みんなの心の傷になる死にキャラなのに、執着重めの皇太子が俺を死なせてくれない

兎束作哉

文字の大きさ
205 / 473
第5部3章 悪意と敵意

06 セシルとネーベル

しおりを挟む
 
 席についてから、かれこれ十五分ほどは無言が続いている。
 皇宮の庭園はいつも青々しい薔薇が咲き乱れ、季節の風を運んでくる。

 この間、ネーベル殿下とお茶をした場所でお茶会を開いたのだが、お茶をすするばかりでセシルはネーベル殿下と目を合わせようともしなかった。この時間がとても気まずい。
 ネーベル殿下はちらちらとセシルを見ては会話の糸口がないかと探しているようだが、セシルと目が合わないと分かるとしゅんと頭を下げて膝の上手を握り込んでしまう。その姿があまりにもかわいそうで、セシルの背中を叩きたくなるが、ネーベル殿下の前ではちょっとの暴力も厳禁だと俺はグッと堪えた。
 そうして、気まずい時間が流れていく。


(今日は、一段とネーベル殿下のほう見ないんだよな……)


 仲が悪いわけでは決してない。二人が仲が悪くなる原因はなかった。ただ、単純に年が離れているということもあってセシルもネーベル殿下への接し方が分からないのだろう。俺はそう考えている。
 だから、もしかしたらこの考えは違うかもしれないし、俺が知らない二人の間に何かがあるのかもしれない。それを聞こうとも思わないし、聞き出そうとも思わない。
 この世界の俺には兄弟がいない。


「ネーベル殿下、寒くないですか?」
「えっ、ニルさん……えーっと、大丈夫です」
「秋も深まってきましたからね。こういう時期は、体調を崩しやすいですから」
「ありがとうございます。ニルさん……と、えっと」


 さすがに俺もこのまま無言耐久は無理だと思い、会話を試みてみた。だが、あまりにも何を話せばいいかわからなかったので、定番の天気の話をしてしまった。ネーベル殿下も、口ではありがとうと言いつつも、いきなり話題をふられたためタジタジしている。本当に申し訳ない。
 ネーベル殿下は、えっと、うんと、と口にしながらセシルのほうを見た。セシルは、優雅にお茶を飲んでいるが、ずっと視線は舌に向いたままだった。
 セシルも口下手だし、俺の前ですらたまに片言になるのでそもそも日常会話が下手な部類だと思う。
 それでよくBLゲームの攻略キャラが務まるなと思ったが、そういう口下手なタイプが繰り出す渾身の愛の告白はグッとくるのだ。


(……って、いうのはどうでもよくて!!)


 ゲームに当てはめて考えるのはよくないと俺は、心の中であまたを横に振る。
 そして、どうにか会話が成り立たないものかとセシルとネーベル殿下を交互に見た。


「あの、兄上……」
「何だ、ネーベル」
「兄上は、寒くないですか……秋、ですから」
「ああ、大丈夫だ」
「そうですか……」


 せっかくネーベル殿下が投げた言葉をセシルはいとも簡単に落としてしまった。
 目の前で見せられた恋人の会話のキャッチボールのできなさに、俺は落胆する。こんなにも会話のキャッチボールが下手な男だっただろうか。


(ああ、でも、俺……セシルが他の人と話しているとこ、まともに見たことないかも)


 思えば、学園でもずっと一緒にいるし、その他の時間もだいたい一緒にいる。彼が公式な場に出るときは、セシル自身も皇太子の仮面をかぶるためそれなりの会話はできる。だが、家族間の会話とか、他の同級生との日常会話をしているイメージが全くなかった。というか、俺はその現場を目撃していない。
 セシルが今やるべきことは、そういう日常会話じゃないだろうか。
 ゼラフやアルチュール、レティツィアなんかはまた違う例だ。あれは、俺がいるからどうにかなっている気もして
きた。
 頭が痛い。
 セシルは飲み干したティーカップをソーサーに戻し、ふぅと息を吐いた。たったそれだけの行動だったのだが、ネーベル殿下はビクンと肩を上下に動かした。セシルの行動がすべて彼にプレッシャーを与えているようだ。
 このままでは本当に会話どころではない。


(俺が、間を取り持つって言ったのに。結局何もできてないじゃん……!!)


 ネーベル殿下、ごめんなさい! と内心謝りつつ、次の会話の切り口を考えようとあれこれ思考を回した。
 だが、それより先にそれまで黙っていたセシルが口を開いた。


「なぜ、今更俺と会話をしようと試みたんだ。ネーベル」
「あに……うえ……」


 それは氷のように冷たい言葉だった。
 捉えようによっては、話したくないというような拒絶の言葉にも聞こえる。

 ネーベル殿下もそう受け取ってしまったらしく、彼の頭はだんだんと下がっていく。彼の目の前の紅茶に波紋が広がり、ゆらゆらと揺れていた。
 テーブルの上にはかわいらしくおられた兎のナフキンや、季節の果物に、愛らしい装飾品があり、セシルとのお茶会のために張り切った痕跡が見られる。お茶だって、俺が事前にセシルの好みをネーベル殿下に伝えていたし、今ここにあるお茶菓子だってセシルの好きなものだ。彼が好んで食べるほろ苦いティラミスだってある。


