みんなの心の傷になる死にキャラなのに、執着重めの皇太子が俺を死なせてくれない

兎束作哉

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第7部2章 君の中に僕がいない世界で

04 君の居場所

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「セシル……」


 部屋に入ってきた彼に驚いた。
 てっきり、この部屋には来ないものだと思っていたからだ。
 もちろん、セシルには一応俺の存在のこと、俺と結婚して子どもがいることは伝えているらしい。それでも、セシルは思い出せなかったし、自分が俺と結婚していることも、そして祝福の花を使ってフィルマメントを産んだことも理解できていないのだとか。

 当然だ――


(セシルは……俺とあの庭園で出会って、言葉を交わすこともなく育ったって……そういう記憶に書き換わってるんだもんね)


 悔しい話だが、あの庭園での歩み寄りがなければ俺たちは今のように親友に、そして恋人に、夫夫になっていなかっただろう。
 あの日の出来事がないゆえに、彼はずっと孤独だったという記憶に書き換わってしまっているのだろう。祝福の花から生まれた存在で、人間じゃないと指を刺された過去。そのまま成長し、人間不信と、誰にも心を開かないパーソナルスペースの狭い人間になってしまったのではないだろうか。
 彼の冷たさは、人間を誰一人として受け入れない冷たさだ。
 俺は、腕に抱っこしたままのフィルマメントを抱きなおし、思わず視線を逸らしてしまった。だが、フィルマメントはセシルが来たことを嬉しく思ったようで、ぐっぐっと腕を伸ばしていた。


「フィル、落ちちゃうよ………………ああ、殿下。お見苦しいところを、すみません」
「いや、かまわない……」
「な、何ですか?」


 セシルが目の前までやってくると、よりいっそフィルマメントは彼に向かって手を伸ばす。そして、何度も何度も彼の名前を呼んで、彼と同じ夜色の瞳をセシルに向けていた。


「ちぇちぃ?」
「……貴様の、その態度が気に食わない」


 ひゅっと、また喉の奥が鳴ったが、これもまたしかたがないことだと、俺はにこりと微笑む。
 自分の感情を隠すために笑うのは癖だった。その癖も、セシルと付き合い始めてからだんだんと改称されていったと思っていたが、どうやら今も健在のようだ。
 セシルは、フィルマメントのことを完全に無視していた。眼中にもないのだろう。


(……自分の子どもって理解できていないんだろうな。だから、冷たい態度が取れる……)


 悲しさと同時に、怒りもこみあげてきた。
 フィルマメントは、セシルが記憶を失ったことを知らない。だからこそ、来ないと言っていたセシルがきて嬉しくてたまらないのだろう。少しでも、自分に気を引こうとフィルマメントはセシルに話しかけ続けていた。だが、次第に反応が返ってこないことを知ると、顔をしわくちゃにして鼻をひくひくとさせ始めた。
 まずい、泣く――と思っていると、ゼラフがまたも俺の腕の中からフィルマメントを抱き上げて、よしよしと彼の背中を叩いた。


「あ……ゼラフ……」
「俺は構わねえよ……けど」
「何だ、ヴィルベルヴィント」
「皇太子殿下……テメェはどこまで覚えてるんだ?」


 フィルマメントにセシルの顔を見せないようにと、ゼラフは細心の注意を払いながら彼を睨みつけた。
 セシルのこめかみがピクリと動き、不機嫌そうな顔に変わっていく。


「貴様のことは覚えている。モントフォーゼンカレッジでは世話になったしな」
「ハッ、それは覚えていて、ニルのことは覚えてねえのかよ。一体、どんな記憶の改ざんが行われたんだろうなあ?」
「ゼラフ、止めなって……覚えてないんだから仕方がないじゃん。本当に、すみません、殿下。俺の騎士が」
「………………だから、その貴様の態度が気に食わないと言っているんだ」


 ゼラフに矛先が向くとばかり思っていたので、右から飛んできたパンチに俺は顔を上げる。
 セシルのほうを見ると、機嫌が悪そうな顔をこちらに向けており、俺が答えるまでそこを動かないというような目で見ろしている。冷たい夜色の瞳には、やはり俺は映っていない。
 何故、セシルが不機嫌なのかも、俺には理解できなかった。


「えっと、殿下のおっしゃっている意味が分かりません」
「……本気で言っているのか?」
「あはは……あの、殿下、ここじゃあれですから場所を変えませんか? フィルが……今の貴方をフィルにあわせたくない」


