みんなの心の傷になる死にキャラなのに、執着重めの皇太子が俺を死なせてくれない

兎束作哉

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番外編SS

玉突き魔法事故

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※本日は今年度最後の投稿ということで、番外編SS3本お送りいたします
※番外編SSは0:00、12:00、18:00に更新です

※第3部の始まりは1月1日です


 
✂― ― ― ― ― ― ― ― 



 なぜこのようになったか、説明が欲しい。


「ニル、なぜよけるんだ?」
「そうだぜ、ニル。よけられると寂しいだろ?」
「これはもしや、ニ―くんに触れるチャンスなのでは?」
「すとーっぷ! 三人ともステイ! それ以上、俺に近づかないで!」


 三人に迫られ、俺は、ストップというように両手を前に出して、三人に警告した。これ以上近づいたら怒ると。
 三人は顔を見合わせ、互いに困ったような表情を浮かべ、また俺を見た。


 何が起こっているか。口調は、いつも通りの三人だが、声が違う。違和感しかない。

 きれいな赤髪の男の身体から発せられるのは俺の大好きな人の口調。青い王子様の口から発せられるのは少し乱暴な男の口調。そして、俺の大好きな人の身体から発せられるのは違和感はない王子様の口調……が、しかししっくり来ても、彼じゃないことはすぐに分かった。


(なーんで、三人の身体が入れ替わってんの!)


 時は数時間前に巻き戻る。
 魔法薬学でつくった、入れ替わりの薬……いや、そんなものを作る予定ではなかった。あくまで、作った薬は、変身薬。しかも、かなり高度なもので作る手順を間違えると、成功しないかなり難易度の高いものだった。
 それで、成功したと思った薬を持って帰った学生の薬が本当は失敗したもので、それを被ったセシル、ゼラフ、アルチュールは体が入れ替わってしまったと。何というファンタジーだろうか。笑えない……


(頭おかしくなるって……)


 セシルの身体にはアルチュールが入っており、ゼラフの身体にはセシルが、そしてアルチュールの身体にはゼラフが入っているという笑えない状況にあっている。
 口調はそのままだが、声と体は元のもので、一見見分けがつかない。ただ、本人の身体に本人が入っていないこともあってか、目つきや仕草は入れ替わってしまった人のものが出ている。
 特に、アルチュールの中に入っているゼラフがひどい。


(王子様そんながさつじゃないんだよ……)


 チッとか舌打ちもするし、苛立ったように眉間にしわを寄せて、ガシガシと頭をかく。アルチュールが絶対しないであろう行動をとるので、解釈違いがひどい。
 かといって、俺の恋人であるセシルは俺が苦手にも仲良くしているゼラフの身体に入っているわけで。
 どういう原理かは分からないが、一応念のため医務室で見てもらい、半日で治ると言われた。けれど、面倒なので、今日の授業は全部休むよう言われ、四人で行動するようにと言われてしまった。
 なんで俺が巻き込まれているかといえば、この三人だけにしておくのが危険だからという単純な理由で、また面倒なことに俺は巻き込まれてしまった。確かに、この三人だけにしておくと後々何かが起こりそうだし……


「別に、授業受けても問題ねえだろ」
「絶対に、ゼラフが言わないこと言ってる。もしかして、身体の主に引っ張られてる?」
「ああ? だから、俺がさぼり魔みたいに言うなよ」
「確かに、身体に引っ張られている感じは若干しますね。いつもより、ニーくんが可愛く見えます」
「ニルは元から可愛いだろ」
「うわー、ゼラフの声でセシルの口調で、かわいいって脳がバグる!」


 セシルの身体で、顎に手を当てアルチュールは俺をじっと観察していた。そのセシルフィルターみたいなものはなんなのだろうか。そんなことあるのだろうか、と俺はいたたまれない気持ちになる。
 セシルもセシルで、今、声はゼラフなのでその声で可愛いとか言わないでほしい。元のセシルの身体よりも、ゼラフの方が声が低くてその声で「かわいい」なんていわれると、むずがゆい。

 あの日の魔法事故のように、皆黙ってくれればいいのだが、身体がぐちゃぐちゃになっていることもあって落ち着かないのだろう。ひとまずは、ゼラフとアルチュールの部屋に移動することになり、俺たちは、人目を避けながら寮へと向かった。その道中も、そわそわとするものだから、俺まで変になってくる。


 寮へたどり着き、二人の部屋に初めて足を踏み入れた。意外にも、二人の部屋はきちんと整備されており、俺たちの部屋と大差ないようだった……が、クローゼットから服がはみ出している。


「どうしたんです? ニーくん」
「うわああ! セシルの声……じゃなかった、あ、アルチュール。いや、クローゼット気になっちゃって。なんか、はみ出してる」


 ひょこりと、俺の後ろから顔を出したのはセシルの身体inアルチュールだった。
 セシルは普段笑わないし、俺に笑うときはもっとこう、本当に表情が柔らかく崩れた、みたいな感じなのだが、中身がアルチュールのせいか、キラキラ王子様みたいな顔をしている。セシルがちゃんと王子様っぽい。白馬の王子様みたいになっている。銀色の髪と、夜色の瞳、そしてアルチュールの仕草も相まって、その美貌にくらくらする。
 普段のセシルも好きなのだが、そこに落ち着いた正統派王子様のアルチュールが入り込んでさらに磨きがかかっているようにも思うのだ。

