愛されたくて、飲んだ毒

細木あすか(休止中)

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行き先で変わる運命

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 馬車の中、振動が体内を駆け巡り左右上下に忙しなく揺れ動く。バランスが取りにくいなんてものじゃないわ。ちょっとでも力を抜けば、きっと私はもう起き上がれないと思う。
 なのに、目の前に居るイリヤもシャロンも全く持って普通に座ってるの。この差は何? ちょっと聞いてみようかしら。

「お嬢様、いただいたドレスが良く似合っておりますね」
「……そうかしら」
「はい、とてもお似合いです。……でも、ちょっとメイクが大人すぎない? イリヤの趣味?」
「僕は、お嬢様の内面を表現しただけだよ。クリスはお嬢様の魅力をわかってないね、ふふん」
「そんなことないわ! 今のままじゃあ、お嬢様の瞳の輝きを殺してるって言ってるの。アイシャドウはもっと明るい色の方が映えるに決まってるじゃない。わかってないのはイリヤでしょう」
「クリスはアリスお嬢様しか知らないから! 僕は、アリスお嬢様もベルお嬢様も熟知してるからこんな完璧なメイクができるの」

 いえ、聞ける雰囲気ではなさそうね。
 というか、なんて争いしてるのよ! こんなところで恥ずかしいわ……。ベルは確かに幼い顔付きしてるからちょっと大人びたメイクだとは思うけど、よく似合ってると思う。だから、その睨み合いはやめてほしい。

 エルザ様のからいただいたドレスを着た私は、王宮専用の馬車に揺られていた。
 とても乗り心地が良いのだけど、やっぱり地面が恋しい。アリスの時も、王宮に向かう時くらいしか乗らなかったし。ベルになってからの方が、よく利用しているわ。お馬さんは可愛いけど、この揺れはいまだに慣れない。

「あ、あの、2人とも……その……」
「なんでも似合っちゃうお嬢様は黙っててくださいまし!」
「本当! 容姿が変わっても美しさは変わらないんだから、全く!」
「……あ、はい。ごめんなさい」
「エルザ様がお選びになったドレスも、お嬢様らしくてとても美しいわ!」
「ねえ。お転婆なのは以前もだったのですね。ドレスなのに、動きやすいデザインだなんて」
「お転婆だったに決まってるでしょう。よく、廊下で転びそうになっては私が受け止めていたもの。その度、身体が細すぎて心配になったわ。アリスお嬢様ったら、使えるお金を食べ物じゃなくて領民に配っていたんだもの」
「お嬢様! 人のことより、まず自分のことを気にしてくださいまし!」
「本当! 今だってどうせ自分のことよりも仕事とか他人のことばかりなのでしょう。全く!」
「……ご、ごめんなさい」

 あれ、どうして私が怒られているの?
 よくわからないけど……。でも、もうちょっと実りあるものを議題にして討論してほしいわ。例えば、サヴィ様の救い方とか。城下町の浄水を助けるとか、そんな討論。

 よくわからず2人の言い争いから目を離して外を見ると、とても穏やかな青空が視界に入ってきた。
 風も少なく、お馬さんも走りやすそう。でも、早馬はもっと早いのでしょうね。私なんかが乗ったら酔っちゃいそうだわ。

「お嬢様は肌が白めなので、ブルベ系が合うんです!」
「肌が白いのは認めましょう。でも、ブルベじゃないわ。瞳が翡翠色なんだから、スプリング系でホワッとさせるの!」
「やだ! お嬢様はサマー系なの!」
「……」

 これ、いつまで続くの?
 というか、ブルーベリーとかスプ……スプリン? そんなお菓子の材料あったかしら。お化粧のお話していなかった?

 話に入れないから、やっぱり窓の外を見ているしか過ごし方がわからないわ。
 私は苦笑しながらも、隣に置いたカバンに視線を向ける。中身は、出発時に何度も確認した。フォーリーがこのドレスを着せてくれている最中も、怒られながら確認したわ。だから、忘れ物はないと思う。

 ……喜んでくださると良いのだけど。
 

***


 尋問室に向かうと、そこは嵐のような騒がしさ……だと思ったのだがそんなことはなく。まるで嵐の前の静けさのごとく、淡々と後処理をしている最中だった。部屋の中には、ヴィエンに第一騎士団員の、……マークスか。それに元老院が4名、鑑識が2名。すでに、ダービー伯爵夫人のご遺体はない。

