みんなの心の傷になる死にキャラなのに、執着重めの皇太子が俺を死なせてくれない

兎束作哉

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第7部1章 大人になっていく僕らの試練

05 息抜きの必要性◆

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「――これで、おしまいっと。はあ~疲れたあ」
「お疲れだな、ニル」
「うん、疲れたよ……って、もっと疲れているのは、セシルだと思うけど」


 明かりのついた俺たちの寝室。

 俺は、大きなバックの中に必要なものを詰め込み終わり、ギュッと蓋を閉じた。かなりバックの中にはパンパンに入っており、しめるのに苦労したが、何とか中に押し込むことができた。

 これは、数日後に始まる元ハーゲル男爵領の調査に行くための荷物だ。何でも、まだ氷が溶け始めて間もなく、三月に入ったというのにその領地には雪が降っているのだそうだ。さすがは、氷帝の血を受け継いだものたちが生きていた場所だ、と感心させられるが、先に調査に向かっている新生魔塔の職員と騎士団はあまりの寒さに常に火を焚いているらしい。それでも、夜になるとさらに気温が下がり、身を寄せ合わないとやっていけないくらいの極寒の地らしい。
 それはもともとなのか、母上が魔法を使ったことによる後遺症的なものなのか。魔法は術者が死ねば解除されるとは言ったものの、氷帝の血を受け継ぐ母上の魔法だから何かしらのイレギュラーが起きているのかもしれない。それとも、氷帝に関わる何かがその血に眠っているのかもと、俺は考えている。
 実際に行けば、俺の中にもその血が混ざっているので、何かしらわかることがあるかもしれない。


(だから、俺は調査についていくんだけど……)


 さすがにフィルマメントは今回の調査にも同行できない。
 まだ幼いというのもあるし、そんな極寒の地に連れて行って彼が風邪をひいてしまっても困るからだ。だが、一時期連れて行ってもいいんじゃないかと話題に上がった。それは、彼も俺と同じように氷帝の血を引く人間だったからだ。
 まあ、セシルの一声で却下されたものの、氷帝の血というのが今回の調査のカギになっているのには変わりなかった。


(嫌だけどね……でも、母上の生きていた……閉じ込められていた領地。そこに行ったら、母上の生きた痕跡が何かあるのかな)


 母上はすべて消してきたというが、彼女があの領地を氷漬けにしたときのままというのであれば、何かしら生活の痕跡が残っていてもおかしくないと思う。
 二年近くたって、母上の遺留品を探すことになるとは思わなかった。いや、もちろんそれが今回の目的ではない。
 魔塔から渡された資料を基に、復活するかもしれない竜に対抗する術を探すために、元ハーゲル男爵領に向かうのだ。
 氷帝に関わる何かがあれば、少しは竜たちをどうにかできるのではないかという浅い考えではある。でも、何もしないよりかはましだ。
 少しでも竜に対抗する術を見つけることで、人類の存続、あるいは帝国の存続に大きな影響を与えるだろうと。
 竜は自然災害そのものと言われているが、災害を予期できるというのであれば対策のしようがある。それが少しの抵抗であっても構わない。被害を最小限に抑えられるのであれば、なんだってやるだろう。


「はあ……」
「大丈夫? セシル」
「ああ、大丈夫だ。問題ない……はずだ」
「はずって……最近息抜きできていなかったもんね」


 荷物をまとめ終わり、俺はセシルのもとへ歩いた。
 セシルは、ベッドサイドに腰を掛けたまま深いため息をついている。セシルらしくないなと思ったが、最近立て込んでいて、疲れているのは知っていたため、俺が何かできないかと彼の顔を覗き込む。
 夜色の瞳はいつも通りきれいだが、少し顔がやつれている気がするのだ。


(セシル、無理しすぎだってば……)


 俺は、彼の額に手を当てて熱がないか確認する。幸いにも、熱は出ておらず、平熱だった。もともと、セシルの体温は高いから、これでもかなり熱があるほうだとは思うがどうなのだろう。


