打ち砕かれて吹き飛びドラゴンの脚にぶつかり転がる。男は既に事切れていた。
するとアルメダの頭の中にレベルアップの音が鳴り響く。
『す、凄い・・・力が溢れてくる・・・』
ミルアがニッコリ笑う。
『おめでとう!アルメダさん!!
〈剣神のギエン〉さんに想いが伝わったのよ!もう貴方は〈英雄の弟子達〉の弟子よ!!私が推薦するわ!!
さあ!片付けましょう!!』
『くっ!!これが加護の力か?!凄まじいな・・・くそっ!!!仕方あるまい!!
やるぞ!!俺に合わせろ!!
イタチの最後っ屁だ!!避ければ後ろの奴らが死ぬぞ!!うおぉぉぉぉぉ!!!【合撃斬波】!!!』
アルメダに十文字の斬撃が襲い掛かる!!
しかし既に迎撃の準備は出来ている。
上段に構えた剣を袈裟斬りで振り下ろす!!
『受けて立つわ!!【覇斬撃】!!』
絶望的な大きさの闘気の刃が迫り来る斬撃を霧散し男達を豆腐の様に切り裂いた。
『ふ、ふふ、、、化け物め・・・その力・・・世界を・・・滅ぼす・・ぞ』
そう言い残し男達は崩れ去り絶命した。
その瞬間!アルメダの頭の中にレベルアップの音が鳴り響く!!
そして力の反動がアルメダを襲う!!
『あうっ!!!いだだだだだだだだ!!!
ミ、ミルア!!!今度は私が死んじゃう!!!』
アルメダがのたうち回って悶えていた。
『そ、そうよね・・・突然普通の人が〈剣神〉の力を使えば、そうなるよね・・・
はい、これを飲んで!!師匠から貰ったポーションよ!』
カバンから取り出したポーションをアルメダに飲ませるとさっきまでの激痛が嘘の様に治り立ち上がる。
『あれっ?!もう何とも無い?!・・・ははは・・・貴方達は何でもありなのね。もう驚かないわ・・・。』
力無くアルメダが笑っていた・・・。
その頃、〈ゼリオン王国〉では王国騎士団と魔物達が交戦中であった。
しかし魔物達は様子がおかしく何かに怯えて錯乱している様に見えた。
『団長!!!!こいつら変です!!襲ってくる魔物が少なく、他は何かから逃げている様です!!』
『だがこれだけの魔物を放っておく訳にはいかん!!出来るだけ殲滅しろ!!』
『はっ!!!』
(やっぱりだ・・・魔物の気配が少ない。
・・・あの2人が?この短期間に?)
その時、ギエンの【索敵】に反応が出る!!
(うっ!!なんだ?!この強力な気配は?!5人・・いや6人・・・1人はミルア・・・もう1人はリンド・・・そして・・・アルメダ?!何があったんだ?!
だとすると・・・残りの3人は・・・まさか・・・だけどそれなら納得だ・・・』
ギエンは期待を胸に魔物を殲滅しながら〈サリオン〉の街へ急ぐのであった。
城壁の上からミルアが手を振っている。
リンドが手を振り返す。
『あっちは片付いた見たいね!・・・んっ?
この気配は!アルメダさん?!
ははぁん・・ミルア・・・やったわね。』
『それはそうと援軍が来てるわね!!私達が撃ち漏らした魔物を処理してくれているわ!・・・それじゃあ!親玉さんに会いに行きますか!』
セルナが皆の顔を見渡すと、彼女達は一斉に駆け出すのであった。
『あいつらの気配が消えた・・・やはり街にも戦力を残していたか・・・うっ!!
こ、この気配は奴等なのか?!なんだこの強力な気配は?!くっ!!こっちに向かってくる!!
・・・〈剣神〉様・・・俺・・・駄目かも知れない・・・』
『あ、改めて見るととんでもないな・・・あんなのに喧嘩を売っちゃ駄目だ。
あいつが人の話を聞かないから悪いんだぞ!俺の所為じゃ無いからな!!』
〈剣神ザルフ〉はそっとその場を後にしたのだった。
男が息を巻く!!
しかし、顔を上げたミルアは口角を上げて男達を見据える。
『ふふふ・・貴方達はおかしいと思わなかった?
何故ドラゴン達が攻撃しなかったのか?
それにアルメダさん達が現れるのも知っていたのよ。
今、貴方達が人質に取っている人は私達と同じ弟子の卵なのよ!!』
ミルアがアルメダに言い放つ!!
『貴方に鍵は渡したわ!!開けるのは貴方よ!!貴方の信念は?!貴方はどうしたいの?!自分を信じて!!
