【完結】推しを死亡フラグから救済したら溺愛ルートに入りました⁉︎

白(しろ)

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第六章

朝なのに※

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 ——朝を迎えたばかりなのに、寝室にベッドの軋む音が響く。

 聞きたくない自分の上擦った声や肌のぶつかる音、それとルークの息遣いが混ざって言葉にできないほど淫らな空間ができあがっている。
 後ろからルークに貫かれ、逞しい熱が中を擦る度に目の前に火花が散るような快感が襲う。もう何度もこの感覚を与えられているはずなのに、体を重ねる度に気持ちよさが増していくような気さえする。

「リアス……っ」
「っ、耳元で、しゃべんな……っ、ぁあっ!」

 背後から覆い被さるようにルークが状態を倒し、汗ばんだ肌が重なるように触れる。そのまま耳朶を甘噛みされながら名前を呼ばれると、腹の奥がきゅうっと切なくなって堪らなくなる。

「ぁ、あっ、ルーク、ルークっ」

 ルークが腰を揺する度に肌がぶつかり、水分の多い音が聞こえる。
 隙間がほとんどないくらい腰を密着させられているせいで先端がオレの奥まで届いて気持ちいいところを押し上げるから、頭がバカになりそうだ。

 ルークとするのは気持ちいい。ルークとしかしたことがないけれど、それでも多分誰とも比べられないくらい快感を得ていると思う。
 だってこんなにもバカになるんだ。そうじゃなきゃおかしい。

「考えごとか?」

 ぐ、と更に奥を押し上げられて目を丸くする。

「ちが、ルークのことしか考えてな、んんんっ!」

 後ろから顎を掴まれ、苦しい体勢で唇が重なる。
 腰が反ったせいで自分から更に奥へと招き入れてしまって強い快感が襲い、目からぽろっと涙が溢れた。
 ルークは体を重ねている時にオレが泣いても気にしない。むしろどこか満足そうな顔でどんどんオレを追い詰めていく。その証拠に今も軽く上半身だけを起こされて下から深く突き上げられた。

「~~っ! ぁ、無理、無理だって、奥やだっ」
「大丈夫だリアス。お前はここが気持ちいいところだと知っているだろう?」
「よすぎるから嫌なんだ、んんっ! ゃ、いや、ああっ!」

 強すぎる快感から逃げたくて後ろ手にルークの体を押そうとするけど力なんて入らないし、元々の体格さがありすぎて意味がない。
 逃げるのを責めるみたいにルークの腕がオレを抱き締めて、それから容赦無く腰を押し付けられる。逃げ場のない快感と、この先にある刺激に嬌声を上げながら首を振っていればルークが耳元でオレの名前を呼んだ。

「愛してる」

 それと同時に目の前が白く染まり、声もなく絶頂を迎える。
 とろとろと前からも白濁が溢れ、声にならない声が荒い呼吸の中に混ざって部屋に響いた。ぱちぱちと火花がずっと弾けているような感覚だ。

 強すぎる余韻に呆然としていれば、窄まりをこじ開けてオレの一番奥に入った熱がゆっくりと抜けていくのがわかって小さく悲鳴を上げる。

「ゃ、やだ、待ってルーク、ひ……っ、んんぅ!」

 ただ擦られているのとは全く違う刺激に全身が震える。
 ここから訪れる快感を知っているからこそ怖くて仕方がないというのに、ルークは嬉しそうに腰を小刻みに揺らしていた。

「リアス、愛してる。リアス、リアス……っ」

 小刻みだったのが段々ストロークが長くなり、一番大きなところが何度も最奥を出入りする。そうされるだけで意識が飛びそうなほど気持ちがいいってルークは知っているはずなのに、わかっててオレを追い込む。

 気持ちよすぎてもう何もわからない。
 わかるのは気持ちいいということと、ルークに触れられて嬉しいということだけだ。もうそれ以外何も考えられない。

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