【完結】推しを死亡フラグから救済したら溺愛ルートに入りました⁉︎

白(しろ)

文字の大きさ
115 / 119
第六章

無理※

しおりを挟む
「ルーク、ルーク」

 助けを呼ぶみたいにルークの名前を呼ぶ。

「どうした?」

 声は優しいのにオレの中を穿つ動きは全然変わらなくて、むしろ激しさを増している。
 一度出されたルークの白濁が中で水音を立てているのがわかる。いやらしい音がつながっている部分から聞こえるし、オレの声もどんどん芯がない甘えたものに変わっていっている。

「気持ちいいから、ちょっと待って、んんーっ! ぁ、なんでっ? 待ってって言った……!」
「待つとは一言も言ってないだろう」
「ひど、ぁあっ! も、無理、またいく……いくから、ルークっ」

 口ではそう言っているけれど、ルークに合わせて自分の腰が動いているのがわかる。恥ずかしくて仕方がないのに止まらない。
 肌を打つ音の感覚がどんどん短くなり、それに合わせてベッドの軋む音も大きくなる。ルークの熱が張り詰めているのがわかっただけで、自分の体がそれに合わせて再び果てようとしている。
 行き場のない両手がオレの体を拘束するみたいに抱き締めているルークの腕に爪を立てる。目の前がどんどん白くなっていき壊れた人形みたいに何度もルークの名前を呼ぶ。
 そして弾けるような快感と同時に肩に鋭い痛みが走り、中にどくどくと白濁が注がれているのがわかった。
 じわじわと温かくなっているような感覚と、ずっと引かない快感の波に緩く開いた口から声ともつかない音が漏れる。

「ぅ、あ……」
「リアス」
「んぅ、……ぁ」

 顎を柔く掴まれて後ろを向かせられ唇が奪われる。
 ただ深く口付けている間もルークが白濁を擦り込むように腰を深く揺らすから、オレの体はまた快感を拾ってしまって腰が震えた。

「も、無理。ルーク」

 中に埋まるルークの熱はまだしっかりと主張している。
 もう二回も果てているはずなのに、全く様子が変わらないのは絶対におかしい。

「リアス、まだお前を抱いていたい」
「い、いつだって、抱けるじゃん」

 キスの合間に言葉を交わしていれば、オレの願いを聞き届けてくれたのか中から熱が抜かれる。その感覚にすら声を上げるもようやく終わったとベッドに倒れゆっくりと息を吐く。
 けれどそれはオレの勘違いだったみたいで、ルークがひょいとオレを仰向けにして足の間に腰を割り込ませたことで意図を察して目を丸くした。

「もう無理、無理だってば!」
「本当か?」
「なに、ぁ、ああっ!」

 腰を浮かせられ、今までルークの熱を受け入れていた場所に指が挿し込まれた。途端に聞こえる水音に発火しそうなくらいの羞恥心を覚えるが、関係ないとばかりにルークがオレの中を暴いていく。

「ゃ、やだ、ぁっ、指抜いて……っ!」

 中にあるしこりを二本の指がとんとんと容赦無く刺激してくる。
 そこに触れられる度に溶けてしまいそうな快感が襲うけれど、奥まで開いてしまったせいでそれだけだと満足できない自分がいる。

 ルークはそれを知っている。だって数え切れないくらい肌を重ねてきたんだから、オレがどうしたら降参するかなんてわかりきっているんだ。

「ずるい、ぁ、ルーク……んんっ!」

 奥がじくじくと疼く。ついさっきまでこの奥に熱が入っていたから、そこで得られる快感を体が覚えてしまっている。
 これじゃ足りない。指だと違う。そんな思いが頭をよぎり始めた頃、ルークが凄絶な色香を湛えた表情で囁く。

「リアス、本当に駄目か?」

しおりを挟む
感想 33

あなたにおすすめの小説

もふもふ獣人に転生したら最愛の推しに溺愛されています

  *  ゆるゆ
BL
『もふもふ獣人転生』からタイトル変更しました! 白い耳としっぽのもふもふ獣人に生まれ、強制労働で息絶えそうなところを助けてくれたのは、最愛の推しでした。 本編、完結済です。 魔法学校編、はじめました! リクエストのお話や舞踏会編を読まなくても、本編→魔法学校編、でお話がつながるようにお書きしています。 リトとジゼの動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵もあがります。 Youtube @BL小説動画 アカウントなくてもどなたでもご覧になれます。 プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです! 第12回BL大賞さまで奨励賞をいただきました。 読んでくださった方、応援してくださった皆さまのおかげです。ほんとうにありがとうございました! 名前が  *   ゆるゆ  になりました。 これからもどうぞよろしくお願い致します! 表紙や動画はAIを使用していますが、文章にはAIを一切使用しておりません。