この危機を!この理不尽を!切り抜けて!!
貴方には出来るはずよ!!』
アルメダが目を見開く!
『私はこの街を!この国を守るの!!誰も死なせない!!この国に降りかかる理不尽は私が全てぶっ飛ばしてやるわ!!!!』
アルメダが渡された剣の柄を握る!!
すると剣から闘気が溢れ出し頭の中に言葉が流れ込む!!
『【闘気解放】!!!』
『まずい!!その女を殺s・・・』
アルメダの全身から金色の闘気が噴き出す!!
アルメダを捕まえていた男は全身を打ち砕かれて吹き飛びドラゴンの脚にぶつかり転がる。男は既に事切れていた。
するとアルメダの頭の中にレベルアップの音が鳴り響く。
『す、凄い・・・力が溢れてくる・・・』
ミルアがニッコリ笑う。
『おめでとう!アルメダさん!!
〈剣神のギエン〉さんに想いが伝わったのよ!もう貴方は〈英雄の弟子達〉の弟子よ!!私が推薦するわ!!
さあ!片付けましょう!!』
『くっ!!これが加護の力か?!凄まじいな・・・くそっ!!!仕方あるまい!!
やるぞ!!俺に合わせろ!!
イタチの最後っ屁だ!!避ければ後ろの奴らが死ぬぞ!!うおぉぉぉぉぉ!!!【合撃斬波】!!!』
アルメダに十文字の斬撃が襲い掛かる!!
しかし既に迎撃の準備は出来ている。
上段に構えた剣を袈裟斬りで振り下ろす!!
『受けて立つわ!!【覇斬撃】!!』
絶望的な大きさの闘気の刃が迫り来る斬撃を霧散し男達を豆腐の様に切り裂いた。
『ふ、ふふ、、、化け物め・・・その力・・・世界を・・・滅ぼす・・ぞ』
そう言い残し男達は崩れ去り絶命した。
その瞬間!アルメダの頭の中にレベルアップの音が鳴り響く!!
そして力の反動がアルメダを襲う!!
『あうっ!!!いだだだだだだだだ!!!
ミ、ミルア!!!今度は私が死んじゃう!!!』
アルメダがのたうち回って悶えていた。
『そ、そうよね・・・突然普通の人が〈剣神〉の力を使えば、そうなるよね・・・
はい、これを飲んで!!師匠から貰ったポーションよ!』
カバンから取り出したポーションをアルメダに飲ませるとさっきまでの激痛が嘘の様に治り立ち上がる。
『あれっ?!もう何とも無い?!・・・ははは・・・貴方達は何でもありなのね。もう驚かないわ・・・。』
力無くアルメダが笑っていた・・・。
その頃、〈ゼリオン王国〉では王国騎士団と魔物達が交戦中であった。
しかし魔物達は様子がおかしく何かに怯えて錯乱している様に見えた。
『団長!!!!こいつら変です!!襲ってくる魔物が少なく、他は何かから逃げている様です!!』
『だがこれだけの魔物を放っておく訳にはいかん!!出来るだけ殲滅しろ!!』
『はっ!!!』
(やっぱりだ・・・魔物の気配が少ない。
・・・あの2人が?この短期間に?)
その時、ギエンの【索敵】に反応が出る!!
(うっ!!なんだ?!この強力な気配は?!5人・・いや6人・・・1人はミルア・・・もう1人はリンド・・・そして・・・アルメダ?!何があったんだ?!
だとすると・・・残りの3人は・・・まさか・・・だけどそれなら納得だ・・・』
ギエンは期待を胸に魔物を殲滅しながら〈サリオン〉の街へ急ぐのであった。
城壁の上からミルアが手を振っている。
リンドが手を振り返す。
『あっちは片付いた見たいね!・・・んっ?
この気配は!アルメダさん?!
ははぁん・・ミルア・・・やったわね。』
『それはそうと援軍が来てるわね!!私達が撃ち漏らした魔物を処理してくれているわ!・・・それじゃあ!親玉さんに会いに行きますか!』
セルナが皆の顔を見渡すと、彼女達は一斉に駆け出すのであった。
『あいつらの気配が消えた・・・やはり街にも戦力を残していたか・・・うっ!!
こ、この気配は奴等なのか?!なんだこの強力な気配は?!くっ!!こっちに向かってくる!!
・・・〈剣神〉様・・・俺・・・駄目かも知れない・・・』
『あ、改めて見るととんでもないな・・・あんなのに喧嘩を売っちゃ駄目だ。
あいつが人の話を聞かないから悪いんだぞ!俺の所為じゃ無いからな!!』
〈剣神ザルフ〉はそっとその場を後にしたのだった。
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