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第三話 魔導士ミーツ山姥
森に来た山姥
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「ひいぃっ!」
森のなかに猟師の必死な叫びが響いた。
腕一本で森に住む熊や狼を狩り、必要とあらば森を荒らす魔物にさえ立ち向かう。そんな屈強な猟師が幼い子供でさえ嗤いものにするような悲鳴をあげて逃げている。大切な相棒であり、常に一緒にいる猟犬すら連れていない。
いったい、どのような恐ろしい目に遭ったのか。
まともな人間なら想像すらしたくないだろう。
その頃。
猟師が逃げ出してきたまさにその場所で、惨劇が繰り広げられていた。
猟師がおいて逃げた猟犬。
常に猟師とともにあり、多くの獲物を狩ってきた相棒。
主人である猟師を逃がすために立ち向かい、逆に殺された忠犬。
その忠犬がいま、ピチャピチャと音を立てて食われている。
食っているのは世にも醜い老婆だった。
やせさらばえ、骨と皮だけになった体。
古い紙のようにカサカサの肌。
ザンバラの髪。
そして、なによりも、その目。
異様なまでの『飢え』を示すふたつの目。
猟師の悲鳴を聞いて嗤ったものも、この老婆の姿を見ればもはや嗤うことはできなくなる。
それほどに恐ろしい姿だった。
「……ちがう」
老婆は猟犬の腹を裂き、そのなかに顔を突っ込んで血をすすり、内臓をむさぼりながらそう呟いた。
「……ちがう、ちがう、ちがう。これじゃない、これじゃない」
謳うように、
呪うように、
そう啼きながら――。
老婆は犬を食いつづける。
その旅の一行を見たとき、宿屋の主人はついつい小首をかしげていた。
かの人でなくてもそうしただろう。それぐらい、珍妙な一行だった。
貴族の令嬢と言っても通用しそうな品の良い若い女性。世にも愛らしい幼女。そんな人目につく――つまり、山賊に狙われやすい――姉妹(?)が、護衛もつけずにこんな森のなかの田舎町にやってくる。
それだけでも充分、怪しいが、そこにくわえで象ほどもある『デッカい犬』を連れているとなれば……。
しかも、『なぜ、旅をしているのか』という質問に対して、
「世界一のチーズを作るためです!」
などという自信満々の答えが返ってくるとなれば。
――気にしたら負けだな。
宿屋の主人がそう思うのも無理はないことだった。
「えっ? 森には入れないんですか?」
貴族の令嬢――多分――は、主人の忠告にそう首をひねった。
「ああ。山姥が住み着くようになったからね」
「山姥?」
「人を襲い、食らう、恐ろしい怪物さ。この間もこの村一番の猟師が襲われてね。大切な相棒の猟犬を食われちまった」
けど、大丈夫! と、主人は胸を叩いて太鼓判を押して見せた。
「ちょうど、村にきていた魔導士の旦那が退治することを約束してくれたからね。『そんな怪物など私の敵ではない』なんて言ってね。自分のつけていたメガネをとって、こう言うんだよ」
と、主人はその魔導士の身振りと口調を真似ながら言った。
「このメガネは古代神霊文明の遺産。あらゆる怪異を見抜き、真実を照らし出す。このメガネの前ではいかなる怪異も無効」
パチパチパチ、と、その即興芝居に拍手をするノリの良い貴族令嬢だった。
拍手されて、主人は少々照れくさそうにつづけた。
「……とまあ、そう言ってのける姿が本当に格好良くてねえ。いやあ、あれはただものじゃないね。きっと、名の通った魔導士さまだよ。あの方に任せておけば必ず山姥を退治してくれるさ。この森を通りたいならそれまでまつんだね」
主人の話を聞き終えた一行は外に出ると、三人(?)で話し合った。
「この世界にも山姥っていたんですね。世界観がちがうから妖怪はいないと思ってました」
「世界観? なんのことなのじゃじゃ?」
貴族令嬢の言葉に幼女が尋ねた。
「あ、いえいえ。こっちの話で」
「しかし、確かに妙なのじゃ。山姥は妖怪の仲間で、はるか東の島に住んでいるはずなのじゃじゃ」
「確かに」と、『デッカい犬』もうなずいた。
「妖怪は我らとはちがう系統の神霊だからな。この大陸にくるのはかなりめずらしいことだ」
「ちがう系統? めずらしい?」
