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第91話 メイシスの覚悟
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(みんな!流石ね!・・・じゃあ次は私の番ね・・・イルバス!行くわよ!!・・・必ず止めるわ・・・)
メイシスは目線の先にいる黒い巨大なオーラに包まれたイルバスを見据えて風の魔力を強め風を切り進むのであった。
・・・メイシス・・何故、人間共の味方をするんだ・・・自分勝手に同じ人間を平気で殺すような生き物は絶滅してしまえばいいんだ・・・
(そうだ・・・人間は絶滅しなければならないのだ。新たな世界を創る為にな・・・イルバスよ!奴等を早々に殺すのだ!!)
「イルバス!!覚悟しなさい!!〈サンバースト〉!!」
メイシスがはイルバスを射程距離に捉えると問答無用で攻撃を放った!
小型の太陽のような灼熱の塊がイルバスに迫る!!
「なっ?!いきなりか!!」
イルバスはいきなりの攻撃に焦り両手に魔力を集中して小型の太陽を受け止めるがそのまま爆発する!!
どばぁぁぁぁぁぁぁん!!
「くっ!!やってくれる!!」
辛うじて防御した手が痺れる!!
そして爆風が晴れると目の前にメイシスが光を纏った剣を構えていた。
「何?!俺と剣で戦う?!・・・メイシス!何を考えている?!」
イルバスは動揺し目を細める。
「ビックリした?この剣は私が鍛えた特別製よ!!・・・さあ!イルバス!今日こそ終わらせるわ!」
何故だ・・メイシス・・ここへ来て何故・・・魔法でなくて剣なんだ・・・俺には〈剣の極意〉があるが・・・お前には・・・何を企んでる・・・
メイシスの行動に驚いたのはイルバスだけでは無かった。
アリナスも空を見上げて言葉を失う。
(メイシスが剣?!何故イルバス相手に剣なの?!どうして・・・っ!!・・まさか・・メイシス・・あなた・・・)
「さあ!行くわよ!あなたを必ず止める!!」
メイシスが勢いよく剣を振り下ろす!しかしイルバスは難なく受け流し切り返す!
ギギィィン!!
メイシスは咄嗟に距離を取るが肩の部分の服がハラリと切れて口を開けた。
(・・やっぱり剣技じゃあ分が悪いわね・・・でも・・行かなきゃ・・覚悟を決めるのよ・・・これで最後だから・・・)
(・・メイシス・・何を企んでるか知らないが受けて立つぞ!!お前が人間の味方をするなら敵だ!全力で迎え撃つ!!」
メイシスはなり振り構わずイルバスに切り掛かるが、やはりイルバスには届かずに切り傷が増えていく。
しかし剣に付与してある〈ヒール〉により軽い傷なら直ぐに治っていった。
まだ動けなくなる訳には行かないのよ・・・イルバス・・早く・・
イルバスはメイシスの剣撃を弾き飛ばして距離を取ると身体を斜に構え剣を持つ手を引き、左手を前に出して標準を取るような構えを取る。
(来た!)
「メイシス!お遊びは終わりだ!お前が何を企んでるか知らないが・・・これで終わりだ!」
イルバスは急加速すると真っ直ぐな黒い筋を残し一瞬でメイシスの懐に入る!それと同時にイルバスの剣がメイシスの左胸を貫いた!
「ぐふっ!!」
(や、やっと・・・来た・・この瞬間・・・)
メイシスは剣を捨て至近距離に居るイルバスに力の限りしがみ付き光のオーラを全開で解き放つ!!
ずおぉぉぉぉぉぉ!!!
「イルバス・・やっと捕まえたわ・・・もう離さないわよ・・」
「「「「「メイシス!!!!」」」」」
皆が叫ぶがメイシスはニッコリ笑って頷く。
(みんな・・・今までありがとう・・・)
「メ、メイシス!お前!まさか!!・・・くっ放せっ!!・・・ち、力が・・・」
イルバスはメイシスの覚悟を知り離れようとするが思うように力が出ない。
「無駄よ・・・闇の力を光の力で抑え込んだわ・・・この為に無駄に魔力を使わなかったのよ。もう私にはこの方法しか思いつかなかったの・・・イルバス・・一緒にお母さんとお父さんの所へ行こう・・・古代魔法〈ディスインテグレート〉!!」
目標物を分子レベルで分解して消滅させる魔法である。
イルバスとメイシスの身体から光の粒が立ち昇る・・・
「メイシス!よせ!!人間をこのまま野放しにしては駄目なんだ!!」
イルバスが消えゆく中で必死に叫ぶがメイシスは腕に力を込めてイルバスを抱き寄せる。
「イルバス・・・思い出して・・お母さんやお父さんも人間だったのよ?村の人達も人間だったのよ?人間全てが悪いんじゃないのよ。
もちろんあなたも悪くないわ・・・全ては〈暗黒神ルビラス〉が悪いのよ。あなたを洗脳して利用した諸悪の根源・・・でもこれで全ては終わるわ・・・これでルビラスもあなたに手は出せない・・・さあ・・時間よ・・」
メイシスは微笑みながら5人の仲間に視線を送ると声は出ないが口元だけ動かす。
(ありがとう・・・)
そして2人は光の粒となり空へと消えて行った。
「メイシス・・やっぱりあなたは最初から死ぬつもりだったのね・・・」
アリナス達5人は立ち尽くしいつまでも空を見上げてメイシスを想うのであった。
メイシスは目線の先にいる黒い巨大なオーラに包まれたイルバスを見据えて風の魔力を強め風を切り進むのであった。
・・・メイシス・・何故、人間共の味方をするんだ・・・自分勝手に同じ人間を平気で殺すような生き物は絶滅してしまえばいいんだ・・・
(そうだ・・・人間は絶滅しなければならないのだ。新たな世界を創る為にな・・・イルバスよ!奴等を早々に殺すのだ!!)
