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【番外編】お義父さんとの晩酌
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──私は今、一世一代の試練を迎えていた。
長きに渡る執事としての鍛錬も、暗躍と策略を巡らせた数々の夜も、お嬢様に婚約を申し込む貴族たちを影から葬り去った過去も、全てが無意味に思えるほどの試練──それは、男爵様との晩酌である。
「婿殿、酒は飲めるのか?」
夕暮れ時、男爵様は私を呼び出し、何の前触れもなくそう言った。
目の前には木製のテーブル、その上には簡素な酒瓶と二つの杯。
これが、俗に言う“義父との親睦を深める場”というやつか。
「……嗜む程度には」
私は微笑みながらそう答えた。
もちろん嘘ではない。
王侯貴族の集う夜会での給仕を務めるうえで、酒の知識も心得も持ち合わせている。
しかし、実際に飲んだことがあるかというと、話は別だ。
──なぜなら、私は元蜘蛛なのだ。
蜘蛛にアルコールを分解する機能があるか? あるわけがない。
今でこそ人間の身体を持っているが、こうした“人間の嗜み”というものには一切の耐性がない。
よって、私はこれまで一度も酒を口にしたことがなかった。が、ここで「飲めません」と言えば、男爵様に何と思われるかは明白だ。
──婿殿、大人の趣味を知らないのだな?
得意気にそんな顔をされた日には、私はもう人間としての威厳を保てない。
よって、ここは“嗜む程度”という曖昧な表現で乗り切るのが得策である。
「そうか、それは良かった」
男爵様は満足そうに微笑むと、酒瓶を傾けて杯に琥珀色の液体を注いだ。
私の杯にも、たっぷりと。
「さあ、遠慮なく」
……逃げられない。
目の前には義父、手には杯、そしてこの場には「酒が飲めない」と言い出せる隙など一切ない。
こうなれば、腹を括るしかない。
私は静かに杯を持ち上げ、口をつけた。
──途端に、喉が焼けるようだった。
「……っ!」
何だこれは。猛毒か?
いや、酒とは本来こういうものなのだろう。
しかし、これまで一度も飲んだことのない私にとって、これはもはや“異物”でしかなかった。
それでも私は笑みを崩さず、一気に飲み干した。
「……なるほど、良い酒ですね」
「ほう、気に入ったか!」
男爵様は嬉しそうにもう一杯注いだ。
──待て、今のはただの社交辞令だ。二杯目を求めたわけではない!
「婿殿は、うちのアトラを本当に大切に思っているんだな…」
男爵様はしみじみと言いながら、自らも杯をあおった。
私の返答を待っているのだろう。
私は喉に残る熱を押し殺しながら、冷静を装い答えた。
「ええ、もちろんです」
──おかしい。思ったよりも口が回らない。
「ならば、これからもよろしく頼むよ」
「……はい、お義父さん」
言った瞬間、私は自分の口が勝手に動いたことに気づいた。
「お……お義父さん……?」
男爵は目を丸くし、そのあと満面の笑みを浮かべた。
「はははっ! ようやく素直になったな、婿殿!」
しまった。
まさかの酒の影響で、言葉の制御が乱れた。
私は慌てて取り繕おうとしたが、男爵様は機嫌を良くしてさらに酒を注ぐ。
そして私も、それを拒否できるはずがなかった。
──十杯目。
目の前が回る。
世界の重力が急に変化し、私は生まれて初めて“酔う”という感覚を知った。
「婿殿、なかなかの酒豪ではないか」
「……いえ、私は……その……」
──いかん、言葉がまともに出ない。
「よし、次はアトラの子供時代の話でもしようか!」
「……け、けふぇふぇふぇ……?」
「おい、大丈夫か婿殿」
男爵様が心配そうに顔を覗き込む。
私はひたすら理性を保とうとするが、思考がまとまらない。
──執事の威厳? そんなものはもう酒と一緒に蒸発した。
「お義父さん、私は……ひとつだけ……約束を……」