「早く寝なきゃ。顔、すごく心配」
「………………足りない」
「え? 何が?」


 聞き取れずに、俺が聞き返せば、彼の夜色の瞳がギラっと光った気がした。


「ニルが足りない」
「待って、何真顔で言ってんの」


 続けて「ニルが足りなくて困っているんだ」とセシルは口にする。
 心配した俺がバカみたいだ。
 そう思ったが、疲れすぎて頭がおかしくなっているのではないかと思い、そうだとすれば俺が何とかしなければという気持ちになってしまった。


(でも、足りないって……俺、これ以上分裂できないし……)


「だ、抱きしめればいい?」


 俺が聞くと、セシルはこくりと頷いたが、両手を広げた後「待て」と俺に待ったをかける。
 抱きしめてほしそうに、うずうずしているのに、彼は自ら「待て」と自身に首輪をつけるのだ。


「ど、どうしたの」
「ニル、エッチがしたい」
「……~~~~~~~~~~っ!! ド直球にそんなこと言わないでよ!」


 連日の長期労働からついに頭がやられてしまったのだろう。
 いや、元からセシルはこうだったのかもしれない。
 俺はセックスでもなく「エッチ」とセシルが言ったので、なぜかそれが恥ずかしくて顔が真っ赤になってしまった。何度も身体を重ねても、俺の反応は変わらない。
 セシルは「ダメか」と目を輝かせて言って来る。顔には疲労が残っているというのに、よくもまあそんな体力があるなあと感心してしまった。
 またあれから、少しだけ期間が開いた気がする。でも、以前ほどではなく、たびたび互いを充電している気がするのだ。
 それでも、セシルからしてみれば足りないのだろう。
 甘えてくるセシルのことがたまらなく愛しく思うのは、きっと世界中で俺だけだ。


「うぅ……いいけど、セシル疲れてないの?」
「疲れているが、ニルが足りなければもっと疲れる」
「何その言い訳……わかった」
「……………………だが」
「こ、今度は何?」


 少しの間の後、セシルは「ムードが足りないな」と口にするのだ。そんなもの気にしていたら日が暮れてしまう。
 そう思ったが、彼は何かいい手はないかと考える。
 俺は呆れながらも立ち上がり、クローゼットへ向かって歩いた。


「ニル、どこへ行く?」
「いつもと変えればいいと思う。前もそうだったけど、俺たちに足りないのは、刺激」


 俺だって、有り余る性欲というか、セシルを求める気持ちは同じなわけで。
 でも、同じことをしていれば飽きてしまう。別に俺もいいのだが、セシルに飽きられまいと、俺は俺なりに努力をしているつもりだ。
 クローゼットを空け、俺はおもむろにある服を取り出した。クローゼットに丁寧に保管されていたために、それはしわにもなっていなければあの日のままだ。


「モントフォーゼンカレッジの制服……か?」
「そう」
「……制服プレイだと?」
「ねえ、セシル、前から気になってたんだけど。君のその言葉はどこで習得するの?」


 閨教育には絶対に制服プレイなる特殊プレイは書いていないはずだ。なのにもかかわらず、セシルは度々”プレイ”について言及する。彼の好きなプレイは、拘束プレイだが、俺への後ろめたさからか、拘束プレイをしたことはあまりない。
 俺は、セシルの制服を二着取り出してベッドへと戻る。生憎俺の制服はエヴィヘット公爵邸に保管されている。


「制服プレイの上に、彼シャツなのか」
「う、うん、まあ、そうなるね……」


(だから、何で、セシルはそんなに詳しいのさ……)


 一つ理由があるとすれば、ここがBLゲームの世界でそういったいらぬ知識が攻略キャラの頭の中にすでにインプットされているのかもしれない。だから、セシルは息を飲むように制服プレイ、彼シャツなどと口にする。
 今思うと、全くセシルらしい言葉じゃないし、こっちが恥ずかしくなるが、俺はその羞恥心をグッと堪え、セシルに服を渡したのち、自身も制服に腕を通した。
 セシルの服ということもあり、少し肩幅があって大きい。着終えると、腰辺りがかなり緩いことに気づいてしまった。どうにかベルトでしめてみるが、それでも腰回りが緩い。