 俺は、人々が行き交う中、テーブル上に置かれた昼食の側に立っているヴィエンへと歩いていく。

「ヴィエン、ルフェーブル卿を見なかったか」
「見てない。それより、ダービー伯爵がまだ見つからないらしい」
「見つけたよ。そのことで話があるんだ」
「は!? そっちにダービー伯爵が居たの? 捕まえたってこと? え?」
「ばっ……」

 ヴィエンの大きすぎる声に、部屋に居た全員がこちらを向いた。
 事情が事情だけに、ルフェーブル卿だけに伝えようと思っていたのだが……。こうなっては、意味がない。話す場所を選べば良かったな。

 ヴィエンは、周囲が見えていないように大袈裟すぎるリアクションで「嘘だろ」と言っている。まあ、全員が血眼になって探している中を掻い潜ってあんなところに現れれば、誰だって驚くか。
 しかし、その隣に居るマークスは、昼食から目を離さずジッと動かない。いつも演習場でも黙々とトレーニングしているような性格だから、真面目なのだろうな。ちょっとお調子者のヴィエンと相性が良いかもしれん。

「ああ、捕まえたというか……。ダービー伯爵夫人と同じく、亡くなったよ」
「……そ、そうか。ってことは、毒?」
「それより、ルフェーブル卿を探さないと」
「あ、そっか。じゃあ、こっちで探すよ。アレンは、この食事を……アインスだっけ? 分析してもらうんでしょ?」
「ああ、そのつもりだ。そっちは頼むよ。お前の方が早い」
「……うい。マークス連れてって良い?」
「ああ、頼んだ。……マークス、ヴィエンとルフェーブル侯爵を探してくれ」
「はっ!」

 名前を呼ぶと、マークスはやっと昼食から目を離した。本当に聞いていただろうか、少しだけ不安だ。まあ、ヴィエンが後で説明するだろう。
 俺は、去って行く2人の背中を横目に、テーブルに置きっぱなしになっている昼食へ目を向けた。

 テーブル傍に置かれているワゴンを拝借すれば、自分で運べるな。
 にしてもメニューは異なるものの、サルバトーレ殿の昼食を見た時も思ったが護送されてきた犯人へ出すにしては豪華すぎる。こちらのメニューは、パンに鴨肉、サラダ、スープ、チョコがけのドライフルーツに青いグラスに入った飲み物。……青いグラス、だと?

「……」

 騒つく部屋の中、俺の脳内は5年前の出来事が思い出されている。
 青いグラスをあおぎ、こときれたアリスお嬢様のお顔が鮮明に頭をよぎった。そうだ、あの時もこれと同じような彫刻が入ったグラスだった気がする。いつもは透明なのに、あの日は青く半透明のグラスだった。それに……。

「このメニューは、アリスお嬢様の好物だ……」

 偶然か? いや、こんな偶然が重なることがあるわけない。
 鴨肉は、この辺りじゃ獲れないものじゃないか。それを、わざわざ別地方から取り寄せて罪人に与えるなんて、考えられない。チョコレートだって、今まで罪人に出されていた記憶はない。ドライフルーツだって、高価なものだ。
 であれば、これは何かのメッセージかもしれない。しかし、誰から? なんのために? もしかして、ダービー伯爵もあの5年前のことに携わっていたのかもしれないな。調べてみる価値はありそうだ。

 俺は、ポケットから出したハンカチを手に、ゆっくりと食事をワゴンへと置いていく。
 その手が震えてしまっているのは、隠しようもない事実だ。あの日の青いグラスの彫刻を、もっとじっくり見ていれば良かったな。そうすれば、これと同じものかどうかだけでもわかったのに。
 でも、確実に言えることがあるとするなら、この食事の中、毒が入っているのはグラスに注がれている水だ。そうとしか思えない。

「失礼します。そちらの食事を調べたいのですが、どちらに持っていかれますか」
「申し訳ないが、これは騎士団で預かります。異議は、ルフェーブル卿を通してください」
「わかりました。この職について日が浅いので、勝手がわからず……。ルフェーブル卿に相談します」
「そうでしたか。すみませんが、よろしくお願いします。……時に、夫人のご遺体はどうされました?」

 食器を移動させていると、そこに鑑識作業をしていた元老院のメンバーが声をかけてきた。礼儀正しい青年らしく、しっかりと頭を下げて対面してくる。俺も、それに合わせて敬意を持って彼に接した。
 元老院にも、こんなメンバーが居たのか。驚きだ。最近入ってきたということは、まだ染まり切っていないのかもしれない。ぜひ、このままでいてほしいものだな。

