みんなの心の傷になる死にキャラなのに、執着重めの皇太子が俺を死なせてくれない

兎束作哉

文字の大きさ
94 / 470
第3部2章 今年最後のイベントとトラブル

05 再び狙われた特待生

しおりを挟む
 
 すべての買い出しが終わり、後は皇宮のほうへ帰るだけだった。

 セシルに顔を見せたいというのもあったが、明日学校ということもあり公爵邸に戻るよりかはうんと皇宮のほうが学園に近い。なによりも、俺とセシルはルームメイトだし、一緒に転移魔法で登校したほうがいいのだ。ということもあり、許可も得ているので皇宮に泊まらせてもらうことになっている。
 セシルの護衛ということもあるし、騎士団長である父と皇帝が仲がいいこともあって特別扱いされている。
 まだ、三時くらいだったが日はかなり傾いており、吹き付ける風はとても冷たい。空の色もほんのりと灰色でキレイとはいいがたく、雪が降りそうな空をしていた。


「キルシュさん、やっぱり重くない? 半分持つよ。あと、俺が頼まれていた荷物だし」
「い、いいえ! 大丈夫です。これくらい何のこれしき……」
「めちゃくちゃ、きつそうなんだけど?」


 父に頼まれていたものは、調合する前の薬草だった。しかも、帝都では一店しか扱っていない特別なもので値段もグラムでみてもかなり高いもの。
 父が薬? と思ったが、すぐに母に贈るものなんだなと分かり、そこでしか扱っていないこともあってほとんど買い占めた。そして、その薬草とは別にすでに粉末状になっている薬も買ったのでかなり重量がある。それと、他にもこまごまとしたものを買ったので、細身のキルシュさんが長時間運ぶのは苦しい重量になっている。
 すでに腕がプルプルと震えているし、指先が赤くなっている。
 見ているだけで、辛いんだけど、と俺はキルシュさんから、薬のいくつかを受け取り、ついでにセシルへのプレゼントももらった。これは軽いので、持ち運びやすい。


「すみません、ニル様……もっと鍛えます。そして、ニル様と殿下の中を邪魔する輩を吹き飛ばせるほどの筋力をつけます」
「だ、大丈夫だから。それに、キルシュさんはまだ結婚を控えた貴族令嬢なんだから、身体は大事に、ね?」
「に、ニル様あぁあ」


 べしょべしょと顔を濡らして、キルシュさんは泣いていた。確か、上位貴族の三女だったはずだ。まだ、結婚も決まっていないというし、身体は大事にするべきだろう。仕事ばかりしていて、手が荒れて痛い思いをしているところをみたくないし。
 俺は、そんなキルシュさんを宥めながら、ふと視線を大通りから、暗い路地へとつながる細い道へと向けた。なぜそこを見ようと思ったのか分からないが、いつもの誰かが何かをするにうってつけな暗い場所、と危険な場所を瞬時に察知する能力からかついみてしまうのだ。


(まあ、そこまで治安が悪いわけじゃないけど……)


 暴力が横行しているまではいかないが、人さらいはよく聞く。治安隊が警備しているとはいえ、街の隅々まで見えるわけでもなく、人さらいや隠れた暴力というのは絶えない。帝都から離れれば離れるほど、周囲の生活環境の格差からかそういった暴力は増えるともいわれているし。
 冬は、日が落ちるのが早いので周囲が暗くなってき、人の往来が減った時間に人さらいは多発して――


「キルシュさん!」
「ど、どうしたんですか。ニル様」
「……先に皇宮に帰ってもらっていい? 重いかもだけど、荷物もよろしく」
「ニル様はどちらへ!!」
「ちょっと、急用を思い出した。セシルにもそう伝えて」


 俺は、押し付けるのは悪いと思いつつもキルシュさんに先ほどもらった半分の荷物を渡して、車道へ飛び出し、四つ先の曲がりが度を曲がった。馬車に途中引かれそうになり、怒られたが、俺は足を止めることなく、角を曲がり、細い道を全力でかける。
 道は進むほどに細くなり、影に覆われる。俺の横には水路が流れ、水の音と俺の足音だけが響く。
 うなじあたりがまたビリリと熱く燃えるように痛む。そういった危険を察知する何かがあるのではないかと疑うくらい、何かあるとそこが痛む。だが、今回ははっきりと見た。見間違いじゃないと思う。
 細い路地を直角に曲がり、うっすらと感じていた魔力が濃くなっていく。そして、俺は銀色のリングに手をかけ、美しい氷のような剣を取り出す。地面をさらに力強く蹴り上げ、目の前にとらえた黒衣の男の首筋を狙い、柄で思いっきり叩いた。
 ぐあああっ、と男はその場に倒れ、ある少年を取り囲んでいた残りの四人も俺に気づく。男たちの足元に現れた魔法陣に剣を突き立てれば、パリンとガラスが砕け散る音が響き、魔法陣が粒子となってその場に霧散する。


