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王国編
ベルとの出会い
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しばらく歩いて。
俺たちはひときわ大きな部屋に着いた。
小説でよく見る王の椅子がある。
あっこれから来るのか。
そうしてしばらくたつと
「待たせてしまったな。」
そういい、喋ったのは小さなガキだった。
「ごめんねーぼく。俺達は今から王様と喋んなきゃいけないからちょっとまっててねー。」
そうともはるがいうと。
「黙れ。小僧。」
その子どもは俺たちを心から萎縮させてしまうほどの殺気とともにそう言った。
「なっ!?」
「謝れ。ともはる。今のは明らかにお前が悪い。」
絶句して動けないままのともはるに俺はびくつきながらもそう言う。恐らくこのガキは
「話てる内容から察するに、貴方が王様??」
そう雪がその子どもに尋ねる。
雪が俺と同じ結末まで行き着いたらしい。
「そうじゃ!我こそはギレーヌ王国の王!グレン・ロイヤルである!」
さすが異世界。やることが違うな。
「いやー。すまんの。このとおり日もすっかり落ちてから来客があるとは思わんかったゆえ。準備に手間取った!すまんすまん!」
さっき放った殺気の持ち主とは思えないほど朗らかな少年。
そして爺言葉。
どんどん謎が深まっていく。
「すまねぇ。王様とは気づかずに無礼な態度だった。」
「いいやよいぞ!かしこまるな!それよりも飯にしよう!話はそこからだな。」
「ご飯やった。」
雪が笑顔でそういう。
「可愛いおなごじゃのう。『さまよいびと』がまさかわしの代で来るとはなぁ。生きてみるもんじゃ。」
さっきから気になってる『さまよいびと』という言葉。
いろいろ聞きたいことはあるが。
とりあえずご飯食べたい。
そして俺たちは食事が用意された部屋まで案内された。
歩いている最中聞きたいことは全部聞いた。
『さまよいびと』のことも
国のこと。
俺たちを助ける理由など。
『さまよいびと』それは俺たちのように異世界に飛ばされた人を指すということ。
この国は人間やエルフ。獣人などが混ざり合い生きている
ギレーヌ王国。
俺たちを助けたのは、祖先からの言い伝えで
『さまよいびとが訪れる時、我らは道を示されるであろう』
というものがあるから。
ということだった。
なんにせよ、助けられたことにかんしゃせねばならない。
そうしてる間に、目的の部屋につく。
しばらくの時間がたち、お腹も満足してくると王が、
「お前たち。よく生きて草原を抜けられたな。どうやって生き延びた?あそこにはモンスター共がおってこの世界に来たばかりであろうお前たちが生きて抜けれるとは思えん。」
そう言った。
そして俺はあったことを全て話してみた。
全部話して大丈夫だろうか?
そう思ったが、殺そうと思えばいくらでも俺たちは殺す機会はあったのにそうしなかった。
ただ俺たちの身を案じてくれているようだったから全てを話す事にした。
そうして、スキルのこと。
オークとの戦闘で雪ととともはるが殺されたこと。
そして白のことも。
その話を聞いて一番最初に口を開いたのは雪だった。
「また、助けてくれたんだね。」
俺は静かに頷いた。
そしてその話を聞き終えた王はとても優しい笑顔で
「とても大変だったな。してお前達。これからどうしたい?安定した職に就かせることも、王国でお前達を保護することも出来る。」
俺は迷わなかった。
いざというとき守れる『力』が欲しかった。
もう死なせない。
誰にも傷つかせない。
雪とともはるは必ず守る。
そして俺は王にこう言った。
「強くしてください..!お願いします。」
その答えを聞いて王は俺を睨んだ。
場がシーンと静まり返る。
そしてさっきとは比べ物にもならないくらいの殺気を王は放つ。
「なぜ。強さを求める。暴れたいのか?自分の好きなようにしたいからか!それとも人を傷つけたいからか!?力を求める者にわしは用はない!わしの前から今すぐ消えろ!」
思わずたじろぐが。
俺の答えは変わらない。
そして俺はこう言った。
「俺はもう二度と失いたくない!雪とともはるを!