「ほう、何だ?」
私は男爵様の肩を掴み、ぐらりと揺れながら、史上最低の名言を放った。
「私が……必ず……お嬢様よりも……先に死にます……」
その言葉を口にした瞬間、私は自分が何を言ったのかもわからなくなった。
しかし、口は止まらなかった。酔いというものは、なんと恐ろしい。
「……な、なんだ急に?」
男爵様が面食らったような声を上げる。
だが、私はそんな彼の反応など気にも留めず、半ば無意識に言葉を紡ぎ続けた。
「だ……だって……お嬢様より先に死ななかったら……私……耐えられません……」
「……は?」
「お嬢様が、もし……私より先に逝かれたら……私は……」
言葉が途切れる。胸が痛い。理性の鎖がほどけ、溢れ出す想いが、どうしようもなく止まらなくなっていた。
「私は……たぶん、狂います……」
「……」
「お嬢様がいない世界で……何をして生きていけばいいのか……わからない……」
私は、ぼんやりと天井を見上げる。
瞼が重い。何も考えられないのに、考えずにはいられない。
「お嬢様が、幸せに笑っているから……私は、生きていける……」
「……クロード……」
「だから……お嬢様より先に……私は、絶対に死にます……」
「……お前なあ」
男爵様は、困ったような、呆れたような声を漏らした。
だが、私の頭を乱暴に撫でるような手つきには、どこか優しさが滲んでいた。
「お前……それ、婿の言うことじゃないぞ……」
「……え……?」
「普通は、“娘さんを幸せにする”とか言うもんだろ。なのに、“先に死にます”って……お前はほんとに……」
男爵様は大きく息を吐く。
そして、少しだけ笑った。
「……まあ、アトラは幸せ者だな」
「……お嬢様は……世界で一番……可愛い……」
「はいはい、わかったから寝ろ、婿殿」
「……お嬢様……大好き……」
「朝になったら、そのまま本人に言うんだぞ」
男爵様の低い声を聞きながら、私は次第に意識を手放していった。
このまま眠りに落ちれば、全てが夢だったことにできるだろうか。
──ならば、そう願おう。
願わくば、酔いが覚めた時、私はこの夜のことを何一つ覚えていませんように……。
長きに渡る執事としての鍛錬も、暗躍と策略を巡らせた数々の夜も、お嬢様に婚約を申し込む貴族たちを影から葬り去った過去も、全てが無意味に思えるほどの試練──それは、男爵様との晩酌である。
「婿殿、酒は飲めるのか?」
夕暮れ時、男爵様は私を呼び出し、何の前触れもなくそう言った。
目の前には木製のテーブル、その上には簡素な酒瓶と二つの杯。
これが、俗に言う“義父との親睦を深める場”というやつか。
「……嗜む程度には」
私は微笑みながらそう答えた。
もちろん嘘ではない。
王侯貴族の集う夜会での給仕を務めるうえで、酒の知識も心得も持ち合わせている。
しかし、実際に飲んだことがあるかというと、話は別だ。
──なぜなら、私は元蜘蛛なのだ。
蜘蛛にアルコールを分解する機能があるか? あるわけがない。
今でこそ人間の身体を持っているが、こうした“人間の嗜み”というものには一切の耐性がない。
よって、私はこれまで一度も酒を口にしたことがなかった。が、ここで「飲めません」と言えば、男爵様に何と思われるかは明白だ。
──婿殿、大人の趣味を知らないのだな?
得意気にそんな顔をされた日には、私はもう人間としての威厳を保てない。
よって、ここは“嗜む程度”という曖昧な表現で乗り切るのが得策である。
「そうか、それは良かった」
男爵様は満足そうに微笑むと、酒瓶を傾けて杯に琥珀色の液体を注いだ。
私の杯にも、たっぷりと。
「さあ、遠慮なく」
……逃げられない。
目の前には義父、手には杯、そしてこの場には「酒が飲めない」と言い出せる隙など一切ない。
こうなれば、腹を括るしかない。
私は静かに杯を持ち上げ、口をつけた。
──途端に、喉が焼けるようだった。
「……っ!」
何だこれは。猛毒か?