「その子のこと、離してもらえる? そしたら、今だけは見逃してあげるけど」


 黒衣の男たちに囲われていた、亜麻色髪の少年はこちらを振り返る。美しいその瞳を潤ませて、整った小さな口で俺の名前を呼んだ。


「ニル先輩っ」


 まるで正義のヒーローが来た時のような歓喜と安堵の表情に、少し恥ずかしくもなる。だが、助けるために来たことには変わりないので、彼を安心させるために微笑んであげた。
 本当なら、他の攻略キャラが彼を助けるところなのだろうが彼が攻略する予定だった人たちの矢印は、俺に向いているし。攻略キャラを略奪した形になってしまったので、俺はアイネを守る責任があると勝手に思っている。実際に、俺が彼の攻略対象に入っている以上、俺が助けに入ることは必然的なのかもしれないが。


(本当に、良く巻き込まれるなあ……)


 ゲーム内でも多々あった描写。
 主人公だからトラブルメーカーなのか、それとも他の理由か。どちらにしても、今年に入って何度もアイネは怖い思いをしているのだろう。その旅、誰に助けを求めればいいか分からず、一人抱え込んできたに違いない。俺がそうであるように。
 黒衣の男たちは、顔を見合わせ、どうすると次の手を考えているようだった。もちろん、身のが好きなどこちらにはないし、治安隊、もしくは巡回している騎士団に引き渡すつもりでいる。俺がこいつらを制圧した後にだが。

 数的不利であり、この間学園内で見た黒衣の男たちときているものが一致している。ゼラフがまた関わっているのか、と嫌な想像は頭によぎりつつも、目の前の任務を遂行しようと俺は気持ちを切り替える。
 あの時は、思わぬ形で出くわしたため、反射で対処しきれなかったが、今回の場合は、すでに手の内が分かっているし、人数も確認している状態だ。少しは楽に動けるだろう。


「どうやら、引く気はないみたいだね……残念。でも、その子は返してもらうから――ッ!!」


 黒衣の男たちが迷っている間に、俺は切りかかった。

 相手が何を仕掛けてくるか分からない状態で切り込むのはリスキーだが、反応が遅れれば簡単に魔法を撃つことも、受け身をとることもできない。それは手練れであってもそうだ。隙をつかれれば、どれだけ強者であっても攻撃をまともに食らってしまう。
 男の一人はアイネの手を縛り、残りの三人が俺の動きに対応する。だが俺は、スピードを緩めることなく突っ込んで、低く姿勢をとった後、下から切り上げるような形で剣を振り上げた。男の一人は間一髪交わしたが、後ろによろめいた隙を狙い、俺はそのまま男の腹に蹴りを食らわせる。男は、壁に頭を打ち付け、そのままつるつると壁にもたれかかるようにして気絶した。
 相手は、俺のことを舐めていたのか、仲間の一人がやられたことに動揺し、次なる隙が生まれる。俺は、構わず、背後にまわって、先ほどのように剣の柄で思いっきり殴り気絶させていく。残りは、二人。だが、一人が詠唱を唱え、俺を包み込むほどのサイズの魔法陣が足元に浮かぶ。


「お前は、この間の」
「……この間? それって、学園の事?」
「……くっ」


 魔法陣の一番脆い部分に剣を突き立て、破壊したのち、そう吐露した男に詰め寄り、顎を蹴り上げ気絶させる。
 妙なことをいっていたが、後からいくらでも聞けるだろうと、残り一人になった男に俺は詰め寄る。しかし、その男は、アイネを盾に取り、これ以上近づいたら殺すぞと言わんばかりに威嚇してくる。
 アイネは、カタカタと震えており、今すぐにでも助けてあげなきゃという気になる。だが、下手に突っ込めばアイネが傷ついてしまう。卑怯だな、と思ったが、俺が剣しか取り柄のないと思っている輩のようで、俺にとっては都合がよかった。


「剣を置いて手を上げろ。さもなくば、この男を殺すぞ」
「に、ニル先輩。僕は大丈夫ですから」
「早くしろ!」


 男は、切羽詰まったようにそういって、アイネの首元にナイフを光らせた。
 アイネは呼吸がだんだんと早くなっていき、失神寸前だ。
 俺は、周りの男たちがまだ気絶していることを確認したのち、剣をリングに片付け、ゆっくりと両手を胸の高さにあげる。それでいい、と男は勝ち誇ったような安堵の表情を浮かべていた。


「見られたからには、殺すしかない。だが、お前にも利用価値がありそうだ。だから、ついてきてもら――」
「ついていくわけないじゃん。だから、返してもらうって言ったでしょ?」
「な、なんだこの魔法はッ!? 氷、まさか――ッ」


 俺が微笑めば、男の足元がピキピキと音を立てて凍り始めた。
 先程、走っている最中に魔力増強薬を飲んだところだ。錠剤状になっていたからかみつぶすだけだったが、口の中は苦みで今もいっぱいだ。
 でも、そのおかげもあり、小声で詠唱をゆっくり唱えバレぬうちに魔法を発動することができた。男が、俺が剣しか使えない脳筋だと思ってくれていたことが、勝利につながった。
 男は、凍り付き始めた身体をひねったが、そう簡単に俺の魔法は解けない。出力は調整してあるため、凍死することはないが、気絶はするだろう。後々、情報を聞きだせればいい。あっという間に男は氷漬けになってしまい、持っていたナイフが地面へと落ちた。それと同時に、アイネも解放され、倒れるように俺に抱き着いてきた。