 振り絞って出した声は、自分でも驚くほど低かった。

 怒り――だろう。

 セシルが忘れたのはしかたがないことだ。俺を守って、その末にウヴリに記憶を消去された被害者なのだから。
 だから、今のセシルに怒っても、八つ当たりしても意味がない。俺だって本当はそんなことをしたくない。
 でも、そんな思いを抱いてしまうのは、俺の心のどこかにセシルはいずれ思い出してくれるだろうという傲慢さがあるからだろう。セシルのことだから、俺を思い出してくれる。そんな確証もない自信があって、それに反してセシルが思い出す兆しを見せないからイライラしている。
 これは、全面的に俺が悪い。
 俺が、不器用な笑顔でそう言うと、セシルは部屋の中を一瞥し「ついて来い」と言って部屋を出て行ってしまった。
 まるで嵐が去ったように、あたりは静まり返る。


「にぅ」
「ごめんね、フィル。ちょっと、俺行って来るよ……ゼラフ、フィルのこと任せていい?」
「ああ? いいが……でも、俺はお前の騎士だぜ?」
「それでもだよ。どうせ、君。あのセシルを前にしたらまた突っ込むでしょ」
「……っ、いいのかよ。お前はそれで。一方的に殴られるぞ」
「殴らないよ……ああ、言葉では殴られるかも」
「だったら――……わーったよ、好きにしろ。傷ついたら慰めてやる」
「ありがと、ゼラフ。恩に着るよ」


 ゼラフの優しさが分からないわけじゃなかった。どんな思いで、俺にその言葉をかけてくれているのかも理解していた。
 そのうえで、俺は彼の同伴を拒絶したのだ。
 ゼラフがいたらきっとセシルは言い合いになる。そして、俺のことなんてさらに眼中になくなってしまうのだ。


(もう一度、彼の瞳に映りたい。少しでもいいから、彼を独占したい……セシルの、目に、映りたいんだ……)


 邪な願いだ。
 ゼラフはもう一度分かったと言って、俺を見送った。俺は、部屋の中にいた乳母たちに断りを入れてから部屋を出る。しかし、俺が部屋を出る前にまたフィルマメントがぐずりだして足が止まってしまった。


「いぁないえ」
「……っ、ごめん、フィル。また帰ってくるからね」


 いかないで――と、フィルマメントは俺に言った。
 その言葉に足が止まりそうになったものの、俺はどうにか身体を動かして部屋を出る。


「ずいぶんと遅かったな」
「セシル……殿下、何で」
「行き先を伝えていなかったからな」
「あーあはは、そうでしたね」
「………………本当に、貴様はなんなんだ?」
「え?」


 廊下に出ると部屋の前でセシルが待っていた。
 てっきり、もうすでにどこかに行ってしまったものと思っていたから意外で、空いた口がふさがらなくなってしまった。
 そんな俺を見てか、彼はまた眉間にしわを寄せ不機嫌さを表した。
 何が、彼の心をそれほど乱すのだろうか。


「何故、貴様はそんな態度をとる? 貴様と俺は夫夫なのだろう? しかも、子どもまでいる」
「でも、貴方には記憶がない。それに、貴方が言ったんじゃないですか。馴れ馴れしく名前を呼ぶなって」


 セシルは形式にとらわれる人間だ。
 俺と結婚しているという事実を知り、夫夫としてふるまおうと努めた結果がこれなのだろう。それが間違っているとは言わない。だが、俺はそんな形式だけの関係になろうとは思わなかった。
 心から愛して結婚した。だから、形式だけの家族でいるくらいなら、他人のほうがましだった。


(……俺、めんどくさすぎる)


 もちろん、社交の場に出るときは、彼が記憶を失っていることを悟られぬようにふるまわなければならないだろう。しかし、今はそうじゃない。
 俺自身が壁を作ってどうすると思いつつも、あっちから「名前を呼ぶな」と言ったんだ。俺はあの言葉に取りつかれたように、心の窓が閉まっていくのを感じた。
 本当は、彼の提案を飲み込めればいいのに。
 グッとこぶしを握り、顔には笑顔を張り付ける。セシルの端正な顔にしわが寄るのを感じたが、俺だって俺なりにプライドや心がある。
 今のセシルには分からないだろうけど。きっと前のセシルなら分かってくれるはずだ。


「そうだったな。すまない」
「……いえ。貴方に不快な思いをさせたいわけじゃないんです。ただ、こっちも困惑していることは知っておいてください。俺の『セシル』がいなくなったこと……俺は、結構貴方の記憶がなくなったこと、これでも悲しいんですよ」
「そういうふうには見えないがな」
「見えないようにしてんだよ……あはは、まあ、こんな廊下で話すのもあれでしょうから、よければ庭園まで行きませんか。外に出たほうが、空気が変わるかもしれないし」
「それはいい名案だな。行くぞ」