 そんな初々しい彼は、右肩に真っ赤な紋章をつけ、バインダー片手に俺を真っ直ぐと見つめてくる。

「ご遺体は、そのまま安置室に。先ほど、ダービー伯爵も見つかったとの話をされていたようですが、どちらに居ますか? そちらの鑑識作業もさせていただけると嬉しいのですが……」
「わかりました。サルバトーレ殿の待機されている部屋に居ます。私も一緒に向かって良いですか?」
「はい、そうしていただけると。あと、毒殺とのことでこの部屋の入り口に騎士団員を数名配置してください」
「承知しました。私から指示を出しても?」
「お願いします、ロベール卿」

 ヴィエン辺りが気を利かせてくれたのだろう。すでに、入り口付近には先ほどまでは居なかった第一騎士団員が2名立っていた。俺の方を向いて、指示待ちしている。ワゴンに全部乗せたら、向かおう。

 しかし、何か引っかかる。
 今の会話で、何かおかしいところがあったか? この青年と話す前はなかった違和感が、俺の中で芽生え始めた。それはわかっているのに、何が引っかかっているのかがわからない。……いや、今は先にやることをやってしまおう。

「行きましょう、えっと……」
「おっと、自己紹介が遅れました。私、ジルベールと申します」
「ご紹介ありがとうございます、ジルベール卿。私は……」

 食器を全てワゴンへと運んだ俺は、今更ながらな質問をしてしまった。しかし、相手はなんとも思っていないかのように挨拶を返してくれる。こう言うところも、元老院のメンバーと違って爽やかだ。

 それと同時に、違和感の正体が露見する。多分、そうだ。これだ。

「私は、ロベールと申します」
「ロベール卿ですね。よろしくお願いします」

 挨拶を交わした俺らは、そのまま一緒に部屋の入り口へと向かう。

 ジルベール卿は、俺が名乗る前に名前を知っていた。日が浅い人が、騎士団の隊長をすぐ把握できるだろうか? 俺は、あまり外に出ていないから、ラベルやヴィエン、シエラと違って認識されにくいはずなのだが……。
 まあ、彼の優秀さなら知っていてもおかしくないか。

「すみません、団員に伝言してからでも良いでしょうか」
「ええ、大丈夫です。私も、数名引っ張ってくるので少々お待ちいただけると」
「では、5分後に出発しましょう」
「わかりました」
「ああ、そうだ」
「何か?」

 ワゴンを引きながら団員へと歩みを進めると、すぐにジルベール卿が止めてきた。振り返ると、視線を合わせずバインダーを見ながら話しかけてくる。

「サルバトーレ・ダービーの養子縁組の書類を拝見しました。日付的には受理されるものでしたが、状況が状況なので実績が必須になるとの話で……。ロベール卿の元に、そのような書類はありますか?」
「いえ、所持しておりません」
「そうですか。ご両親が亡くなった今、フォンテーヌ家での実績……住んでいた期間や子爵のお仕事を手伝った証明などがなければ、破棄されます。これは、法律上決められていることで、こちらでどうこうできるものではなく……」
「本人に聞いてみます。ない場合、どうなりますか」
「先ほど死者が500名を超えたとの話を耳にしました。数日以内に形だけの裁判が開かれ、即処刑台に上がるでしょうね」
「……教えてくださり、ありがとうございます」
「いいえ。一族の連帯責任制度が、私自身好きじゃないだけです」

 一瞬だけ、ジルベール卿の表情が崩れた気がした。でも、一瞬だけだったから気のせいかもしれない。
 俺は、背中を向けたジルベール卿を視界に入れながら、今度こそ団員の元へと向かった。

 数日以内に裁判と言うことは、明日明後日には証明できる物が必要と言うことだな。住んでいた期間が短い話をクラリス殿がしていたから、仕事の手伝いの方が実績としては硬いはず。でも、それを証明するものがあるかどうかが問題だ。
 500名を越えたのであれば、明日にでも裁判が開かれる可能性だってある。そのスケジュールを握っているのは元老院であって、こちらではない。

 とにかく、サルバトーレ殿に聞いてみよう。
 いや、そんな時間があるかどうか。仕事を手伝っていたとしても、口だけでは実績の証明にはならない。何か、現物がないと。フォンテーヌ子爵だから……ガロン侯爵か。彼は今、ミミリップ地方にいらっしゃる。
 今からサルバトーレ殿に確認を取って、フォンテーヌ子爵の屋敷に行きガロン侯爵の元へ行って実績として認めてもらって……ダメだ、どう考えても時間が足りない。

 頭の中で何通りもの考えをめぐらせつつ、俺は団員へ指示を出していった。

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