「やはり、少し大きいな。だが、そうでなくてはそそらない」
「もう、セシル……当たり前じゃん。君のほうが体格がいいんだから」
「そうだな。ニルが俺の服を着ていると思うだけで興奮する」
「は、恥かしいから、そういうこと言うなよ……」


 ただでさえ、すでに卒業した学校の制服を着て恥ずかしい思いをしているのだから、これ以上恥ずかしい思いをさせないでほしい。
 俺が、萌え袖になりながらも両手で顔を覆っていると、フッと耳に息を吹きかけられてしまった。


「ひゃあぁっ!!」
「いい反応だな。ニル」
「な、いきなり、ダメ、セシル。耳にフーって」
「お前の弱点はすべて把握しているつもりだ。ニル、お前は耳が弱いだろう?」
「は、はあ!? そ、そんなこと……あっ、ぃやっ」


 もうすでにプレイは始まっているのか。
 いや、プレイ内容なんて事前に確認するものなのか。
 俺は、俺の肩をガシッと掴んで耳を舐め始めたセシルに抵抗という抵抗ができなかった。彼の長い舌が俺の耳の穴をふさぎ、わざと音を立てて舐めまわす。彼の少し鋭い歯が、耳たぶを噛み、そして傷口を舐める。
 じゅる、ちゅぷ、くちゅと彼の唾液によって擦れる音が鼓膜を刺激した。
 俺はそれだけでも下半身にチクチクとした刺激が走る。内股をこすり合わせれば、すでにそこは勃ちあがっていた。


「やだ、そんな奥ッ、舐めないでッ、あっ……あぁっ!!」
「はっ……ニルは、本当にどこもかしこも弱いな。すごく、かわいい」


 ちゅぱっと彼が俺の耳から口を放すころには、俺は息が上がっていた。未だ生暖かい感触が耳に残り、下半身がぴくぴくと動いている。
 そんな放心状態の俺の股をグイッと開かせると、セシルは、盛り上がったズボンの中心をつついた。


「やっ、あ、ダメ、セシル。お願い」
「もう勃ち上がっているな。そんなに気持ちよかったか?」
「……っ、い、言わない。てか、分かるでしょ」
「素直に言って欲しい。ああ、はちきれそうでかわいそうだ」


 こすこすこす、とセシルは指の腹でズボンの上から俺のを撫でた。その手つきが厭らしく、俺はまた口から嬌声が漏れた。
 そんなに激しくこすられたら、さすがに出てしまう。白いモントフォーゼンカレッジの学生服に俺の先走りが染みていく。あっという間に、くちゅりと音を立てズボンがグチョグチョになってしまう。まだ出していないのだが、先走りは尋常じゃないほどに溢れていた。


「セシル、やだ、これ気持ち悪い……」
「そうだな。さすがにかわいそうだ」


 そう言って、セシルは俺のズボンのベルトをとり、下着ごとずるりと下ろした。俺は一瞬の間に、下半身をさらけ出す羽目となり、上着でどうにか下を隠した。しかし、隠しきれていない部分がふるりと服を持ち上げて主張する。
 俺は、ベッドの上に逃げ込もうとしたが、その最中にセシルにつかまり、四つん這いにさせられてしまった。


「なっ、セシルっ」
「一回出しておくか? それとも、両方がいいか?」
「りょ、両方って何?」


 俺が聞くとセシルは、俺の背後でニヤリと笑った――かと思うと、彼の眼前にさらけ出された尻をペチンと叩かれる。


「ひゃぅっ!?」
「ああ、かわいいな。お前の小さな尻は。ペニスも、こんなに震えて」
「え、な、何で叩いたの?」
「そこに、お前の尻があったからだ」
「り、理由になってない!!」


 俺が抗議の声を上げれば、もう一度ペチンと叩かれてしまう。そのたび、おれは痛みとあろうことか快感を拾い上げてしまっていた。
 セシルに尻を叩かれて喜んでいる。こんなのMだ。俺はMなのだろうか。
 前々からそっちの気質があるような気がしたが、認めたくなかった。今だって認めたくないが。
 セシルは、俺の尻の輪郭を撫でた後、グイッと尻たぶを掴み両側に広げると、俺の後孔にふぅっとまた息を吹きかけた。生暖かい彼の息を受けて尻から頭にかけてピリピリピリっとした電流が走る。
 そして、次の瞬間には、セシルの指が入ってきてダメだった。