「イルバス!!覚悟しなさい!!〈サンバースト〉!!」
メイシスがはイルバスを射程距離に捉えると問答無用で攻撃を放った!
小型の太陽のような灼熱の塊がイルバスに迫る!!
「なっ?!いきなりか!!」
イルバスはいきなりの攻撃に焦り両手に魔力を集中して小型の太陽を受け止めるがそのまま爆発する!!
どばぁぁぁぁぁぁぁん!!
「くっ!!やってくれる!!」
辛うじて防御した手が痺れる!!
そして爆風が晴れると目の前にメイシスが光を纏った剣を構えていた。
「何?!俺と剣で戦う?!・・・メイシス!何を考えている?!」
イルバスは動揺し目を細める。
「ビックリした?この剣は私が鍛えた特別製よ!!・・・さあ!イルバス!今日こそ終わらせるわ!」
何故だ・・メイシス・・ここへ来て何故・・・魔法でなくて剣なんだ・・・俺には〈剣の極意〉があるが・・・お前には・・・何を企んでる・・・
メイシスの行動に驚いたのはイルバスだけでは無かった。
アリナスも空を見上げて言葉を失う。
(メイシスが剣?!何故イルバス相手に剣なの?!どうして・・・っ!!・・まさか・・メイシス・・あなた・・・)
「さあ!行くわよ!あなたを必ず止める!!」
メイシスが勢いよく剣を振り下ろす!しかしイルバスは難なく受け流し切り返す!
ギギィィン!!
メイシスは咄嗟に距離を取るが肩の部分の服がハラリと切れて口を開けた。
(・・やっぱり剣技じゃあ分が悪いわね・・・でも・・行かなきゃ・・覚悟を決めるのよ・・・これで最後だから・・・)
(・・メイシス・・何を企んでるか知らないが受けて立つぞ!!お前が人間の味方をするなら敵だ!全力で迎え撃つ!!」
メイシスはなり振り構わずイルバスに切り掛かるが、やはりイルバスには届かずに切り傷が増えていく。
しかし剣に付与してある〈ヒール〉により軽い傷なら直ぐに治っていった。
まだ動けなくなる訳には行かないのよ・・・イルバス・・早く・・
イルバスはメイシスの剣撃を弾き飛ばして距離を取ると身体を斜に構え剣を持つ手を引き、左手を前に出して標準を取るような構えを取る。
(来た!)
「メイシス!お遊びは終わりだ!お前が何を企んでるか知らないが・・・これで終わりだ!」
イルバスは急加速すると真っ直ぐな黒い筋を残し一瞬でメイシスの懐に入る!それと同時にイルバスの剣がメイシスの左胸を貫いた!
「ぐふっ!!」
(や、やっと・・・来た・・この瞬間・・・)
メイシスは剣を捨て至近距離に居るイルバスに力の限りしがみ付き光のオーラを全開で解き放つ!!
ずおぉぉぉぉぉぉ!!!
「イルバス・・やっと捕まえたわ・・・もう離さないわよ・・」
「「「「「メイシス!!!!」」」」」
皆が叫ぶがメイシスはニッコリ笑って頷く。
(みんな・・・今までありがとう・・・)
「メ、メイシス!お前!まさか!!・・・くっ放せっ!!・・・ち、力が・・・」
イルバスはメイシスの覚悟を知り離れようとするが思うように力が出ない。
「無駄よ・・・闇の力を光の力で抑え込んだわ・・・この為に無駄に魔力を使わなかったのよ。もう私にはこの方法しか思いつかなかったの・・・イルバス・・一緒にお母さんとお父さんの所へ行こう・・・古代魔法〈ディスインテグレート〉!!」
目標物を分子レベルで分解して消滅させる魔法である。
イルバスとメイシスの身体から光の粒が立ち昇る・・・
「メイシス!よせ!!人間をこのまま野放しにしては駄目なんだ!!」
イルバスが消えゆく中で必死に叫ぶがメイシスは腕に力を込めてイルバスを抱き寄せる。
「イルバス・・・思い出して・・お母さんやお父さんも人間だったのよ?村の人達も人間だったのよ?人間全てが悪いんじゃないのよ。
もちろんあなたも悪くないわ・・・全ては〈暗黒神ルビラス〉が悪いのよ。あなたを洗脳して利用した諸悪の根源・・・でもこれで全ては終わるわ・・・これでルビラスもあなたに手は出せない・・・さあ・・時間よ・・」
メイシスは微笑みながら5人の仲間に視線を送ると声は出ないが口元だけ動かす。
(ありがとう・・・)
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