「大丈夫? アイネ」
「は、はい。ニル先輩が助けてくださったので……えと」
「死んでないよ。ちょっと凍ってもらっただけ。命に別状はない……と思う」


 ズキンと、心臓が痛み、思わず顔がゆがんでしまう。それを見逃してくれなかったアイネは、大丈夫ですか、と先ほどよりも切羽詰まったように言う。


(やっぱり、魔法はダメ……かも。これだけでも、心臓に負荷がかかるなんて)


 サマーホリデーの事件後、魔法を使うのは極力避けてきた。それも、自身が得意とする氷魔法は、セシルだけでなく、父や母にも止められていた。最近は調子がよかったし、寒さと関係しているのか、魔力量が戻ってきたと思っていたが、また空になる寸前までなくなってしまった。
 供給が上手くいっていないのも問題だろう。
 俺は、心配させないように「大丈夫だから」と口にして、アイネの方を見た。アイネは、目に涙を浮かべ、怖さからの解放か、それとも俺のことを心配してか泣きそうな表情をしている。


「治安隊呼んでこようか。この男たち、妙だから」
「妙、ですか……確かに」


 と、アイネは何かに気づいたように、気絶している男たちを見下ろした。

 どうやら、やはりこれが初めではないようだ。学園に来る前からも狙われていたような、慣れているが怖いものは怖い、みたいな空気が伝わってくる。


「ここは危ないから、とりあえず離れよう。君の安全の確保が最優先だし」
「ありがとうございます。ニル先輩」


 俺が差し出した手をアイネはきゅっと握った。かすかに震えている手に気づけば、その震えが収まるまでは握っておいてあげようと、俺は心に決める。
 そうして、光ある方へと俺はアイネを誘導し、ちょうど近くを通りかかった治安隊に妙な奴らがいると報告した。治安隊は、何人かの騎士を連れてその路地へと向かったが、ついたころにはすでにそこには誰もいなかったのだとか。魔力の痕跡はなかったものの、俺たちとは違う足跡があったようで、人がいたことは確かだと立証された。しかしながら収穫は何もなかったと。
 俺の魔法も解かれていたみたいで、彼らがいかに魔法になれ、痕跡を残さないよう訓練されているか分かった。

 俺は、皇宮に戻る前にアイネの気づいたことについて聞こうと、近くのベンチに腰掛け、買ってきたクッキーを彼の膝の上に乗せた。


「ありがとうございます。本当に何から何まで……ニル先輩が来てくれなかったら、僕は」
「たまたま通りかかっただけだから。でも、アイネ。一人で行動するのは危険だと思う。君は狙われているっぽいし」


 俺がそう説教まがいなことをいうと、アイネは困ったように眉を下げた後「さっきまで一緒にいたんです」と小さくこぼした。そして次に「フィリップと」と一緒に街に来ていた男の名前を口にし、膝の上で小さな手をぎゅっと握りこんでいた。

しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…

彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜?? ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。 みんなから嫌われるはずの悪役。  そ・れ・な・の・に… どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?! もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣) そんなオレの物語が今始まる___。 ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️

穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜

春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、 癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!? トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。 彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!? 
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて―― 運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない! 恋愛感情もまだわからない! 
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。 個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!? 
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする 愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ! 月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新) 基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!

超絶美形な悪役として生まれ変わりました

みるきぃ
BL
転生したのは人気アニメの序盤で消える超絶美形の悪役でした。

【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!

煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。 処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。 なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、 婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。 最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・ やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように 仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。 クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・ と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」 と言いやがる!一体誰だ!? その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・ ーーーーーーーー この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に 加筆修正を加えたものです。 リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、 あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。 展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。 続編出ました 転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668 ーーーー 校正・文体の調整に生成AIを利用しています。

悪役令息の兄って需要ありますか?

焦げたせんべい
BL
今をときめく悪役による逆転劇、ザマァやらエトセトラ。 その悪役に歳の離れた兄がいても、気が強くなければ豆電球すら光らない。 これは物語の終盤にチラッと出てくる、折衷案を出す兄の話である。

四天王一の最弱ゴブリンですが、何故か勇者に求婚されています

書鈴 夏(ショベルカー)
BL
「アイツは四天王一の最弱」と呼ばれるポジションにいるゴブリンのオルディナ。 とうとう現れた勇者と対峙をしたが──なぜか求婚されていた。倒すための作戦かと思われたが、その愛おしげな瞳は嘘を言っているようには見えなくて── 「運命だ。結婚しよう」 「……敵だよ?」 「ああ。障壁は付き物だな」 勇者×ゴブリン 超短編BLです。

愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない

了承
BL
卒業パーティー。 皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。 青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。 皇子が目を向けた、その瞬間——。 「この瞬間だと思った。」 すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。   IFストーリーあり 誤字あれば報告お願いします!

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。