「あっ、あんっ……セシルっ、いきなりっ」
「前よりかは柔らかいな。ニルは、一人で自慰をしないのだったか?」
「そ! そうだけど……なんで、それ、今関係ある?」
「俺も、一人ではしない。お前がいるからな。だが、お前が一人でしているところを見て見たいとも思う」
「うっ……何それ、羞恥心プレイじゃん。俺が、セシルの前でじ、自慰、するってこと?」
「ああ。いつかは見せてほしい。何だったら、俺がお前に見せてもいい」


 セシルは恥ずかしげもなくそういいながら、指をもう一本を追加する。それと同時に、俺の勃ちあがったペニスをこちゅこちゅと扱き始める。器用に、どちらの動きもバラバラで、俺は与えられる二つの刺激に、腰が砕けそうだった。


(はっ、あ……どっちか、片っぽにしてよ……こんなの、すぐにイっちゃう……っ!!)


 セシルの手によって解されて、扱かれて。
 気持ちよくないわけがない。すでに、ぐちゅぐちゅと先走りが粟立って卑猥な音を立てている。シーツにもきっと先走りがしみ込んでいるだろうし、俺はセシルに腰を上げたままいいようにされていた。
 セシルのことだって気持ちよくしたいのに、俺ばっかりだ。


「セシル、もういいからっ」
「もう挿れていいということか?」
「ちっ、違わなくないけど……っ」
「本当に、ニルはかわいい」
「もう、セシルの口癖……俺は、かわいいくないから」
「かわいい。そういって少し拗ねるお前もかわいい」


 セシルは、グルんと今度は俺の向きを変え仰向けにさせる。
 そして、自身のいきり立ったペニスを掲げ、俺の腹の上にずしりと乗せる。俺のとは比べ物にならない質量をしている。
 男として負けた気がするものの、こんな長くて太くて硬いものに貫かれれば、どれほど気持ちいいかを俺は知っている。だから、キュンとお腹の中が疼いてしまうのはしかたがないことだ。
 もう何度、彼のペニスに貫かれてきたことだろう。
 セシルは、俺の後孔にペニスをあてがうが、俺は少し待ってと彼を止める。それから、俺は彼のペニスをきゅっと優しく握って自ら後孔に押し込んだ。


「セシル、そのままゆっくりきて」
「ああ……なんだかゆっくりすると、よりいっそお前に食べられている感じがしていいな」
「んっ……セシルの、入ってきてる」
「残さず食べてくれ」


 ぐ、ぐ、ぐと彼のものがナカへ入ってきている気がした。やはり、最初は圧迫感があるが、一番太い部分であるカリ首が入ってしまえばあとは押し込むだけだった。セシルはフンッと力んで俺のナカへ根元まで入れ込んだ。
 とちゅんと、最奥を穿かれ、俺の背は弓なりに反る。


「すまない。少し性急すぎたか?」
「ううん、大丈夫。動いて、セシル」


 俺が彼の首に腕を回せば、彼は微笑み俺の腰を掴み腰を振り始めた。


「あっ、ん……っ、ふぅんっ、ああっ!!」
「相変わらずっ、ニルのナカは気持ちがいいなっ!!」


 セシルはたまらないというようにガツガツと腰を振る。彼の銀色の髪から、玉のような汗が降ってきて、制服を着ている俺の上に落ちる。
 彼の大きなものが俺のナカで暴れているのを感じた。
 セシルのペニスは、長くて太くてカリ高で、引き抜かれるときにゴリゴリとナカを抉られるのがたまらない。