「すみません、兄上」


 ネーベル殿下はただそれしか言えず、ぎゅっとズボンにしわが寄るくらい手を握り込んだ。
 さすがに、これはまずいのではと思って俺は立ち上がってネーベル殿下を宥めようとしたが、セシルと目が合う。その目は、邪魔をするなとでも言わんばかりに鋭かった。俺は、半分立ち上がった腰を下ろし行く末を見守ることにした。
 余計なことは言うなよ、と念を送りセシルを見ていると、セシルはまっすぐとネーベル殿下のほうを見て口を開いた。 


「……すまない」
「え?」
「冷たい言い方をしてしまった。反省している」
「は、反省だなんて……そんな、兄上……が、謝る必要ないです」
「お茶が美味しいな。それに、このティラミスも俺の好きなものだ」


 と、セシルは短文をどうにかつなぎ合わせて言葉を紡いだ。

 いきなり何の脈絡もなく離し始めたため、ネーベル殿下は同様していたが、セシルから会話を切り出してくれたこともあり、先ほどよりか表情が和らいだようにも見える。
 まあ、セシルの会話術はあまりにもひどいが。


「しっかりと調べたんだな。相手を喜ばせようと下調べし、準備をするのはとても大切なことだと思う。相手を知るというのは、基本中の基本だからな。それは、何にでも応用できる」
「……セ、セシル、それでいの?」


 思わず口に出してしまったが、セシルの耳には届いていなかった。
 なんだか、褒めているのか褒めていないのかよくわからない内容だったからだ。とてもじゃないが、弟にかけるような言葉ではない気がする。
 でも、セシルなりに考えて優しい言葉を選んだのだろう。そして、ネーベル殿下が事前に俺に聞いて準備したことも気付いているようだった。そこはさすがだと思う。
 俺自身、ネーベル殿下からお茶会に誘われているという話しかしていないし、セシルがネーベル殿下に俺が話しているところを目撃したわけでもない。このお茶会のセットを見て、セシルがそう感じたのだろう。人を見る目はとてもある。
 ネーベル殿下は、セシルに褒められたことでさらに表情が明るくなった。そうなんです! と、肘を机にぶつけるくらい前のめりになって目を輝かせた。ミルキーウェイが輝くその瞳に、さらに星が増えたようにも思う。
 セシルの横顔を見ても、どことなく表情筋が動いたようにも見えた。


「ありがとうございます。兄上に喜んでもらいたくて、用意したんです」
「ああ、それがよくわかるセットだ」
「兄上と、お話ししたくて。でも、勇気が出なかったんです。兄上がモントフォーゼンカレッジに通い始めてからはよりいっそ。手紙も書く勇気もなくて」


 ぽつぽつとネーベル殿下は自らの心の内を明かした。

 セシルとの日常会話が少なかったことは元からだったらしいが、彼がモントフォーゼンカレッジに通い始めてからはさらに減ったらしい。
 セシルは学園に通わずとも家庭教師で事足りるほどの人間で、学園に通うことを決めたのは社会や人との接し方を学ぶため。社交界や外交以外での人とのかかわり方は、先ほどの会話と同様彼の苦手分野だった。だからこそ、学園に通い、同い年の学生や、先輩後輩と関わるうちに、人間性を育てようというのが狙いだった。皇帝陛下もそれを知っていたからこそ、セシルをモントフォーゼンカレッジに送り出した。もちろん、入学試験はセシルの実力で通っている。
 セシルとネーベル殿下が話しているところを見たのは、俺が前世を思い出して一度目に襲撃されたときと、セシルの誕生日のときだ。
 セシルの誕生日のときは微笑ましい兄弟だと思っていたが、今思えばセシルがネーベル殿下の部屋を訪ね誕生日を祝っている姿は見なかった。ネーベル殿下の誕生日パーティーには出席していたし、プレゼントも送ったみたいだが、直接手渡ししたわけではないようだったし。
 ネーベル殿下が一方的にセシルに懐いているというのが見てわかる構図だ。セシルがネーベル殿下のことを思っていないわけでは決してないのだろうけど。


「兄上は、僕なんかよりもずっと優秀で。ずっと、ずっと憧れだったんです」
「そうか」


 セシルは、感情のよう目ない表情で言葉を返す。
 なんだか複雑なものを感じるな、と俺は黙ってみていた。
 ネーベル殿下は、優秀なセシルに憧れていたわけだが、ネーベル殿下をセシルと比べる人間はいなかったようにも思う。
 口にはしないが、ネーベル殿下は皇族らしくない人間だ。それは、皇后陛下が自由に生きてほしいと願ったからであり、セシルにすべての責任やら重圧がかかっている。ネーベル殿下も、さすがにこの年になったため知らないはずもない。
 優秀な兄、自由に育てられ愛を注がれた弟。それがセシルとネーベル殿下だ。
 ただ、セシルは親からの愛がほしかったというわけでもないし、今のままで十分だと言っていた。そのため、ネーベル殿下に対して羨ましさや妬ましさはなかったはずだ。本人に聞いていないから何ともわからないところではあるが。
 セシルがそういうのを望む人間でないことは俺がよく知っている。
 俺からの愛を望んでも、他者からの愛を望むことはない。