ギラリ、と、貴族令嬢の目が光った。
「つまり、世にもめずらしいおっぱいが手に入るということですね?」
「そうかも知れんが……」
「確か、山姥は人型の妖怪なのじゃ。人型の妖怪の乳からチーズを作ったりして良いのかじゃじゃ?」
「なにか問題ありますか?」
心から不思議そうに尋ねる貴族令嬢に――。
なにも言えなくなる幼女と『デッカい犬』だった。
「そうとなればこうしてはいられません! そのような希少なチーズを作れないとなれば世界の損失! ものの価値のわからない魔導士に退治されてしまう前に見つけ出し、おっぱいをわけてもらわなくてはなりません。行きましょう! 世界一のチーズを求めて世界の果てまで行進です!」
そう高らかに宣言するのは――。
チーズ令嬢カティその人だった。
森に入ってほどなく、カティたちはその人物を見つけた。メガネをかけた壮年の男性で、いかにも魔導士らしいローブをまとっている。
その男性はいま、頭から血を流してうつぶせに倒れていた。
「あら、人が倒れています」
「ふむ。本人からもメガネからもかなりの魔力を感じる。これが件の魔導士であろうな」
カティの言葉に『デッカい犬』こと太陽を呑むものフェンリルが答えた。
「ここで倒れていると言うことは、山姥退治に来て返り討ちにされたと言うことですか。ひょっとして、口だけの偽物魔導士ですか?」
「いや。それはちがうのじゃ」
幼女の姿になった太陽の鳥フェニックスが答える。
「この魔力。人間としてはかなりの使い手なのじゃ。大陸でも有数の高位魔導士でまちがいないのじゃじゃ」
「このメガネも本物だな。『古代神霊文明の遺産』というのは嘘ではない。このメガネの前では我らとて正体を隠し通すことはできんな」
「そんなすごい人がやられた。つまり……」
ゴクリ、と、カティは唾を飲み込んだ。
「山姥さんはそれほど強力な存在、と言うことですね?」
「まさに」
と、フェンリルとフェニックスはそろってうなずいた。
ブルッ、と、カティは身を震わせた。その口から出た言葉は、
「すごいです! そんな強力な存在のおっぱいなら、さぞかし生命力にあふれたチーズが作れるにちがいありません! どんな怪我や病気もたちどころに全快です!」
「チーズはあくまで食べものであって、エリクサーではないのじゃじゃ」
フェニックスはツッコんだが、もちろん、カティは聞いていない。
「チーズで世界を幸せに! 行きましょう! なんとしても山姥印のチーズを手に入れるのです!」
カティが叫んだそのときだ。
「うっ……」
倒れていた魔導士が呻いた。
「あら、まだ生きていたんですね。じゃあ、とりあえず介抱しましょう」
チーズが絡まなければ『一応は』良識人のカティであった。
カティのチートスキルである携帯農場を広げ、そのなかの農家に運んだ。作業中の怪我に備えて一通りの医療器具やポーションは用意してある。
とりあえず、処置をすませると、魔導士はすぐに意識を取り戻した。
「……うっ。礼を言う。助かった」
「どういたしましてです」
「しかし、そなたほどの魔導士が後れを取るとは。山姥とはそれほどの相手か?」
フェンリルが尋ねた。
この魔導士相手に正体を隠しても無駄なので、『デッカい犬』の振りはしていない。
実際、魔導士はすでにフェンリルやフェニックスの正体がわかっているのだろう。犬がしゃべるのを見ても驚いたりはしなかった。
「いや、それは……」
魔導士はなぜか頬をうっすらと赤く染め、視線をそらした。
やがて、意を決したように言った。
「いや、私のことはいい! それよりも、頼みがある。私と一緒に山姥のところに向かってほしい。あなたたちならばきっと解決できる。このメガネがそう示している。助けてもらったうえにこんな頼みをするなど厚かましいとは承知している。だが、頼む。礼はこれで」
と、魔導士はひとつの宝石を取り出した。大きさといい、形といい、純度といい、なかなかの代物。これひとつでちょっとした城ぐらいなら買えてしまうだろう。
こんな宝石を普通にもっているあたりやはり、並の魔導士ではない。
「もちろんです」
カティは胸をはって答えた。
「山姥さんには会いに行かないといけません。おっぱいをわけてもらわないといけないんですから」