「ニル、気持ちいいか?」
「ふんっ、うんっ……っ、きもちぃっ、セシルは?」
「俺も気持ちがいいっ、はっ……好きだ、ニル」


 キスをしよう、と言おうと思っていると、彼のほうから先に俺にキスをしてくれた。それがたまらなく嬉しくて、彼に応え、口を空ければ、ぬるりと彼の分厚くて長い舌が入り込んでくる。
 お互いに舌を絡ませあい、時々チュっと吸い上げて、口を放してはまた角度を変えて深いキスをする。
 その間もセシルは、腰を打ち付ける速度を緩めず、ガツガツと奥を突いてきた。その激しさに、思わず舌を噛んでしまいそうになるが、必死に彼にしがみついて耐えた。
 鼻で呼吸ができなくなり、ついつい酸欠になってしまうが、俺はその息苦しさにも快感を覚えていた。
 セシルは、俺の結腸口を叩き、早く開けるようにと催促してくる。


「おっ、く、おくっ! あたってるからあっ!!」
「当てているんだ? な、ニル。開けてくれ。いつものように、俺をいれてくれ」


 どんなお願いだろうか。
 そんな、自分の意思で結腸って開けられるものなのだろうか。
 それでも、この奥がどれほど気持ちいいかを俺は知っている。セシルは、頑なに開かない俺の結腸口を何度も何度突き、一際強く打ち付けた後、グポンッ!! とナカから聞こえちゃいけない音がした。


「んあっ!?」


 かはっ、と口を開き、先ほどよりも角度をつけて俺は背中をのけぞらせた。
 足はピンと伸び痙攣している。
 セシルは、満足げに笑うと、助走をつけるようにゆっくりとした腰の動きから、また激しく打ち付け始めたのだ。


「あっ、あっ、あっ、あああっ!! せし、せしるっ!!」
「はっ……ニルッ、ニルッ……ッ」


 俺の制服も、セシルの制服もすでにぐちゃぐちゃになってしわが寄っていた。シャツには汗がにじみ、俺は腹にぶちまけた精液で制服が汚れてしまっている。
 セシルは、俺の名前を読みながら、何度も何度も奥を穿つ。そのたび、俺は彼のものを締め付ける。セシルがクッと気持ちよさげに呻くその表情がたまらなかった。

 彼の髪の先からまた汗が落ちてくる。それは真珠のように美しくて、ついつい見入ってしまった。彼の肌が赤く染まり、悩まし気に眉間にしわを寄せている。快楽に耐え忍ぶ顔はイケメンの特権だろう。
 彼は、ラストスパートと言わんばかりに、再度腰を打ち付けた。俺の口からはひっきりなしに嬌声が漏れ、二人だけの寝室にこだまする。
 でも、イクときにはキスをしててほしい、なんてわがままが生まれ俺はセシルにキスをせがんだ。すると、セシルはそれに応えてくれる。唾液を絡めあうキスをしながら、彼は俺の最奥でその熱を暴発させた。ビュクッ!! と、尋常じゃない熱が俺のナカに注がれる。俺は、その刺激にさえ甘イキしてしまった。俺の腹にも、大量の白濁がぶちまけられている。


(制服エッチって……制服関係なかったじゃん……)


 台本を作ったほうがいいだろうか。でも、俺はそういう才能はないしな……
 やはり、こんな突発的ではプレイも何もないな。なんて思ったけれど、激しさは学生のときを思い出させてくれた。といっても、いつもは最後こんな感じなんだけどな、と俺はセシルを見上げる。


「ん? どうした?」
「ううん、セシルは……っ、昔から変わってないねって」
「年は取っただろう」
「年をとっても、磨きがかかるタイプなんだよ。きっと」
「なら、ニルは変わらずかわいいな」


 セシルは、チュッと、俺の額にキスを落とすと、愛おしそうに俺の頬を撫でた。
 俺が生きている間はずっと、こんなラブラブなエッチができるんだろうなと思うとちょっと笑えて来てしまう。激しいセックスが俺は好きだ。お互いに溶けあうような、一つになるような行為が好きだ。
 セシルの音を、匂いを感じられる瞬間だから。

 俺は、彼をぎゅっと抱きしめて「大好きだよ」と口にする。すると、彼のものはまたむくりと勃ち上がったため、俺は「もう……」と彼に呆れた目を向けたのだった。

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