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第2章 二人の旅人
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ラミアは最後までコーヒーを飲み干してから口を開いた。
「キルヒベルク国の北にある街です。ヴィルヘム国とキルヒベルク国との国境線ギリギリの所にあります」
エルザが答えた。
「そこには古代魔法の遺跡があり、多くの研究者や団体がその町に住み着いている。元々、怪しい街だとは思っていたが、向こうの軍も関わっている可能性も高ければ、各国の人間もいる。中立国だからこそ、他とは違って色々と面倒なんだよ……」
バルトは、メルシュヴィルについて詳しく補足として説明を加えた。
メルシュヴィルには、古代魔法の遺跡が存在している。国家魔法師、国際魔法師など、各国の研究者や学者は、古代魔法の真実を知る為に長い年月をかけて調べている。
だが、ボーデンはその土地を一度も訪れたことがない。古代魔法にすら、そこまで興味が無いからである。ボーデンの旅する目的は、元の世界に戻る事。だからこそ、今回の調査のついでに立ち寄るのは、いい刺激になるだろう。
「古代魔法の遺跡か……。また、面倒な所に行く羽目になるのかよ……」
ボーデンは溜息をつく。
「まあ、そう言うな。どうせ、貴様が帰る手段は見つかっていないのだろ? 少しくらい寄り道をしたとしても焦る必要はない。魔法の研究は、長年続けられてようやく生み出されるものだ。特に古代魔法や貴様の転移魔法は、長年の月日を重ねても見つけ出す事が出来るのかも怪しいんだぞ」
バルトは、ボーデンの後ろを後押しする。
「ラミアは、行ってみたいと思うか?」
ボーデンが、欠伸をして暇そうにしているラミアに訊く。
「そうね。興味が無いと言ったら嘘になるけど、行くか行かないかは貴方次第よ。私的には、言ってみたいわね。私的には!」
こうして、何度も遠回しに『行きたい』と言われると、ボーデンも困り果てる。
楽しそうに小さな鼻唄が聞こえてくる。
どうやら、どうしても行きたいらしい。ラミアは、メルシュヴィル行きを楽しみにしているのだ。
一度こうなってしまっては、手が付けられない。
ボーデンは、諦めて決心する。
「……分かった。行けばいいんだろ⁉︎ しっかりと報酬は出るんだろうなぁ?」
「もちろんだ。依頼を完了した際には銀行口座に振り込んでおこう」
バルトは、約束をした。
「だが、俺からもう一つ追加で依頼がある……」
「キルヒベルク国の北にある街です。ヴィルヘム国とキルヒベルク国との国境線ギリギリの所にあります」
エルザが答えた。
「そこには古代魔法の遺跡があり、多くの研究者や団体がその町に住み着いている。元々、怪しい街だとは思っていたが、向こうの軍も関わっている可能性も高ければ、各国の人間もいる。中立国だからこそ、他とは違って色々と面倒なんだよ……」
バルトは、メルシュヴィルについて詳しく補足として説明を加えた。
メルシュヴィルには、古代魔法の遺跡が存在している。国家魔法師、国際魔法師など、各国の研究者や学者は、古代魔法の真実を知る為に長い年月をかけて調べている。
だが、ボーデンはその土地を一度も訪れたことがない。古代魔法にすら、そこまで興味が無いからである。ボーデンの旅する目的は、元の世界に戻る事。だからこそ、今回の調査のついでに立ち寄るのは、いい刺激になるだろう。
「古代魔法の遺跡か……。また、面倒な所に行く羽目になるのかよ……」
ボーデンは溜息をつく。
「まあ、そう言うな。どうせ、貴様が帰る手段は見つかっていないのだろ? 少しくらい寄り道をしたとしても焦る必要はない。魔法の研究は、長年続けられてようやく生み出されるものだ。特に古代魔法や貴様の転移魔法は、長年の月日を重ねても見つけ出す事が出来るのかも怪しいんだぞ」
バルトは、ボーデンの後ろを後押しする。
「ラミアは、行ってみたいと思うか?」
ボーデンが、欠伸をして暇そうにしているラミアに訊く。
「そうね。興味が無いと言ったら嘘になるけど、行くか行かないかは貴方次第よ。私的には、言ってみたいわね。私的には!」
こうして、何度も遠回しに『行きたい』と言われると、ボーデンも困り果てる。
楽しそうに小さな鼻唄が聞こえてくる。
どうやら、どうしても行きたいらしい。ラミアは、メルシュヴィル行きを楽しみにしているのだ。
一度こうなってしまっては、手が付けられない。
ボーデンは、諦めて決心する。
「……分かった。行けばいいんだろ⁉︎ しっかりと報酬は出るんだろうなぁ?」
「もちろんだ。依頼を完了した際には銀行口座に振り込んでおこう」
バルトは、約束をした。
「だが、俺からもう一つ追加で依頼がある……」
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