「ネーベル、お前との会話をないがしろにしていたことは謝る。だが、お前との関係ならまだしも、俺と皇后陛下を合わせようとするのはやめろ」
「セシル?」


 このまま、どうにか兄弟での会話が増えればいいと思ったが矢先、セシルがそんなことを口にした。
 なぜ皇后陛下の話を? と思っていると、ネーベル殿下が「なんでわかったんですか」とセシルの言葉に対し反応を示した。


「お前が優しいやつなのは知っている。だから、皇后陛下に何か言われたのではないかと思ったんだ。急に俺と話がしたいなど……お前は勇気がないといったが、ニルを通して……いや、ニルを通さずとも会話はできるはずだ。俺が、そんなに怖くないなら」
「怖いなんてとんでもないです……僕は、兄上のことを尊敬していますし、僕が知らないことを兄上はたくさん知っていて。でも、兄上は、母上のことを知らないですよね」


 と、ネーベル殿下は少しだけ踏み入った言葉を返した。

 それに、いち早く反応を示したのがセシルだった。今までにないくらい彼の顔は曇っているようにも見えた。いったい何が? と思っていると、セシルは机の上に置いていた手をプランと横に下す。


「ああ、知らない。知ろうともしていないからな……お前がよく知っているということは知っている」
「母上に会ってくれませんか。兄上……お医者様から、先は長くないと言われたんです。今だって、魔力を注ぎ続けないと、生きていけない体で」
「それは知っている……いや、医者の話は初耳だが」


 俺をおいて進んでいく会話。

 だが、その中で皇后陛下が危篤状態であるというのは俺も初耳だった。
 まあ、確かにそんな話が表で流れていたら大騒ぎだろう。だからこそ、知っているのは皇族であるネーベル殿下やセシルだけだとは思う。しかし、セシルが知らないということは――
 セシルは、困ったような顔をしていた。ネーベル殿下の魂胆を知りつつも、まさかそんな状態になっているなんて知らなかっただろう。俺だって、魔力を注ぎ続けなければいけない状態ということしか知らなかったので、そこまで皇后陛下が弱っていると知らなかった。
 不謹慎だが、あと何年? 俺たちが卒業するまでは大丈夫だろか、など様々な考えが頭をよぎっていく。こんなこと考えてはいけないと分かりつつも、俺は母のことがあったために心配してしまうのだ。
 自分で言うのもなんだが、俺は親に関心のある子供だったと思う。だからこそ、親の死が近いと知ったとき居ても立っても居られなくなる。心配で仕方がない。


(セシルは、どう思うんだろう……)


 別に酷い家庭に生まれたわけじゃない。決められたレールはあるものの、皇族として生まれ何不自由なく暮らしてきただろう彼は、親に対してどんな感情を持っているのだろうか。
 ここにきてまた、俺はセシルの知らない顔を見た気がした。
 動揺しているのだけは分かったが、それ以上に彼が自分の母親に対する思いや感情をどのように整理し、抱いているか。俺にはさっぱりわからなかったのだ。
 セシルは、しばらく口を半開きにしたまま放心状態だったが、何かを決めたように立ち上がった。


「……わかった、行こう。ネーベル案内してくれるか?」
「は……はい! 兄上」


 セシルの言葉でネーベル殿下も立ち上がり、こっちです、とすぐに走っていってしまった。その姿を目で追いながら、俺はついていけないな、と座り続けていた。
 すると、目の前に手が差し出される。


「セシル、行かなきゃダメでしょ……?」
「……着いてきてくれないか?」
「そんな、子供みたいに。俺は、そんな……皇后陛下に会う準備してきていないんだからさ…………わかったよ。そんな顔の君、老いてけないね。もー」


 手を取るしかない状況を作り出すプロだな、と俺はセシルの手を取った。
 親に叱られて謝りに行くような顔をされたら、ついていかなくちゃと思ってしまう。俺も甘いな、と思いながらも、俺自身が母を失った経験があるためか、自分ごとのように心配になってしまった。
 もしかしたら、セシルも俺と同じ気持ちなのかもしれない。

 俺よりも大きなセシルの手が、そのときだけは俺より小さい子供の手に見えた。


しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放

大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。 嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。 だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。 嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。 混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。 琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う―― 「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」 知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。 耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

悪役令息の兄って需要ありますか?

焦げたせんべい
BL
今をときめく悪役による逆転劇、ザマァやらエトセトラ。 その悪役に歳の離れた兄がいても、気が強くなければ豆電球すら光らない。 これは物語の終盤にチラッと出てくる、折衷案を出す兄の話である。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。