「おっぱい?」
カティの言葉に――。
キョトンとした表情を浮かべる魔導士だった。
森のなかに猟師の必死な叫びが響いた。
腕一本で森に住む熊や狼を狩り、必要とあらば森を荒らす魔物にさえ立ち向かう。そんな屈強な猟師が幼い子供でさえ嗤いものにするような悲鳴をあげて逃げている。大切な相棒であり、常に一緒にいる猟犬すら連れていない。
いったい、どのような恐ろしい目に遭ったのか。
まともな人間なら想像すらしたくないだろう。
その頃。
猟師が逃げ出してきたまさにその場所で、惨劇が繰り広げられていた。
猟師がおいて逃げた猟犬。
常に猟師とともにあり、多くの獲物を狩ってきた相棒。
主人である猟師を逃がすために立ち向かい、逆に殺された忠犬。
その忠犬がいま、ピチャピチャと音を立てて食われている。
食っているのは世にも醜い老婆だった。
やせさらばえ、骨と皮だけになった体。
古い紙のようにカサカサの肌。
ザンバラの髪。
そして、なによりも、その目。
異様なまでの『飢え』を示すふたつの目。
猟師の悲鳴を聞いて嗤ったものも、この老婆の姿を見ればもはや嗤うことはできなくなる。
それほどに恐ろしい姿だった。
「……ちがう」
老婆は猟犬の腹を裂き、そのなかに顔を突っ込んで血をすすり、内臓をむさぼりながらそう呟いた。
「……ちがう、ちがう、ちがう。これじゃない、これじゃない」
謳うように、
呪うように、
そう啼きながら――。
老婆は犬を食いつづける。
その旅の一行を見たとき、宿屋の主人はついつい小首をかしげていた。
かの人でなくてもそうしただろう。それぐらい、珍妙な一行だった。
貴族の令嬢と言っても通用しそうな品の良い若い女性。世にも愛らしい幼女。そんな人目につく――つまり、山賊に狙われやすい――姉妹(?)が、護衛もつけずにこんな森のなかの田舎町にやってくる。
それだけでも充分、怪しいが、そこにくわえで象ほどもある『デッカい犬』を連れているとなれば……。
しかも、『なぜ、旅をしているのか』という質問に対して、
「世界一のチーズを作るためです!」
などという自信満々の答えが返ってくるとなれば。
――気にしたら負けだな。
宿屋の主人がそう思うのも無理はないことだった。
「えっ? 森には入れないんですか?」
貴族の令嬢――多分――は、主人の忠告にそう首をひねった。
「ああ。山姥が住み着くようになったからね」
「山姥?」
「人を襲い、食らう、恐ろしい怪物さ。この間もこの村一番の猟師が襲われてね。大切な相棒の猟犬を食われちまった」
けど、大丈夫! と、主人は胸を叩いて太鼓判を押して見せた。
「ちょうど、村にきていた魔導士の旦那が退治することを約束してくれたからね。『そんな怪物など私の敵ではない』なんて言ってね。自分のつけていたメガネをとって、こう言うんだよ」
と、主人はその魔導士の身振りと口調を真似ながら言った。
「このメガネは古代神霊文明の遺産。あらゆる怪異を見抜き、真実を照らし出す。このメガネの前ではいかなる怪異も無効」
パチパチパチ、と、その即興芝居に拍手をするノリの良い貴族令嬢だった。
拍手されて、主人は少々照れくさそうにつづけた。
「……とまあ、そう言ってのける姿が本当に格好良くてねえ。いやあ、あれはただものじゃないね。きっと、名の通った魔導士さまだよ。あの方に任せておけば必ず山姥を退治してくれるさ。この森を通りたいならそれまでまつんだね」
主人の話を聞き終えた一行は外に出ると、三人(?)で話し合った。
「この世界にも山姥っていたんですね。世界観がちがうから妖怪はいないと思ってました」
「世界観? なんのことなのじゃじゃ?」
貴族令嬢の言葉に幼女が尋ねた。
「あ、いえいえ。こっちの話で」
「しかし、確かに妙なのじゃ。山姥は妖怪の仲間で、はるか東の島に住んでいるはずなのじゃじゃ」
「確かに」と、『デッカい犬』もうなずいた。
「妖怪は我らとはちがう系統の神霊だからな。この大陸にくるのはかなりめずらしいことだ」
「ちがう系統? めずらしい?」
ギラリ、と、貴族令嬢の目が光った。
「つまり、世にもめずらしいおっぱいが手に入るということですね?」
「そうかも知れんが……」
「確か、山姥は人型の妖怪なのじゃ。人型の妖怪の乳からチーズを作ったりして良いのかじゃじゃ?」