オメガだと隠して魔王討伐隊に入ったら、最強アルファ達に溺愛されています

水凪しおん
BL
前世は、どこにでもいる普通の大学生だった。車に轢かれ、次に目覚めた時、俺はミルクティー色の髪を持つ少年『サナ』として、剣と魔法の異世界にいた。 そこで知らされたのは、衝撃の事実。この世界には男女の他に『アルファ』『ベータ』『オメガ』という第二の性が存在し、俺はその中で最も希少で、男性でありながら子を宿すことができる『オメガ』だという。 アルファに守られ、番になるのが幸せ? そんな決められた道は歩きたくない。俺は、俺自身の力で生きていく。そう決意し、平凡な『ベータ』と身分を偽った俺の前に現れたのは、太陽のように眩しい聖騎士カイル。彼は俺のささやかな機転を「稀代の戦術眼」と絶賛し、半ば強引に魔王討伐隊へと引き入れた。 しかし、そこは最強のアルファたちの巣窟だった! リーダーのカイルに加え、皮肉屋の天才魔法使いリアム、寡黙な獣人暗殺者ジン。三人の強烈なアルファフェロモンに日々当てられ、俺の身体は甘く疼き始める。 隠し通したい秘密と、抗いがたい本能。偽りのベータとして、俺はこの英雄たちの中で生き残れるのか? これは運命に抗う一人のオメガが、本当の居場所と愛を見つけるまでの物語。

追放された『呪物鑑定』持ちの公爵令息、魔王の呪いを解いたら執着溺愛ルートに入りました

水凪しおん
BL
「お前のそのスキルは不吉だ」 身に覚えのない罪を着せられ、聖女リリアンナによって国を追放された公爵令息カイル。 死を覚悟して彷徨い込んだ魔の森で、彼は呪いに蝕まれ孤独に生きる魔王レイルと出会う。 カイルの持つ『呪物鑑定』スキル――それは、魔王を救う唯一の鍵だった。 「カイル、お前は我の光だ。もう二度と離さない」 献身的に尽くすカイルに、冷徹だった魔王の心は溶かされ、やがて執着にも似た溺愛へと変わっていく。 これは、全てを奪われた青年が魔王を救い、世界一幸せになる逆転と愛の物語。

人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました

よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、 前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。 獣人が支配する貴族社会。 魔力こそが価値とされ、 「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、 レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。 そんな彼を拾ったのは、 辺境を治める獣人公爵アルト。 寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。 溺愛され、守られ、育てられる日々。 だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。 学院での出会い。 貴族社会に潜む差別と陰謀。 そして「番」という、深く重い絆。 レオンは学び、考え、 自分にしかできない魔法理論を武器に、 少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。 獣人と人族。 価値観も、立場も、すべてが違う二人が、 それでも選び合い、家族になるまでの物語。 溺愛×成長×異世界BL。 読後に残るのは、 「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

聖獣召喚に巻き込まれた俺、モフモフの通訳をしてたら冷徹騎士団長に外堀を埋められました

たら昆布
BL
完璧っぽいエリート騎士×無自覚な愛され系

真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~

水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。 アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。 氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。 「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」 辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。 これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!

悪役令嬢の兄に転生!破滅フラグ回避でスローライフを目指すはずが、氷の騎士に溺愛されてます

水凪しおん
BL
三十代半ばの平凡な会社員だった俺は、ある日、乙女ゲーム『君と紡ぐ光の協奏曲』の世界に転生した。 しかも、最推しの悪役令嬢リリアナの兄、アシェルとして。 このままでは妹は断罪され、一家は没落、俺は処刑される運命だ。 そんな未来は絶対に回避しなくてはならない。 俺の夢は、穏やかなスローライフを送ること。ゲームの知識を駆使して妹を心優しい少女に育て上げ、次々と破滅フラグをへし折っていく。 順調に進むスローライフ計画だったが、関わると面倒な攻略対象、「氷の騎士」サイラスになぜか興味を持たれてしまった。 家庭菜園にまで現れる彼に困惑する俺。 だがそれはやがて、国を揺るがす陰謀と、甘く激しい恋の始まりを告げる序曲に過ぎなかった――。

処理中です...