『守るための力』を俺にくれ!!頼む!!」
その『答え』を聞いて
口を大きく開けて、笑い出した。
「はっはっは。お主ならそう言うと思ったわい!すまぬな。試すようなことをして。だがこの試験をしなければ稽古はつけない!とベルに言われてしまってのう」
「ベル?どちら様でしょうか?」
そう俺が言ったら、ドアがばん!と音を立てて開いた。
そして真っ黒な長い髪をなびかせながら
そのとても綺麗な顔で、こう言い放った。、
「あんたら全員を面倒みてやる心優しい先生だ。よろしくな!」
それが俺とベル・クライシスの最初の出会いだった。
俺たちはひときわ大きな部屋に着いた。
小説でよく見る王の椅子がある。
あっこれから来るのか。
そうしてしばらくたつと
「待たせてしまったな。」
そういい、喋ったのは小さなガキだった。
「ごめんねーぼく。俺達は今から王様と喋んなきゃいけないからちょっとまっててねー。」
そうともはるがいうと。
「黙れ。小僧。」
その子どもは俺たちを心から萎縮させてしまうほどの殺気とともにそう言った。
「なっ!?」
「謝れ。ともはる。今のは明らかにお前が悪い。」
絶句して動けないままのともはるに俺はびくつきながらもそう言う。恐らくこのガキは
「話てる内容から察するに、貴方が王様??」
そう雪がその子どもに尋ねる。
雪が俺と同じ結末まで行き着いたらしい。
「そうじゃ!我こそはギレーヌ王国の王!グレン・ロイヤルである!」
さすが異世界。やることが違うな。
「いやー。すまんの。このとおり日もすっかり落ちてから来客があるとは思わんかったゆえ。準備に手間取った!すまんすまん!」
さっき放った殺気の持ち主とは思えないほど朗らかな少年。
そして爺言葉。
どんどん謎が深まっていく。
「すまねぇ。王様とは気づかずに無礼な態度だった。」
「いいやよいぞ!かしこまるな!それよりも飯にしよう!話はそこからだな。」
「ご飯やった。」
雪が笑顔でそういう。
「可愛いおなごじゃのう。『さまよいびと』がまさかわしの代で来るとはなぁ。生きてみるもんじゃ。」
さっきから気になってる『さまよいびと』という言葉。
いろいろ聞きたいことはあるが。
とりあえずご飯食べたい。
そして俺たちは食事が用意された部屋まで案内された。
歩いている最中聞きたいことは全部聞いた。
『さまよいびと』のことも
国のこと。
俺たちを助ける理由など。
『さまよいびと』それは俺たちのように異世界に飛ばされた人を指すということ。
この国は人間やエルフ。獣人などが混ざり合い生きている
ギレーヌ王国。
俺たちを助けたのは、祖先からの言い伝えで
『さまよいびとが訪れる時、我らは道を示されるであろう』
というものがあるから。
ということだった。
なんにせよ、助けられたことにかんしゃせねばならない。
そうしてる間に、目的の部屋につく。
しばらくの時間がたち、お腹も満足してくると王が、
「お前たち。よく生きて草原を抜けられたな。どうやって生き延びた?あそこにはモンスター共がおってこの世界に来たばかりであろうお前たちが生きて抜けれるとは思えん。」
そう言った。
そして俺はあったことを全て話してみた。
全部話して大丈夫だろうか?
そう思ったが、殺そうと思えばいくらでも俺たちは殺す機会はあったのにそうしなかった。
ただ俺たちの身を案じてくれているようだったから全てを話す事にした。
そうして、スキルのこと。
オークとの戦闘で雪ととともはるが殺されたこと。
そして白のことも。
その話を聞いて一番最初に口を開いたのは雪だった。
「また、助けてくれたんだね。」
俺は静かに頷いた。
そしてその話を聞き終えた王はとても優しい笑顔で
「とても大変だったな。してお前達。これからどうしたい?安定した職に就かせることも、王国でお前達を保護することも出来る。」
俺は迷わなかった。
いざというとき守れる『力』が欲しかった。
もう死なせない。
誰にも傷つかせない。
雪とともはるは必ず守る。
そして俺は王にこう言った。
「強くしてください..!お願いします。」
その答えを聞いて王は俺を睨んだ。
場がシーンと静まり返る。
そしてさっきとは比べ物にもならないくらいの殺気を王は放つ。
「なぜ。強さを求める。暴れたいのか?自分の好きなようにしたいからか!それとも人を傷つけたいからか!?力を求める者にわしは用はない!わしの前から今すぐ消えろ!」
思わずたじろぐが。
俺の答えは変わらない。
そして俺はこう言った。
「俺はもう二度と失いたくない!雪とともはるを!
『守るための力』を俺にくれ!!頼む!!」
その『答え』を聞いて
口を大きく開けて、笑い出した。
「はっはっは。お主ならそう言うと思ったわい!すまぬな。試すようなことをして。だがこの試験をしなければ稽古はつけない!とベルに言われてしまってのう」
「ベル?どちら様でしょうか?」
そう俺が言ったら、ドアがばん!と音を立てて開いた。
そして真っ黒な長い髪をなびかせながら
そのとても綺麗な顔で、こう言い放った。、
「あんたら全員を面倒みてやる心優しい先生だ。よろしくな!」
それが俺とベル・クライシスの最初の出会いだった。
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