 もちろん、俺が好きなのはいつものセシルで、中身もセシルなセシルだが。

 俺がクローゼットを指させば、アルチュールは、サッとクローゼットを隠すように立ちふさがった。そして、ニコニコと「立ち話もなんですから、座りましょうよ」と促してくる。
 何か隠してる? と、俺はクローゼットを見るため、アルチュールをどけようとするが、彼は頑なに俺を止めようとした。


「何が入っているんだ。別にやましいものが入っているわけじゃないだろう。アルチュール」


 と、ゼラフの身体に入り込んでいるセシルがクローゼットへと歩き、手を伸ばす。アルチュールは「セッシー開けないでください!」と止めたが、時すでに遅しだった。

 バッと開けられたクローゼットからは雪崩のように服やらなんやらが流れてきて、床に散らばった。服って雪崩起こすんだ……と、服以外のものもあることに気づきつつ俺はぽかんと口を開けた。まるで、とりあえずクローゼットにものを突っ込んどけ、というようながさつさが見て取れる。
 うぅ……と、クローゼットを開けられたアルチュールはその場に倒れこんだ。


「もしかして、全部アルチュールの?」
「いえ、ゼラフのもあります」


 アルチュールは間髪入れずそう言ったが、ゼラフは「ほとんどはアルチュールな?」と暴露する。だが、アルチュールのものだけでこうはならないだろうから、ゼラフのも混ざっているだろう。それと、ゼラフもゼラフでめんどくさがり屋だから、こうなっているのかもしれない。


(アルチュールって、掃除とか整頓が苦手?)


 セシルは、もともと掃除や整頓が苦手な部類だったが、寮生活が始まってからきちんとするようになった。まあ、そもそもセシルの性格がしっかりしているので、自分たちの使う空間はきれいに保とうという心から常に俺たちの寮は美しさを保っているのだが……

 とても意外だった。

 アルチュールは多分掃除や整頓が苦手で、ゼラフは苦手とか以前にめんどくさがってやらないのだろう。そして、アルチュールに任せていたら、こんなふうに……しわだらけの服を見て、俺はとりあえず片付けるかと手を伸ばす。


「ちゃんとアルチュールも人間だったんだ……って思えて俺は嬉しいけど」
「嬉しくないです。ニーくんに嫌われます」
「いや、俺こんなことじゃ嫌わないけど? そっか、アルチュールは整理整頓苦手かあ」
「嬉しそうですね、ニーくん。酷いです」


 セシルの声でニーくんと言われて、また俺は体をよじる。というか、セシルの身体で、うなだれていてなんかちょっとかわいい。
 けど、うーん、やっぱり違和感があって慣れないな、と俺は服の山からハンガーを探して、一枚ずつ丁寧にハンガーにかけ、残ったものはきれいにたたむ。数分もしないうちに片づけは済んだが、その間ずっとアルチュールは撃沈していた。よっぽどショックだったようだ。
 というか、ルームメイトのゼラフも何かしてあげればいいのに、まったく知らんぷりするから、この責任はゼラフにもあるような気がしてきた。のんきにあくびなんてして、まったく自覚のない。


「……で、セシルはどこみてるのさ」
「いや……なんだ。ニルの尻が魅力的に見えるんだ」
「……………………ゼラフ」
「なんで俺のほうみるんだよ」


 普段、ゼラフが俺のことをどういう目で見ているかはっきりと分かった。だからといって、何というわけではないが、ゼラフのほうを見れば、ぎょっとしたような顔で俺を見つめ返した。だから、アルチュールはそんな顔しないと、解釈違いに頭が痛くなる。
 セシルは、俺の背後に立って俺の尻をも見たそうにしていたが、ゼラフの身体ということもあって、俺に触れるのをためらっているみたいだった。それくらい、良心があればいいものの、ゼラフは、誰の身体に入っていようが、お構いなしに、自分のスタイルを貫いている。


(はあ……もう、さんざんすぎる)


 頭がごちゃごちゃとするし、好きな人の身体であっても中身が違う場合にはどうすればいいのだろうか。
 中身が体に引っ張られている感じはした。そして、一番の問題は魔法――だと、俺は思うのだが。


「ちょっと、誰か魔法を使ってみてほしいんだけど」
「何故だ? ニル」
「……ゼラフの声で、セシル…………魔法って、身体に付随しているものなのか、魂……人格に付随しているものなのか知りたかったから」
「確かに、ニーくんのいうとおり、それは気になるところですね。セッシー魔法を使ってみてもいいですか?」
「ああ、かまわないが、俺の魔法は……」