 セシルは俺の提案にのっかると、すぐに方向を変えて歩き出した。
 俺はその後ろをついてまわる。それはかつて、俺が彼の騎士だったときのように。でも、俺たちはかつて主従でありつつも親友だった。半歩後ろ、時々隣に並んで歩いた。
 けれど今は、彼の背中が遠くに感じる。


(多分、前のセシルだと思って接したら、俺、今のセシルにとってめんどくさい人間だからさ……)


 今すぐに抱き着きたい。何で忘れたんだよ、思い出せよって殴りたい。記憶が戻るまで泣きじゃくって、その後に「ニル」って俺の名前を呼んでほしい。
 でも、それは叶わぬ願いだから。
 しばらく歩いて、庭園に出た。青い薔薇が咲き乱れる庭園はいつ見ても美しい。
 春の風がそよそよと吹き付け、俺は靡く髪の毛に手を当てる。


(そういえば、もう三年経つのか……)


 俺が死にかけた場所であり、俺たちの思い出の場所。
 いろいろあったけど、やっぱりここは好きだったし、忘れられない。


(セシルが、俺に何度も口酸っぱく言ったんだよね。薔薇には棘があるから触るなって……初めのうちは、言葉足らずで怖かったんだけど)


 セシルは庭園の薔薇を見つめながらため息をついた。


「それで、俺に何か聞きたいんですか? 殿下」
「俺と貴様の関係についてはだいたい聞いた。にわかには信じられない話だがな。だが、貴様も俺に聞きたいことが山のようにあるだろう。だから、答える」
「別にいいですよ。無理して貴方の時間を奪いたいわけじゃない」
「腰が低いな。貴様は、俺の婚約者だったときからそうだったのか?」


 セシルの不満たっぷりな声が耳に響く。
 セシルは、どうでもいいことに時間をとられるのが嫌いだったはずだ。なのに、俺のことを聞き出そうとしている。それが、なんとなく、俺の中でかみ合わなくて、どう答えるべきか迷った。


「別に何を言ってもかまわない。俺への愚痴でも何でもな」
「誰に言われたんですか」
「何?」
「殿下はこういうの嫌いでしょ。自分の時間をとられるのが嫌いだったはず。効率的に、非効率なもの、感情的なものは切り捨てる性格だと、俺は思ってる。少なくとも、貴方は、俺に出会う前の貴方はそうだった。思い出せないって診断を受けているのに、俺に関わる理由は何ですか」


 医師の診断では、セシルの記憶は戻らないだろうとのこと。
 俺はそれを信じたくないが、ウヴリの力が関わっているのなら、普通の方法では記憶は戻らないはずだ。
 それに、彼女の『これで、あなたは生きていけないはず』という言葉は記憶が戻らないから諦めてこちら側へ来い、というようにしか捉えることができない。
 万が一、記憶が戻れば俺はセシルの側にいつづけるだろうし、ウヴリとしてもそれは望まない形だろう。
 どれくらい、彼女が俺に執着しているかは分からないが、竜は人の心を理解できないゆえに、やることがいつもおおざっぱだ。そう考えると、彼女は一生セシルの記憶が戻らなかろうが、消えようがどうでもいい。ならば、完全に消去してしまっている可能性もあるわけだ。


(考えたくないけどね……)


 希望は捨てたくない。
 捨ててしまったら、二度とセシルに逢えない気がして、捨てきることはできなかった。
 新たに関係を構築することも考えたが、今の俺のメンタルでは敵わないだろう。


「はあ……鋭いんだな。さすがは、前の俺と一緒にいただけある、か」
「ハイマート伯爵に言われたんじゃないですか。それか、皇帝陛下……」
「両方だ。とにかくニル・エヴィヘット……ニル・プログレス皇太子妃に会って来いと言われた。今のお前には仕事を任せられないとも言われたんだ。何も、支障はないだろうに」
「殿下らしいですね。確かに、俺の記憶だけが抜けていて、それ以外は完璧なら、公務も普通にこなせると思うのに……陛下と、ハイマート伯爵らしい」
「貴様に会えば、何かわかるだろうと言われたが、今のところ俺には何もわからない。俺が、貴様の何に惚れて、結婚したのか。しかも、プロポーズをしたのは俺らしいから、本当に訳が分からない」


 頭が痛い、というようにセシルは額を押さえた。
 俺と話すのがそんなに苦痛なら、途中で投げ出してしまえばいい。皇太子のみであるし、別に命令でないのであれば聞かなくてもいい。
 それなのに、なぜ俺の前に現れたのか。