「なにか問題ありますか?」
心から不思議そうに尋ねる貴族令嬢に――。
なにも言えなくなる幼女と『デッカい犬』だった。
「そうとなればこうしてはいられません! そのような希少なチーズを作れないとなれば世界の損失! ものの価値のわからない魔導士に退治されてしまう前に見つけ出し、おっぱいをわけてもらわなくてはなりません。行きましょう! 世界一のチーズを求めて世界の果てまで行進です!」
そう高らかに宣言するのは――。
チーズ令嬢カティその人だった。
森に入ってほどなく、カティたちはその人物を見つけた。メガネをかけた壮年の男性で、いかにも魔導士らしいローブをまとっている。
その男性はいま、頭から血を流してうつぶせに倒れていた。
「あら、人が倒れています」
「ふむ。本人からもメガネからもかなりの魔力を感じる。これが件の魔導士であろうな」
カティの言葉に『デッカい犬』こと太陽を呑むものフェンリルが答えた。
「ここで倒れていると言うことは、山姥退治に来て返り討ちにされたと言うことですか。ひょっとして、口だけの偽物魔導士ですか?」
「いや。それはちがうのじゃ」
幼女の姿になった太陽の鳥フェニックスが答える。
「この魔力。人間としてはかなりの使い手なのじゃ。大陸でも有数の高位魔導士でまちがいないのじゃじゃ」
「このメガネも本物だな。『古代神霊文明の遺産』というのは嘘ではない。このメガネの前では我らとて正体を隠し通すことはできんな」
「そんなすごい人がやられた。つまり……」
ゴクリ、と、カティは唾を飲み込んだ。
「山姥さんはそれほど強力な存在、と言うことですね?」
「まさに」
と、フェンリルとフェニックスはそろってうなずいた。
ブルッ、と、カティは身を震わせた。その口から出た言葉は、
「すごいです! そんな強力な存在のおっぱいなら、さぞかし生命力にあふれたチーズが作れるにちがいありません! どんな怪我や病気もたちどころに全快です!」
「チーズはあくまで食べものであって、エリクサーではないのじゃじゃ」
フェニックスはツッコんだが、もちろん、カティは聞いていない。
「チーズで世界を幸せに! 行きましょう! なんとしても山姥印のチーズを手に入れるのです!」
カティが叫んだそのときだ。
「うっ……」
倒れていた魔導士が呻いた。
「あら、まだ生きていたんですね。じゃあ、とりあえず介抱しましょう」
チーズが絡まなければ『一応は』良識人のカティであった。
カティのチートスキルである携帯農場を広げ、そのなかの農家に運んだ。作業中の怪我に備えて一通りの医療器具やポーションは用意してある。
とりあえず、処置をすませると、魔導士はすぐに意識を取り戻した。
「……うっ。礼を言う。助かった」
「どういたしましてです」
「しかし、そなたほどの魔導士が後れを取るとは。山姥とはそれほどの相手か?」
フェンリルが尋ねた。
この魔導士相手に正体を隠しても無駄なので、『デッカい犬』の振りはしていない。
実際、魔導士はすでにフェンリルやフェニックスの正体がわかっているのだろう。犬がしゃべるのを見ても驚いたりはしなかった。
「いや、それは……」
魔導士はなぜか頬をうっすらと赤く染め、視線をそらした。
やがて、意を決したように言った。
「いや、私のことはいい! それよりも、頼みがある。私と一緒に山姥のところに向かってほしい。あなたたちならばきっと解決できる。このメガネがそう示している。助けてもらったうえにこんな頼みをするなど厚かましいとは承知している。だが、頼む。礼はこれで」
と、魔導士はひとつの宝石を取り出した。大きさといい、形といい、純度といい、なかなかの代物。これひとつでちょっとした城ぐらいなら買えてしまうだろう。
こんな宝石を普通にもっているあたりやはり、並の魔導士ではない。
「もちろんです」
カティは胸をはって答えた。
「山姥さんには会いに行かないといけません。おっぱいをわけてもらわないといけないんですから」
「おっぱい?」
カティの言葉に――。
キョトンとした表情を浮かべる魔導士だった。
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