 セシルの得意とする魔法は火の魔法だ。ちなみにアルチュールが雷で、ゼラフが風だったか。
 アルチュールは詠唱を唱えセシル固有の魔法を使おうと試みた。だがしかし、魔法は発動することなく、魔法陣が浮かんだだけだった。ゼラフも、思い切って無詠唱で試してみようとしたが、こちらも不発。最後にセシルも試してみたが、魔法陣までは生成できるが、魔法を発動するまでには至らなかった。本人たち曰く、ぐるぐると魔力が体の中で回っている感覚らしい。それを、表に出そうと思うと、回っていた魔力が霧散するような不思議な感覚がすると言う。
 どうやら、中身が入れ替わると魔法まで使えなくなるらしい。それはとても困る話だ。


「……断言はできませんが、人格にも体にも魔法はくっついていないようです。体と人格が合わさって魔法というのは発動できるみたいですね。とても参考になりました」


 セシルの顔でいい笑顔をしたアルチュールは、パンと顔の前で手を叩いた。
 簡易的な実験は終わったが、入れ替わる薬は愉快な魔法薬というだけで、デメリットのほうが多いらしい。今後の参考までに覚えておこう、と俺は思いながら息を吐いた。
 それと、身体の主に引っ張られていることもあって、それぞれの性癖が浮かんでいるというのも面白かった。
 セシルはキス魔で俺のことがとてつもなくかわいく見えるらしく、ゼラフは俺の尻が好みのようで、アルチュールは何かあるのだろうか。攻略キャラにはそういった一つは性癖というか、フェチがあった気がするのだ。思い出せないのが苦しいが、アルチュールの中にゼラフが入っているなら、ゼラフに何かしらアルチュールの身体に引っ張られるものがあるだろうとは思った。


「んだよ、俺のほうをまた見て。お前は、この顔が好きか? ニル」
「……っ、近づかないっていった。凍らせるよ?」
「魔法使うの禁止っつう言われてんだろ。はは~ん、さてはやっぱり、王子様の顔好きなんだな、お前」
「違う! 確かにアルチュールは、物柔らかな王子様だけど、俺が好きなのはセシルで……」


 と、俺はセシルどこ? と振り返るが、横にいたのはセシルの中に入ったアルチュールで、セシル本人は、俺の後ろにゼラフの身体のまま立っていた。

 本当にめんどくさいな、と思いながら、俺はぶんぶんと首を振って否定する。
 ゼラフは、調子に乗って俺の顎を掴んでぐっと顔を近づけた。


「顔がアルチュールなのに、やってることゼラフで吐きそう」
「ああ? 吐くなよ。いいだろ、こういう姿の王子もいるかもしれねえだろ」
「少なくとも、アルチュールはそんなことしないね」


 爽やかな顔をしているのに、中身俺様というギャップは面白いが、こうじゃないんだなあ、と俺はため息を吐く。すると、興ざめしたのか、ゼラフはパッと手を離した。俺は、そのことで少しバランスを崩し後ろへ倒れそうになる。そんな俺を、ゼラフの身体に入っているセシルが受け止めてくれた。


「ありがとう、セシル……って、何で、セシルはそんな嫌そうな顔してるの?」
「ニルに触れていいのは俺だが、身体はヴィルベルヴィントのだ。クッ……クソ、忌々しい薬だ」
「あ、あはは……」


 まあ、そうなるのか。

 セシルは、セシルの身体で、セシルとして俺に触りたいんだなと分かった。セシルは、本当に嫌そうに、面目ないというように顔を歪めて俺から手を離す。
 ゼラフも、アルチュールも苦笑いしており、セシルだけが拳を震わせていた。
 二人にとってはそこまで致命傷ではないが、セシルにとってこの魔法事故は痛いものだったのだろう。俺も、ゼラフの身体だし、中身がセシルであっても抱き着くのは……と、ためらってしまう。かといって、セシルの身体に入っているアルチュールに抱き着こうとも思わない。やっぱり俺も、セシルの身体で中身もセシルじゃないと受け入れられないのだ。

 簡単なことじゃないというか、割り切ってしまえばいいことじゃないというか。

 やっぱり本人がその体に入ってこそ、その人が輝くのではないかと思った。魔法と同じように。
 俺は、セシルの口調で、セシルの意思で動いているその表情やしぐさを見るのが好きだ。セシルはセシルで会ってくれないと、物足りないし、寂しい。


「まあ、いろいろ分かったから。大人しくしておこう。戻るまで辛抱、いい?」


 俺がそう三人に諭すと、三人は顔を見合わせた後、賛成というように片手をあげた。ひとまず、これで状況はすべて理解できた。後は、早く戻ってくれることを祈るばかりだ。


 しかし、この後、セシルとゼラフが言い争うになり、身体アルチュールとゼラフが対立しているというおかしな構造ができてしまったのは言うまでもない。そして、一応身体は戻ったが皆げっそりとして、次の日のランチタイムに会話が弾まなかったのもまた別の話。

 俺も疲れたんだけどなあ、と思いつつ、王子様セシルも、セシルの堅苦しい口調の身体ゼラフも面白かったかも、とあれはあれでいいのでは? とちょこっと思ったことは黙っておくことにする。アルチュールの身体に入ったゼラフだけは解釈違いだけど。

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