(逢いたいっていったけどさ、そうじゃないんだよ……我がままだけど)


 次から次へと出てくるわがままは止まってくれなかった。俺が逢いたいのは今のセシルじゃない。
 彼は、俺を傷つけるためだけに現れたのではないかとすら錯覚してしまう。
 ゼラフの言った通り、傷つくのは分かっていたのに、俺は彼と向かい合うことを決めてしまった。俺はそこまで覚悟をつくれていなかったのだと実感させられる。


(浴びせられる言葉が苦しいな……痛いな……)


 分かっていたはずなのに、頭が理解を拒んでいる。


「ただ、気づいたらあそこにいた」
「え……」


 セシルは、自分でも信じられないというようにそう言うと俺のほうを見た。
 彼の瞳が揺れた瞬間を俺は見逃さなかったのだ。


(ああ、そうだ……記憶がなくても、身体の記憶までは消せないんだ……)


 ウヴリの弱点か。それとも、彼女が見逃したところか。
 そもそも、ウヴリは人の身体の記憶まで消せないのではないか。精神に干渉する竜ともなれば、セシルの身体に刻まれた記憶というのは消せないのではないかと思ったのだ。
 もし、その推測が当たっていたとすれば、俺にとって唯一の救いだろう。


「つまり、知らず知らずのうちにフィルの部屋に来ていたってこと……ですか?」
「……ああ、そうなるだろうな。あの部屋が、俺と貴様の子どもの部屋であることは知らなかった。覚えていない、というのが正しいのだろうが……でも、気づいたらあそこにいた」
「そう……」
「すまない、俺は子どもが苦手だ。貴様を傷つけていることはなんとなくわかるが、どうしても、今の俺には分からないんだ。子どもを欲しいと願ったことも、誰かを愛すると思ったことも……俺にそんな感情があったなんて信じられない」


 セシルは少しだけ申し訳なさそうに言った。
 その言葉は、前置きがあったにしても傷つく言葉だし、胸に深く突き刺さる。
 それでも、彼の身体は覚えていて、彼の身体はフィルマメントにあおうとしていた。


(でも、それじゃダメだ……)


 心を鬼にする必要がある。
 あの時は、うやむやにできたが、またフィルマメントが今のセシルに逢ったらどうなるか分からない。今度こそ、フィルマメントは、セシルに心を閉ざしてしまう可能性だってあった。
 セシルが本当に記憶を取り戻した時に、彼の居場所がなくなってしまうのは俺としては避けたいところだ。
 俺の愛しているセシルの居場所が失われることはあってはならない。彼の居場所は、俺が守らなければ。


「分かった。今の殿下は何も覚えていないでしょうから、無理して思い出す必要はないと思います」
「だが」
「でも、これだけは約束してください。身体が勝手に動いたとしても、そのまま行動しないでほしい。記憶が戻るまでは、フィルに会わないでほしい。俺はあの子を悲しませたくない。だから、お願いだから、フィルにだけはあわないで」


 二人の心を同時に守ることなんて、俺は器用じゃないからできないかもしれない。
 だから、今俺にできることは、二人を引きはがすこと。どちらにとっても心苦しいし、それは俺にとっても心苦しいことだ。また、三人で笑える日が戻ってこればいいと思っている。
 俺がセシルにそう相談すると、彼はしぶしぶと言った感じにうなずいた。
 身体がそれを拒んでいるのだろうということは見てとれたが、俺は見て見ぬふりをした。
 体と心が乖離している現状、下手に動かれて取り返しのつかないことになってもらっては困る。
 今を壊したくない。
 俺がそう思って、セシルを見ると、彼の顔は、彼の心に反して歪み、傷ついていた。俺はそんな彼の表情を見て、胸が締め付けられる。


(何で、ごめん、違う……)


「……分かった、約束しよう」


 声のトーンと、表情があっていない。
 でも、きっと今のセシルはそのことにすら気付けていないのだろう。自分が傷ついていることも、フィルマメントへの接触禁止令を出されたということも。
 彼の心は知らずと傷ついているのだ。俺との記憶がなかったとしても、その身体には二十一年間の記憶がある。それは、彼の体に染みついて消しようにも消えないものだ。


(セシル、早く思い出せよ……辛いよ……俺を一人にしないでよ……)


 君の隣が俺の居場所だ。でも、それを失ってしまった俺はどこに行けばいい?
 ウヴリが、人間の世界では生きていけないと言ったけれど、俺はずっとセシルの隣にいたいと思う。そう願ったのだから、誓ったのだから。

 俺の居場所は、彼の隣だ。


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