いや、酒とは本来こういうものなのだろう。
しかし、これまで一度も飲んだことのない私にとって、これはもはや“異物”でしかなかった。
それでも私は笑みを崩さず、一気に飲み干した。
「……なるほど、良い酒ですね」
「ほう、気に入ったか!」
男爵様は嬉しそうにもう一杯注いだ。
──待て、今のはただの社交辞令だ。二杯目を求めたわけではない!
「婿殿は、うちのアトラを本当に大切に思っているんだな…」
男爵様はしみじみと言いながら、自らも杯をあおった。
私の返答を待っているのだろう。
私は喉に残る熱を押し殺しながら、冷静を装い答えた。
「ええ、もちろんです」
──おかしい。思ったよりも口が回らない。
「ならば、これからもよろしく頼むよ」
「……はい、お義父さん」
言った瞬間、私は自分の口が勝手に動いたことに気づいた。
「お……お義父さん……?」
男爵は目を丸くし、そのあと満面の笑みを浮かべた。
「はははっ! ようやく素直になったな、婿殿!」
しまった。
まさかの酒の影響で、言葉の制御が乱れた。
私は慌てて取り繕おうとしたが、男爵様は機嫌を良くしてさらに酒を注ぐ。
そして私も、それを拒否できるはずがなかった。
──十杯目。
目の前が回る。
世界の重力が急に変化し、私は生まれて初めて“酔う”という感覚を知った。
「婿殿、なかなかの酒豪ではないか」
「……いえ、私は……その……」
──いかん、言葉がまともに出ない。
「よし、次はアトラの子供時代の話でもしようか!」
「……け、けふぇふぇふぇ……?」
「おい、大丈夫か婿殿」
男爵様が心配そうに顔を覗き込む。
私はひたすら理性を保とうとするが、思考がまとまらない。
──執事の威厳? そんなものはもう酒と一緒に蒸発した。
「お義父さん、私は……ひとつだけ……約束を……」
「ほう、何だ?」
私は男爵様の肩を掴み、ぐらりと揺れながら、史上最低の名言を放った。
「私が……必ず……お嬢様よりも……先に死にます……」
その言葉を口にした瞬間、私は自分が何を言ったのかもわからなくなった。
しかし、口は止まらなかった。酔いというものは、なんと恐ろしい。
「……な、なんだ急に?」
男爵様が面食らったような声を上げる。
だが、私はそんな彼の反応など気にも留めず、半ば無意識に言葉を紡ぎ続けた。
「だ……だって……お嬢様より先に死ななかったら……私……耐えられません……」
「……は?」
「お嬢様が、もし……私より先に逝かれたら……私は……」
言葉が途切れる。胸が痛い。理性の鎖がほどけ、溢れ出す想いが、どうしようもなく止まらなくなっていた。
「私は……たぶん、狂います……」
「……」
「お嬢様がいない世界で……何をして生きていけばいいのか……わからない……」
私は、ぼんやりと天井を見上げる。
瞼が重い。何も考えられないのに、考えずにはいられない。
「お嬢様が、幸せに笑っているから……私は、生きていける……」
「……クロード……」
「だから……お嬢様より先に……私は、絶対に死にます……」
「……お前なあ」
男爵様は、困ったような、呆れたような声を漏らした。
だが、私の頭を乱暴に撫でるような手つきには、どこか優しさが滲んでいた。
「お前……それ、婿の言うことじゃないぞ……」
「……え……?」
「普通は、“娘さんを幸せにする”とか言うもんだろ。なのに、“先に死にます”って……お前はほんとに……」
男爵様は大きく息を吐く。
そして、少しだけ笑った。
「……まあ、アトラは幸せ者だな」
「……お嬢様は……世界で一番……可愛い……」
「はいはい、わかったから寝ろ、婿殿」
「……お嬢様……大好き……」
「朝になったら、そのまま本人に言うんだぞ」
男爵様の低い声を聞きながら、私は次第に意識を手放していった。
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